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フリーザーの編集履歴

2021-09-13 11:07:39 バージョン

フリーザー

ふりーざー

当記事では『ポケットモンスター』に登場するキャラクターについて扱う。

曖昧さ回避

フリーザーとは、

  1. 冷凍庫のこと。英語表記はFreezer
  2. ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。
  3. マリオブラザーズ』の敵キャラ、及び『スマブラ』シリーズのアイテム→フリーザー(マリオシリーズ)
  4. もしかして→フリーザ

本記事では2を扱う。


基礎データ

ずかんNo.144
英語名Articuno
ぶんるいれいとうポケモン
タイプこおり/ひこう
たかさ1.7m
おもさ55.4kg
とくせいプレッシャー/ゆきがくれ(隠れ特性)

※プレッシャー:相手が技を使ったとき、PPが1多く減る。フィールドでは、自分よりレベルの高いポケモンが出やすくなる。

※ゆきがくれ:天候が「あられ」の時、このポケモンに対する技の命中率が0.8倍になる。


容姿

整った顔立ちと赤い目、薄い水色のカラーが特徴的な鳥。

1組の長い翼と長い尾を持った、伝説の鳥ポケモン。体躯は全体的に水色をしており、青白い羽毛と三対の鶏冠を持つ綺麗な姿が特徴。

その姿は客観的なポケモン図鑑において「素晴らしい」と感嘆詞を付けて賞賛されているほど美しく優雅で、尾をたなびかせながら冬空を飛ぶ。


概要

ポケットモンスター赤・緑』(第1世代)から登場しているポケモン

フリーザー(freezer)とは冷凍庫の意味。要するに「凍らせる者」。

英語名のArticunoは、英語で北極を意味する“arctic”とスペイン語で1を意味する“uno”を組み合わせた名前である。

『赤・緑』とそのリメイク『FRLG』、そして『HGSS』では、ふたごじまの最奥でプレイヤーを待ち構えている。

プラチナ』版ではシンオウ地方で所謂徘徊型として登場した。

XY』ではハリマロンを選んだ場合のみ、殿堂入り後カロス地方を徘徊し、11回遭遇した後「海神の穴」で出会うことができる。


伝説の鳥ポケモンの1つで、透き通るような見事な羽は氷で出来ていると伝えられ、羽ばたくことで空気を冷たく冷やす。「冷凍ポケモン」の通り、氷を操る能力を持っており、空中の水分を凍らせて雪を降らせる。訪れた街には一足早く冬が来る。

また、雪山で遭難した者が死を迎える直前、その眼前に姿を現すことがあるという。本来の生息地は永久凍土の雪山らしく、もしかしたらこれまでのフリーザーにとって歴代のダンジョンはリゾート地のようなものだったのかもしれない。


入手するだけなら過去作リメイクで比較的容易に手に入るが、第6世代産(所謂「カロスマーク」)がついたフリーザーを手に入れるには初期パートナーをハリマロンにしなければならず、伴って中々入手が難しかったりする。


初代直撃世代はこの漫画の影響でマスターボールをこのポケモンに使った人も多いのではないのだろうか。


また、二鳥のモチーフは非常に分かりやすい一方で、フリーザーのモチーフはシームルグロック鳥フリカムイフレースヴェルグなど一定した説はない。


ゲーム上の特徴

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
90851009512585580

「ぼうぎょ」「とくぼう」が共に高く、守りに優れたステータスを持っているが、メジャーな弱点が多いため受けは厳しい。

「すばやさ」は85と、三鳥の中では最も低い。


第1世代では「とくしゅ」が125であったのに加え、早い段階で習得できるふぶきの存在で猛威を振るいまくっていた。

一部書籍に最強のポケモンはミュウツーではなくフリーザーとまで書かれたほど。実際凍らされたら事実上戦闘不能で自身は凍らない為恐ろしい強さを誇っていた。

(余談だが、VC登場後の研究では「サブウェポンに乏しく、ラプラス突破が厳しい」という弱点が露見し最強とは言えなくなっているとのこと)

