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V3(仮面ライダー)の編集履歴

2023-05-07 12:44:35 バージョン

V3(仮面ライダー)

かめんらいだーぶいすりー

ここではキャラクターとしての仮面ライダーV3について解説する。

概要

デストロンの作戦行動を目撃した為にを狙われる事になった上に家族を皆殺しにされ、更にデストロンの罠に掛かり、死の危険にさらされたダブルライダーを庇った事で瀕死の重傷を負った風見志郎を助ける為の緊急の処置として仮面ライダー1号2号が彼に改造手術を施して誕生した第3の戦士。


1号から“技”を、2号からは“力”を受け継ぎ、ダブルライダーの力と技を象徴する“ダブルタイフーン”を装備しており、変身時にはダブルライダーの変身ポーズの組合せたポーズを取りながら「変身!V3(ブイスリャー)」との掛け声とともに変身する。


戦闘の際はダブルライダーから受け継いだ能力をいかんなく発揮して自身の持つ本来の高い身体能力から編み出した必殺技を駆使してデストロンの怪人たちと対決するが、その他にも彼独自の特殊能力であるV3・26の秘密と呼ばれる秘めた力を備えており、当初はダブルライダーがカメバズーカの体内にセットされた原子爆弾から東京を護る為に太平洋へと消えた(厳密には一時行方不明となった)為に自身も殆ど把握しておらず、物語の前半ではこれらの能力を引き出すために猛特訓でその力を引き出したり、本人の予期せぬ偶然により把握することが多かった………。

のだが、物語の後半では殆ど使用する事はなくなって行き、V3本人の経験や特訓、自らの身体能力を使って編み出される必達技で怪人たちと渡り合うことが多くなってゆく。

これについては番組の路線変更という大人の事情にもよることなのだが、『仮面ライダーSPIRITS』の解釈によれば自身の性能に頼り切った戦いをプライドが高い志郎本人が嫌った事によるものだとされている。


それを裏付けるようにテレビマガジン読者プレゼント『V3秘密シート』に収録されているミサイルコンドルとの対決後の会話によれば、普段から猛トレーニング(改造人間仕様)でを鍛えていることが本人の口から語られている


『極上空間』の宮内洋氏の発言によれば変身ポーズは横綱の土俵入りを元に編み出されたという。


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死の弱点

完璧に思えるV3にも自身の死につながる致命的な弱点を持っている。

劇中では“全エネルギーを放出し、凄まじい強風を発生させて敵や障害物を吹き飛ばす最大の必殺技『逆ダブルタイフーン』を使用すると3時間変身不能になる”ということ以外の弱点は判明していない(しかもこの設定。第37話で無かったことなったのか、脚本家が忘れていたのか、普通に使用できるようになっていたり、そもそのそれの技の前提を覆す“V3全エネルギー解放(しかも変身は解除されていない)”という技を披露している)。

※一応擁護すると、第20話でダブルライダーからダブルタイフーンにエネルギーを供給できるメダルを送られていたので、それを使ったのかもしれない。


残る3つについては不明だが、当時の児童雑誌に掲載された設定では“26の秘密の1つ『V3バリヤー』で耐えられる電圧は100万Vまで”、“砂地での戦いが苦手”、“深海1万m級の高圧力には耐えられない”というものがあるらしいが、このうちの1つである“砂地での戦いが苦手”は第3話においてデストロンが特時に集めた戦闘データを元に割り出していたので、はっきり言って死の弱点の1つとは言えないような気がしないでもないが…。

また、同話において“ダブルタイフーンを塞がれると能力が低下する”という弱点が判明している。

その他にも“強力な磁力を浴びると電子頭脳の機能が一時的に低下する”というものが存在している。


名前の由来

名前は勝利を現す“Victory”の頭文字Vと、仮面ライダー3号という意味の3を併せたものとなっている。

これが『スーパーヒーロー大戦GP』の3号じゃないんだ…(byミオ)に対する回答なんだ(by志郎)。


スペック

身長180cm
体重75kg
ジャンプ力60m
走力100mを1.6秒
パンチ力厚さ50㎝の鋼鉄の扉を打ち破る(※)

(※)『仮面ライダーの超常識』(双葉社刊、2016、P181〜182)においては、パンチ力は90t、キック力は100tだと紹介されている。ただし、東映の監修が入っている一方で、石森プロの監修はなされておらず、"公式設定"とは言い難いので注意が必要。


『林修の今でしょ!講座』(2021年7月13日放送)では演じた宮内氏は「V3は何をやっても勝てる。どこからでもいらっしゃい」と語っており、それに見合った強さは持っている…はずである(そうでなくては派生技の数々は生み出せまい)。それどっちかっていうとどこかの日本一の方じゃあとか突っ込んではいけない。



