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ウィーン・マルガレーテの編集履歴

2024-10-24 23:30:21 バージョン

ウィーン・マルガレーテ

うぃーんまるがれーて

「ラブライブ!スーパースター!!」に登場するキャラクター。スクールアイドルグループ・Liella!のメンバー。

「私が"本当の歌"を教えてあげる」

「"歌は力"。そして私は未来を、私自身の手でビルドする。"歌の力"で」


プロフィール

名前ウィーン・マルガレーテ
英字表記WIEN MARGARETE
学年1年
誕生日1月20日
星座みずがめ座
血液型A型
身長161cm(シリーズ13位タイ)
一人称
趣味お菓子作り、クラシック音楽クレー射撃
特技歌、ヴァイオリン、射撃
好物チョコレート
好きな言葉初志貫徹
好きな教科外国語、数学
好きな動物狼、サメ
イメージカラーエレガントパープル
ユニットKALEIDOSCORE
CV結那

概要

ラブライブ!スーパースター!!』に登場するスクールアイドル

TVアニメ2期からライバルキャラクターとして登場し、(プロジェクトの)第3期からはLiella!3期生として活動している。


テレビアニメ2期では、ソロで活動するスクールアイドルであり、8話までは中学3年生。

TVアニメ2期9話以降は、東京都内(ラブライブ!の東京大会に出場していることから)のインターナショナル・スクールに通う高校1年生。

3期からは(学年はそのままに)結ヶ丘女子高等学校に転入している。


オーストリア人の音楽一家の次女である、生まれながらの音楽家。

幼少期から歌の天才と言われていたほどの才能の持ち主で、スクールアイドルとしてのステージも歌で圧倒するスタイル。

加えて、特技の中には(クレー)射撃も入っており、(演者が日本人である事も理由ではあるが)母が日本人である可可(中国・上海出身)よりも流暢な日本語を話していることから、恐らく葉月恋と同じく文武両道と思われる。

さらに、姉のいる『ウィーン国立音楽学校』を受験して不合格になった事や、かのんに(上述した)ウィーン国立音楽学校から留学のオファーが舞い込んで来た事がTVアニメ2期11話12話におけるキーポイントになっており、その続編となるTVアニメ3期では、1期のや2期のきな子と並ぶ、(TVアニメ3期における)もう一人の主人公とも言える存在となっている。


性格は自信家で高飛車。

負けん気が強すぎて周りと衝突しがち。

このため、ファンからは(初登場時は)イキリ(中学生)とも言われていた。

このような性格の持ち主なのであまり感じられないが、Liella!では最年少のメンバーである。


新入生ながら同じくLiella!3期生として加入した鬼塚冬毬と(2人揃って)同じくクールキャラで、「リエラジ」初登場回のラジオドラマでは、1年先輩の桜小路きな子より堂々としていた。


容姿は紫色がかったロングのウェーブヘアに、薄緑色の瞳。


メンバーアイコンは


※後述の通り、彼女の個人名は「ウィーン」と「マルガレーテ」のどちらなのかは判明していない(公式でもどちらが個人名とは発表されていない)が、Liella!メンバーの大半から「マルガレーテ(ちゃん)」と呼ばれている事や、公式のアナウンスや各種グッズにおける非フルネームでの呼称・表記が「マルガレーテ(MARGARETE)」となっていることから、恐らく「マルガレーテ」がファーストネームと思われる。

こういった状況と、作中で「ウィーン」と言う同名の地名が台詞で登場している(名称が紛らわしくなる)事等を踏まえ、本記事での非フルネーム表記は、便宜上「マルガレーテ」とする。


TVアニメ2期

第2話「2年生と1年生」のラストシーンで初登場した。

新入生のきな子を加えた練習でランニングに励む(6人の)Liella!を見つめていた。

この時は名前は不明であり、第2話のEDのクレジットでも「謎の少女」と表示されていた。

さらに、この時に着ていた制服はかのんの通う結ヶ丘女子高等学校のものでも、かのんが中学時代に通っていた外苑西中学の物でもなかったが、「澁谷……かのん……」と呟いていたことから、かのんとは何らかの関係があると思われる、と考察されていた。


