※ タグに関して
THE〇〇のように半角スペースが発生しない表記のタグを推奨します。
その理由として〇〇に該当するタグが別作品で使用されていたり、一般ワードタグで使用されている物もある為です。
ご理解とご協力をお願いします。
概要
『Dead by Daylight』に登場するプレイアブルキャラクターのカテゴリの一つで、本ゲーム内でマッチングした最大5名のプレイヤーの内、必ず1名が担当するポジション。
意味はそのまま「殺人鬼」で、サバイバー(生存者)となった他4名のプレイヤーのマップからの脱出を阻み、できるだけ多くの生存者を生贄もしくは殺害するのが目的。
後述される個性豊かなキラーそれぞれが固有の能力を持っており、プレイヤー各々にあった戦略の確立が求められる。
キラーたちの多くは本作オリジナルで考案されたもので、能力だけでなく、そのデザインや経歴も千差万別。それぞれ悲惨な出来事、もしくは生まれ持っての狂気により殺人鬼となった過去を持ち、そうした殺人衝動に目を付けた本作の首魁たる謎の存在「エンティティ」により、黒い霧の中にある裏の世界(閉鎖空間)へと誘われることになった。中には反抗的な者もいたが、エンティティに拷問されて人間性を失い、屈服して服従した者もいるという。ゲームの行われるステージは、そんなキラーたちの過去にまつわる因縁深い場所となっている。
中期からはDLCとして、往年の名作ホラーとのコラボレーションも実現し、多くの有名キラー(およびサバイバー)が続々と参戦。これまで恐怖の存在だったホラー界のスターたちをプレイヤー自らが操作できるというシチュエーションの新たな楽しみが強化された。
殺人鬼一覧
THE TRAPPER(トラッパー) ※旧名:CHUCKLES(チャックルズ)
本名 | エヴァン・マクミラン |
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性別 | 男 |
出身地 | アメリカ |
根城 | マクミラン・エステート |
父親が所有していた地所。製鉄所などの巨大な建造物が多い。 |
初期実装キラーの一人。
罠(トラバサミ)を設置して生存者の動きを止めて追い打ちをかける罠使いの殺人鬼。
数多くの地所を所有する鉱山会社社長の一人息子。元々は良識を持った好人物で、暴力により作業員を奴隷のように働かせ莫大な利益を得ている父の方針に陰で抵抗する一方、男手一つで自身を育ててくれた恩情の間で葛藤し続けていた。しかし、友人と信じていた作業員の裏切りをキッカケに完全に父に心酔し、彼の資産を狙う“蝿ども”を駆除する役目を請け負うようになる。
とうとう常軌を逸した父の命令で、坑道爆破でおよそ100名もの人間を一斉駆除するが、このときエヴァンは父の教えた「直感」に則り父も殺害し、莫大な財産と共に姿を消した。
THE WRAITH(レイス) ※旧名:BANSHEE(バンシー)
本名 | フィリップ・オジョモ |
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性別 | 男 |
出身地 | ナイジェリア |
根城 | オートヘイヴン・レッカーズ |
彼が勤務していた廃車場。いたるところにスクラップにした車や廃タイヤが積みあがっている。 |
初期実装キラーの一人。
不思議な鐘による透明化で生存者たちの前に亡霊のように現れる神出鬼没の殺人鬼。
元はナイジェリアの貧しく小さな村で生まれ育つが、紛争の混乱に乗じた武装集団によって家族や友人、居場所を二度も奪われ、強い復讐心を確立させ凄惨な報復を行った。
その後はアメリカに渡り自動車廃棄工場に就職し、トラブルを避けるように真面目に働いていたが、本人の気付かぬところで車と一緒にあらゆる「都合の悪い人間」もスクラップさせられてた事を知り発狂。自らは手を汚さず秘密裏に自分に「始末」を行わせていた上司を殺害し、その頭蓋骨を剥ぎ取って逃亡した。
THE HILLBILLY(ヒルビリー) ※旧名:Krug(クルーク)
本名 | マックス・トンプソンJr.(仮名) |
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性別 | 男 |
出身地 | アメリカ |
根城 | コールドウィンド・ファーム |
両親が保有していた農場。トウモロコシが生い茂っており広大で障害物も少ないが見通しが悪い。 |
初期実装キラーの一人。
チェーンソーによる直線ダッシュで生存者を一発でダウンさせる一撃必殺タイプの殺人鬼。
田舎の大地主である牧場経営者のマックス・トンプソンの子として生まれるが、奇形児であったことで両親から愛も名前すらも与えてもらえず、屋内の独房に閉じ込められて凄惨な虐待を受ける。唯一の心の拠り所であったテレビで人並みの常識を培うが、同時に両親や(虐待を黙認する)地元警察たちの在り方に疑問と怒りを募らせていく。
そして、父が署長たちを楽しませるために催した「化け物(息子)による牛の殺戮ショー」の中でとうとう発狂し、両親と署長と取り巻きの警察官たち、そして自分の知らぬ両親の愛を受けていた家畜たちを惨殺。自由の身となるも、得られなかった両親の愛の証拠を求めて以降も一人農場に住み着くようになる。
THE NURSE(ナース)
本名 | サリー・スミッソン |
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性別 | 女 |
出身地 | アメリカ |
根城 | クロータス・プレン・アサイラム |