主な必殺技

V3キック

ダブルライダーの必殺技『ライダーキック』を継承したV3の必殺技。

なのだが、これ単発では威力が低いのか第18話でスプレーネズミクサリガマテントウを仕留めるまでは(自らワザと死地に赴いたガマボイラーは除く)決め技にはならなかった為、おやっさんとの特訓や、空中で様々なアクションを加えて威力を増幅して放つなどの工夫を施して新たな技のバリエーションを増やしていった。


V3回転キック

空中で合計三回の前回転を加えて放つキック。ギロチンザウルス戦でフィニッシュを飾った。

両足蹴りは『V3回転三段キック』と呼ばれる。


V3三段キック

回転ドロップキックを2回浴びせ、留めにV3キックを放つ。

オニヒトデを撃破した。


V3回転フルキック(V3フル回転キック)

空中前転を三回した後に体を真っ直ぐ伸ばして両足でキックを放つV3の代表的な必殺技の1つ。ミサイルヤモリを初めとする7体のデストロン怪人を撃破している。


V3回転三段キック

空中前転を加えた両足キックを三回放つ。

正義の系譜』での最強技で、TV本編では吸血マンモスに引導を渡した。


V3きりもみ反転キック

キックを入れて反転した後に相手にV3きりもみキックを叩き込む必殺技。

デストロン初代日本支部長・ドクトルGの真の姿であるカニレーザーを倒した。


V3ダブル反転キック

敵に対して飛び蹴りを叩き込んでからその反動を利用して左右に一回ずつ反転を行い、そのまま両足で飛び蹴りを放つ必殺技。スカイライダーでも登場し、ネオショッカー怪人マントコングを倒した。


V3フライングキック

敵を空中に放り投げ、両足キックでフィニッシュを決める。


V3必殺キック

V3キックの強化版だと推測される技。デストロン首領に放つが、デストロンに対して未練のあるライダーマンに当たってしまった。


V3スカイキック

空中前転、空中後転の後に両足キックを放つ。

バショウガンを撃破した。


V3マッハキック

ツバサ大僧正の真の姿にして、サイダンプと並ぶデストロンの強豪怪人・死人コウモリに敗れたV3がおやっさんと共に血のにじむような特訓の末に編み出した必殺技。体全体を大回転させ、円盤の様に滑空して両足で敵に蹴りを叩き込む大技で、見事死人コウモリを葬り去った。


V3回転ダブルキック

家族を皆殺しにした怨敵・ハサミジャガーを倒した必殺技。

体を回転させながら敵にキックを撃ち込み、その反動を利用して再び空中へと飛び、そしてもう一発的にキックを叩き込む。


V3パンチ

ダブルライダーのライダーパンチに相当する技。ちなみに肘打ちもV3パンチと呼ばれる。

バリエーションも多く、カマクビガメを体内から引き裂いた『V3脱出パンチ』、空中回転から三連続パンチを放ち木霊ムササビを撃破した『V3トリプルパンチ』、V3キックからのコンボ『V3反転パンチ』、ハリケーンを踏み台にして空中の敵を殴る『ビッグスカイパンチ』が確認されている。なお、ビッグスカイパンチから繋がれる必殺キックが『ビッグスカイキック』である。

『正義の系譜』では『V3トリプルパンチ』に錐揉み回転を加えた『V3スクリュートリプルパンチ』が登場している。


V3チョップ

ライダーチョップに相当する技。牽制で使われる事が殆どだが、こちらも派生技が多く、敵を撃破した事もある。作中で確認されているのは腕にエネルギーを込めて敵の部位を破壊する『V3電熱チョップ』、きりもみ回転を加えてユキオオカミを撃破した『V3きりもみチョップ』の2つ。『正義の系譜』では敵に急降下チョップを食らわせて反転し、更にもう一発叩き込む『V3ダブルスカイチョップ』を使用している。