第3話「優勝候補」からは、本格的に(物語に)絡むことになる。

代々木スクールアイドルフェス前のレッスン終わり、公園にいたかのんに(滑り台の上から)声をかけ、「優勝候補なんでしょ、歌ってよ」「できないの(歌えないの)?」と面と向かって挑発。

そこにかのんの幼馴染である嵐千砂都が戻ってきた頃には、いつの間にか(名乗りもせず)姿を消していた。

そしてフェス当日、控室から出たかのんに再び声をかけ、反応も待たないまま姿を消したかと思えば、かのんの側をが横切る。

蝶に導かれて観客席に来たかのんの前で、『Butterfly Wing』を披露。Liella!が圧倒されるほどのパフォーマンスを見せ、堂々の優勝を果たす。

その夜、かのんの家の近く(階段の上)に来た彼女は「あなた達が優勝候補というなら、ラブライブ!も大した大会じゃない」と吐き捨て、かのん達が優勝候補だったという話も、前回大会優勝グループのSunny Passionが「最も心躍ったグループ」としてLiella!の名前を挙げたからだと聞いて、「無駄足だったって事ね」とあからさまに失望の色を浮かべていた。


第8話「Chance Way」の終盤にて久々の登場。(9人になっていた)Liella!のステージの観客に密かに紛れ込んでいた。


第9話「勝利のために」にて、前年王者であるSunny Passionを破り、ラブライブ!の(東京都の)地区予選を突破していたことが明らかとなった。

彼女達のまさかの敗北を知らされた後のかのんを自宅で階段の上から声をかける。

ラブライブ!を大した事ないと相変わらず見下した態度を取り、「どうしてこんな所(ラブライブ!)で歌っているの?」「私が"本当の歌"を教えてあげる。あなたが歌っているステージが、如何にちっぽけで下らない場所か、思い知らせてあげる」と挑発。

ラブライブ!やLiella!どころか、毎年そこで優勝を勝ち取ろうとする歴代のスクールアイドル達の努力すらも侮辱した自身の台詞にかのんが「下らなくなんかない!ラブライブ!は最高の場所!」と抗議すると、「私の言葉を覚えておいて。当日(東京予選)、その意味が分かるから」とその場を後にした。その言葉は、"自分の勝機"と"Liella!を絶望させる自信"があるように思えた。


続く第10話「渋谷に響く歌」にて、Liella!がきな子の実家がある北海道へ合宿に行っていた時、ラブライブ!東京大会の出場者によるリモート会見で彼女達の出番の後に出演した。

ラブライブ!に出場する理由について、「ここ(ラブライブ!)がいかに低レベルであるかを、スクールアイドル達に知ってもらう為」と、相変わらず(強気というよりも)上から目線なコメントを伝え、「私が"本当の歌"を教えてあげる。それだけ」と前回かのんにも伝えた言葉を残し、勝手に通信を切った。

当然、生粋のスクールアイドルオタクである唐可可米女メイからは反発され、会見の司会者であるシブヤレポーター澁谷ありあからもかなり戦慄されていた。

そんな彼女の姿を見たかのんは、一緒に会見に参加していた千砂都に「 マルガレーテちゃんはきっと歌が大好き。歌で泣いたり笑顔になれる素晴らしさを知っているはず。なのに、彼女から伝わってくるのは「勝つ」気持ちのみで、まるで氷の様 」だと評し、マルガレーテがリモート会見の際に言っていた"本当の歌"がどういう物なのかをLiella!に考えさせるきっかけを与える事になった。

ラブライブ!の東京大会当日、待機中のLiella!、というよりはかのんに声をかけ、「私が"本当の歌"を教えてあげる。"歌は力"。そして私は未来を、私自身の手でビルドする。"歌の力"で」と告げ、ステージに登壇する(もっとも、かのんはその直後、「そんなの、"本当の歌"じゃない!」と否定している)。そこで『エーデルシュタイン』を壮大に歌い上げ、暫しの沈黙の後に拍手が巻き起こった。

