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可変機は不遇

かへんきはふぐう

アナザーガンダムにおける可変機構を持ったガンダムは総じて不遇な扱いを受けやすい、というジンクスの事である。
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概要

アナザーガンダムにおける、MA形態(主に航空形態)への可変機構を持つガンダムの散々な扱いの事である。

本来可変機はギミックを多く含んでいるため、ガンプラアクションフィギュアとして見ればプレイバリューが高い。
しかし、その一方で劇中での活躍においてはロクな活躍を与えてもらえないまま大破・破棄される事がなぜか多い。
主な原因としてはパイロットに恵まれない事が挙げられる。一概にパイロットが弱いからというわけではなく、パイロットの性格が大きく影響している事がほとんどである。

このように不遇な扱いを受けている事から機体そのものの商品としてのプレイバリューは高いにもかかわらずメカとしては人気が獲得できないこと・変形ギミックの再現やプロポーションとの両立が難しい機体も多く、商品化にはなかなか恵まれない。
…が、最近バンダイガンプラの関節を統一化することで組み換えの効率化やコスト削減を意識した「オールガンダムプロジェクト」を立ち上げたためこの問題はやや改善されつつはある。

そんな中でも作中で最も活躍が著しかったガンダムAGE-2は数少ないジンクスを打ち破った希有な例だと言える。
やはり、主人公機は伊達ではない。

ウイングガンダム新機動戦記ガンダムW

ウイングガンダム(TV ver)


バード形態に変形する。
初登場の第1話から相手が悪かったからとは言え量産機リーオーに撃墜、10話自爆など数々の不遇伝説を残した機体。まあ該当記事のほうが詳しいのでそちらを参照して欲しい。

後継機のウイングガンダムゼロも扱いがいい方とは言えず、初登場が主役機らしからぬ悪役じみた登場だったり、主役機とは思えないほど色んなパイロットに乗り回されたり、変形機構がなかった事にされたEW版の方が爆発的な人気を得てしまったせいでそちらに思い切り立場を食われて不遇な扱いを受けている。
ガンダムビルドファイターズではウイングガンダムフェニーチェという、やはり可変機構のない新バリエーションが登場したが、こちらも大活躍している。やはり可変機構のせい…?

ちなみにプラモデルの方も不遇である。
後日談EndlessWaltz(以下EW)に合わせて描き起こされたカトキ版ウイングガンダムの方ばかりが商品化されたため、TV版の方は放送時に出たいわゆる「旧キット」しかラインナップがないという状態が長く続いた。
これは、同じく可変機構を持つライバルの搭乗機ガンダムエピオンにも言えることである(搭乗機がEWでトールギスⅢに変更されたためそちらに人気が持っていかれてしまい、旧キットしかない状態だった)

ガンダムエアマスター/ガンダムエアマスターバースト機動新世紀ガンダムX

【25】失せやがれ、ゲテモノガンダム!


ファイターモードに変形。
「天国なんてあるのかな」というメイン回がある分他の可変ガンダムに比べればまだマシな方ではあるが、量産機に囲まれて火炎放射器消毒されたりゲテモノガンダムの新武装(ストライクシューター、ビームスピア)の実験台にされたりするなどこちらも散々。

改修後のガンダムエアマスターバーストでは欠点だった少ない武装を大量のビーム兵器でカバーし、さらにブースターも追加した事で機動性も大幅に上昇、初陣ではオルバ・フロストに「良い動きをする、あまり長くは時間稼ぎは出来ない」と言わしめたはずだったがその後すぐにアシュタロンにスピードであっけなく差を詰められ、「新型が泣くよ、エアマスターさん」などと煽られる事になった。

初陣後の27話でもブリトヴァのワイヤー攻撃で左腕を切断され、同じく囮役を買う事になったり、28話ではそもそもビーム兵器が全く効かないビーム兵器だらけのエアマスター泣かせのガブルが相手、そして番組の放送短縮決定により主人公ガロード・ランとヒロインティファ・アディールにスポットを当てるため31話でパイロットのウィッツ・スー共々宇宙革命軍に捕まってしまい、解放される35話までパイロットそのものがフェードアウトするなど不遇な扱いを受ける。

また27話でガロードに餌になってくれと言われた事からネット上で「餌マスター」という俗称までついてしまった。

ガンダムビルドファイターズトライにおいては独自改造の施された本機がコウサカ・ユウマの使用ガンプラとして登場したが、こちらも回想シーンでアドウ・サガに撃破され、そのままライトニングガンダムに出番を譲ったまま登場しなかったなどこちらでも不遇な扱いを受けた。

