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18世代の編集履歴

2024-11-30 04:11:11 バージョン

18世代

じゅうはちせだい

2015年に生まれ、18年にクラシックを迎えた競走馬の世代。

概要

2015年に生まれ、2018年に3歳を迎えた世代。2023年現在9歳。

3歳時の古馬GI勝利数、中央平地GI勝利数、世代総GI勝利数などを更新した。

なお、GⅠに昇格したホープフルステークスを最初に走った世代でもある。


2015年に大種牡馬ステイゴールドが最初の種付け直後に急死しており、その産駒は未勝利で繁殖に上がったため、この世代が事実上のラストクロップと言える世代もなる。

3歳時にマイルCSをステルヴィオが勝つと、ジャパンC、チャンピオンズC、有馬記念、東京大賞典と国内の古馬G1を5連勝、その後も勝ち星を重ね中央平地GⅠ32勝を達成し、史上最多勝利数を更新した。

新型コロナウイルスの影響を受けて海外遠征が中止なった年があるにもかかわらず14世代と並んで史上最多の海外G16勝を挙げている。

地方のG1及びJpn1も13勝しているため、合算するとGⅠ51勝の大台に達している。

JRA平地古馬重賞勝利数も108勝で断トツに多く、海外重賞も8勝で史上1位。合計すると116勝で、これは2位の世代より17勝も多い。


あまり知られていないが短距離のGⅠが充実した現代において2019年に古馬短距離GⅠ単年度全勝をした唯一の世代でもある。また同世代による短距離G17連勝は歴代最高記録。


3歳から活躍した割に世代全体としては息が長く、7歳に入ってからもジャンダルムがスプリンターズSで初のG1を制覇、その他にも中山金杯、東海S、川崎記念、京都記念、阪急杯、オーシャンS、レッドシーターフH、ドバイゴールドCなど多数の重賞を勝利している。


芝2400メートルの世界レコードタイムを大幅に更新し、シンボリルドルフが芝GIを7勝してから34年誰も更新する事が出来なかった、史上初の芝GI8勝を達成し通算9勝した三冠牝馬アーモンドアイが有名なためアーモンドアイ世代とも呼ばれる。


アーモンドアイ以外にも、栄光・凋落・復活・覚醒の末に大阪杯制覇やエリザベス女王杯連覇を成し遂げたGI4勝馬ラッキーライラック、芝砂兼用の短距離逃げ馬で高松宮記念を制したモズスーパーフレア、マイル~中距離で国内外問わず活躍したクロノジェネシスの姉ノームコア等の牝馬が活躍した。


牡馬は牡馬で芝路線では、香港スプリントを父ロードカナロアと初の父子制覇を果たしたダノンスマッシュステイゴールドのラストクロップから出て春秋マイルGⅠ連覇を果たしたインディチャンプ、3000m級の長距離戦線で活躍したフィエールマン、メジロ血統の母系を持ち香港ヴァーズを2度勝ったグローリーヴェイズなどがいる。


しかしクラシックを制した皐月賞馬エポカドーロは古馬GⅠ初戦で鼻出血、その後は腸捻転を発症し開腹手術までして復帰を目指したがついに叶わず引退。

ダービー馬ワグネリアンは喉鳴りや胆石からくる多臓器不全に苦しみ、現役中に亡くなってしまった。


ダートでは3歳時にジャパンダートダービーに勝利し、同年の古馬GⅠを圧倒的な強さで連勝したルヴァンスレーヴ(怪我で早期離脱、全盛期には戻れず引退)、古馬になってからは史上初の東京大賞典4連覇を達成した大井の帝王オメガパフューム、ドバイワールドカップで2年連続馬券圏内に入り獲得賞金10億を突破した驚異の安定感を誇るチュウワウィザードの2頭が大いに目立っている。20-21年にはアルクトスもマイルCS南部杯の連覇を達成した。

また、16年ぶりのJRA女性ジョッキーである藤田菜七子騎手に、初の重賞タイトルとGI挑戦をプレゼントし、海外でも勝利を挙げたコパノキッキングもこの世代である。


障害競走では小倉サマージャンプ連覇のアサクサゲンキが代表格。2023年末時点では世代全体で障害重賞累計3勝と振るわないが、そのいずれもが騎手にとって記念碑となる勝利である。

重賞未勝利馬ではあるが、中山競馬場のバンケットを得意とし、中山グランドジャンプオジュウチョウサンと差しつ差されつのマッチレースを繰り広げたブラゾンダムールもこの世代である。


この世代でGⅠを勝利したフィエールマン・グローリーヴェイズ・チュウワウィザードの3頭はノーザンファーム空港牧場C1厩舎で共に育成された。いわば僚馬である。特にフィエールマンとグローリーヴェイズと同世代の重賞馬ユーキャンスマイルは同じ鞍で調教をしたこともあったという。