前回と同様、マルガレーテの圧倒的なパフォーマンスに圧倒されるLiella!だったが、勝負する以上は彼女達も負けてはいられない。北海道での合宿の時に見つけた答え=Liella!なりの"本当の歌"とは「スクールアイドルを続ける喜びや楽しさをみんなで分かち合い、観衆へ歌を届けること」。その想いを乗せて、新曲『Sing!Shine!Smile!』を披露した。

そして結果発表。5位から3位の中に両者はおらず、2位がこれから発表される。


第11話「」の冒頭シーン、惜しくも2位になったのは、マルガレーテの方だった。そしてLiella!が1位になり、本戦に勝ち進んだのだった。

観客達の声援がLiella!の勝利を祝福する中、マルガレーテは自分が(Liella!に)敗北した事が認められず、あろう事かシブヤレポーターからマイクを引ったくり、不服を申し立てるという暴挙に出てしまう

その直後、かのんからは「この結果は来場者達が決めたものだよ」とした上で「 スクールアイドルは独りじゃない、みんなと一緒だから素敵なライブが生まれるんだと思うの。それが伝わらないなら、マルガレーテちゃんにはスクールアイドルのステージに立って欲しくない! 」と説教され、(それでも納得がいかなかったのか)独り会場を去る。

(前回の挑発的な言動も含めた)これらの暴挙に、SNSではマルガレーテに対する非難の声が殺到し大炎上、さらに自身のファンの殆どからも見限られてしまった

Liella!のメンバー達(特に可可とメイ)からは(結果発表時にマルガレーテが行った言動は)自業自得だと断じられていたが、かのんはマルガレーテの身を案じていた。


その後、かのんは自身のスマホで「Margarete」と検索、マルガレーテのSNSを見つけ、翻訳家である父親の手も借りながら翻訳。その結果、姉のいるウィーン国立音楽学校』を受験するも不合格になっていた事が判明したが、(この時点では)ラブライブ!出場の動機は未だに分からないままだった。

そのSNSに神宮競技場周辺の(空の)写真を投稿(英語で添えられていたキャプションの意味は「憂鬱な空」である)、ベンチに腰掛けて上の空になっていた所をかのんに発見される。「人違いじゃない?」と誤魔化したが、姉と同じ音楽学校に受験しながら不合格になっていた事を知っているかのんに驚いた。

かのんが「(マルガレーテと同じく)自分も音楽科に受験して不合格になった」と自らの過去を明かしたのに対し、「一緒にしないで!アンタなんかとはレベルが違うんだから!」と食って掛かる。「でも、(周囲から実力不足と判断されて)夢を奪われた様に思えたのはきっと同じ」として、かのんが自身の夢の末路を語ると「同情してるって言うの?ふざけないで!私に勝って、人の夢をあなたは奪ったのよ!?」と意味あり気に話してしまい、それを聞いたかのんからその意味を明かすよう食い下がられ、語り始める。

「祖国(オーストリア)でもラブライブ!は知られており、(ウィーンにある音楽学校に)合格しなかった自分が編入する為の条件として、同大会で優勝する事を言い渡された」事、「自分の家族は音楽一家で、もし家族に認められたら(音楽学校への)編入の確率も上がり、姉達と肩を並べられる」事を明かし、「でなければ、あんな下らない大会には出るはずがない。私よりあなた達の方が上だなんて、そんな評価を下すステージも観客もみんな下らない」と吐き捨てた。

それでも、かのんが「自分達はみんなに歌を届けようと頑張ってきた。その想いはあなたよりも強かった」と譲らなかった為、マルガレーテは「意味わかんない」と言い残し、その場から立ち去った。


その後、かのんに(上述したウィーン国立音楽学校から)留学のオファーが舞い込んで来た。

もちろん、音楽学校への留学・編入の諾否を決める権限はかのん自身にあるが、世界一と言われている音楽学校だけあって、あわよくば世界にその名を轟かすアーティストにだってなれる、(かのんからしてみれば)またとないチャンスである。

しかし、かのんはLiella!のみんなで大会に出場する事を考慮した上で、(ウィーン音楽学校への)留学を断る決心をメンバー達に伝えた。

その一部始終を盗み聞きしていた所を千砂都に見られて逃走するも捕えられる。さらに(かのんの)ウィーンへの留学の件を知っていたため、千砂都にどういう事かと問い詰められ、止むを得ず事情を説明する。