なお、アシュタロンも可変機構を持ってはいるが、オルバの熱くなりやすい性格が災いしてかませ犬になってしまったり、強化版のハーミットクラブは劇中のガンダムで唯一公式にプラモ化されていない(そもそも最初から立体化は想定されずにデザインされた)とこちらも不遇。

セイバーガンダム機動戦士ガンダムSEEDDESTINY

フリーダムガンダムvsセイバーガンダム


戦闘機型のMA形態に変形。
初登場自体が1クール経過後と非常に遅かった上に、パイロットであるアスラン・ザラザフト軍に復帰してこの機体を授かったと同時にアークエンジェル隊(とフリーダムガンダム)が反旗を翻し始めたためそちらに出番を食われてしまう。

さらに幼馴染のキラ・ヤマトと再び敵対した事でまたもや迷いが生じ、種割れもできずにいた。戦闘では相手のビームをシールドで防ぎビームライフルで反撃(というバンク)やカオスガンダムと追いかけっこしていたくらいで、まともに活躍したのは18話の「ローエングリンを討て!」ぐらい。セイバーの活躍を見たければ18話だけ見れば十分と言ってもよいほど目新しい動きがなかった。

結局アスランの迷いもあってほとんどロクな活躍も出来ぬまま28話でフリーダムにバラバラにされその役目を終えた。
このような扱いから4機乗ったアスランの専用機体の中でも影が最も薄く、人気も低い。
一方でその後外伝で登場したバリエーション機の方(プロトセイバー、ヴァンセイバー)はそちらでそこそこ活躍の機会を得ている。ヴァンセイバーは登場後すぐにマガノイクタチストライカーを装着されることとなるが、キットでは無改造でMS形態に取り付けられない曰く付きの代物である(作中ではMA形態、MS形態双方の活躍は見られるが)


そして『GジェネレーションOVERWORLD』ではセカンドステージシリーズの機体群で唯一変形機構が削除されてしまった。容量の都合なのか他にも変形などが削除された可変機は多いのでセイバーに限ったことではないのだが…。

また、セイバーと同時期に開発されたカオス・ガイアアビスも可変機構を持っているが、本編中盤で地球連合軍ロード・ジブリール1人の組織同然になった事もあってこちらも大きな活躍をしておらず、特にカオスに至っては一般兵が駆る量産機のムラサメ部隊に撃墜されるというあんまりな最期を迎えている。
こちらは殆ど脚本の被害者だが…。

アリオスガンダム機動戦士ガンダム00

ダブルオー13話


航空形態に変形する。
2ndシーズン開始時点でパイロットのアレルヤ・ハプティズムが人革連(アロウズ)の捕虜になっていたため、戦闘への投入が一番遅い。
初陣こそは目覚ましい活躍を遂げたが、1stシーズン最終決戦でハレルヤの人格が封印同然の状態だったため本来の実力を出せずじまいでいた。
さらに序盤の彼の戦う理由であったマリーを取り戻す事」をあっさり7話で達成してしまったため、以後はパイロット共々空気同然の扱いを受けてしまう。

そして、アリオスの不遇さを象徴する話が13話の「メメントモリ攻略戦」。
ダブルオーライザーがイノベイドとの交戦、セラヴィーがメメントモリの装甲破壊、ケルディムが電磁場光共振部を撃ち抜くという大活躍をした一方、アリオスはモビルスーツデッキで待機しトランザムを使ったプトレマイオス2の加速装置同然の扱いを受ける。
このせいでアリオスに付いたあだ名がGN電池」。

その後もダブルオーライザーがトランザムを発動した時以外はハレルヤの人格が目覚める事はなく一方的にやられてばかりであった。さらに恩師のセルゲイ実の息子に殺された事で復讐心を燃やすソーマ・ピーリスがGNアーチャーを駆り出してからはそちらに完全に活躍を奪われGNアーチャーの支援機(本来は逆)呼ばわりされる事も多くなった。

しかしダブルオーライザーがトランザムバーストを発動してハレルヤの人格が完全復活し、ティエリアリジェネの活躍によりヴェーダを奪還した24話~最終話では今までの鬱憤を晴らすかのごとき活躍を見せた。