彼女がまだ人間だった頃に勤めていた精神病院。焼け落ちた病院を中心にした円形のステージとなっている。 |
2016年8月19日の無料DLCで追加。
障害物をすり抜ける高速移動能力(ブリンク)を持つ殺人鬼。
元は愛する夫との幸せな暮らしを夢見る極普通の新妻であったが、その夫が事故死し未亡人となる。
生活するために地元でも悪名高い精神病棟に看護師として就職するが、狂った患者や悪辣な上司に囲まれる過酷な生活で彼女自身も精神を病んでいくことになる。元はサリーと同じ看護師で、過去に毒薬注射による殺人を行ったとある患者の悪魔の囁きを受け、彼女もその手段に倣い腐った遺伝子を「浄化」しようと、一晩で約50人もの患者・病棟関係者を毒殺した。
翌朝、病棟で一人立ち尽くすサリーを発見した職員により病院へ搬送されるも、その道中で車が事故を起こし大破。そのままサリーは行方不明となる。
THE SHAPE(シェイプ)
本名 | マイケル・マイヤーズ |
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性別 | 男 |
出身地 | アメリカ |
根城 | ハドンフィールド |
マイケルの生まれ育った街であり彼の殺人の舞台。ステージ中央には劇中に登場した彼の生家がある。 |
2016年10月25日のDLCで追加。
スラッシャー映画『ハロウィン(1978年版)』の殺人鬼「ブギーマン」がゲスト参戦。同じくサバイバー枠に妹のローリー・ストロードが追加された。
生存者を凝視することでレベルアップし能力を高めるストーカータイプの殺人鬼。
他のキラーたちのように特殊な環境で育ったわけではないが、異常な殺人願望を持って生まれた“悪の種”。6歳の頃、当時17歳だった姉を「特別な理由もなく」包丁で惨殺し、その異常性に恐怖した家族によって精神病者の隔離施設に送られた。以降一度も面会することもないまま21歳となったハロウィンの晩、マイケルは施設を脱走し、家族のいるハドンフィールドに舞い戻った。
THE HAG(ハグ)
本名 | リサ・シャーウッド |
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性別 | 女 |
出身地 | アメリカ |
根城 | バックウォーター・スワンプ |
リサの囚われていた食人族の住処。難破船や巨大な木造の貯蔵庫があり、ガマの穂が生い茂っている。 |
2016年12月9日のDLCで追加。
呪印(おまじない)の力で生存者を見つけ出しワープする殺人鬼。
醜い老婆のような姿の食人の怪物だが、元は森深い辺境の村で暮らす普通の少女である。この村では古くから印を用いたおまじないや仕来りが信仰されており、彼女も長老たちの教えや実際に経験した出来事などからその力を深く信奉していた。
ある日、一人で家路についていたところをかつて村を襲った食人種族の生き残りに連れ攫われ、連日に渡り肉を削ぎ落とされる拷問を受ける。肉の殆どや右腕を失いながらもなんとか彼らの縛から脱したリサは、最後の力で自らに「禁忌のおまじない」を施すが、その瞬間彼女は強烈な空腹感と闘争本能に目覚め、食人族を惨殺し、逆に彼らの肉を貪った。
以降、リサはその絶えぬ空腹を満たすために森に入る者を襲うようになり、人々からは「人間の血肉を喰らう魔女」として噂されるようになった。
THE DOCTOR(ドクター)
本名 | ハーマン・カーター |
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性別 | 男 |
出身地 | アメリカ |
根城 | レリー記念研究所 |
彼の勤務していた研究所。室内のMAPという性質上、壁で見通しが利きづらい。 |
2017年5月12日のDLCで追加。
電撃による生存者の索敵能力に特化したキラー。
幼少時から高い知性を持つと共に人体の「脳」について強い探究心を抱いていた科学者。冷戦時代の当時、その飽くなき探究心に必要性を感じたCIAにスカウトされ、秘密研究所で囚人(国外からのスパイ)の脳から情報を引き出す実験に携わることになる。施設の責任者でもある所長の教育もあり、次第にこの拷問同然の実験自体に快感を覚え始めたカーターは、一室に閉じこもって毎日のように実験を施し続け、彼の部屋の前は連日に渡り被験者の悲鳴が響いていた。
冷戦終結後、研究所に国の監査官が訪問すると、カーターの部屋からは夥しい数の囚人の亡骸があり、その中にはカーターの師でもある所長の姿もあった。所長の遺体には電極が刺され、尚且つその脳は現在も機能していたという。そして、カーター本人はとうとう見つかることがなかった。
THE HUNTRESS(ハントレス)
本名 | アンナ |
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性別 | 女 |
出身地 | ロシア |
根城 | レッドフォレスト |
アンナが生活していた森。雨が降っていて木が多く薄暗い為視認性が悪い。 |
2017年7月28日の無料DLCで追加。
ハチェット(手斧)による投擲攻撃能力を持つ遠近両用の殺人鬼。
生まれて間もなく母親に森に連れ出されサバイバル生活をしながら成長するが、ヘラジカの狩猟中に母親が獲物との相打ちという形で死亡し、以後は一人で“女狩人”として生きてきた。最初は小さな小動物を相手に己の腕を徐々に磨き、ついには森の食物連鎖の頂点に君臨するまでになるが、人間社会に適応する正しい導きのないまま成長したことで、縄張りに入った動物・人間を次々と殺害した。