上記の競走馬以外にも

牝馬クラシックで活躍したリリーノーブルミッキーチャーム、主な勝鞍が2歳未勝利なのに獲得賞金2億越えの「最強の1勝馬」エタリオウ、後のGI馬4頭相手に完勝した伝説の朝日杯勝ち馬ダノンプレミアム、無敗三冠牝馬に勝って睨まれたギベオン、千直番長ライオンボス、ポタジェのライバルサンレイポケット、1つ上の名牝ディアドラと禁断の恋に落ちた巨漢馬ぶーちゃん(池添談)ことブラストワンピース、未出走馬ながらいきなりGII弥生賞に出走し、圧倒的遅さを見せつけ競馬ファンの心にその名を刻んだヘヴィータンクetc…などの面子がおり、たびたびレースを沸かせた。


ステイゴールドの事実上のラストクロップ世代なのは前述の通りだが、他のGⅠ馬が軒並み引退した2022年、中央を走る産駒も残り20数頭しかいないにもかかわらずここから妙に存在感を出し始め、Twitterに本馬のアカウントがあるアフリカンゴールド(アフリカンストーリーの半弟)や近親にG1馬を持つステイフーリッシュがそれぞれ初・3年9ヵ月ぶりに重賞を勝利している。


海外

成績面で目立っているのは2019-21年にかけて16連勝を果たし、香港マイル戦線を牽引している豪州産の香港馬ゴールデンシックスティだろう。香港国内でのみの出走でGⅠ10勝を挙げ、ウィンクスが持っていた通算獲得賞金の最多記録を更新、史上初の30億円ホースの大台へ迫っている。

欧州ではディープインパクト産駒のフランス調教馬でリアルスティールラヴズオンリーユーの親戚にあたるスタディオブマンや日本生まれのアイルランド調教馬サクソンウォリアーがおり、ともに種牡馬入りを果たしている。米国では無敗の3冠馬ジャスティファイが出て、古馬との対決を待たずに種牡馬入り。複数の持込馬がセレクトセールで億越えを出した。他には牝馬路線のモノモイガールや短距離路線のフィレンツェファイアなどが活躍。また米国の名牝ミッドナイトビズーは引退後の繁殖セールで8億円超という値段で取引されノーザンファームが輸入することとなった。


勝利したGⅠ

グランプリやマイルは上下の世代(リスグラシュー・グランアレグリア・クロノジェネシス)の台頭後は勝ち星が伸びていない。

GⅠを複数回勝利した競走馬が11頭いる。同一GⅠを二回以上勝ったリピーターが7頭(うち連覇を達成したのは5頭)いる。


2-3歳

全日本2歳優駿ルヴァンスレーヴ
朝日杯FSダノンプレミアム
阪神JFラッキーライラック
ホープフルSタイムフライヤー
皐月賞エポカドーロ
日本ダービーワグネリアン
菊花賞フィエールマン
桜花賞アーモンドアイ
オークスアーモンドアイ
秋華賞アーモンドアイ
NHKマイルCケイアイノーテック
ジャパンダートダービールヴァンスレーヴ

古馬GⅠ(中央)

レース分類レース名2018年(3歳)2019年(4歳)2020年(5歳)2021年(6歳)2022年(7歳)
芝短距離高松宮記念 ミスターメロディモズスーパーフレアダノンスマッシュ
スプリンターズS タワーオブロンドン ジャンダルム
芝マイル安田記念 インディチャンプ
マイルCSステルヴィオインディチャンプ
芝中距離大阪杯 ラッキーライラック
天皇賞(秋) アーモンドアイアーモンドアイ
芝長距離天皇賞(春) フィエールマンフィエールマン
ジャパンCアーモンドアイ アーモンドアイ
牝馬限定ヴィクトリアマイル ノームコアアーモンドアイ
エリザベス女王杯 ラッキーライラックラッキーライラック
グランプリ宝塚記念
有馬記念ブラストワンピース
ダートフェブラリーS
チャンピオンズCルヴァンスレーヴ チュウワウィザード
障害中山グランドJ
中山大障害

古馬GⅠ・JpnⅠ(地方)

レース名2018年(3歳)2019年(4歳)2020年(5歳)2021年(6歳)2022年(7歳)
川崎記念 チュウワウィザード チュウワウィザード
かしわ記念
帝王賞 オメガパフューム
マイルCS南部杯ルヴァンスレーヴ アルクトスアルクトス
JBCレディスクラシック
JBCスプリント
JBCクラシック チュウワウィザード
東京大賞典オメガパフュームオメガパフュームオメガパフュームオメガパフューム