「今日、家族から連絡があり、『もしかのんを連れて来れば(つまり、かのんがウィーンに留学すること)マルガレーテも(オーストリアに)戻って来ても良い。かのんから歌を学びなさい』と条件をつけられた」と話す。

そう、かのんは知らなかったのだ。自らの留学だけではなくマルガレーテの命運さえも握っていた事を

なぜかのんに留学のオファーが来たのかは明かされていないが、(恐らくは)ウィーンの音楽学校も、マルガレーテの家族も、娘を破ったLiella!のリーダー、澁谷かのんという少女の才能に目を付けたと思われる。

「私の考え(ウィーンに戻る事)は変わらない、もしかのんが駄目(留学を断った)なら、自分の力だけで夢を叶えて見せる」と立ち去る。

一方、かのんの歌声が海外にも評価されている事を知った千砂都は、留学とパンフレットを返上した後のかのんにある想いを伝える。

「私、かのんちゃんに(ウィーンへ)留学してほしい」と……。


第12話(最終話)「私を叶える物語」では、突如かのんの喫茶店に現れる。

たこ焼きを食べるウィーン・マルガレーテ

かのんが(千砂都のバイト先から)買ってきたたこ焼きを美味しそうに食べて、「仮に(ウィーンに)留学しても結ヶ丘に貢献する事は出来る」とウィーンへの留学を後押しする。

決勝当日、マルガレーテは神宮競技場の観客席からLiella!のステージを見守っていた。


そしてウィーンへの出発当日、荷造りが終わって何もする事がなかったかのんが8人に追い出される形で校門を抜けようとしていた時、何故かマルガレーテが現れる。それも、結ヶ丘の制服を着て。

結ヶ丘制服ウィーンマルガレーテちゃん

「見ての通りよ。留学は中止」

本来は結ヶ丘の生徒ではないはずのマルガレーテが結ヶ丘の制服を着ている事に理解が追いつかないかのんに、(上記のセリフの通り)何かしらの理由で留学が延期になった事やお詫びの手紙(ドイツ語で書かれている)が自宅に届いているはずだと告げ、仲間達との決断が無駄になってしまった事が彼女を驚愕させる事となってしまった。


TVアニメ3期

1話

2期最終回のその後から始まり、かのんにウィーンへの留学がお預けになったことを伝える。この時は『よろしく…かのん「先輩」』と声をかけ、仏頂面で理事長室に向かった。ウィーンへの留学が突然延期になった事に納得が出来ないかのんと共に理事長に詰め寄った。

改めて「かのんの元で歌を学ぶこと」を家族からは伝えられていたが、マルガレーテの方も未だに納得していなかったため、キツい言葉で理事長を捲し立てた。(この会話中は「かのん」と呼び捨てになっている)

言いたいことは全てぶちまけたが、理事長からはその言動や考え方、さらには自らの足りていない部分について鋭く指摘された。

本人も(欠けている部分については)薄々分かっていた事ではあったが、(マルガレーテ本人の性格を考えれば)Liella!に入ると言う選択肢は全く無かっため、自ら新スクールアイドル部を立ち上げて、(かのん以外の8人の前で)Liella!を倒すことを宣言する。

なお、この時の様子を夏美に撮られており、オニナッツチャンネルにて拡散されて脅威の120万再生を叩き出している(もっとも、Liella!の動画は投稿しないという決まりがあったため、四季から罰を与えられる羽目にはなったが)。

ある日の夜、かのんが散歩をしていると代々木公園のステージで1人Butterfly Wingをアカペラで独唱しているマルガレーテの姿があった。やはり(一度はLiella!を下した)実力は本物でありながらも、(特に2期終盤での)自らの言動に対する批判が未だに残っていたため、観客も少ししか集まらなかった。