一方で幼い少女だけは殺さずに連れ帰り「保護」するが、劣悪な環境によってことごとく死亡。悲しみのうちに近隣の村から少女を連れ去るという行為を繰り返し、人々からは「レッドフォレストの半人半獣の怪物」として恐れられた。
THE CANNIBAL(カニバル)
本名 | ババ・ソーヤー |
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性別 | 男 |
出身地 | アメリカ |
根城 | なし |
2017年9月15日のDLCで追加。
スプラッター映画『悪魔のいけにえ』の殺人鬼「レザーフェイス」がゲスト参戦。因みに同作品は、先行登場しているヒルビリーや、本作の処刑法である「フックにサバイバーを吊るす」という行為などの元ネタでもある。
ヒルビリーと同じチェーンソー使いだが、こちらは高速移動が無いかわりに操舵性や広範囲攻撃、多段ヒットが可能な近接特化型の殺人鬼。
テキサスの荒れ地にある一軒家で暮らす食人一家の狂人。生まれ持って知的障害と皮膚病を患っており、普段から人間の皮で素顔を隠し、敷地に入った「ガキども」を屠殺・調理する役目を担っていた。
映画の最後で餌食となるハズだった「ガキども」に愛する家族を殺害された上に取り逃し、行き場のない怒りと絶望感から暴れまわっていたところをエンティティにより裏の世界に連れてこられた。
THE NIGHTMARE(ナイトメア)
本名 | フレデリック・クルーガー |
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性別 | 男 |
出身地 | アメリカ |
根城 | バダム幼稚園 |
2017年10月26日のDLCで追加。
ホラー映画『エルム街の悪夢(2010年版リメイク版)』の怪人「フレディ・クルーガー」のゲスト参戦。同じく映画で登場したクエンティン・スミスもサバイバーとして追加された。
生存者を眠らせ、己の能力が及ぶ夢の中で狩猟を行う殺人鬼。
生前はスプリングウッドのバダム幼稚園で用務員として働いていたが、園児たちの連続殺人事件が発生した際、当時から女児に性的なイタズラを行っていたことから真っ先に容疑者に立てられ、無罪主張も届かぬまま親たちによる私刑で焼き殺されてしまう。
その理不尽な蔑みへの怒りから悪夢の怪人として転生し、成長した園児たちを惨殺しようとするが、ナンシー・ホルブルックにより連続殺人が本当に彼の仕業だったことを証明され、再び追い詰められて死亡。
それでも再度復活し、今度はナンシーに味方したクエンティンに標的を変え、彼一人を徹底的に追い詰めるも、土壇場でまさかの反撃を受け失敗する。その直後にエンティティの力によりバダム幼稚園とは似て非なる謎の空間に迷い込むが、直様新たな獲物を発見し、再び悪夢を生み出さんと動き出した。
THE PIG(ピッグ)
本名 | アマンダ・ヤング |
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性別 | 女 |
出身地 | アメリカ |
根城 | ギデオン精肉工場 |
初の二層構造のMAP。構造が非常に複雑で、マップ経験者でも迷ってしまうほどである。ドアと連動した発電機が多く直すことで新たに道ができる。 |
2018年1月24日のDLCで追加。
映画『SAW』シリーズの連続殺人犯ジグソウの後継者候補「アマンダ・ヤング」のゲスト参戦。同じくサバイバーには一作目の警察サイドの主人公デイビッド・タップも追加された。
「逆トラバサミ」で生存者の行動を死というペナルティの下で制限する殺人鬼。
とある不幸からドラッグに依存する自暴自棄な人生を送っていたが、ジグソウに連れ攫われ、死と更正を賭けた「ゲーム」の被験者に選ばれてしまう。ゲームに生還したアマンダはそこでジグソウの正体であるジョン・クレイマーと出会い、その教えに心酔。以後、余命が宣告されている彼の後継者となるべく、新たな被験者を誘拐したりゲームの準備を手伝うなどで協力する。
病の悪化でジョンが動けなくなってからは自らゲームを行うようになるが「人間が更正などするはずがない」と考えていたアマンダはゲームをただの殺人手段として利用し、それを見て取ったジョンにより、密かに新たなゲームが与えられるが失敗。ゲームを終えた被験者を殺害しようとしたことで、現れたもう一人の被験者に銃殺される末路を辿った。
しかしアマンダはエンティティの生み出した森の中で目が覚め、同時に自分が生きていることから「己の考えは正しかった」という確信に至り、生存者たちを最早死しか選択肢のないゲームへと引き込もうと動き出した。
THE CLOWN(クラウン)
本名 | ケネス・チェイス(別名:ジェフリー・ホーク) |
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性別 | 男 |
出身地 | アメリカ |
根城 | ファーザー・キャンベル教会 |
ナースの根城である精神病棟の敷地内にある教会。長き放浪生活の末クラウンはここに流れ着き、新たな殺人の舞台の拠点として居座るようになった。 |
2018年6月12日のDLCで追加。
投げた2種類の薬瓶から発生するガスで対象の移動速度を増減させるチェイス特化型の殺人鬼。
