ヤマトよ永遠に_REBEL3199
やまとよとわにれべるさんいちきゅうきゅう
未来を、変えろ。敵は・・・・・・宇宙戦艦ヤマト。
概要
正式タイトルは『ヤマトよ永遠に REBEL3199』。
『宇宙戦艦ヤマト2199』から始まった「「宇宙戦艦ヤマト2199」シリーズ」の作品の一つであり、『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』の続編。
そのタイトルから『ヤマトよ永遠に』のリメイクと予想されていたが、後に『永遠に』と『宇宙戦艦ヤマトIII』を織り交ぜたリビルドであることが判明した。
前作『2205』は全8話(前後章)で構成されていたが、本作は『2199』『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』同様に全26話(全7章)構成となっている。
イベント上映は全国69館で行われる予定であり、この上映館数は「2199」シリーズ史上最多。また、47都道府県全てで興行されるのは「2199」シリーズでは本作が初である。
第一章「黒の侵略」は2024年7月19日公開予定。
特徴
シリーズ構成と脚本を担当する福井晴敏氏によれば、本作は「リメイクシリーズ最強の物量戦」である。これは「設定及び考証の数と複雑さがリメイクシリーズの中で最高峰」という意味だと推察されており、ファンの間では「難解な仕上がりとなっている『2202』すらも超えるのではないか」との期待と不安の入り交じった声が挙がっている。
『2205』と『3199』は二つで一つの作品とされており、「リメイク・シリーズ『完結編』に向かうための、ホップとステップの役割を果たす」とのこと。
「人間とは何か、機械とは何か。」を深く掘り下げる内容となっており、『2202』が描いた人間論のさらに先を目指す作品としている。
ストーリー
時に西暦2207年。あのガミラス本星とイスカンダル星が消滅した事件から二年──。
突如、太陽系に謎の巨大物体〈グランドリバース〉が出現した。
地球防衛軍の善戦虚しく、幾重もの防衛網を易々と突破した〈グランドリバース〉は、悠然と地球の新首都へと降下したのである。
音も無く出現する降下兵の群れ。上陸する多脚戦車。瞬く間に首都は制圧されてゆく。
もはや地球には抗う術はないのか──。
そのとき旧ヤマト艦隊クルーに極秘指令が下った。
「ヤマトへ集結せよ!!」
そこに聞こえてくる謎の歌声。「帰ってきた」と呟く謎の男。
果たして侵略者の驚くべき正体とは!?
人類の命運を賭けて、いま未踏の時空へと宇宙戦艦ヤマトの航海が始まる。
(公式サイトより引用)
登場キャラクター
太字は本作初登場。
地球連邦
地球防衛軍/もと第65護衛隊関係者
地球防衛軍/そのほか
登場メカニック
地球
スタッフ
原作 | 西﨑義展 |
---|---|
製作総指揮・著作総監修 | 西﨑彰司 |
総監督 | 福井晴敏 |
監督 | ヤマトナオミチ |
シリーズ構成・脚本 | 福井晴敏 |
脚本 | 岡秀樹 |
キャラクターデザイン | 結城信輝 |
メカニカルデザイン | 玉盛順一朗・石津泰志・明貴美加 |
CGプロデューサー | 後藤浩幸 |
CGディレクター | 上地正祐 |
音楽 | 宮川彬良・兼松衆 / 宮川 泰 |
音響監督 | 吉田知弘 |
アニメーション制作 | studio MOTHER |
アニメーション制作協力 | サテライト・YANCHESTER |
配給 | 松竹ODS事業室 |
製作 | 宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会 |
アニメーション制作は『2205』でのサテライトから、『「宇宙戦艦ヤマト」という時代』を制作したstudio MOTHERに変更されている。サテライトは制作協力として引き続き参加。
本来は『2205』からシームレスに本作の制作に移る予定だったが、制作会社の変更によって移行作業(制作体制の組み直しはもちろんのこと、CGソフトが異なることで生じるモデルコンバートなど細かい作業も挙げられる)が必要になり、これによって当初想定していたよりも制作期間が長くなることになった。
本作発表時はちょうど制作会社変更が決まってスケジュールの目算が完全に崩れていた時期であり、福井晴敏をして「自分はいつもだったら1年先でも「近日公開!」と言ってしまう方だけど、今回は「少しお時間を頂きます」という言い方になった」ほど。
福井晴敏が『2202』『2205』に引き続きシリーズ構成及び脚本を務めるが、本作では総監督をも兼任している。総監督の役職が使われるのは『2199』以来。
監督は安田賢司から『2205』で第3、6話の演出を担当したヤマトナオミチに替わった。
CG面では、『2205』でCGディレクターを担当した後藤浩幸がCGプロデューサーになり、CGディレクターには『星巡る方舟』『ヤマトという時代』で同ポジションを担った上地正祐が担当する。
音楽には宮川彬良の希望により、新たに兼松衆が加わっている。
余談
タイトルの謎
「2199」シリーズの作品は全てタイトルに4桁の数字が添えられており、これらは作中の西暦を表している。しかし、本作の作中西暦は2207年であるため、「3199」が何を示しているのかは不明。また、本タイトルに於ける「REBEL」は、「抵抗」を意味する“REBEL”と「段階」を意味する“レベル”を掛け合わせた言葉とのことだが、こちらも詳細は不明である。
また、タイトルにもある『3199』が西暦を表してもいるならば、かつて『コミックGOTTA』という漫画雑誌で松本零士氏によって描かれて連載され、雑誌の休刊に伴ってそのまま中途半端な展開のまま終了…実質打ち切り状態で終わってしまった(松本先生の漫画にはよくある事だが、ヤマトもそうだがちゃんとした決着もまだなのに中途半端な所でそのまま完結してしまった作品は多い)漫画作品の『新宇宙戦艦ヤマト』を彷彿ともさせるものであり、実際こちらでは西暦3199年の世界が舞台となっている。
関連動画
第一章「黒の侵略」特報