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クオーツモンの編集履歴

2023/02/12 19:33:52 版

編集者:ゲオザーグ

編集内容:ゴーストゲーム

クオーツモン

くおーつもん

『デジモンクロスウォーズ 時を駆ける少年ハンターたち』に登場するデジモン及び、この作品のラスボス。

のとっさの攻撃・・・見事だ。だが、この姿も正解ではない。グルルァ・・・オレが・・・私が・・・私が・・・私自身が・・・クオーツモンだからさッ!!

CV:櫻井孝宏

概要

デジモンクロスウォーズ第三期「時を駆ける少年ハンターたち」のラスボス

人間界でのデータの歪みが、第二期のラスボスバグラモンとの最終決戦の影響で意思をもってデジモンとなった。

レベル究極体 (クロスウォーズ)
タイプ種族不明
属性なし
必殺技ギュプト粒子砲、ルーインブラスト

第三期の舞台・デジクオーツを創りだし、デジタルワールドから自分の餌とするためにデジモンを呼び出していた。その目的は世界すべてをデジクオーツに変えて全て自分に一体化させること。最初にデジクオーツにアスタモンを引き込みアスタモンとして最上リョウマを洗脳して操り、ハンター達のデジモンのデータを収集し自身の形を形成した。

劇中では第76話で初登場、この時は巨大な岩山に顔の付いた様な姿(タギル曰く「化け物岩」)で登場。黒幕としてはアドベンチャーのアポカリモンに次ぐ登場の遅さだが、3期OP映像で既に登場している。第77話ではこの形態が集まって進化したディアボロモンがX7に倒されると今度は顔の部分が目玉のマークになった形態に変化。

その姿から第78話ではリョウマが裏切る(ように操り)と同時に球体型の形に変化、更に最終回では本当の姿としてアスタモンからエヴァリリスを連想させる上記の白い姿へと変貌し球体型と一体化した。

能力

  • デジクオーツ

デジタルワールドからデジモンを引き入れ、餌として狩るためのに人間界に作り上げた特殊空間。デジモン達は何も知らずにデジタルワールドから紛れ込んで各々活動していた。

内部でデジモンが何かすると影響が人間界にも発生する。人間には不可視で、存在を知覚したり内部に侵入するためにはクロスローダーが必要で「タイムシフト」という口上が入るための合言葉(ゲートが開いてる最中なら一般人でも侵入可能。とはいえ設定にはブレがあり、剣崎ムサシはスマホを使ってゲートを開いていた)。また、デジモンの中には自由にゲート移動可能なものもいる。

デジクオーツではクロスローダーにも制限が発生し、一度にクロスローダーから出せるデジモンの数は1体、デジクロスも2体合体までになってしまった。この為3体以上デジクロスさせるには複数のクロスローダー保持者が必要である

序盤では日本近辺のみの範囲であったが、クオーツモンの力が上がったのか世界中に発生するようになり、とうとう人間界を侵食し始めた。デジモンに関わりのない人間はデータ化されデジクオーツに取り込まれてしまう。

最終的には一時的とはいえ地球全てデータ化するという、デジモンシリーズのラスボスの中では唯一人間界(地球)の占領に成功している。

  • デジモンのデータ捕食

襲ったデジモンからデータを吸い上げ自分を強化する。劇中ではメタリフェクワガーモンが捕らえられ生贄にされ殆どデータの残っていない抜け殻のような姿となった。

覚醒時点ではリアルワールドのデータが全て入っており、体内にはアスタモンサイケモンオポッサモンチョ・ハッカイモンエビドラモンウッドモンドラクモンシュリモンのデータが確認できる。

  • デジモンのデータをコピー

膨大なデータを利用し、デジモンを複製して手駒として使うことができる。究極体クラスデジモンですら大量生産可能な上にコピー自体にも進化機能もある。劇中ではディアボロモン系統とヴァンデモン系統が登場、ディアボロモン系統は街をデジクオーツ化させて行き人々をクオーツモンに吸収させ、ヴァンデモン系統はディアボロモンがX7に倒された反省から量産型として大量生産し数で圧倒する作戦に出た。

コピー体のインフェルモンはディアボロモンのコピー能力を参考にしたのか、「倒される直前に自身をコピーする能力」を持ち1体でありながら複数のハンター達のデジモンを圧倒、ヴァンデモン系統は量産型とはいえそれなりに高い実力がありヴェノムヴァンデモンやベリアルヴァンデモンへ進化しクロスハートを圧倒した。アルダモンのブラフマストラに耐えウォーグレイモンのガイアフォースでも4体中1体仕留め損ねるなど、原典同様無駄にしつこい。

  • データ吸収、操作

リアルワ-ルド全てのデータを全て取り込み、ありとあらゆるものをデータ化する特殊能力を持つ。また自身の取り込んだ人間、デジモンのデータを自身の体の一部に映し出す事も可能で劇中ではこれを利用して取り込んだデータを人質として利用した。