出生時に母が死亡したことで実父に恨みをぶつけられながら育ち、少年期には小動物を殺した体の一部をコレクションするという異常嗜好に目覚める。ついには人間まで手にかけ始め、それが身内にバレ始めた頃に家出。その後は名を変え移動サーカス団の道化師として働き始めるが、その陰で薬物に溺れ、行く先々で目星をつけた観客を殺害し、その指を切り落として持ち帰るという凶行を繰り返すようになった。
THE SPIRIT(スピリット)
本名 | 山岡 凜(やまおか りん) |
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性別 | 女 |
出身地 | 日本(香川県高松市) |
根城 | 山岡邸 |
山岡家の自宅。錯乱した父の手により彼女はここで凄惨な死を遂げた。伝統的な日本家屋をモチーフにしているが所々おかしいのはツッコんではいけない。 |
2018年8月29日のDLCで追加。
今作初の日本人キャラクターでもある。
幽体離脱による不可視、高速移動を備えた殺人鬼。
かつて圧倒的な武働きで隆盛した侍の一族「山岡家」の直系の子孫。
父からは自身ら一族の血筋の高潔さを常日頃説かれ、幼少期より剣道を習わされるなどしていたが、家族を慕う彼女はそんな父の期待に応えるべく修練に打ち込んでいた。
大学に進学した頃に母が重い病に罹り、少しでも家計の助けになろうと学業の傍ら飲食店でアルバイトをしていたが、理不尽なリストラにより発狂した父により、病床の母共々刀で惨殺される。
死の直前にエンティティにより裏の世界へ誘われた凜は、家族を裏切った父への憎悪から死後も霊魂となり、行き場のない憎悪の矛先を生存者たちに向ける。
THE LEGION(リージョン)
本名 | フランク・モリソン、ジュリー・コステンコ、ジョーイ、スージー |
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性別 | 男(フランク&ジョーイ)、女(ジュリー&スージー) |
出身地 | カナダ |
根城 | オーモンド山のリゾート |
彼ら4人の秘密の遊び場である、雪深い山に作られたスキーロッジ。今では廃墟となっている。雪山のステージの為外が吹雪いており視界が悪い。 |
2018年12月12日のDLCで追加。
一部に生存者と同じアクションが加えられた4人組の殺人鬼集団(スキン設定によって4人から1人を選択するタイプで、4人同時に狩場に出現することはない)。全員性能は同じだが、人物そのものが異なるため声や性別が変化する。
リーダー格のフランクを起点に集まった、4人の少年少女からなる犯罪集団。
田舎の日常に退屈し、週末にオーモンド山の廃墟に集まって暴力・破壊工作・窃盗などの犯罪を働き、そのスリルを楽しんでいた。
しかしある晩に忍び込んだ食料品店で居残っていた一人の清掃員と遭遇し、恋仲のジュリーを抑え込もうとする姿に逆上したフランクがナイフで清掃員を刺してしまう。後に引けなくなったフランクは他3人にもナイフを廻して清掃員を刺させ、殺人の共犯に巻き込んだ。
その後、死体を隠蔽しようとアジトのある山まで持ち帰り、遺棄するための穴を4人で掘っていたが、森の木陰から何かの気配を感じたフランクが追うためにその場を離れ、残った3人もなかなか戻らないフランクの足跡を辿って森の中に入り、そのまま行方不明となる。
THE PLAGUE(プレイグ)
本名 | アディリス |
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性別 | 女 |
出身地 | 古代バビロニア |
根城 | 浄罪の神殿 |
アディリスが生前に祭司として祈りを捧げていた神殿。 |
2019年3月20日のDLCで追加。
これまで登場したキラーの中で存在していた時代が最も古い人物。
吐瀉(ゲロ)を浴びせて生存者に疫病を振りまく殺人鬼。
生前は慈愛と美貌、高潔さで知られた古代バビロニアの女祭司。
5歳の頃に家族に神殿の前で捨てられ、悲哀を感じながらもこれが神意であると信じて懸命に働き続けた過去がある。
当時、猛威を奮っていた疫病を抑えるために毎日のように「浄罪の儀式」を執り行っていたが、いつしかアディリス自身も罹患してしまい、その醜い姿を隠そうと香炉や綺羅びやかな衣装で飾り立てていた。万策尽きて神に縋ろうと信者数名と共に北を目指したが、その道中で病状の悪化によりとうとう全員が動けなくなってしまう。最後にせめてもの祈りを捧げていたが、その際に彼女の周りを黒い煙が立ち込め、その遺体は跡形もなく姿を消した。
THE GHOST FACE(ゴーストフェイス)
本名 | ダニー・ジョンソン(別名:ジェド・オルセン) |
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性別 | 男 |
出身地 | アメリカ |
根城 | なし |
2019年6月19日のDLCで追加。略称は「THE GHOST(ゴースト)」。
衣装グッズメーカー『Fun World』の商品である幽霊のマスク(通称:ゴーストフェイス)とのコラボで誕生した本作オリジナルキャラクター。
ステルス状態で生存者からバレずに見つめることで自身の能力を向上させる完璧主義の殺人鬼。
フリーランスの新聞記者の傍ら、謎の連続殺人犯「ゴーストフェイス」として自ら事件を起こしてその名を世に広めることを悦びとしていたシリアルキラーで、これまでアメリカ大陸を横断するように様々な場所で活動してきた。
