日常(あらゐけいいち)
にちじょう
概要
2006年から『月刊少年エース』にて連載されているギャグ漫画作品。
作者はあらゐけいいち。
かつては『コンプティーク』・『4コマnanoエース』でも連載されていた。
2013年12月現在、単行本は9巻まで刊行されている。
各話にほとんどタイトルがついておらず「日常の1」など数字のみであることが多いが、番外編的な小ネタには何らかのタイトルがつくことがある。
ストーリー漫画形式で描かれるときと4コマ漫画形式で描かれるときがある。
2011年にはテレビアニメ化もされ、4月から9月にかけて放送がなされた。
詳しくは後述。
ストーリー・内容
時定高校を中心とした不条理な「日常」の中で、登場人物の多くが非常に個性的かつ変わった言動を繰り返し、奇想天外な出来事の続発に翻弄されるシュールな物語。
タイトルこそ日常ではあるが、現実的ではあるもののどこか非日常な世界が舞台で、ひとくせもふたくせもある登場人物や、シュールなネタが持ち味。
いくつもの視点で多くの登場人物のエピソードが描かれる、群像劇の性質がある。
基本的に個々の話は独立したエピソードだが、しばしばエピソード間に何らかの繋がりを見いだせる場合がある。
その繋がりを見ると話順は基本的に時系列順と思われるが、複数のエピソードが同時並行の出来事であったり、過去や未来の話だとわかるエピソードもある。
登場人物の名前が群馬県の地名に因んでいたり、「上毛かるた」などのご当地アイテムが登場するなど、群馬出身の作者らしいご当地ネタも多く描かれている。
登場キャラクターなど
※テレビアニメ版の他に、テレビでの放送に先駆けて発売されたオリジナルOVA「日常の0話」が存在する。
放送回ごとのタイトルは無く「日常の第XX話」のように数字のみである。
原作同様、各話タイトルは「日常の1」など数字のみであることが多く、その数字は原作と対応していない。また、話順も原作とは違っている。
なお、アニメ内では26話で季節が一巡しており、第8話~第17話では夏服が描かれている。
2012年1月~3月にはNHKEテレ(旧NHK教育)でも放送がされた。詳しくは後述。
主題歌
OPテーマ
『ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C』(1話~6話・8話~13話)
作詞・作曲・編曲 - 前山田健一 / 歌 - ヒャダイン
『ヒャダインのじょーじょーゆーじょー』(14話~16話・18話~23話・25話)
作詞・作曲・編曲 - 前山田健一 / 歌 - ヒャダイン
EDテーマ
『Zzz』(通常版 - 1話・3話~5話 / ボサノバ版 - 2話・10話~13話 / アカペラ版 - 7話~9話)
作詞・作曲・編曲 - 前山田健一 / 歌 - 佐咲紗花
※14話以降は、毎回違う曲が使用されている(日常の合唱曲)
14話『翼をください』歌:佐咲紗花
15話『気球にのってどこまでも』歌:東雲なの、はかせ、阪本さん
16話『マイバラード』歌:佐咲紗花
18話『グリーングリーン』歌:佐咲紗花
19話『野生の馬』歌:桜井先生、高崎先生、中村先生、桜井誠、関口ユリア、安中、小木
20話『あの素晴らしい愛をもう一度』歌:佐咲紗花
21話『巣立ちの歌』歌:笹原、みさと、中之条、ウェボシー、フェッちゃん
22話『仰げば尊し』歌:佐咲紗花
24話『勇気一つを友にして』歌:佐咲紗花
放送実績
本放送(2011年4月~9月)
関東地方や京都府、兵庫県の独立(UHF)局やテレビ愛知(テレビ東京系列、UHFアニメの放送実績が豊富)ばかりか、3大都市圏以外のテレビ東京系列局約3局およびTBS系列局約3局、フジテレビ系列局およびテレビ朝日系列各約1局と、放送エリアが広かった。ただし、上には上がいた。
本放送直後に地上波で再放送(2011年10月~12月)
本放送が終わって間もない2011年10月から東京メトロポリタンテレビジョンとサンテレビで再放送がスタートしたが、わずか3ヶ月で打ち切られた。もっとも、深夜アニメの地上波での再放送は、本作以外では岐阜放送がやらかした「氷菓」と「のうりん」、東京メトロポリタンテレビジョンが実施した「蒼き鋼のアルペジオ」がありはする。
NHK Eテレで再放送(2012年1月~3月、6月)
2012年1月から3月まで、NHK Eテレで全26話を全12話(Eテレ版)に再編集したものが放送された。
民放のアニメがNHKの地上波で再放送されるのは極めて異例の事である(BS2では何例か実績はあった)。
また、2012年6月には、NHK Eテレで再編集版の集中再放送が行われた。
これは、再編集版の放送後、「もう一回見せろ!」という声がNHKの「お願い! 編集長」サイトに殺到したため。
このケースもまた、極めて異例。
CS波での再放送(2013年4月~)
2013年4月、CS放送のAT-Xで26話版の放映が決定、4月19日から10月11日まで放映された(初回放送)。
だが、この作品もご多分に漏れずAT-Xの放送枠逼迫のあおりを喰らい、商売敵のキッズステーションへの放映権貸し出し(あるいは譲渡)を余儀なくされてしまった。そのキッズステーションでは2014年4月から放送されている。
インターネットでの配信実績
ニコニコ動画
本放送と同時期にニコニコ生放送、公式チャンネルでの配信が行われた。
途中から配信期間が1週間から3日に、また有料配信の停止がアナウンスされた。
dアニメストア
2013年3月1日から見放題配信が開始された。
ブルーレイ・DVD収録の未放送エピソードも配信されている。
関連タグ
アニメ テレビアニメ 京アニ 2011春アニメ一覧 2012年冬アニメ NHKアニメ
台詞
魚雷跳び 阪本さんやろ シャケだぁーっ! スラマッパギ イナフ
ダブルチーズバー子師匠 だらしない格好 ちゃんみお TORETA!!!
ぬかしおる はかせだにゃん バッバカヤローゥ! はびっ ぴょん♪なんて