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概要

コーディネイターの次の進化人類。

最高評議会議長ギルバート・デュランダルが提唱したデスティニープランを管理し、人々を導く者としてつくられ、テレパシーや人の心を読む能力を持つ。アウラメンデルで開発に関わり、デュランダルやラクスの母親も共同研究者だった。

───『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM Special Edition 運命に抗う意志』より抜粋。

デュランダルとアウラが開発を行っていた究極のコーディネイターのこと。ラクスの母親も研究に関与していたと見られる。遺伝子調整によって身体能力を高めている他、アコード同士はテレパシーを使ってコミュニケーションをとることができるなどの特殊能力を持つ。

───『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM キャラクターアーカイブ』より抜粋。

「とりあえずこの子たち全員が挫折を知らないエリートです。そして、自分たちのあらゆる価値観に対して疑問を持ってない。この2点は絶対必要かなと思います」

──これは遺伝子によるものでしょうか? それとも後天的な教育によるものですか?」

「教育的な部分も大きいと思いますけど、彼らは実際に何でもできるからタチが悪い。もちろん彼ら同士でも対抗心とかライバル心みたいなのがあるんでしょうけど」

───『HOBBY JAPAN 2024年4月号』監督インタビューより抜粋。

──「ブラックナイト」の4人のパイロットの強さに優劣はありますか?

「優劣はあるんじゃない?序列とか?まぁでもあんまりそういうこと気にしないよねと思って」

重田「それを描くのに意味があるかと言ったら」

重田「あの尺だとああいう風に見てくださいという感じになっちゃう」

「とりあえずシンとかキラよりは強いという風にスペック上は…」

───『機動戦士ガンダムSEEDFREEDOM』Blu-ray&4K UHD-BD&DVD 発売記念・特別トーク番組「福田 己津央×重田 智の種トーク 第2回」』より抜粋。

能力

ナチュラルはおろか並みのコーディネイターでは太刀打ちできない戦闘能力とパイロット能力を備えている他、

グリフィン・アルバレストによる闇に堕ちろのプロセスは、小説版によると

【対象の精神波動を探る→対象の精神に触れると碇を打ち込むようにリンクを確立→「闇に堕ちろ」→奥底にあるどす黒い感情を励起させる】

といった流れ。干渉を受けた人物の目は赤色になる。また、ある種の錯乱状態となり他の人間からの声掛けに聞く耳をもたなくなってしまう。

劇中でこの精神干渉を行ったのはグリフィンとラクス。「ラクスがアコードの力でキラに戦艦を見せた時、グリフィンが『闇に落ちろ』と言ったのと同じことをしているんです。精神を共有して、ラクスの思考がキラのビジョンに落とし込まれている。だからキラの目が一瞬、ラクスの目と同じ色になっているんです。わかりにくいですけど(笑)」とアニメージュ4月号で監督は説明している。

さらに後のイベントの際にラクスが見ていた夢はアコードの干渉なのか質問され「ラクスの能力的にオルフェの顔を見てしまった、というのは考えられますね。実は『SEED DESTINY』の最後の方からそれっぽいような描写をちょこちょこ出していた」などと答えている。実際最終決戦でSEEDの発現中のラクスが「(キラ)」と反応している描写があるので、恐らくはこれを指している可能性が高い。

優秀な軍人で激戦を生き抜いてきたアスラン・ザラをしてシュラ・サーペンタインまともにやり合っても勝てない技量の持ち主で、小説でのシュラはアスラン相手にただのコーディネイターにしては大したものだと余裕綽々でまだ本気を出していなかった。また、アスラン同様に激戦の中で戦闘経験を積んできたスーパーコーディネイターなキラが、宰相という立場故にモビルスーツに搭乗して戦う機会など碌に無かっただろうオルフェと渡り合っていると彼らが持つ資質は確かなものだろう。小説だとSEEDを発現しているキラがオルフェの「我らに劣る貴様が勝つことはない!」に対して「たしかに武器もパイロットもスペックではあちらの方が上だ」と肯定している。

監督曰く、アウラとユーレン・ヒビキは共同研究しているのでスーパーコーディネイターにアコードと近い遺伝子やテクノロジーを放り込んでいるのではないかなという設定。キラに対する「失敗作」という台詞は両澤氏によるもので、アコードはESPムウ・ラ・フラガニュータイプ的なもの、キラはアコードほどの能力はない普通のコーディネイターという意味合いだったと思います。

視聴者からの評価

劇中における彼らの言動から下記のように評されている。

「自分達が成功を納めるのは当然のことである」という過剰なまでの全能感に溺れ、「敗北」や「挫折」、「恐怖」、「絶望」、「理不尽」、「不条理」といった人が生きていく以上いずれは嫌でも思い知る事になる所謂「負の経験」が皆無。成功体験しかない背景からか、想定外のことに対する耐性が極めて低い。実際、キラが生存していた際のシュラの対応やデスティニーとの戦闘でわかりやすく描写されていて、要は非常に高い資質を持っているが、温室育ち。