ちなみにその様子は枝のように無数に伸びた掌から生きたままの人々の顔が映し出され無数の悲鳴を上げるという日曜6時半台の番組とは思えないえげつない模写であり、この精神攻撃でタギルとガムドラモンを戦意喪失させた。

なお取り込んだデータ(人間)の意思で勝手に動いてしまう事から、個々のデータを完全に制御できない模様で、これが最終的に命取りとなった。

この時に掌から変化したデジモンはオメガシャウトモンジークグレイモンウィッチモンアロモンヤシャモンチョ・ハッカイモンシマユニモンドルルモンバリスタモンキュートモンゴリモンドーベルモンツワーモンウッドモンユキダルモンアンキロモンドンドコモン、謎の四足歩行獣デジモンの18体。

  • 純粋な戦闘能力

最初の化け物岩の状態から主人公勢を苦戦させアレスタードラモン・スペリオルモードでようやく倒しキリハミミルキの援軍がなければ勝てなかったと称され、ウォーグレイモンのガイアフォースとシャイングレイモンのグロリアスバーストに耐える防御力とこの状態でも高い実力を誇る。

第78話ではインペリアルドラモン・ファイターモードのギガデスにも傷1つ付かない装甲、最終回ではアスタモンの姿で不意打ちとはいえビーム攻撃で各作品のパートナーデジモン含む味方デジモン達に大きなダメージを与えるなどラスボスだけあって高い実力を誇る。

自身の体内では無数の手のようなものを伸ばしたり、データの塊を飛ばしたりして攻撃を行っていた。

対処法

オリジナルデータが多次元的に存在する上に、自身のコピーを瞬間的に作成できるので正攻法で倒すのは不可能。空間に干渉できるブレイブスナッチャー=バグラモンの右腕で、存在を固定しなければダメージを与えられないとのこと。

バグラモンの右腕が回収され、歴代主人公とタイキ達に倒されるはずだったが、枝のように無数に伸びた掌から生きたままの悲鳴を上げる人々の顔を見せつけて戦意を奪い、ブレイブスナッチャーを破壊することに成功するがブレイブスナッチャーをデジクロスで再生されてしまい、さらには取り込んだ人間達が自分の意思で動いて弱点を晒され、そこを突かれて倒されてしまう。

ハントされた後はデジタマとなり、シャウトモンに管理されている。

他作品での活躍

デジモンゴーストゲーム

時は、宝、なり!

時の動きは常、我が時の流れを止めんとする、愚か者ども!

我が時は、止まらない!

cv:小杉十郎太

ズィードミレニアモンに続いてのラスボス級デジモンであり、第63話で登場。演じたのは02テイマーズチンロンモン、そしてクロスウォーズでダークナイトモン役だった小杉氏で、結果的にバクラモン兄弟がクロスウォーズのラスボスデジモンを演じる事になった。

クロスウォーズ時代との大きな変異として、黒い眼球の様な意匠に土星の様な輪がついた巨大な外殻を保有しており、本体はその瞳部分から姿を見せる。また外殻を持たず、ピンクや薄紫染みた体色の分身も含め、4本の腕は全て上半身に位置しており、口を思わせる境目部分は、咆哮を放ったり、他者を収納することも可能。

外殻と同じ姿の小型の分身を散布し、チョコ菓子などの食べ物に混入、誤飲食させており、そうして憑りついた分身は徐々に宿主の飢餓感を強めて過剰摂食を促し、最終的に腕が伸びたり唇が裂けて歯の様になったりと容姿が変貌するまで影響を受けた宿主から養分どころか生命エネルギーまで奪って成長し、羽化するように抜け出した果てに、はるか上空に陣取っていた本体の元へ再集結し収集した生命エネルギーを供給していた

貴様らの鈍重な時の使用方では、我に敵いもせぬ!

またクロスウォーズの時の強さも健在で、宿主から抜け出した分身でも3体をたやすく払い除け、完全体マミーモンさえ咆哮で吹き飛ばし逃亡する程度なら余裕で、本体に至ってはギュプト粒子砲を外殻の輪から自身を囲うような斉射や、それを全て手に集めた収束発射に使い分け、無数の腕をカノーヴァイスモンの自在な機動やテティスモンのテレポートで翻弄され、雁字搦めに結われても、直ぐに一体化させた巨大な腕に切り替え、ルーインブラストで爆砕すべく拘束している。当然外殻の強度も究極体相応で、両者の必殺技を受けても傷1つつかなかった。

最後は駆けつけたアンゴラモンが連れてきた瑠璃の姿を見て奮起し、進化したシリウスモンアンフィモンの猛攻で外殻の輪を破壊され、球体部分にも大きな傷を負うが、瑠璃の奪われた生命エネルギーを返すよう懇願するアンゴラモンに、文字通り自らの腹を開いて凶行に至った理由を示し、反論する

では・・・この子らはどうなる!