直近では、カリフォルニア州ローズビルの地元新聞社に「ジェド・オルセン」の名で就職し、その後、大量殺人事件を起こすと共に防犯カメラに敢えて映り込み、「ゴーストフェイス」の存在をローズビルの住民に焼き付けた。その後、オルセンことダニーは会社のデスクに自らしたためた記事とメッセージを残し逃亡。逃げ延びたフロリダで自身を取り上げた新聞を読みほくそ笑んでいた。
ようやく余韻が収まった頃、蒸し暑い部屋に突如凍えるような冷風が流れたかとおもうと、ダニーは霧の深い森の中に立っていた。何処からか生存者の悲鳴が聞こえ、新たな事件の匂いに心を踊らせた。
THE DEMOGORGON(デモゴルゴン)
本名 | なし |
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性別 | 不明(人外) |
出身地 | 裏側の世界(次元外) |
根城 | ホーキンス国立研究所 |
デモゴルゴンが「裏側の世界」からこちらの世界に出現した場所。 |
2019年9月17日のDLCで追加(現在は販売終了)。
Netflixオリジナルドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の異次元の怪物「デモゴルゴン」のゲスト参戦。本作初、生まれ持っての人外のキャラクター。
マップ上にポータルを設置することで、自身の移動と周辺の生存者の状態異常を巻き起こす殺人鬼。
人間の理性など持ち合わせず、花弁のような大きな口と鋭い爪で、あらゆる他生物を捕食する怪物であり、元々は「裏側の世界(アップサイド・ダウン)」と呼ばれる異次元に棲息していたが、ドラマで描かれるとある実験によってこちらの世界にやって来た。その脅威は人間たちの世界でも充分すぎるほど適応し、研究所を瞬く間に阿鼻叫喚の地獄へと変貌させる。
THE ONI(オニ/鬼)
本名 | 山岡 崋山(やまおか かざん) |
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性別 | 男 |
出身地 | 日本 |
根城 | 怒りの聖所 |
山岡邸敷地内にある、一族縁の神社。 |
2019年12月4日のDLCで追加。
生存者の血を吸収することで、一定時間強化モードを発動する殺人鬼。
スピリットこと山岡凛の先祖であり、一族の礎を築いた初代当主・山岡練次郎の息子。
侍身分への病的な崇拝と偉大な父を超えるほどの名声を求める野心から、世に蔓延るニセ侍ども許せず父の刀を手に旅立ち、何百人も殺害する苛烈な行いを繰り返した。その凶行の数々からいつしか領主からも「鬼の山岡」と通称され疎まれるようになり、憤慨した崋山は彼を粛清せんと屋敷に向かうが、その道中で対峙した鎧武者が父・練次郎であることに気付かず殺害してしまう。
誰より誉れある侍であろうとした崋山は、これによりついに誇りを失い父殺しの鬼へとなり果て、残されたのはもはや己を貶めた者への怒りだけとなった。屋敷に踏み入った崋山は、領主を守るべく武装した侍たちを瞬く間に打倒し、無様に命乞いをする領主の舌を引き抜いて惨殺した。
しかし、名君でもあった領主の死に怒った農民たちが、仇討ちのため結束して崋山を襲撃。崋山も数の暴力には敵わずとうとう屈し、石臼に閉じ込められて拷問され、最後には苦痛を与えたまま放置された。だが、農民たちが目を離した隙に石臼は奇妙な黒い霧で包まれ、悪鬼と金棒は忽然と姿を消したのだった。
THE DEATHSLINGER(デススリンガー)
本名 | カレブ・クイン |
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性別 | 男 |
出身地 | アメリカ |
根城 | 死んだ犬の酒場 |
西部の開拓地、廃墟と化した街グレンベール。 |
2020年3月10日のDLCで追加。
特製のスピアガンから放たれる鎖付きの銛で離れた獲物を捕まえる殺人鬼。
アメリカ西部に移住したアイルランド系移民の家に生まれ、労働者として金持ちに搾取されてきた過去を持つ。技師だった父に渡された錆びた工具を手にし、機械いじりに才能を開花させるが、仕事のかたわらで自分を虐げてきたものを目標とした拷問器具を作っていた。
鉄道会社のオーナーに採用されて先進的な機械を次々と発明するが、オーナーの怠惰が原因で特許は他社に奪われ、激怒してオーナーを半殺しにして刑務所に送られる。そこで刑務所長の為に拷問器具を作った事で覚えがめでたくなり、釈放と引き換えに賞金首ハンターとして犯罪者を刑務所に送るよう命じられた。仲間と共に結成した「ヘルシャー・ギャング」は数年の活動で多くの犯罪者を捕らえたが、刑務所長とオーナーが裏で結託していた事を知り、またしても自分は利用されたと理解。仲間と共に刑務所に殴り込みをかけて看守を殺害、刑務所長とオーナーを痛めつけた後に囚人の中に放り込んで惨殺する。そしてかつて自分が収監されていた独房へと向かい、そのまま消息を絶った。
THE EXECUTIONER(エクセキューショナー)
本名 | ピラミッドヘッド |
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性別 | 男 |
出身地 | 不明 |
根城 | ミッドウィッチ小学校 |
サイレントヒルの超自然的な力により、かつていじめを受けた生徒たちのトラウマを具現化した異界と化した小学校。 |
2020年6月17日のDLCで追加。
コナミのホラーゲーム『サイレントヒル』シリーズの三角頭がゲスト参戦。造形やアドオンの品々から、初登場作の『2』のレッドピラミッドシングがモデル元とおもわれる。
