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携帯電話の編集履歴

2022-01-15 17:42:23 バージョン

携帯電話

けいたいでんわ

持ち運びできる小型の電話機。

携帯電話とは

  1. 小型で持ち運びができる電話機の総称。情報端末としての機能をもつものもある。
  2. RADWIMPS2010年6月30日に発売したCDシングル名。

概要

移動しながら長距離通信ができる小型の電話。電話機からの電波基地局を経由して、別の携帯電話あるいは一般加入電話と通話できる。


デジタル化以降は、音声通話以外にショートメッセージ電子メールの送受信、インターネット接続などが可能になった。現在のスマートフォンはアプリ次第でどのようなこともでき、実質的に「電話回線に接続できる汎用コンピューター」である。


携帯ケータイ)と略される事が多い。


黒子と二号☆Call


歴史

アナログ時代

平野ノラ

1985年に登場した携帯電話「ショルダーホン」はその名のとおり肩掛け式で、重量は3kgもあったが、電話機本体の重さは1kgで、重さの元凶はバッテリーであった。それでも待ち受け時間は8時間、通話時間は40分未満で、実用性が怪しいものである。そもそもこれは自動車電話がシガーソケットにつないで電源供給していたものを単にバッテリーに切り替えただけという代物だった。1987年になってようやくまともに携帯できる電話が登場するが、これでも重量約900gと相当にかさばり、通話料だけでなく、機器レンタルの形であったためレンタル料がかかり維持費はかなりかかった。


ビジネスマンにはもっぱらポケットベルが呼びだし用に使われ、都会では至るところに公衆電話があったためにケータイの必要性はまだまだ薄かった。


デジタル化、一般への普及

古いガラケー

携帯電話が一般に受け入れられはじめたのは、NTTがデジタル携帯電話(mova)をサービス開始した1993年頃で、この頃になってポケットに収まるほどになり、ビジネスマンやOLを中心に流布しはじめた。が、この頃のケータイは文字通り「携帯できる電話」でしかなく、通話だけしかできない。


1995年には通話料が安くバッテリーの持ちがよいPHSが登場し、個人のコミュニケーション手段として、高校生を中心とする若年層に受け入れられた。


1990年代後半から多機能化が進み、まずポケットベルとの連動がはじまり、続いてNTTドコモがWebサービス(iモード)による電子メールサービスを開始。さらにKDD・DDI(現au)が先駆けとなってEzwebサービスによるインターネットへの接続が始まる。この頃から、電卓機能をはじめ、携帯電話に付属する機能の多様化が始まる。


また、この頃にはカメラ付きのPHSも登場し、「ケータイで撮った写真をメールで送る」というスタイルが始まった。PHSはこの頃からデータ通信が低額であり、ノートパソコンPDAを持ち歩くヘビーユーザーにモバイルコンピューティングのスタイルを定着させた。


そして2000年、J-PHONE(現SoftBank)によって「カメラ付きケータイ」が携帯電話に持ち込まれ、写メールというキャンペーンを打ち出すと、一躍大ヒット。以後、携帯電話にカメラ機能は必須となった。この頃には携帯電話会社の値下げ競争が激化。対抗馬であったPHSに、向こうを張る力は残されておらず、定額通話やデータ通信といったニッチな分野で生き残りをはかることとなった。


モバイルインターネットの時代

ウォークマンケータイ

2001年にはNTTドコモが世界初の第3世代移動通信システム「FOMA」のサービスを開始。2003年、KDDI(KDD/DDIの経営統合企業)が3.5G(CDMA 1X WIN)の定額のデータ通信サービスを導入する。そしてvodafone(海外企業でJ-PHONEを吸収)がテレビ付きケータイ」をリリース、翌2004年にはウィルコム(旧DDIポケット)がJavascriptに対応しPC向けのウェブページも表示することができる(つまり、Webアプリを使える)PHS端末を発売するなど、各キャリアの競争による携帯電話端末の機能の肥大化が進んだ。いわゆるガラケー全盛期である。


この頃になるとケータイは中高生にとっても必携の存在となっており、ソーシャルゲームケータイ小説などケータイに特化したネットサービスは若者文化の中心となっていた。


この時代、一部フルブラウザ搭載機種を除いてガラケーはPC用サイトにアクセスできず、ガラケー専用サイトを中心とした独自の文化を築いていた。PCユーザーが中心だった当時のネット世界において亜流の存在であったため、解明されていないところが多い。


スマートフォンの時代へ

センシティブな作品

2008年にiPhoneが登場。追ってAndroidも登場し、スマートフォンが急激に台頭する。

2010年、NTTドコモがLTEサービスを開始したが、リリースされたのは音声通信端末ではなくデータ通信用のアダプターであった。そして次に出たのはAndroid搭載のスマートフォンである。

LTEの出現とともにすっかりスマートフォンが主流となり、音声通信に特化した旧来型の「ケータイ」は「ガラケー」と呼ばれ急激に陳腐化していく。また、国内メーカーの大半がスマホ移行に失敗し、事業から撤退した。

2010年代前半までの日本では複雑な料金体系による大手三社の寡占状態が続いていた。海外では2001年ごろから盛んに使われていたショートメッセージサービス(SMS)だが、日本では2011年になってようやくキャリアをまたいだSMSの送受信が実現した。


スマートフォンも電話としての機能は持っているが基本的には手のひらサイズのパーソナルコンピューターであり、一方でパソコンやタブレットにもLTE/3Gへの接続機能を持つものが一般化している。


別名・表記揺れ

携帯 / ケータイ フィーチャーフォン / ガラケー スマートフォン /スマホ


フィクションの携帯

現代を舞台にしたフィクションでは我々の世界と同じようにガラケースマホを使用している事が殆どだが、文明が発展しながらも我々の世界とは大幅に異なる歴史を歩んだ世界には架空の携帯端末が登場する事も珍しくなく、中には古代文明が近代文明に先んじて携帯端末を作っていたという事例もある。

ヒーロー作品においては変身アイテムあるいはマシンを兼ねた携帯端末が登場し、公的な電話回線を使用しているかはさておき、通話を可能としている。


架空の携帯端末


関連タグ

コミュニケーション 通信 電話

無線 第5世代移動通信システム 無線LAN PHS Android(携帯情報端末)

Docomo au softbank WILLCOM iPhone

携帯擬人化

パケ死 : パソコン通信ダイヤルアップ時代のインターネットみかかを恐れられていたのに対して携帯電話はデータ定額制が始まるまではこれが恐れられていた。

外部リンク

携帯電話(Wikipedia)

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