幼きデジモン達だ・・・我が球体内部にも、まだまだ大勢いる・・・

クオーツモンが人間の生命エネルギーを収集していた理由、それはクロスウォーズでの様な私利私欲ではなく、体内で眠る、リアルワールドに迷い込んだところを保護していた無数の幼年期デジモン達に集めたエネルギーを分け与え、養いながら守るためであった。

XWでのキャラを知っていると驚きの献身的さである。

この時見せた中にいたのは、確認できる限りカプリモンパオモンモチモンチッチモンパグモンプスリモンプチメラモンホップモンココモンピックモンフリモンプロロモンポコモンムンモンプカモンとりからボールモンヤーモンサンモンミノモンと、とにかく多種多様。

突如人間の世界に放り出されたのだ・・・この子らの腹を満たすため、我が分身を使い、人間に大量に食べさせ、生じた生命エネルギーを集めていた・・・

我は、大切な仲間を守っている・・・

幼年期デジモン達も、(供給されるエネルギーの入手先はともかく)クオーツモンの善意と慈悲を理解しているらしく、中でも目覚めて肩に飛び出したウパモンは、伸ばされた指に頬ずりをしたり、アンゴラモンの懇願や、被害に遭い瀕死の身ながらも恨み言を吐かず、むしろ理解を示す瑠璃の姿に、意思を確認しあうようにアイコンタクトを交わしたりと、信頼関係を築いていることが窺える描写を見せている。

最終的にウパモンが賛同の意を示したことで、過剰に奪い過ぎた生命エネルギーの返却を承諾。幼年期デジモン達の食糧問題は、シリウスモンとアンフィモン達が理解や協力を示した結果、ジェリーモンがやっていた栽培ビジネスがうまく噛み合った事や、ヒロたちのお菓子を分け与える事などで解決の糸口が見つかったこともあり、事態を終結させた。

しかし事件解決の直後エアドラモンに乗って現れたクロックモンから、「何者かがデジタルワールドから人間界へと避難を促し、大量のデジモンが流入してきている」事が伝えられており、クオーツモンが匿っていた大量の幼年期デジモン達も、その影響で人間界に流れ込んだ可能性が示唆している。

おまけコーナーによると、怪奇としてのモチーフは「餓鬼」ではなく「二口女」らしい。また時期的にバレンタインエピソードではあるが、幼い幼年期デジモンが絡みクオーツモンが殻の中で生命を育むなど、バレンタイン後のイースターが絡められている。「食欲が止まらない」という点も、カトリック及び聖公会でイースター当日まで断食または節食をするという点から来ていると思われる。

余談

最終的な攻撃手段が恐怖そのものな描写かつ人質を弾丸*にしてタギルとアレスタードラモンに浴びせるという鬼畜なものだったため多くの視聴者にトラウマを植え付けた。

なお、担当声優はアスタモン同様に櫻井孝宏氏だが正体を現した後の声は豹変しすぎてとてもそうには聞こえない。

なお、クロスウォーズ初出のデジモンでコイツとスパーダモンのみ唯一最初からレベルが存在していた。

ゴーストゲームで出演回の放送前にデジモンウェブ公式Twitterでは「既存のアニメで登場済みでまさか選ばれるとは…と一番驚いたデジモン」とツイートされており、実際に予想外のデジモンで驚くファンも多かった。サブタイトルが「暴食」だったため、あのデジモンのメイン回と予想した視聴者が多かったとかなんとか(他には意外性などの理由から前作ラスボスのアバドモンなどの予想もあった)。それでも各種ワードとボスキャラが登場していたことからクオーツモンを予想していた者も少なくなかった様子。

関連タグ

デジモンクロスウォーズ デジモンクロスウォーズ~時を駆ける少年ハンターたち~

アスタモン 最上リョウマ

櫻井孝宏 ラスボスデジモン みんなのトラウマ 人類滅亡

ネオデビモン:顔がそっくり

ジェントルー(菓彩あまね):ゴスゲ第62話における食に関する作品敵役繋がり。こちらも食べ物系妖精を奪おうとしていたが、出来るだけ被害を少なくし、学校でも皆を守ろうとした者繋がり。

キャッシュロックマンエグゼBEAST+のラスボス。誕生の経緯から全人類を一度吸収したという点や人間を舐めてかかったため想定外の事態で倒されたという点も共通している。

ジンメン:人質の取り方が同じ。

アーロン:ゴーストゲーム版と同じ声で、同族意識の強いONEPIECEのキャラクター。ただし彼は過去に敬愛する人物を殺されて以降同族至上主義思考をこじらせ、多くの犠牲を生んだばかりか、後世の教育にも失敗してしまった描写もある。

クオーツモンの編集履歴

2023/02/12 19:33:52 版

編集者:ゲオザーグ

編集内容:ゴーストゲーム