ついに新学年が始まり、新スクールアイドル部への勧誘活動もするものの他人に心を開かず、さらに(歌以外に関しては)内気な事もあり、なかなかうまくいかない状態が続く。そこに恋とすみれがやってきて「やはりLiella!に参加した方がいい」「スクールアイドル部が2つに割れているのは(学校やマルガレーテ自身にも)良くない」と忠告してきたが、未だに「Liella!を倒す」ことに執着していたため、すみれと口論になりかけてしまう(結局、恋が仲裁して事無きを得た)。

一連の様子を見ていたかのんは、メンバー8人に自らの事情や想いを伝え、マルガレーテを引き連れて1つのLiella!になる事、また(マルガレーテの)家族からの頼みもあった事から、Liella!には戻らずに新スクールアイドル部への入部届を提出する。これにはマルガレーテも(当然ながら)流石に驚きを隠せなかった。

そしてED終了後のCパート、2人の会話の最中、マルガレーテと同じ1年生の鬼塚冬毬から声をかけられる。


2話

澁谷家に居候していることが明らかになった。これまでのラブライブ!シリーズにおいて、(グループ内の)他人の家に居候していると明言されたのはマルガレーテが初となる

実はかつて日本に住んでいた事があり、姉の進学に合わせてウィーンへと引っ越した(日本から直接移住したのかは不明。幼少期の描写も描かれているが、少なくとも日本らしい街並みではない)ことも明かされている。

また、勝負や音楽以外に関しては義理堅い性格をしており、カフェの手伝いをしている。スクフェス2のボイスにもあったが、「世話になる以上、相手が誰であろうとお返しするのは私のモットー」とのこと。

作中での練習の様子から、ライブでは圧倒的なパフォーマンスを見せるマルガレーテだが、意外に体力がない(かのんと冬毬とのランニングでは、マルガレーテだけが息を切らしている)様子が見られた。


3話

結局、代々木スクールアイドルフェスティバル本選には出場する事はできずに悶々としている描写があったが、かのんやコメント欄の「可愛い」という言葉には(照れ隠ししつつ)かなり喜んでいた。トマカノーテとして誠心誠意で臨んだライブには「1年前とは別人」と見直す声が溢れており、その後の練習にも俄然やる気を見せていた。これらとは対照的に、必要だと判断した時を除いて練習には参加しない姿勢の冬毬には憤っており、アップルパイを買いに澁谷家のカフェに来た冬毬とは言い争いをしていた。



楽曲

ソロ楽曲


余談

ライバルキャラクター、あるいは3期生?

TVアニメ2期では(主にかのんに対して)かなり不遜な振る舞いの目立った彼女だが、その一方でかのんへの挑発のためにわざわざ滑り台に登ったという(微妙に)お茶目な面や、いつの間にか姿を消している瞬間移動能力持ちというネタ要素もあり、これからの活躍を期待する声も(そこそこ)挙がっている。

また、高飛車な性格に違わぬライブを劇中で披露したこともあり、新たなライバルとしての存在感も残すことに成功している。


また、2期3話時点では中学生だったということもあり、「Liella!3期生として彼女が入ってくるのでは?」と気の早い予想もされていた。

ただし、(前述の通り)2期12話で結ヶ丘の制服を着用していた事やラブライブ!シリーズ初のTVアニメ3期が決定した事、さらに彼女自身が(心構えはともかく)スクールアイドルとしての実力はある事などから、(この時点ではLiella!3期生が誰になるのかは発表されていなかったが)この説が濃厚になっていた。

2期12話でのラストシーンで結ヶ丘の制服を着ていた件に関しては、何らかの事情によって(ウィーンの学校に)編入出来るチャンスを失った為、逆にかのんの元(つまり結ヶ丘)へやって来たという可能性もある。

いずれにしろ、"かのんの元で歌を学ぶ"事自体は出来るはず(この時点ではLiella!に加入するかは不明だった)なのだが、Liella!の活動方針に納得した描写が未だに無い為、3期では「かのん達がどうやってスクールアイドルとしての心構えを教えるのか?」についてドラマが展開していくのかもしれない。

Liella!加入発表時のプロフィールでは、孤高なイメージの強い狼やサメを好きな動物として挙げていること、さらにソロのスクールアイドルとして活動していた際、(一度は)Liella!を実力で下すほどまでに歌の才能は突出しており、かつ自信家の彼女がどうやって溶け込んでいくのかが、TVアニメ3期での注目ポイントの一つと言える。


