2016年12月11日、イベント「Wake Up, Girls! Festa. 2016 SUPER LIVE」で2017年に『Wake Up, Girls!新章』が放送されることを発表した。アニメーション制作は劇場版第2作の共同制作元のひとつだったミルパンセの単独制作に切り替わる。また、監督も、立ち上げから務めていた山本寛から、「BLACKCAT」や「ベン・トー」などを手掛けた板垣伸に交代している。

新キャラクターを演じる声優をとして行われる第3回アニソンヴォーカルオーディション「Wake Up, Girls!AUDITION」で公募し、2017年7月30日、ワンダーフェスティバルのスぺシャルステージ「WONDERFUL HOBBY LIFE YOR YOU!!」にて、約2000人からのオーディション合格者3名および演じる新キャラクター、新ユニット「Run Girls, Run!」が発表され、新章のあらすじについても公開された。

2017年10月から、テレビ東京、AT-Xなどで放送された。

2019年3月をもってユニットとしての活動を終了することを2018年6月15日に発表、そして2019年3月8日に埼玉県さいたま市で開催されたコンサートを最後に活動を終了した。

なお、プロジェクトとしての「Wake Up, Girls!」は継続される予定とのこと。

あらすじ

劇場版第一作「七人のアイドル」

2013年7月、仙台に拠点を置く超弱小芸能プロダクション「グリーンリーヴス・エンタテインメント」は所属していた最後のタレントにも逃げられ、危機を迎えていた。そこで打開策として社長の丹下順子はローカルアイドルグループの結成を思いつく。

さっそくアイドルのスカウトを始めた事務所のマネージャー松田耕平は公園で歌を口ずさむ一人の少女を発見する。その歌声に魅了された松田は声をかけてみるものの、彼女はアイドルという言葉を聞いて立ち去ってしまう。彼女こそは大人気アイドルグループ『I-1Club』の初代センターであり、とある事情からグループを脱退した島田真夢であった…。

TV版

ファーストステージから数日後、年が明けたが依然として会社の金を持ち逃げした丹下社長は帰ってこず、松田は自宅で請求書の山に項垂れていた。Wake Up, Girls!（WUG）は正式に解散しておらず、また連絡するとして宙ぶらりの状態となっていたが、メンバーはライブによりまた活動したいという意欲が沸々と湧いてきており、活動を本格化させることを決意する。

当初は違法スレスレの接客営業や客席ガラガラのミニライブ、メンバー同士の衝突といった艱難辛苦を味わうメンバーだったが、少しずつファンの温かさやアイドル活動のやり甲斐を実感していき、戻ってきた社長の持ち込んだローカル番組の仕事を基に地道だが着実に知名度と人気を獲得していく。

しかし、その報道が東京まで届き、真夢に関連してたゴシップを追うマスコミも関心を持ち始め…。

続・劇場版「青春の影」「Beyond the Bottom」

アイドル界の登竜門「アイドルの祭典」に東北代表として出場し、佳乃の負傷というアクシデントをも乗り越えて大会を終えたWUG。

そんな彼女たちを待っていたのは、メジャーレーベルbvexからのメジャーデビューの誘いだった。

早坂相が手がけた楽曲を引っさげて上京、アイドル文化の中心たる東京で新たな挑戦の日々をスタートさせる。

エターナル・センシズ

続・劇場版と新章の間を描く公式コミック。

「アイドルの祭典」でI-1 clubを破り、名実ともに日本一のアイドルユニットとなったWUG。

しかし、社長はあえてメディア露出を控え、地元仙台での活動を優先させていく。そうした中でWUGのメンバーたちは自分たちがやるべきことを探していく。

一方で仙台の中学校に通う速志歩、守島音芽、阿津木いつかの三人はアイドルへの憧れを持つようになっていた。

新章

「アイドルの祭典」での優勝から二年。アイドル業界にも不況の波は押し寄せ、王者I-1 clubですら売り上げは激減し、地方シアターの閉鎖も相次ぐ中、WUGは地道な活動を続けていた。しかしファーストアルバムの発売を控え、社長が突如全国ツアー開催を宣言。再びWUGは全国へ打って出る事になる。