しかし、第2世代で「ふぶき」の弱体化、何より「とくしゅ」125の分が「とくぼう」に移動し「とくこう」が削られた影響により急激に弱化。

強力な弱点タイプの技の増加や新ポケモンの続出、フリーザー自身の習得技の不足により勢いは衰える一方……

世代が進むごとに、以前は不遇扱いされていたファイヤーの強さと反比例するように弱体化している気もするが、そこまで絶望的ではない。


例えば、三鳥の中で唯一先制技(「こおりのつぶて」)・一撃必殺技(「ぜったいれいど」)を覚えられる。

また、「こころのめ」+「ぜったいれいど」の一撃必殺必中コンボを最速で決められるポケモンでもある。

また、第5世代後期に念願のひこう特殊の大技ぼうふうを、第6世代でみずタイプに抜群を与えられるフリーズドライを習得したことでも話題を呼んだ。

何気に「こおり・ひこう」の複合は自身とデリバードしかいない準固有タイプであり、こおりタイプで「おいかぜ」を使える数少ないポケモン(他にはモスノウのみ)でもあるため、不遇や冷遇とは程遠い立ち位置にいる。


長らく隠れ特性が解禁されなかったが、2016年1月から7月にかけて行われた「ポケモンスクラップ」のキャンペーンで先行解禁され、その後初代のVCで捕まえたフリーザーを第7世代に送ることでいつでも手に入れられるようになった。

フリーザーの隠れ特性はゆきがくれである。天候「あられ」と組み合わせて活路を見出せる……かもしれない。フリーザーは耐久よりの種族値なので、霰パや回避率上昇とは戦略的なシナジーも割と高い。


なお、三鳥で唯一ポケナガに登場。しかもミツヒデのベストリンクとして。


リージョンフォーム

フリーザーフリーザー

タイプエスパーひこう
特性かちき
高さ1.7m
重さ50.9kg

ポケモン剣盾DLC冠の雪原』から登場する、ガラル地方の環境に応じて姿を変えたフリーザーのガラルのすがた

他の2匹と同じく、リージョンフォームの中では少々事情が異なる存在。


詳細はガラルフリーザーを参照。


その他媒体

スマブラでは

大乱闘スマッシュブラザーズDX』でモンスターボールから登場。「こごえるかぜ」で近くの相手を凍らせる。


ポケダンでは

救助隊』では皆のトラウマの1つ。

「樹氷の森 奥地」にてボスとして登場。

何せ全てを投げ出してやっとの思いで「樹氷の森 奥地」に辿り着いた主人公&パートナー相手に全体攻撃「こなゆきを容赦なくぶっ放してくるのだ。

ボスフロアなのでふしぎだまも無効化される上にHPもかなり高い。

不幸中の幸いは隣接しないとこの技を使わないことだが、遠距離からちまちま削ろうとするとこうそくいどうで急接近してくるという始末。

もうやめてくれ。


探検』シリーズでは「シークレットランク」獲得後、特別な「ふしぎなメール」を受け取ることで行ける「なだれやま」の頂上に構える。

同様に全体攻撃を駆使するかなりの難敵。といっても似たような戦法を取るポケモンと既に戦っているので対策はできるだろう。


ポケモンGOでは

ジムバトルの陣営「ミスティック」はフリーザーをシンボルマークにしているが、フリーザー自身は長らくゲーム内に実装されない状態が続き、その姿を直接見ることはできなかった。


【PM GO】Articuno is come !!