自身の刻んだトレイル(軌跡)に触れた生存者を独自の能力で拘束もしくは処刑でき、尚且つ衝撃波による遠距離攻撃も可能という多芸な殺人鬼。
サイレントヒルに棲む、罪人に己の罪を直視させ裁きを与える処刑人。
己の役割を果たした後に長い眠りにつこうとしていたが、別世界からの彼の力を必要する誘いを受ける。新たなる己の責務を受け入れた彼は己の故郷とは異なる霧の世界へと降り立った。
THE BLIGHT(ブライト)
2020年9月9日のDLCで追加。
実は2018年のハロウィンイベントの頃から存在が示唆されていた。
ヒルビリーのチェーンソーに並ぶ高速移動を備えた殺人鬼。
エンティティの領域に咲くパチュラから作られた血清により正気を失い肉体が変異した怪物。
元は19世紀のイギリスで生まれ、物質が人体に与える影響に魅せられた化学者。医科大学を主席卒業し、東インド会社で化学主任の地位に就いた超エリートで、これまで「疲労を忘れる薬」や「どんな苦痛にも耐え得る薬」などの化学物質を開発した。しかし、それらはいずれも大きな副作用があることが後に判明し、その悪影響を被った人物や遺族からの報復を受け生き埋めにされかけるが、その才能に目を付けた謎の教団に救出され、異世界への扉を開こうとする彼らの研究に協力することになる。
しかし、次第に研究に没頭する姿が教団の人間から危惧されるようになり、注射を打たれアヘン窟へと放り込まれる。繰り返される注射により彼は正気を失っていき、廃人となる前にせめて研究成果だけでも残そうと、尖った石で岩壁や床、ついには自身の体にこれまでの方程式を書き連ねていった。すべてを書き終えると、タルボットは鮮やかなパチュラの花畑で目覚めた。
THE TWINS(ツインズ)
本名 | シャルロット・デエ(姉)、ヴィクトル・デエ(弟) |
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性別 | 女(シャルロット)、男(ビクトル) |
出身地 | フランス |
根城 | なし |
2020年12月2日のDLCで追加。
大きな体の姉と小さく素早い弟の双子からなる殺人鬼コンビ。
17世紀のフランスで生まれたが、結合双生児であったことから周囲からは「悪魔」と、そして双子を産んだ母も「魔女」と呼ばれ迫害されることになる。それでも二人を愛した母と共に放浪の旅を続けていたが、魔女狩りのハンターに捕まり母は殺され、双子は黒い服を着た秘密組織の人間に売り飛ばされてしまう。
そこでは異常で残虐、不可解な実験が行われていたが、命の危機に瀕した際に何とか逃げ出すことに成功する。しかし、シャルロットが気付いた頃にはもうヴィクトルは動かなくなっており、以降独りで逃亡生活が続けることになる。
飢えと寒さによりいよいよ死の覚悟を決めたシャルロットだったが、突然死んだはずのヴィクトルが痙攣し悲鳴を上げ、肉体から分離して何処かへと走り出した。弟の後を追うと、霧から黒いフードの影が彼を押さえつけていた。シャルロットは積年の恨みと激しい怒りを活力に霧に入っていった。
THE TRICKSTER(トリックスター)
本名 | ハク・ジウン(학지운) |
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性別 | 男 |
出身地 | 韓国 |
根城 | なし |
2021年3月31日のDLCで追加。
投げナイフによる連続遠距離攻撃でダメージを蓄積させる殺人鬼。
世界的なソロミュージシャン「トリックスター」として活動する韓国人歌手。
過去の事故で人の苦しむ声に魅了されて以来、アーティストとして活躍する一方で殺人を犯すようになる。彼の暴力的な作品は話題になったが、事務所経営陣から目をつけられ、曲作りを禁止された。
ジウンは自分の芸術を理解させるため、入念な準備の後、プライベートライブを開催。経営陣らをガスで動けなくした上で拷問し、彼らの悲痛な声で音楽を奏でた。最後にジウンをスターの道に導いたユンジン(同時実装のサバイバー)に手を掛けようとした時に霧が現れ、ユンジンと共に消えた。
THE NEMESIS(ネメシス)
識別番号 | ネメシス-T型 |
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性別 | 男 |
製造地 | アンブレラ社施設 |
根城 | ラクーンシティ警察署 |
ラクーンシティの中央部に位置する、美術館を改築した警察署。 |
2021年6月16日のDLCで追加。
CAPCOMのホラーサバイバルゲーム『バイオハザード』シリーズの“追跡者”がゲスト参戦。設定は当時の直近タイトルである『RE:3』に寄せられている。
T-ウィルスで生存者を汚染、逆に自身を強化し追い詰める殺人鬼。
アンブレラ社の新たな生体兵器として、タイラントT-103型をベースにNe-α寄生体を投与することで知能と認識力の向上に成功した個体。S.T.A.R.S.の抹殺という命令を果たすべく、ジル・バレンタイン(生存者として登場)を追跡し幾度となく対峙した。確保まであと少しという時、奇妙な霧が降りかかったが、ネメシスにとってはさしたる問題ではなかった。霧の中の世界に吸い込まれるジルたちを追い、彼もまた任務を遂行するために霧の中へと入っていった。
THE CENOBITE(セノバイト)
本名 | エリオット・スペンサー |
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性別 | 男 |
出身地 | イギリス |
根城 | なし |