あれだけウィーンの音楽学校に編入したがっていたのに留学が延期になる事を冷静に伝えていた事から、一部の視聴者からは「"ウィーンの学校ではなく、結ヶ丘に通っても良い理由が見つかった"為ではないか?」と考察されている。例えば「ウィーンの学校が(後述する)姉を教員として結ヶ丘に派遣する為、仮にかのんを連れて来なくても音楽学校と同等の授業を受けられる様になった」という説などが挙げられる。

(TVアニメ3期では)中止の理由がいずれ明らかになるとして、マルガレーテを納得させる程の材料は一体何なのだろうか?


2期9話にてラブライブ!に出場、「中学生である彼女は、高校生しか出場できないはずのラブライブ!には出場できないのでは?」と、多くのファンを困惑させた。

翌10話での作中のネットニュース記事で「インターナショナルスクー(画面からは見切れて読めない)今年9月に進学したばかりの1年生」と記載される形で、ラブライブ!に出場できた理由が明かされた。

この事は(本編中のセリフとしては)一切語られなかったため、視聴者を余計に混乱させる事態になってしまった。

また、現実世界のオーストリアは中学校が4年制であるため、その点での矛盾を指摘する声も少数ながら存在した。

なお、インターナショナルスクールは学校教育法第1条に定められた「学校」(いわゆる「一条校」)に該当する正式な中学校や高校ではない(いわゆる「各種学校」に該当する)ため、「インターナショナルスクールに通っているからといってラブライブ!に出られるのか」という疑問もある。

ただし、最後の矛盾点に関してはアニガサキでのY.G.国際学園(同じくインターナショナルスクール)の生徒は出場することができている事から、『ラブライブ!シリーズ』においてはインターナショナルスクールや年齢の扱いはかなり緩いと思われる。

実際、(同好会の方針で大会には出場していないが)本国では既に大学生であるミア・テイラーも、日本では14歳かつ高校生(高校3年生)として活動している。


シリーズ初となるライバルキャラのメイングループ加入

2023年4月28日発売のLoveLive!Days2023年6月号にて、(かねてからの予想通り)Liella!に加入することが発表された。シリーズ初となるライバルキャラのメイングループ加入となる(同様の展開としてはスクスタのスクールアイドル部という前例があるが、敵とも言えるストーリー構成だったこととアニメとは別展開だったため、これは除く)。

インターナショナルスクールには日本基準で半年遡って入学していたが、日本の学校制度に倣う形で鬼塚冬毬と共にLiella!3期生として加入する。

この際に身長などプロフィールが公開されたが、性格を含めてマルガレーテの方が前面に出ていたり、2人同士で隣に立つことが少ないためか、実際より身長が高く描かれがちで、冬毬の方が低く見えることが多い。(実際は冬毬の方が2cm高い。3期生(特に冬毬)は出演している映像作品がほとんどなく、(現時点では)主にキャスト主体の活動になっているため、リアルでの結那(160cm)>坂倉花(157cm)に引っ張られている人も多いと思われる。)。


なお、同時にこれまで発表されてこなかったミニユニットについても発表され、唐可可葉月恋、マルガレーテの3人でKALEIDOSCOREを組む事になる。


国籍や家族について

名前が「ウィーン」とドイツ語圏の名前である「マルガレーテ」で構成されることから(祖母がスペイン人であるかのんとの対比も込めて)ドイツ人、あるいはドイツ系という予想がされていたが、上述の通り、同じヨーロッパでドイツ語を母国語とするオーストリア人であった。


ウィーンとマルガレーテ、どちらが名(ファーストネーム)なのかは明確に説明されていない。(アニメ内、キャスト内の双方においても、Liella!メンバーからの呼称が混在していた)

ただ、現在の呼称はマルガレーテに一本化されており、先述のようにグッズや公式のアナウンス、担当声優の結那氏をはじめとするLiella!メンバーからはマルガレーテと呼ばれているため、恐らくマルガレーテがファーストネームであると思われる。