海外GⅠ

レース名2019年(4歳)2020年(5歳)2021年(6歳)
ドバイターフアーモンドアイ※中止
コーフィールドCメールドグラース
香港ヴァーズグローリーヴェイズ グローリーヴェイズ
香港スプリント ダノンスマッシュ
香港カップ ノームコア

代表的な競走馬

(2024年9月現在)

日本馬

GⅠ馬

馬名性別主な勝利レース備考(太字は表彰)
アーモンドアイ'18桜花賞/'18優駿牝馬/'18秋華賞/'18・'20ジャパンC/'19・'20天皇賞(秋)/'20ヴィクトリアマイル/'19ドバイターフ'18年度代表馬/'18最優秀3歳牝馬/'20年度代表馬/'20最優秀4歳以上牝馬/'23顕彰馬選出/2400mワールドレコード(ジャパンCレコード)
ラッキーライラック'17阪神JF/'19・'20エリザベス女王杯/'20大阪杯'17最優秀2歳牝馬/オルフェーヴル産駒初のGⅠ勝利
ブラストワンピース'18有馬記念'18最優秀3歳牡馬
フィエールマン'18菊花賞/'19・'20天皇賞(春)'20最優秀4歳以上牡馬/天皇賞(春)は2元制覇
インディチャンプ'19安田記念/'19マイルCS'19最優秀短距離馬/安田記念レコード
ダノンスマッシュ'20香港スプリント/'21高松宮記念
ノームコア'19ヴィクトリアマイル/'20香港CヴィクトリアMレコード
ダノンプレミアム'17朝日杯FS/'18報知杯弥生賞/'19金鯱賞/'19マイラーズカップ/'17サウジアラビアロイヤルカップ'17最優秀2歳牡馬
ルヴァンスレーヴ'17全日本2歳優駿/'18ジャパンダートダービー/'18マイルCS南部杯/'18チャンピオンズC'18最優秀ダートホース
オメガパフューム'18~'21東京大賞典(4連覇)/'19帝王賞日本調教馬初の国際GⅠレース4連覇
チュウワウィザード'19JBCクラシック/'20・'22川崎記念/'20チャンピオンズC'20最優秀ダートホース
アルクトス'20・'21マイルCS南部杯
タワーオブロンドン'19スプリンターズS
モズスーパーフレア(USA)'20高松宮記念
ワグネリアン'18日本ダービー
グローリーヴェイズ'19・'21香港ヴァーズ
エポカドーロ'18皐月賞
ステルヴィオ'18マイルCS
ミスターメロディ(USA)'19高松宮記念
タイムフライヤー'17ホープフルステークス2022年に川崎に転出
ジャンダルム(USA)'22スプリンターズS
メールドグラース'19コーフィールドC(豪)
ケイアイノーテック'18NHKマイルC


重賞馬

馬名性別主な勝利レース備考
アサクサゲンキ(※現役)牡→セ小倉2歳S/'21-'22小倉SJ
ステイフーリッシュ京都新聞杯/レッドシーターフH(沙)/ドバイゴールドC
ダイアトニックスワンステークス/阪神カップ
バイオスパーク牡→騸福島記念
ヒロシゲゴールド北海道スプリントカップ
ユーキャンスマイルダイヤモンドステークス/新潟記念/阪神大賞典
ヤマノファイト(道営)(※現役)イノセントカップ/サンライズカップ/ニューイヤーカップ/京浜盃/羽田盃/報知オールスターカップ
ライオンボス(川崎)(※現役)アイビスサマーダッシュ
リュウノユキナ(船橋)東京スプリント/クラスターカップ
アフリカンゴールドセン京都記念
マイネルファンロン新潟記念
エアアルマス(川崎)(※現役)東海ステークス
ソーラーフレア(金沢)(※現役)金沢スプリングカップ
バーニングペスカ(兵庫)(※現役)白銀争覇

海外馬

馬・出身国性別調教地域主なレース備考
ゴールデンシックスティ(AUS)センHK香港マイルなど多数2019-21年にかけ16連勝、賞金王
サクソンウォリアー(JPN)IRE2000ギニーディープインパクト産駒
スタディオブマン(IRE)FRAジョッケクルブ賞(仏ダービー)ディープインパクト産駒/近親にリアルスティールラヴズオンリーユー
ジャスティファイ(USA)USAケンタッキーダービー/プリークネスS/ベルモントS無敗で三冠達成
ロアリングライオンGBエクリプスSなど2018年の欧州年度代表馬
メンデルスゾーン(USA)IREBCジュベナイルターフ
モノモイガール(USA)USABCディスタフなど
フィレンツェファイア(USA)USAシャンペンS
ミッドナイトビズー(USA)USAサンタアニタオークスなどGⅠ5勝輸入予定

ウマ娘プリティーダービー

以下の競走馬がウマ娘として登場している。18世代(ウマ娘)も参照。



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