特にデスティニー戦では「以前対人戦でもMS戦でも倒したパイロット」「機体性能」という2つの要素で馬鹿にしながら挑んだ結果、「シンクロアタック」「読心」「機体性能」等アドバンテージを悉く完封された後は、混乱のあまり立ち竦むというよりによって最悪の行動を選択してしまい、全滅している。

並びに精神面においても軽薄さや幼稚さが目立ち、『人を導く』という大義名分の元に生み出された存在にしては人を導く為に必要なカリスマ性に著しく欠けている者が大半を占める。

それ故にナチュラル・コーディネーター問わず自分より下位の者を『劣等種』や『虫けら』と見下す者が多く、同時に自分たちには到底敵わない存在だと思っている。その結果、彼らとのリベンジの際も何の対策もなしに挑んだ結果、デスティニーとの戦闘では、戦闘開始の地点で王手をかけられている、という状況に終始気づかず、ジャスティス戦では、尽くアスランの仕掛けた罠にハマっている。

そもそもにして「強い」事や「優秀」である事が必ずしも「正しい」とは限らない。これも遺伝子や才能など、限られた物差しだけで人の存在価値に優劣を付けようとするデスティニープランの弊害であるといえよう。

「心を読む能力」はアコードの一人ある人物への感情を心の奥底に隠して周囲に全く気付かせなかった事や、シュラがアスランの乗機に内蔵された「切り札」の存在を実際に喰らうまで見抜けなかった点などから「今、何を思っている」レベルの思考を読めるだけで、心の奥底に隠した心理まで未然に読める訳ではない様子が窺える。

また、所謂「考えるより先に身体が動くタイプ」の人間を相手にするのも苦手なようで、SEEDを発現させたシンに対してダニエル・ハルパーが「こいつ、考えてないのか!?」と叫んでいた。

  • アニメージュ4月号で「文字通り何も考えず戦っているわけではないと思うのですが」と問われた福田監督は「ええ、シンは反射神経で戦っているんです」と答えている。

他作品に登場する読心能力持ちにありがちな「心が読めても対応出来なければ意味がない」という欠点を彼等も抱えているということだろう。

更に言えば「心を読み、アコード同士でテレパシーが可能」という特殊能力は、コミュニケーションに必要不可欠な「相手の感情や言葉遣いから相手は何をどう思っているのか判断する」という普通の人間なら自然と磨かれる感覚が欠けていて、その結果「思考」は読めても「心」が全く理解できないという致命的な矛盾を持つに至っている。(「オルフェが王国消失とその責を地球へ問う放送演説を行っている傍らで薄ら笑いを浮かべるシュラ」が特に顕著。常識的に考えれば悲劇性を訴える人間の表情ではない)

「闇に堕ちろ」というワードから錯覚しがちだが、厳密には自分と相手の精神を同調し、極端な視野狭窄状態に追い込む事でその動向をコントロールするというもので、自害や友軍への攻撃などといった「相手が考えもしないような行動」を取らせる洗脳や常識改変めいた能力ではないと思われる(逆に言えばキラの場合はあの場に本当にミケールがいればあのような行動を取りかねない程に精神的に疲弊していた事を意味する)。『カードゲームで相手の手札を覗き見、その中で自分が選んだカードを相手に出させる』様なものと考えれば分かりやすいだろうか。

アコード同士で精神をシンクロさせている場合は連鎖的に影響を受けてしまうようで、リデラード・トラドールが死の恐怖に怯え断末魔の悲鳴を上げながら戦死した結果、リデラードの感情を読み取ってしまった他のアコード達三人は連鎖的に恐慌状態へと陥り、その最中に討たれている。

そもそも、実戦経験を積もうにも彼等の戦闘は

  • 事前にNJダズラーによる通信妨害を発生させる事で相手の耳と口を塞いだ状態に追い込み、読心能力で相手の行動を先読み、無人MSによる弾幕で逃げ場を塞ぐ
  • 自分達はテレパシーで自在に連携が取れる上に、必要が生じれば精神干渉で敵を錯乱させる事が可能
  • 搭乗機体牽制射程度ではびくともしない堅牢な装甲を持ち、こちらにダメージを与えうる敵や武装は奇襲で真っ先に分断or破壊する