ちなみにオーストリアには、(日本をはじめとする)東アジアと同じ「姓が先・名が後」の表記を用いるハンガリー系(マジャル人)も住んでいる。


姉(と思われる女性)の容姿は、2期11話でのウィーン国立音楽学校のホームページや留学案内のパンフレットの写真にて確認する事が出来る。顔立ちが妹と似ている一方で、妹と比べると髪の毛の紫色が濃い。

また登場人物の台詞も鑑みると、在校生か卒業生(恐らく後者が濃厚)でパンフレットの写真にも掲載されていた事から、かなりの優等生かつ有名アーティストとして活躍していると思われる。妹がウィーン国立音楽学校への編入(と実績作りに)焦っていたのは、(音楽一家出身として成功した)姉の背中を見ていたためだろう。


余談ではあるが、ウィーンという地名については(標準のドイツ語では)Wienと綴って「ヴィーン」と発音する。ドイツ南東部のバイエルン地方や彼女の出身地であるオーストリアの方言ではWean(ヴェアン)と訛る。

ドイツ語において、Wは英語のVに似た発音をするため、(基本的には)ドイツ語に「ウィ」の音は存在しないのだが、彼女はどういうわけか「ウィーン」と名乗っている。

とはいえ、日本では「ウィーン」の呼称が最も一般的であり、また外務省や在日オーストリア大使館もこれに倣っていることから、彼女もその呼び方を尊重したものと思われる。案外、思慮深いところもあるのかもしれない。


またも別作品を連想する声

TVアニメ1期のライバルであるSunny Passionプリキュアを連想させられたのに対し、

(こちらは中学生ということもあり)アイカツプリパラシリーズを連想する声が挙がった。


過剰な名前イジリ

その特徴的な名前のせいなのか、「ウィーン・マルガリータ」「ウィーン・マルゲリータ」「ウィーン・マルガリーテ」「ウィーン・マリオカート」「ウィーン・マルセリーニョ」など、やたらと名前をイジられる(もしくは本当に勘違いされている)傾向が強い。

さらに、2023年に行われたユニット甲子園でも共演した『サンシャイン!!』に登場したSaint Snow田野アサミ氏(鹿角聖良役)からは「マルゲリータ」と呼ばれている。(外部リンクおまけ)。なお、2024年の中の人の誕生日イベントに際しては「マルガリータ」と呼ばれている

ちなみに、Liella!メンバーへのあだ名呼びには定評がある可可からは"マルマル"と呼ばれている。


かのんとの共通点

初登場時の台詞が「澁谷かのん……」であったことを始め、かのんとの関わりが多い彼女であるが、共通点や対称性もいくつか存在する。


  • 名字(恐らく)が出身地名(澁谷ウィーン
  • 欧州系の血を引いている(かのんはスペイン、マルガレーテはオーストリア)
  • 音楽系の学校(学科)への進学を志したが、両者とも不合格になっている
  • 姉妹がいる(かのんは、マルガレーテは姉)
  • グループ内の年齢順でどちらも端(かのんは最年長、マルガレーテは最年少)

このことから、ある意味「(音楽に対する)考えややり方が違う(信頼できる友人や仲間がいない)、もう一人のかのん」という見方も出来るかもしれない。


なお、異次元フェスの開催後に公開された(Liella!の)相関図によれば、かのんの事は悔しいながらも尊敬しているらしく、かのんもマルガレーテの事を尊敬していることから、前書きを除けば共通している。


メンバーカラーについて

「スーパースター!!」では、(現時点では唯一の)メンバーカラーがのキャラクターである。

(マルガレーテの)加入決定以前に登場した新規作品のスクミュ蓮ノ空では、紫色のメンバーカラーを持つキャラが1人も登場しておらず、過去のラブライブ!シリーズにおいても、東條希小原鞠莉近江彼方の3名がいずれも3年生だったこともあり、紫=3年生という法則だとファンに思われている所があった。(参考)

そのため、マルガレーテはメンバーカラーが

  • Liellaでは初めて
  • 元号が令和になってからは初めて
  • 3年生ではないキャラとしては初めて

紫色となった初めて尽くしの例である。


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