一方、アイドルに憧れる歩、音芽、いつかは踊ってみた動画を作成・投稿しつつ、憧れのWUGやI-1に近づこうとしていた。

登場人物

以下、誕生日の判明している登場人物のアイドルは担当声優と誕生日(生年は除く)が一致している。

WakeUp,Girls!メンバー

声優陣は声優グループとしてのWake Up, Girls!でもある。

本メンバーは登場人物と声優の名前の読みも一致している。苗字は「七人の侍」の登場人物に由来している。

キャラクター	CV声優	イメージカラー	イメージアニマル	備考・その他
島田真夢	吉岡茉祐	赤	ライオン	元I-1Clubセンター
林田藍里	永野愛理	藍色	サメ
片山実波	田中美海	黄	トラ
七瀬佳乃	青山吉能	青	シロクマ	リーダー
久海菜々美	山下七海	紫	オオカミ
菊間夏夜	奥野香耶	緑	ワニ	サブリーダー
岡本未夕	高木美佑	オレンジ	ワシ

Run Girls, Run!メンバー

新章より登場。声優陣は声優グループとしてのRun Girls, Run!でもある。

こちらは登場人物と声優の苗字の読みが一致している。

同じ中学のクラスメイトで、グリーンリーブス所属の研究生を経て正式にユニットを結成。

キャラクター	CV声優	備考・その他
速志歩	林鼓子
守島音芽	森嶋優花
阿津木いつか	厚木那奈美

※苗字読みを同じにさせたのは、それぞれのユニットに下の名前の読みが同じメンバー(山下七海と厚木那奈美)がいるためと推測される)。

GreenLeaves社員

WakeUp,Girls!の所属する仙台の芸能プロダクション

キャラクター	CV声優	備考・その他
松田耕平	浅沼晋太郎	芸能マネージャー
丹下順子	日高のり子	Green Leaves社長

I-1Clubメンバー

「芸能界を支える稼ぎ頭」とも言われているアイドルグループ。

キャラクター	CV声優	備考・その他
岩崎志保	大坪由佳	センター、のちにネクストストームへ移籍
近藤麻衣	加藤英美里	リーダー
吉川愛	津田美波
相沢菜野花	福原香織
鈴木萌歌	山本希望
鈴木玲奈	明坂聡美
小早川ティナ	安野希世乃
高科里佳	上田麗奈	元々は志保のアンダー

ネクストストーム

I-1 Clubからの分派ユニットで博多が拠点。三人とも志保への憧れからアイドルになった経歴を持つ。

キャラクター	CV声優	備考・その他
水田綾	安済知佳	黒髪セミロングのお嬢様タイプ
森名能亜	高野麻里佳	たれ目のおっとりタイプ
藤崎日向子	甘束まお	ツインテールの活発なタイプ

男鹿なまはげーず

秋田のご当地アイドル。セーラー服になまはげの扮装というイロモノ的スタイルだが実力は高く、アイドルの祭典東北予選でのライバルとなった。WUGとは好敵手と書いて友と読むような関係。モチーフはなまはげとスケバン刑事。

2016年度のアイドルの祭典（WUG不出場）では東北代表となっているが、事務所倒産に伴い解散。しかし、当人たちはフリーのアイドルとして活動を再開している。

キャラクター	CV声優	備考・その他
絹宮サキ	洞内愛	リーダー、ポニーテール
六代陽子	明石香織	黒髪ロング
風山唯	小笠原早紀	ボブカット

Twinkle

人気女性シンガーソングライターデュオユニット。丹下社長にはデビュー当時世話になった恩義から、デビュー間もないWUGに「タチアガレ！」「16歳のアガペー」を提供している。

キャラクター	CV声優	備考・その他
カリーナ	戸松遥	ツインテール
アンナ	花澤香菜	ショートカット

その他登場人物

ワグナーたち

キャラクター	CV声優	備考・その他
大田邦良	下野紘	I-1クラブ古参オタ、仙台在住
浅津正樹	祐仙勇	大田のワグナー仲間。バンダナ。
屋沢良	松本健太	大田のワグナー仲間。眼鏡
城本一	高橋大輔	大田のワグナー仲間。帽子

メンバーの関係者

島田真理（CV：島本須美）　真夢の母親。

磯川（CV：すずき紀子）　実波がよく遊びに行く仮設住宅で暮らす老人

藍里の母（CV：伊藤美紀）

真夢の祖母（CV：定岡小百合）

真夢の祖父（CV：西村知道）

吉田和子（CV：亀井芳子）　夏夜の叔母で育ての親。気仙沼の老舗旅館の女将

菜々美の父（CV：てらそままさき）

歩の父親（CV：橘潤二）

歩の母親（CV：丸山有香）

その他

白木徹（CV：宮本充）　I-1クラブGM(ゼネラルマネージャー)

