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ダークスパーク(トランスフォーマー)

だーくすぱーく

ダークスパークとは2014年にアクティビジョン(日本ではスクウェア・エニックス)より発売されたTPS『トランスフォーマー ライズ・オブ・ザ・ダークスパーク』に登場した古代の遺物。原語版での名称は「Dark Spark」。
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概要編集

両側に持ち手となるハンドルが取り付けられた、ともオーラともつかぬ代物を放つ紫色の球体の結晶(意志を持っているのか、目玉の様に動き回る)という外観をしており、サイバトロン歴代司令官が装着しているマトリクスと酷似している。種明かしをするなら、丁度宇宙における物質反物質の関係性のように、マトリクスと対等かつ対極に位置する存在がダークスパークであり、前者が装着者に叡智を授けるのに対して、後者は宇宙の構造そのものを捻じ曲げ、その住人を意のままに操る力を授けるのだ。当然、ダークスパークはマトリクス同様、胸部に格納することが可能である。

その力は比喩でもなんでもなく、劇中では何もせずとも宙に浮遊した状態にある、襲って来た敵を静止させる、次元の壁を突き破って並行世界へ飛来する、落下地点には甚大なダメージを齎し、紫色のエネルギー層を形成するという風に強大さを窺わせる場面が散見される。後述する「Ask Vector Prime」においても、「What is certain is that it is a force most powerful.」(確かなことは、最も強大なる力だという事だ。)と評されており、加えてダークスパークの放出によって、Uniend世界群(『トランスフォーマープライム』や『War for Cybertron』シリーズが属する世界)を覆っていた量子膜が破れ、その手の知識を持つ者達が情報を入手できるようになったとされる。


劇中での扱い編集

ダークスパークが最初に発見されたのは『War for Cybertron』シリーズの世界に属する、古代のサイバトロン星においてであった。パターナーやサーティーンの門弟といった当時のトランスフォーマー(その中にはガルバトロンや科学者クラニクスも含まれていた。)らは正体について研究を進めたが、その過程で危険性が発覚、クリスタルシティから来たガーディアン(プロテクトボットの合体戦士ではない)らにより専用の宝物庫に封印された。以降、ダークスパークは記憶から忘れ去られ、その存在については伝説上のものとしか思われなくなった。


MEGATRON -TF Fall of Cybertron

しかし第2次サイバトロン戦争の最中、メガトロンはダークスパークが実在すると確信するに至り、精鋭部下らをクリスタルシティへと派遣、回収を目論みた。途中、ダークエネルゴンの汚染により地表へと現れたインセクティコンを従えたり、彼等の襲撃に先んじてアイアンハイドサイドスワイプらがダークスパークを持ち出してしまう不測の事態が発生したものの、最終的に回収へと至る。続くオートボットの抵抗や待ち伏せもコンバッティコンやインセクティコンの活躍のお陰でなんのその、拠点都市ケイオンへと運び込んだ。こうしてダークスパークを手中に収めたメガトロンの目的は遺宝の強力無比な力によって、長引くオートボットとの戦いに勝利する事であり、その一環としてコルクラー要塞内のショックウェーブのラボにてダークエネルゴンとダークスパークを連動させた、死者軍団の実験に取り組んだ。だがその要塞内にマトリクス装着者たるオプティマス・プライムと部下のジャズが潜入、オプティマスはメガトロンとの直接勝負でマトリクスから発せられるビームを使い、メガトロンのダークスパークを宇宙空間へと放逐、この一件に終止符を打った。ダークスパークがどこに飛ばされたかを知る者は誰もいなかった...。