2021年9月8日のDLCで追加。
イギリスのホラー映画『ヘルレイザー』の異界の魔道士(セノバイト)の一人「ピンヘッド」がゲスト参戦。CVを当時の演者であるダグ・ブラッドレイ氏が演じていることが一部ファンの間で話題になった。
鎖付きフックで徐々に生存者の動きを封じていく殺人鬼。
「苦痛の先に存在する究極の快楽」を探求する異界の魔道士(セノバイト)のピンヘッドは、新たな領域の確立を思い立ち、エンティティの生み出した世界に「ルマルシャンの箱」を出現させる。直様その箱に興味を持った生存者が仕掛けを解いてしまい、ピンヘッドはかの地に降り立った。
THE ARTIST(アーティスト)
本名 | カルミナ・モーラ |
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性別 | 女 |
出身地 | チリ |
根城 | カラスの巣 |
広い砂漠に設けられた寂れた墓地。 |
2021年12月1日のDLCで追加。
設置と高速直線移動の二段行動を取るカラスを使役する殺人鬼。
幼少期の不幸な出来事の連続から深い自己嫌悪に苛まれ、一時は自殺すら考えるほどまで思いつめていたが、常に自身に寄り添っていたカラスの存在から再燃し、派手な衣装や過激な詩、黒インクを使ってシュルレアリスムを披露する有名芸術家へと成長する。
しかし、ある企業と政治汚職の関係性を暴くために制作した作品で世間の過激な論争に火を付け
批判の的となる。殺害予告を危惧し友人らと共に実家に避難したカルミナであったが、夜中に武装集団の襲撃を受け拉致されてしまう。砂漠のど真ん中で、椅子に縛られた彼女は男に腕と舌を切り落とされる。二度と絵も描けず、詩も読めない体にされた怒りと絶望感から発狂して泣き叫ぶと、カラスの大群が突如飛来し、男の体を容赦なくついばんだ。カルミナは自身のシュルレアリスム作品を彷彿とさせる光景に微笑んだが、カラスたちは今度は友人たちにも襲いかかった。またしても自分のせいで他者が不幸になってしまったことから、カルミナの心は完全に壊れてしまった。
カルミナと友人たちが叫ぶ中、濃く、黒い霧がカルミナを包んだ。
THE ONRYŌ(オンリョー/怨霊)
2022年3月8日のDLCで追加。
鈴木光司の小説を原作とする映画『リング(1998年版)』の怨霊「貞子」がゲスト参戦。
テレビによるワープや、生存者の呪い蓄積による簡易メメントなど様々な能力を有する殺人鬼。
再生して7日後に死が訪れるとされる「呪いのビデオ」に映し出される強力な怨霊。
生前は伊豆大島の名の知れた超能力者の娘で、彼女自身もそれを上回るほどの計り知れない能力を持っていた。あるとき、母の超能力が公開実験された際に、とある記者からインチキ呼ばわりされたことに激怒し、力を暴走させて記者を死なせてしまい、これまでも彼女ら母子の能力を訝しんでいた周囲から更に危険視されるようになる。
その後、成長した貞子は無理心中をはかった父により古井戸の底に落とされてしまう。必死に這い上がろうと、石壁に爪を剥がされながらも何度も脱出を試みたがとうとう生還は叶わず、無念と憎悪を抱きながら命を落とした。
数十年後、貞子が落ちた井戸の上にはリゾート施設が建造され、怨霊となった彼女はその念写能力により呪いのビデオを作り出し、何も知らずに再生した人間を呪い殺すようになる。
THE DREDGE(ドレッジ)
仮名 | ドゥルーアニー |
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性別 | 不明 |
出身地 | 異界 |
根城 | 喜びの庭 |
2022年6月8日のDLCで追加。
ロッカーを通りエリア内をワープする異形の殺人鬼。
60年代アメリカのとある島に集い結成された「フォールド」というカルト団体が遭遇した怪物。指導者オットー・スタンパー(後のドクターの師となる秘密研究所所長)から伝えられた、人々の邪心を糧として生きる「古代神ドゥルーアニー」の存在を信じる団員たちは、その島を「喜びの庭」として居住し、邪悪な考えや欲望を徹底して排除することで平和社会の構築することを目指していたが、いつしか背後に迫る謎の気配や団員の不可解な失踪が相次ぎ、疑心暗鬼に陥っていく。
ある日、フォールドの洗脳を解こうと島に現れた女性を殺害したオットーが「彼女は団員に紛れた裏切り者の協力者」「ドゥルーアニーがやってくる前に裏切り者を見つけ出さなければならない」と訴えたことを皮切りに、信奉者たちは封殺してきた負の感情を爆発させ、互いを激しく罵り合いながら血で血を洗う惨劇を繰り広げた。やがて、その邪心を嗅ぎつけるように黒い泥が現れ、虐殺された信奉者たちを浚渫するように飲み込んでいった。
THE MASTERMIND(マスターマインド)
本名 | アルバート・ウェスカー |
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性別 | 男 |
出身地 | アメリカ |
根城 | ラクーンシティ警察署東棟 |
2022年8月31日のDLCで追加。
ネメシスに続き、『バイオハザード』シリーズからゲスト参戦。
同じく触手攻撃による感染付与に加え、障害物を飛び越えたりなどアクションに長けた殺人鬼。
元S.T.A.R.S.隊長。アンブレラ社の幹部として躍進したが、自身の野望に突き動かされ会社を裏切った。自らを最高の実験台と考えた彼は、試作段階のウィルスを自己投与した。超人的な力を得たウェスカーは自分が死亡したと偽装して身を隠し、弱者を撲滅して強者だけを残す生物兵器「ウロボロス」の脅威に世界中をさらすという、新たな計画を立てた。