早坂相（CV：鈴村健一）世界的音楽プロデューサー

カルロス鴨田（CV:島﨑信長）　大手レコード会社bvexのA&R担当スタッフ

サファイア麗子（CV：佐久間レイ）歌手。元グリーンリーヴス所属。

マキナX（CV：三森すずこ）　日米の大企業が出資して開発したVドル（バーチャルアイドル）

ずんだ（CV:不明）　7人で共同生活を送る家に住む居候の猫。名前の由来は背中のずんだ色の模様から。

各話リスト(TVアニメ)

第1期

サブタイトルの元ネタは全て黒澤明の映画のタイトルより。

次回予告は録音スタジオで毎回メンバー二人ずつがマイクの前に立ち、実際にアフレコする形で行われている。1回に2週分収録しており、収録回によっては参加していない残りのメンバーが機材の置いてあるスタッフルームの中に隠れて何かすることもある。

話数	サブタイトル	元ネタ	次回予告登場メンバー
#1	静かなる始動	静かなる決闘	高木・奥野
#2	ステージを踏む少女たち	虎の尾を踏む男たち	山下・田中
#3	一番優しく	一番美しく	青山・吉岡
#4	スキャンダル	醜聞	永野・高木
#5	天国か地獄か	天国と地獄	山下・奥野
#6	まだまだだよ	まあだだよ	田中・青山
#7	素晴らしき仲間たち	素晴らしき日曜日	永野・吉岡
#8	波乱	乱	田中・奥野
#9	ここで生きる	生きる	高木・青山
#10	登竜門	羅生門	山下・永野
#11	アイドル狂想曲(ラプソティ―)	八月の狂想曲	吉岡・田中
#12	この一瞬に悔いなし	わが青春に悔なし	なし

新章

次回予告はすべてアニメ作中のブレザーの学制服を着たRGR!のメンバー3人の実写によるもので、11話までは次回予告後にWUG!メンバーによる「アニメJAM2017」の宣伝が行われた(本来はスポンサー読みの枠だが、この宣伝のためにスポンサー表記はAパート冒頭と次回予告時の右下縮小スーパーとなっていた)。

第7話はWUG!の永野と山下、RGR!の3人が登場する実写バラエティ回のため、動画配信等では配信されない。そのため一挙配信等では7話の次回予告が放送されるのに次は8話が放送されるという事態となっている。

話数	サブタイトル
第1話	私たち、Wake Up Girls!でーす！
第2話	ここが私たちのホーム
第3話	ポニーテールは本体です
第4話	美味しい時はうんめーにゃー！
第5話	同じ夢を見てる
第6話	1人でもWUG! 7人でもWUG!
第7話	特別編わぐばん！新章
第8話	キツい時ほど笑ってナンボ
第9話	進んでるって信じて
第10話	WUG!と言えば……?
第11話	新芽を出せ!
第12話	私たちにできること
第13話	明るいほうへ

主題歌

※特記のない限り、歌:Wake Up, Girls!

劇場版

七人のアイドル

『タチアガレ！』

作詞:辛矢凡

作曲・編曲:神前暁

※真夢加入前の実波センターの6人バージョンもあり

青春の影

『少女交響曲』

作詞:辛矢凡

作曲・編曲:田中秀和

Beyond the Bottom

『Beyond the Bottom』

作詞:辛矢凡

作・編曲:田中秀和

TVアニメ

第1期

オープニング曲

『7 Girls War』（TV放送版は第3話～、BD版は全話）

※TV放送版第1・2話OP曲は『タチアガレ!』で、映画のハイライト映像が流れた。

作詞:辛矢凡

作曲:神前暁・田中秀和

編曲:田中秀和

エンディング曲

『言の葉青葉』

作詞:只野菜摘

作曲・編曲:岡部啓一

新章

オープニング曲

『7 Senses』（第1~11話 ※第7話除く）

作詞:只野菜摘

作曲・編曲:田中秀和

※TV放送版1話のみ未完成映像で、2話以降と違いがある。

エンディング曲

『雫の冠』（同上）

作詞:只野菜摘

作曲・編曲:岡部啓一

挿入歌

WUG!関連

『Polaris』（新章第12・13話）

作詞:Wake Up, Girls!

作曲・編曲:田中秀和

歌:（第12話）Wake Up, Girls!

　（第13話）Wake Up, Girls!・I-1 Club・ネクストストーム・男鹿なまはげーず・あかみそオールスターズ

『カケルｘカケル』(新章第13話)

作詞:只野菜摘

作曲:神前暁

編曲:広川恵一

歌:Run Girls, Run!