なお、劇場版の外伝作品である『00I 2314』ではその後が描かれており、ELSに侵食された末遥かに旧型の機体であるティエレンチーツーに破壊されるという末路を辿っている。

一方、『第2次スーパーロボット大戦Z』では電池の汚名を返上するぐらいの能力となっている。

ガンダムフラウロス機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ

流星号


四足形態に変形する。

この世界でのMS戦は鈍器での殴り合いがセオリーだが、その常識に逆行するかのように砲撃戦が得意な機体。
それもその筈、この機体は条約で使用が禁じられているダインスレイヴの運用を前提に置いた機体である。(ただし、ダインスレイヴの定義は「専用弾頭とレールガン」の2セット。レールガン自体はダインスレイヴとしても運用可能な代物だが、鉄華団が使用する弾頭は通常弾頭なのでグレーゾーン)

初陣はレールガンによる砲撃で峡谷を崩落させてハシュマルとプルーマの分断に成功する。
ガンダム・フレームにはMAに接近すると自動でリミッターが外れてしまうシステムが組み込まれていたので、フラウロスはここで離脱した。

しかし、これが劇中で見せたフラウロスの最初で最後の変形だった
そもそもフラウロスの可変機構の意味をざっくり言えば地上での照準を安定させて、発射時の反動を吸収する為の機構。当然宇宙ではその必要が無くなってしまうのだが、よりによってフラウロスが参加した戦闘ではこれが最後の地上戦であった

また、本機のレールガンがダインスレイヴを運用できる事をタービンズが違法兵器を所有していた」という冤罪に利用されてしまった
タービンズ救出作戦には偶然現場に鉢合わせてしまったという名目でグシオン雷電号と共に駆け付けたが、奮戦空しく名瀬・タービンアミダ・アルカらは死亡してしまう。

そして極め付けは45話「これが最後なら」。
アリアンロッド艦隊指令、ラスタル・エリオンの乗艦であるスキップジャック級を沈めるべく、決死の特攻作戦を決行する。
作戦としては、イサリビはホタルビを盾に特攻、ある程度接近させた所でホタルビに隠れていたフラウロスがダインスレイヴ弾頭をブリッジに直撃させて離脱する算段だった。
ホタルビの特攻までは上手く行ったが、発射直前(恐らくトリガーを引いて発射までの僅かなラグの間)にジュリエッタの横槍で照準が狂い、ブリッジを掠めただけで終わってしまう

期待に応えられずに全てを無駄にしてしまったシノは、無念の叫びを上げながらアリアンロッド艦隊へ特攻。
集中砲火を浴びて大破したフラウロスは、ホタルビのナノミラーチャフに飲まれていった…

余談

元祖可変ガンダムであるΖガンダムは『機動戦士Ζガンダム』の後期主役機ではあるが、続編の『機動戦士ガンダムΖΖ』ではジュドー・アーシタに金目当てで盗まれそうになったのが全ての始まりだったり、頭を破損された際はザクの頭部を応急的に付けられて同士討ちされそうになったりと不遇な扱いをされ始め、ΖΖガンダムに主役機の座を譲る事になった。

厳密には可変ガンダムと言いにくい所はあるが、Zガンダムの量産化を目指して開発されたリ・ガズィは、可変機構がオミットされて戦闘機形態からMS形態へと変形すると同時に二度と変形できないほどのバック・ウェポン・システム (BWS)というオプションパーツが用意される半可変試作MSだとされ、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の序盤での一度目の出撃は主役のアムロ・レイが搭乗するもののシャア・アズナブルサザビーの前では歯が立たず、二度目の出撃はケーラ・スゥが搭乗するもののギュネイ・ガスヤクト・ドーガに苦戦を強いられて右腕をビームサーベルごと破損されるほどの中破に追い込まれた。

可変機の不遇ぶりは宇宙世紀の時点で既に始まっていたのかもしれない。
もっともこの場合は主役機の交代劇がある関係上仕方がない部分や、『ガンダムΖΖ』の場合は序盤がコミカルな内容だったこともあるのだが。
またΖガンダムはΖΖ登場後もジュドーが度々搭乗しており、地球降下作戦時には誤って大気圏に突入してしまったエルピー・プルキュベレイMk-Ⅱを助け、地上では「ΖΖより小回りが利く」という理由で使う事もあったため、全く不遇という訳ではなかった。

Zザク
逆襲のシャア



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