ロックダウン

その後、ダークスパークは実写世界アメリカ西海岸の都市に墜落。この世界のオプティマスバンブルビードリフトに先駆けて、傭兵軍団のリーダー、ロックダウンが回収した。彼の目的はオートボットとディセプティコンが繰り広げてきた何百万年もの宇宙戦争の再開、すなわち戦争屋稼業の復活であり、ダークスパークで得られた時空を操る力と増幅器を使ってタイム・ブリッジを起動させ、メガトロンを始めとする戦死したディセプティコン達を蘇らせる事にあった。そのために彼は傭兵軍団を率いて人間たちの町を占領、タイム・ブリッジを中心とした一大拠点を築き上げ、計画を実行に移そうとした。だがそこに助っ人としてグリムロックを加えたオートボットが襲撃(とはいえロックダウンとしては、マトリクスを奪った上でオプティマスをタイム・ブリッジに乗せ、メガトロンの下まで飛ばそうとも考えていたので、これは寧ろ計画通りであった。)、オプティマスとの戦いの最中、因縁の相手であるドリフトから不意打ちを受けた為に、ダークスパークの結晶を失う事になった。回収されたダークスパークの結晶は漸く起動したタイムマシンとマトリクスのビームによって、再びどこかの世界へと飛ばされたのだった.....。


起源編集

この遺宝についての最大の謎と言っていいのが、その起源である。これについてはゲーム本編においても不明という扱いであり、劇中で研究を行っていた古代トランスフォーマー達の議論では


  • ユニクロンのスパークそのもの
  • オールスパークからマトリクスと共に放出された汚物
  • 他の宇宙に由来する何か(これはガルバトロンの主張)

が候補として挙げられていた。

後の2015年、トランスフォーマーコレクターズクラブが運営するFacebookアカウント「Ask Vector Prime」で、ダークスパークの正体が何かを問う質問が寄せられたが、そこでの回答も「分からない」という旨のモノであり、代わりにゲーム本編でも提唱された「ユニクロンのスパーク説」を始めとして、次のものが候補として挙げられている。


  • アンゴルモアエネルギーが凝縮されたマトリクス
  • IDWコミックに登場したデッドユニバースの生命体、ディボイドの欠片
  • バイオレンジャイガーの手で聖性を失い、武器として並行世界に放たれたマトリクス
  • ビーストコンボイ率いるサイバトロンに勝利し、セイバートロン星の全てのスパークの吸収に成功したビーストメガトロンのスパーク
  • 死神モーティラスの残滓
  • 強大な力を持つコズミック・ビーイング、Elder Godsに仕えるEbon Knightsの手で生み出された遺宝

余談編集

  • ユニクロン由来のマトリクス型の遺宝」は実際にオンライン配信のアニメシリーズ『Prime Wars Trilogy』にて、「マトリクスオブケイオス」として登場している。外観はハンドル付きの六芒星の結晶というもので、この中にユニクロンの自我が宿っている。本編開始以前にメガトロナスの指示を受けたオーバーロードがユニクロンの頭部の残骸から発見し、2作目『Titans Return』において埋め込まれたホットロディマスをロディマスクロンへと闇堕ちさせた。完結編『Power of the Primes』の終盤のメガトロナスとの戦いで憑依したボディをロディマスユニクロナスへとパワーアップさせたが、その後のオプティマルオプティマスとの戦いで合体を解除させられた。それでも新たなる宿主としてメガトロンへの憑依を試みるも、覚悟を決めた彼からの決死の抵抗に邪魔されて失敗、最後はそのメガトロン共々、レクイエムブラスターの一撃を浴びて消滅した。
  • アンゴルモアエネルギーは『ビーストウォーズⅡ』で登場した惑星ガイアのエネルギーだが、『キスぷれ』においてユニクロン由来のエネルギーという設定が付け加えられている。
  • モーティラスはIDWコミックに登場したプライマス率いるガイディング・ハンドの一柱であり、仲間を裏切って一大戦争を引き起こし、黄金時代の終焉を齎したとされている。だが『LOST LIGHT』によると、実際には濡れ衣だったらしく、これを踏まえると「Ask Vector Prime」で挙げられたモーティラスはIDWコミックの彼とは別人だったという事になる。また、並行世界の中には彼がプライムの一柱として名を連ねている世界もあるという。

関連タグ編集

マトリクス(トランスフォーマー) ロックダウン メガトロン ユニクロン バイオレンジャイガー

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