といった具合で相手がカタに嵌まり切ったところを悠々と掃滅する、言ってしまえば「初見殺し」「わからん殺し」が基本戦術であり、元より状況変化に対応する経験を積める様な戦い方ではない(あえて悪い言い方をするなら『檻に放り込んだ猛獣を檻の外から槍でチクチク突いている』ようなもの)。それどころか、回数を重ねれば重ねる程読心能力と機体性能に依存するようになっていくことは明白である。事実、アコードの大半は生き死にの戦いの最中にも緊張感を持ち合わせていなかった(強者の余裕の可能性も否定できないが、何れにしても結果的には相手の実力を過小評価した慢心によって持ち崩したのは事実である。上記の例えに併せるならば『檻の蓋がいつの間にか開いてる事に気付いていなかった』というところか)。

結論としては、彼等は対等の相手同士の殺し合いである『戦闘』の天才というよりは、一方的な片殺しである『狩り』の天才であったというべきだろう。

上記の弱点も、その殆どが自分が攻め込む「奇襲」ではなく、相手を迎え撃つ「迎撃」の際に露呈したものである。こっちから一方的に不意討ちする分には強いが、総じて事前対策を打たれての護りには脆く、相手がこちらの企みを突き破ってくる地力を持っていた場合の次善策を持ち合わせていないことが弱点だと言える。

結局、どんな優れた才能や超常的な能力を付与しても、それが本人の努力によって培ったもので無いのなら、それを十全に扱う精神が独りでに付いてくる事などそうそうなく、むしろその才能に「使われてしまう」のだ。

なんとも皮肉だが『「タネが割れれば」大したことない』というところであろう。

自らを『究極のコーディネイター』と称する彼等であるが、その実態はデスティニープランに最適化出来るように作られただけの結果・成果至上主義に基づく旧態の延長線上の存在でしかない。そもそも、「遺伝子適性に基づく社会の公正・公平化」を目指すプランにおいて『そのプランにおいて優良種と見なされる人間を人為的に作り出そう』とするのは、能力主義社会において人為的に能力の高い人間を生み出そうと作られたコーディネイターと発想が何も変わっていない。当然、アコードとそれ以外で種族間対立が生じるのも自明の理であろう。

アコード内に限って見ても『自分以上に優秀に作られたアコードに能力で劣る』事は彼等にとっては当然であるが故に、元から近しい才能を与えられた者同士でも無い限りは同族同士での競争意識は希薄な様で、劇中でもシュラとの戦闘訓練に敗れたリューが「やはりシュラには敵いませんね」と悔しがる様子もなくすんなり敗けを認めていた。彼等は『最高と定められた人間』に劣る事に抵抗が無いために向上心も低く、基本的には自分より下等な人間相手に己の優位性を証明することに執心するという事である。種族全体の目線が下に向いているのだ。

それは究極的には「最優秀と定められた者が『こんなものか』と足を止めたところが人類全体の限界点となり、それを超える事は最優秀者本人以外に許されない」、「劣等者は生まれながらに劣等であることを受け入れるのが当然で、生殺与奪を含めた全てを優等者に委ねなければならない」と言っているも同然であり、生態的には効率化が行き過ぎて最早と同レベルの社会である。人類の殆ど…というより知的生命体には到底受け入れられたものではない価値観だとしか言いようがない。

上記のやり取りは単に身内同士の馴れ合いという可能性もあるが、それはそれでアコードの総数が十人にも満たない現状ですら「デスティニープランに選ばれた特権階級である」同類内での妥協やなぁなぁが恒常化しており、将来的な腐敗や堕落の芽が見えているという証左でもある。

『敷かれたレール、に定められた運命の上を疑うこと無く歩いている』彼らが、不完全であろうとも『愛と自由に生きる確固たる意志』を持った人々に敗北するのは必然だったのである。

また、アコードという言葉の語源としての意味は「調和」「一致」である。

コーディネイターという言葉のジョージ・グレンによる最初の定義であった「今いる人類と新たに現れる新人類の間を取り持つ存在」から、「遺伝子操作した人類」へと定義を履き違えていった歴史のように、語源としてのアコードに対してアウラが作り出したアコード達は「調和」とはほど遠く、在り方を同様に履き違えてしまっていた。

異端のアコードとデスティニープラン

しかし、イングリット・トラドール秘めていたものが「人間を成長させるチャンス」とも言えるものであったため、人間の自主的な成長を奪う「デスティニープラン」そのものの危険性、負の側面が劇中では描かれていた。

さらには、彼女が人知れず行っていた努力…秘められていた想いを誰にも悟られず隠す行為は「アコードの能力のデメリットに気付き、リンクしてはならない思考のリンクを遮断する」事であり、まさにアコードの弱点の対策そのものであったため、誰かが彼女の心の内に気付き、異端と排除せず有用と見抜くことが出来ていれば結末は変わっていた可能性がある。

地球が誕生して以降、異質な存在が種を「進化」させてきたことを考えると、彼らは進化の袋小路を抜け出す手段を自らの手で放棄してしまったとも言える。

そう言う意味では、彼らアコードはデスティニープランのせいで自滅してしまったのかも知れない。

アウラの作ったアコードとしては実質「失敗作」であるイングリットは愛するオルフェと共に逝くことを選び、最終的にアコードで唯一生き残ったのは生まれてすぐにアウラの手を離れ、デスティニープランを否定するラクス・クラインのみとなった。