『16歳のアガペー』（1期第5話）

作詞:只野菜摘

作曲・編曲:広川恵一

歌:Wake Up, Girls!

『素顔でKISS ME』(続・劇場版前編)

作詞:只野菜摘

作曲:田中秀和

編曲:広川恵一

歌:Wake Up, Girls!

I-1 CLUB関連

『リトル・チャレンジャー』

作詞:辛矢凡

作曲・編曲:田中秀和

歌:I-1club

『極上スマイル』

作詞:只野菜摘

作曲・編曲：田中秀和

歌:Wake Up, Girls!/I-1club

『レザレクション』

作詞:辛矢凡

作曲・編曲:帆足圭吾

歌:ネクストストーム

その他

『無限大ILLUSION』

作詞:吉田詩織

作曲・編曲:立山秋航

歌:男鹿なまはげーず

※「Wake Up, Best!2」収録時はワンコーラスのみだったが、「Wake Up, Best!3」で2番以降が追加されたフルコーラス版が『無限大ILLUSION 2017』として収録された。

『同じ夢を見てる』(新章第5話)

作詞・作曲:吉田詩織

編曲:久下真音

歌:ミツキとヨウコ(CV:大坪由佳・吉岡茉祐)

その他コンテンツ

ソーシャルゲーム

Wake Up, Girls! ステージの天使たち

開発元・gloops、配信元・mobage

サービス期間 2013年12月13日～2014年12月15日

Wake Up, Girls! 新星の天使たち(通称・WUG天)

開発元・不明、配信元・楽天ゲームズ

サービス期間2018年8月20日-2019年7月9日

「エターナル・センシズ」と同時期を舞台とするブラウザリズムゲーム。

オリジナルストーリーが展開されるほか、メンバーそれぞれについても固有のストーリーが用意されている。プレイヤーは松田の後輩でサブマネージャという設定のオリジナルキャラクター。

サービス終了2週間後の7月22日には楽天ゲームズがサービスを終了している(2023年12月31日に企業として解散)。

Wake Up, Girls! パズルの天使

開発元・オルトプラス

2015年9月15日体験版リリース、2017年8月29日開発中止

コンシューマーゲーム

ミラクルガールズフェスティバル

発売元：セガゲームス(現・セガ)、対応機種・PlayStation Vita、発売日・2015年12月17日

厳密に言うとWUG!単体のゲームではなく、『ご注文はうさぎですか?』『ゆるゆり』など11作品が集まったリズムゲーム。

本ゲームには『タチアガレ!』と『7 Girls War』が収録され、両楽曲のモーションアクターをWUG!自身が担当している。

遊技機

「パチスロWake Up, Girls! Seven Memories」

メーカー:カルミナ、稼働年月・2021年5月

小ネタ

ユニットとしての他アニメへの出演等

アニメのキャラクターだけではなく声優ユニットとしての側面もあるため、WUG!名義で様々なアニメの主題歌を歌ったり、全員ではないもののメンバーのうちの何人かがその作品に出演することがあるが、その中で特に『異世界食堂』ではMay'nとタッグを組んで「Wake Up, May'n!」として1期オープニング主題歌を歌う他、同第10話では妖精役としてメンバー全員が出演している。

アニメ内CM

TVアニメ1期では学研パブリッシング(→学研プラス→現・株式会社Gakken)がスポンサーの1社となっており、その際に流れた「アニメディア」「メガミマガジン」(現在はイード社編集・発行)のCMでは、かつて学研の代名詞ともいえた「学習と科学」の「学研のおばちゃん」CMソング(正式名は「まだかなソング」(作詞・曲みなみらんぼう)）の替え歌を岡本未夕役の高木未祐が歌っている。

略称	WUG!
ジャンル	アイドルアニメ　声優ユニット
アニメ	2014年冬アニメ　 2017年秋アニメ　アニメ映画
users入り	WUG!100users入り　 WUG!500users入り　 WUG!1000users入り
その他	ハッカドール　灼熱の卓球娘（エンディングテーマを担当）恋愛暴君（オープニングテーマを担当）わぐばん!（レギュラー番組）異世界食堂（May'nとの合同ユニットでオープニングテーマを担当。またフェアリー役として出演）デスマーチからはじまる異世界狂想曲（エンディングテーマを担当）バクテン!!（東日本大震災復興応援目的つながり）