しかし、2017年7月23日から国内でルギアとともに解禁。

シカゴのリアルイベントで、チーム「ミスティック」の貢献度が高かったためと思われる。

ファンから注目の高かった伝説ポケモンの実装ということで、ネット上では大変な話題になり、ほぼ1日に渡って「フリーザー」がTwitterでトレンドに入り続けるなど、ファンの間では大きな盛り上がりを見せた。

なお出現は2017年8月1日まででいったん終了し、8月15日から9月1日までの間再度出現した。その後、2018年7月8日(日本では西日本豪雨の影響もあり8月4日に順延)に開催された「フリーザー・デイ」の際に久々に姿を見せ、この際には色違いも登場した。


レイドバトルでフリーザーに勝利した後のゲットチャンスでのみゲットすることができる。

3鳥の中では最も耐久が高く、更にこおり技で抜群を受けてしまうポケモンが比較的多いため、ほのおタイプがいないとダメージが嵩張り苦戦を強いられる。伝説キラーバンギラスもこおりが1倍である以上あまり過信はできない。

そして捕まえにくいと悪名名高いバンギラスよりもさらに捕獲成功率が低く、捕獲できるかどうかには相応の運も絡んでくる。


習得する技はすべてこおりタイプの技ため、どの技を覚えていてもある程度戦力になるのは嬉しい。

レイドバトルでは安定した分割ゲージ技である「れいとうビーム」、トレーナーバトルでは確定で相手の攻撃を下げるデパフ技である「こごえるかぜ」がおすすめ。

なお、「フリーザー・デイ」に登場した個体は例外で、ゲージ技が「ぼうふう」で固定されていた(後からわざマシンで変更することは可能だが、その場合再度この技を覚えさせるには「すごいわざマシンスペシャル」が必要になるので注意)。


登場当時こそ珍重されたが、こおりタイプのアタッカーが充実した2020年現在では立場が厳しく、レガシー技の「ぼうふう」が差別化点かつ生命線になっている。

それでも他の伝説に比べ登場期間が異様に短い(毎回1週間程度しか登場しない)こともあり、その神秘性は衰えていない。


ポケットモンスター全書では

グレンタウンのジムリーダーカツラの憧れのポケモンであり、原作同様にふたごじまに座しているが、伝説ポケモンらしい非常にプライドが高い性質で、一度襲った相手の前には二度とは現れない。

サトシがバトルの末にゲットするが、カツラの気持ちを汲んで彼に譲った。ジムリーダーに譲渡して退場した伝説ポケモンなど他メディアを探しても類を見ないであろう珍しいケースである。


アニメでは

無印ジョウト編第189話(第191話)で初登場。第187話(189話)で再会したポケモン写真家の少年・トオルが撮影しようと探しており、シラユキ山と呼ばれる場所で遭遇した。声は冬馬由美が担当。


その後AGバトルフロンティア編で再登場。声は小西克幸が担当。

フロンティアブレーンの一人、ファクトリーヘッド・ダツラの友達で、昔怪我をしていたところをダツラに助けられ、それ以来定期的にダツラに会いに来ている。

ゲットしていないためダツラの手持ちポケモンというわけではないが、ダツラの指示に従っている。

また作中でサトシが初めて公式戦で戦った伝説のポケモンである。


フリーザーとフリーザ

フリーザー「いいだろう!今度は木端微塵にしてやる!あのノーマルのように!」

コクーン「「あのノーマルのように?…プクリンのことか…プクリンのことか―――っ!!!」

と、このようにドラゴンボールに登場したフリーザと名前が似ている為、フリーザネタの作品もあるらしい。



ちなみに、ポケモン総選挙720におけるフリーザーの順位は第53位だった。

狙ったとしか思えない順位である。


……などと言っていたら、四半世紀経って公式がやってくれてしまった


関連イラスト

れいとうポケモン

Articunoどういうことなの・・


関連タグ

ポケモン一覧 こおりタイプ ひこうタイプ 伝説ポケモン 鳥ポケモン

サンダー ファイヤー 三鳥

デリバード(同タイプ)

ブランシェ(ポケモンGO)……ポケモンGOの陣営「ミスティック」のリーダー。

赤緑 FRLG

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