データ
- 身長:2.1=59m
- 体重:90kg~2万5千t
- 別名:宇宙星獣
- 出身地:ギロ星
概要
第9話「宇宙にかける友情の橋」に登場
故郷であるギロ星を追放され、地球を放浪していた怪獣。
「星獣」と呼ばれているが人間並みの知能を持っており、遊園地の怪獣ショーに紛れ込んでいたところをたまたま遊園地に来ていたトオルと出会い、友人になる。
お菓子やソフトクリームが大好きで、夢のような幻を相手に見せる能力を持っている。
MAC、特にギロがトオルに催眠術をかけて騙していると誤解したモロボシ・ダンからは危険な怪獣とみなされてしまい、攻撃を受けてついには巨大化してしまった。
頭の触角から溶解泡「ウォームシャワー」を出して物体を溶かしてしまう。これを応用することで相手を固めて動きを封じることもできる。同時にこの触角は弱点でもあり、折られると力が弱くなってしまい、最終的には切れ目からウォームシャワーが噴き出して体が溶けて死んでしまう。
遊園地で巨大化し、ウォームシャワーをばらまきながらウルトラマンレオと戦ったが角を折られて死亡した。
しかしトオル少年の頼みによってリライブ光線で復活し、宇宙へと帰って行った。
派生作品
内山まもるによるコミカライズ版ではマグマ星人に操られる怪獣として登場した。
『小学二年生』版ではレオがセブンから託された7つの武器でコテンパンにやられ、『小学三年生』版ではマッドサイエンティストが作ったスーパーロボット「ギリシャス」に倒された。
『ウルトラ銀河伝説』ではベリュドラの胴体を構成する怪獣の一体として登場した。
『ウルトラマンサーガ』のアナザーストーリー「アンナの日記」ではチームUが保護した子供たちが倉庫にかくまっていた怪獣として登場。「ギロギロ」と鳴くことからアスカ・シンに「ギロジロー」と名付けられた。
しかし最終的にはバット星人に殺されてしまったらしく、リーサとヒナが子供たちに「生まれた星へと帰った」と説明していた。しかしタケルだけはギロジローの死を感じていたらしい。
漫画『ウルトラ忍法帖』では邪鬼一族編にて邪鬼七人衆の一人として登場。ノンマルトの塔にてウル忍を追跡するが、最後の長い階段でへばってしまい脱落した。
余談
ギロが本当に優しい怪獣だったのかは劇中では明かされていないが、『ウルトラ怪獣大百科』という帯番組では「トオルに催眠術をかけ、ボディーガード兼人質として連れまわした」と解説されていた。また、宇宙犯罪者という記述の書籍も存在する。
着ぐるみは等身大と巨大化後の2種が作られたが、頭部は共通で使われている。
次回作『ザ☆ウルトラマン』にて、惑星ギロ出身のギロ星人が登場しているが、関連性は不明。
トオルの夢の中で、ギロと遊ぶシーンのバックは『ウルトラセブン』のOPバックの流用。BGMは前作『ウルトラマンタロウ』第39話で使われたものと同じくモンパルナスからの流用しており、『仮面ライダーX』でも流用されている。
劇中の怪獣軍団ショーに登場する怪獣の中にチンペ、ヘルツ、ゼットン、ベロン、タイラント、ショーの入り口の看板の上にはツインテールが飾っており、怪獣たちの後ろには『タロウ』のZATのウルフ777が置かれている(ちなみにレオは後にタイラントと戦っている)。
関連イラスト
関連タグ
ギエロン星獣:かつてダンが戦った星獣。こちらは悲劇的な結末となってしまった。