V3ドリラー

錐揉み回転をする事で地面を掘り進む。

似た方法で放つ『V3ドリルアタック』(竹書房『仮面ライダー画報』で名称が確認できる)という技もある。


V3ボディアタック

読んで字の如く、フライングボディプレスを放つ。

カメラモスキートを撃破した。フライングプレスを必殺技に持つライダーは結構珍しい。


ライダートリプルパワー

ダブルライダーが操縦するサイクロン号の後部に立ち、彼らの肩を支えるように手を置き、敵に突撃する技。

原始タイガー戦で使用された。


V3・26の秘密

該当記事緒参照。


モチーフについて

一般的にモチーフはトンボだと紹介され、現在の公式見解でも「トンボ」だとされている。

頭部をよく見れば赤い部分がトンボの複眼に、白い部分が蜻蛉の顔に似ているのがわかる。


一方で、1号2号と同じくバッタモチーフという説もないわけではない。2021年7月13日放送の『林修の今でしょ!講座』では藤岡弘、氏が「石ノ森先生からバッタモチーフだと聞いた」という旨を語っており、同席していた宮内洋氏も「(ダブルライダーが改造したんだから)バッタかトンボなのかはっきりしてくれ!」とジョーク気味に詰め寄る場面も見られた。これもあくまで一つの見解にすぎず、バッタモチーフだという事が確定したわけではないので注意されたし(白倉Pも諸説あると述べている)。結局の所、モチーフを確定づける決定的な資料がなければ判断できないのである。


尤も、後述のリメイク版に関してはバッタで間違いないと思われる。


リメイク

仮面ライダーTHENEXTホッパーVersion3を参照。


客演

TVスペシャルや「仮面ライダーSD」等では主役級の扱いになる事が多い。(コロコロコミック版では主人公、コミックボンボン版では主役のRXに次いで出番が多い準主役。)

風見志郎を演じた宮内洋が『主役を食う』ことで知られていたせいかどうかは不明。

以後の仮面ライダーシリーズでも客演が多く、しかも宮内がたびたび出ているためやっぱり主役を食っている。

特に仮面ライダー(新)第34話『危うしスカイライダー!やって来たぞ風見志郎!!』においては主役の筑波洋を差し置いて変身。この回にスカイライダーは登場せず、主役を食うどころか完全に番組をジャックしていた。

ちなみに同作第28話『8人ライダー友情の大特訓』でスカイライダーを特訓するシーンでは、ハリケーンに搭乗したV3のグローブが一瞬だけ赤くなっている。どーしてこうなったか不明だが、仮面ライダーで身体のカラーが変わるのはよくあることだし手袋の色が客演で違うヒーローは他社にも前例があるので気にしたら負けである。


スーパーヒーロー戦記

他のライダー戦隊レッドとともに、アスモデウスの軍団に立ち向かう。

それぞれの時代を象徴する仮面ライダー1号仮面ライダークウガ仮面ライダークウガの3人と共闘をした。


ガンバライジング

2弾より参戦。初登場からSRで高レアでの登場となった。

その後は低レア続きであったが、ナイスドライブ4弾のトリプライドキャンペーンでは1号、2号との『ライダートリプルキック』が収録された。

バッチリカイガン3弾では久々にブレイブタイプでSR再昇格。表アビはLRスペクターと同様ライジングパワーが5以下の時にひっさつとAPを上げ、更に相手のライダーガッツ率を下げるという中々強力なアビリティである。

ズバットバットウ1弾では34話で披露された1号と2号の合体技『ライダートリプルパワー』がメカニカルとして収録された。


バトライド・ウォー創生

プレアイブルキャラとして参戦。第一話を再現したカメバズーカとの対戦ステージがある。

敵を攻撃していくことで「ダブルタイフーンゲージ」が蓄積されていき、ゲージを消費することで「26の秘密」を使用できるのが特徴(原作では登場しなかった設定のみの技も存在する)。逆ダブルタイフーンも使用できるが、使用後はしばらくダブルタイフーンゲージが0になってしまうという形で弱点が再現されている。


CV


スーツアクター

  • 中屋敷鉄也(メイン)
  • 中村祐(第1話、第2話)
  • 佐藤巧(トランポリン)
  • 熊沢敏明(オートバイスタント)
  • 河原崎洋夫(『ストロンガー』、『仮面ライダー(新)』、『劇場版スーパー1』)
  • 宮崎剛(『BLACK RX』)
  • 高岩成二(『オールライダー対大ショッカー』)
  • 伊藤慎(『THE NEXT』(リメイク版)、『オールライダー対大ショッカー』、『オールライダー超スピンオフ』)

関連項目

仮面ライダーV3 仮面ライダーTHENEXT 風見志郎

仮面ライダー一覧 主役ライダー


仮面ライダードレイク:「トンボ」をモチーフにした後輩ライダー。


メガネウラ・ドーパント:赤いトンボモチーフのライダー怪人


仮面ライダーバルカン(ネタバレ注意)劇中の最終的な姿は、変身するために力を受け継ぐという、冒頭のこのV3と似ているので、やはり実際は3号ライダーであるべきなのだろう。


レジェンドライダー関連

タートルゲノム V3フォーム


1号/2号V3/ライダーマンX

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