アフリカで計画を実行に移し始めたウェスカーだったが、ウロボロスを搭載したミサイルを保管している格納庫で、「Bioterrorism Security Assessment Alliance」ことBSAAのメンバーの抵抗にあってしまう。進化の先駆者となるべく決意を固め、再び自ら被験者となってウロボロスを体に取り込んだ彼は、自身が想像もしなかった進化を遂げ始めた。しかし、細胞の変化を感じるとともに奇妙な黒い霧が格納庫に立ち込め、視界が遮られた。やっと霧が晴れたと思うと彼は異世界にいて、成仏させてやるべき下等生物に囲まれていた。
THE KNIGHT(ナイト)
本名 | タルホーシュ・コバッチ |
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性別 | 男 |
出身地 | ハンガリー |
根城 | 壊滅したボルゴ |
2022年11月23日のDLCで追加。
3人の忠実な衛兵を1人ずつ呼び出し、共に戦う殺人鬼。
元々は中世期にヨーロッパ各地の紛争で活躍した歴戦の傭兵で、鎧職人のアレハンドロ、暗殺術に長けたデュルコス、戦斧使いのサンダーらもその戦を通してタルホーシュと知り合い絶対の忠誠を誓った過去を持つ。
幼少期のある日、数々の不可解な現象により故郷の村を失うが、恐怖や絶望ではない“畏敬”と呼ぶべき高揚感を覚え、以来それに取り憑かれるようになった。そのまま奴隷としてイタリアに連行され騎士の矜持と戦術を学ばされ、数多の戦で百戦錬磨の活躍を見せた。ついには爵位を賜り、ハンガリーの奴隷解放を成し遂げるなどの功績を上げるも、タルホーシュは未だ当時のような高揚感に満たされずにいた。
その後、イタリアの領主で古代の研究者でもあるビットリオの下で、この世の善悪を超越した世界へ踏み込む鍵とされる「楽園の石」を探し求める探検隊に加わるが、その在処とされるポルトガルの地下墓地を守ろうとする現地民と対立。雇い主の命令を無視して容赦なく惨殺してしまう。隣国の領主たちから怒りを買い部隊を差し向けられるが、タルホーシュは猛反発しビットリオを幽閉、楽園をはじめ古代の秘密を聞き出そうとするも、ビットリオは何も語らぬまま絶命してしまう。怒りの咆哮を上げ、押し寄せた兵団を従者と共に撃退、何十人もの兵士を虐殺したが、間もなくその死体たちから黒くドロドロとした霧が立ち込め4人の視界を奪った。しばらく彷徨っていると突然霧が晴れ、あの日自身を魅了した腐敗した村の情景がそこにあった。
THE SKULL MERCHANT(スカルマーチャント)
本名 | アドリアナ・イマイ |
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性別 | 女 |
出身地 | ブラジル |
根城 | スカルマーチャントの狩猟拠点 |
2023年3月8日のDLCで追加予定。
殺人ドローンを操る現代の殺人鬼。
イラストレーターだった日本人(北海道出身)の父・征太と、ブラジルのジャズクラブを経営する母・ベリンダの間に生まれたハーフで、地元の出版社で連載していた父のマンガやイラストが大好きだったアドリアナは、幼少期より分野問わず一流の才能を開花させていた一方、異常な程の負けず嫌いの性分を持ち、ときに負けた生徒に酷い罰を与えるなど気性の荒さも内包していた。優秀な学業成績から有名私立高校に進学したが、卒業前に父が連載していたマンガ雑誌の出版社が破産、学費が払えなくなり退学を余儀なくされる(この際も、彼女に代わって卒業生代表に選ばれた生徒への逆恨みで一時はストーキング地味た粘着をおこなっていた)。
父は廃業以来自室に籠もって、これまでにないダークでグロテスクな自作漫画の制作に没頭。アドリアナは独学でマンガ系ウェブサイトを立ち上げ、上場させたサイトを大手企業に売却したことで利益を獲得するが、家に帰ると既に父は失踪しており、代わりに彼の描いたマンガ『ソンアドレス・ソンブリオス』の原稿だけがデスクに残されていた。以後、アドリアナは母を養うために投資と経済を学び、企業と売買交渉を展開して巨万の富を動かす実業家となった。
ある取引の際、相手企業の重役たちから猛反発を受けたアドリアナは学生時代の激しい負けず嫌いの衝動が再燃。入念に彼らの行動を調査し、殺人用に設計したドローンを遠隔操作し重役たちをバラバラに切り裂いて惨殺した。まさに父の遺作に登場する主人公「スカルマーチャント」のように殺人を完遂した高揚感に魅了されたアドリアナは、以降も同じ手口で邪魔者を排除していくようになった。
その後、新たなターゲットである花火会社の社長を消すために、奇しくも自身の故郷ブラジルで開催されるサバイバルツアーに潜入。木々の生い茂る森でターゲットを長時間に渡りドローンで追い回した。いつも通り完璧に仕事を終えると思った矢先、機材トラブルによりドローンの映像が途絶えてしまい、急ぎドローンの落ちた座標に向かうと、そこには社長と他のツアー参加者らしき若者たちがいた。姿を目撃されたアドリアナは社長を即座に惨殺した後、今度は逃げ出す若者たちに向き直り、口封じのために同じく殺害しようと追走を開始する。突然、木々の隙間から立ち込めた黒い霧に司会が奪われ、気がつくとそこは、父のマンガ『ソンアドレス・ソンブリオス』の世界だった。
関連タグ
オリジナルキラー:二次創作タグ。
サバイバー(DbD):本項のキラーと対をなす、追われる側のキャラクターたち。