デュランダルの真意の謎

「曲がりなりにも平和を目指したデュランダルが管理者を作ろうとしたとは考えられない、本来の理念とは異なる存在としてアウラ個人によって創造された」といった視聴者の意見もあるが、デュランダルがアコード開発に関わっていたことは確実である。

  • 冒頭の言葉、幼児化してるアウラや幼少アコード達と手を繋いでる写真、ターミナルの調査結果より。公式サイトにはファウンデーション王国は「ザフトからの支援で、ユーラシア連邦から独立した国家」ともある。

しかしその一方で、ラクスへの対応の違いからデュランダルとアウラには意向の相違があったのだろう…と推測できるものの、デュランダルとアウラが仲違いした描写は存在せず、福田監督も二人が互いをどう思っていたのか開示されていない。

「曲がりなりにも争いの無い世界を作ろうとしていたデュランダルが、他者に対する隔絶的な蔑視感情を持っているアコード達に世界の舵取りをさせようとしていたとは考えにくく、アコードという導き手の存在こそ必要性を見出だしていたが、アウラの彼等に対する教育姿勢を問題視した可能性は少なくない。」などとの声もあるが、彼等は「遺伝子がすべて」「デスティニープラン肯定」な価値観の持ち主であるし、デュランダルは人の性格や心情を考慮しない面がある為、彼等が他者をどう思っていようとデュランダルからすれば些末なことだとも解釈できる。

両澤氏によるアウラの初期プロットには、デュランダルとの間に密約があった。プラントのタカ派を取り込み、地球圏を自分達の支配下に置こうとすると書かれてあるため、初期設定段階では完全に繋がってる。

小説版にて「アコード達とデュランダルとの関係」について映画では描写されていなかった情報が明かされているが…?(後述)

小説版にて

イングリットとリデラードは姉妹の関係にあたるが、アコードは全員が兄弟で姉妹なのでそのことはあまり意味はないと触れられており、小説でも互いへの言及はなかった。また当事者達にはそういった認識はないようで、オルフェやイングリット視点でも仲間という言葉しか使われていない。

そして映画でははっきり描かれなかった「アウラとアコード達とデュランダルとの関係」について小説版下巻で描写されている。

メンデルでアウラとユーレンはライバル関係で、ともにより優れた人類を作り出そうとしていた。そんな折、アウラはデュランダルと出会い、ふたりは今の世界を公平で平和な世界に変えたいと望み、その世界を導く存在を創り出す役目をアウラは担う。そして、すべてにおいて卓越した能力を示し、他者と完璧に融和できる個体、新しい世界にふさわしい子ども達を誕生させた。

…ただしアウラは事故によって我が身に降りかかった「肉体の幼児化」という不幸によって周囲から軽んじられた屈辱から自らの能力と才能の証明手段としてアコードやデスティニー・プランに固執していった事が示唆されており、本編の彼女は世界平和や支配など本質的にはどうでもよく、自分の能書きや「作品」で他者を屈服させられればそれで良かったのだと思われる

「たった一つ、アウラが固執したのはラクス・クラインだった」「デュランダルはラクスをあきらめ、切り捨てようとしたが、アウラは反対だった。」と記述されているので、ラクス暗殺はデュランダルの独断で行われた可能性が高い。デュランダルが実際にラクスを殺害しようと動いたことをアウラが知っているのか不明だが、少なくとも直接聞かされでもしない限り第二次大戦のラクス暗殺未遂をアウラが知る術はない。

なお、オルフェがキラと交戦時「自分たちにとって父とも言えるデュランダルを殺し、デスティニープランを頓挫させ、自分たちの存在意義を奪った。そのうえラクスまで───!」と内心で語っている。またオルフェだけでなく他のアコード達もラクスを待ち望んでいた事実から、アウラはデュランダルがラクスを諦めて切り捨てようとしていた事はオルフェ達に伏せていたのではと思われる

(デュランダル視点で書かれていないのでデュランダルが実際に彼らをどう思っていたのかまではわからない。)

作中に登場したアコード

ラクスとオルフェ以外のメンバーの苗字はすべて古代に使われていた(ダニエルのみ)の名前からとられていると思われる。

関連タグ

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM

ナチュラル コーディネイター デザイナーベビー

カナード・パルス:アコードやキラと同じく、コズミック・イラ業の深さにより産み落とされた者の一人。方向性は真逆ながらも己の出自や運命に縛られていたが、ある者との出会いによりそれらを吹っ切る。アコード達にももっと早くそのような出会いがあれば、彼らの運命も変わっていたかもしれない。

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