概要
国際統治機関世界政府が世界中の凶悪犯を収監する目的で、無風の海域“凪の海(カームベルト)”の海中に設置した海底大監獄。
獄内は複雑な迷路の様な構造の上、至る所に無数の監視用の電伝虫が目を光らせている。また付近の海には巨大な海王類が泳いでおり、更に海上においては無数の大型軍艦によって常に監視されている。
その警備体制の厳重さは「鉄壁」と称され侵入する事もましてや脱獄する事も不可能とされる。
付近の海に「正義の門」があり、門が開いた時に生まれる政府専用であるタライ海流という流れに乗らなければ辿り着くことができない。インペルダウンの永久指針(エターナルポース)もあって、そのマークは「インペルダウン(IMPEL DOWN)」の頭文字の「I」と「D」を重ねて、その一部分を切り出したもの。海賊は政府公認の王下七武海であろうと特例でもない限り近付く事すらも許されない。
内部は拷問室と死刑台が立ち並び、世界中で暴れ回っていた超凶悪犯(主に海賊)ばかりでひしめき合っている。基本的に囚人達は牢に入れられ、能力者は海楼石の手錠や足枷を付けられる。服役中に獄卒や牢番の機嫌を損ねたり、私闘を働いたり、あるいは日夜繰り返される死より辛い苛烈な拷問に耐えきれず・・・様々な理由により獄中でそのまま死亡することも多いという。
22年前の金獅子のシキの脱獄を唯一の例外にして、長年に渡り「鉄壁」を守り抜いていたが、マリンフォード頂上戦争前後の混乱の最中にルフィと黒ひげにより241名の囚人が脱獄に成功している。
構造
最上階(地上部)は新しく入って来る囚人へ「100度のぬるま湯」による殺菌消毒を兼ねた洗礼、訪問者の身体検査をするフロアである。海中となる地下は6つのフロアに分かれており、各フロアには特徴的な苦痛を伴う設備がある。下層に行くほど凶悪犯が収監されている。
1F(地獄のぬるま湯)
インペルダウンに送致された囚人が最初に受ける、殺菌消毒を兼ねた「拷問」であり「洗礼」。着ている衣服を全て脱がされた後、温度100℃の煮え滾る熱湯の中に突き落とされる。
B1F「LEVEL1」“紅蓮地獄”
触れれば刃物の様に切れる葉をもつ「剣樹(けんじゅ)」、踏めば針に様に刺さる「針々草(はりばりそう)」で構成された森があるフロア。囚人たちは森に無理矢理解き放たれ、足元を這い回る毒蜘蛛や獄卒たちから逃げ回る事を強いられる。
そして身動きする度に剣樹に切られ、足元の針を踏み抜き、全身から血を流し常に激痛に苛まれる。このため、森はこれまでに流された囚人たちの血によって紅蓮の如く真っ赤に染まっている。
拷問エリア以外の独房通路には「ブルーゴリラ」(通称ブルゴリ)が獄卒獣や看守とは別口にフロア中を徘徊している。大型海王類をも単独で仕留めるブルゴリを撃退できる囚人などまず居らず、万が一牢屋から脱出してもブルゴリに発見されればその時点でアウトである。
拷問エリアの森の中に「逃げ道」と呼ばれる大きな穴があり、この穴に飛び込めば事実上LEVEL1からの脱出は可能。ただしその行く先はさらに恐ろしい拷問が待ち構えているLEVEL2フロアであり、誰一人としてこの穴に自分から飛び込もうとはしないという。
B2F「LEVEL2」“猛獣地獄”
突然変異種や希少種などの猛獣が大量に放たれているフロア。ニワトリが産んだ巨大なヘビ”BASILISK(バシリスク)”や人喰い人面ライオン”MANTICORE(マンティコラ)”、複数体が連結して獲物を襲う猛毒持ちの”パズルサソリ”など、怪物めいた様々な生物が解き放たれている。基本的に上のフロアのブルゴリ以上の戦闘力を持ち、しかもほぼ全ての種が人間を捕食対象としており、捕まれば骨も残さず食い尽くされてしまう。
猛獣たちのボスとして君臨するのは、通路を覆い尽くすほどの巨体を誇る人面羽毛ライオン”SPHINX(スフィンクス)”。
この怪物がエリア間を行き来できる階段の前に居座っており、これを突破できなければ脱出は不可能。スフィンクスが暴れすぎるとフロアの床が抜けてしまう恐れがあるという(というか実際床が抜けた)。
LEVEL1や3とは違い、下フロアに直結した抜け穴などは存在しない。
B3F「LEVEL3」“飢餓地獄”
LEVEL4から立ち昇る熱で砂漠のように高温でからからに乾いたフロア。
このフロアには懸賞金額5000万ベリー以上の者が収監され、水も食糧も雀の涙ほどしか与えられない。檻の中で大人しくしている分には安全なLEVEL2以上とは違い、このLEVEL3以降はフロアそのものが拷問となる。
遺跡群のような構造になっており、中央部にLEVEL4からの熱を放出する「吹き抜け」がある。ここに近付くほどさらに気温は上がり、壁などはまともに触れる事もできないほどに熱されている。
この吹き抜けに飛び込めばLEVEL4へ侵入できるが、着地点を間違えばそのまま血の池や火の海に真っ逆さまに飛び込む形となり命の保証は無い。
B4F「LEVEL4」“焦熱地獄”
フロア全体が巨大な鉄窯の中に作られている。燃え盛る火の海と煮えたぎる血の池で構成され、息をするだけで肺が火傷する、文字通り灼熱のフロア。
LEVEL3よりさらに灼熱であり、蝋燭など3秒で溶けきってしまう。
通路はこの大釜の上にあるが当然手すりなどは一切なく、万が一足を踏み外せばそのまま死に直結すると言っても過言ではない。囚人たちはこのフロアを包み込む炎を維持するための巨大な薪を運ぶ強制労働と、血の池と業火に熱される拷問を受ける。
滴る汗も毒液と化し、可燃性の毒ガスも扱えるマゼランが最も実力を発揮できるフロアでもあり、このフロアでマゼランと戦闘になれば通常に輪を掛けて絶望的となる。
署長以下職員の生活圏もこのフロアに存在し、耐熱壁で守られている。
B5F「LEVEL5」“極寒地獄”
LEVEL3や4とは打って変わって全体が冷凍庫の中のように氷漬けになっている極寒のフロア。あまりの寒さで電伝虫が耐えられないため、このフロア内では通信や映像はほぼ完全に遮断される。
ここまで来ると、収監されているのは少なくとも元億越えの賞金首ばかり。囚人たちは囚人服一枚のまま牢屋に収監され、常に冷気に晒され続ける。食料ですら凍り付いてしまい、まともに齧る事さえできない。
冷気に耐え切れず凍傷や凍死にまで追い込まれる囚人も多く、一般には「インペルダウン最下層」という事で通っている。
さらに牢屋の外には軍隊ウルフという狼が群れで放し飼いにされている。この狼はLEVEL2では取り扱えないほど凶暴(バシリスクやスフィンクスにも襲い掛かり、捕食してしまう)で、脱獄しようとしても軍隊ウルフに発見されればまず命は無い。
余談だが劇中では明言されていないものの、上記のLEVEL4と対照的にこちらはマゼランの戦闘には向いていないフロアと思われる(理由は彼の攻撃は大半が毒「液」なので、このフロアで展開してもすぐに凍りついてしまい、攻撃が大幅に制限されてしまう。というものである)。
このフロアの森には、ニューカマーランドへ続く抜け穴がある。
「LEVEL5.5番地」“ニューカマーランド”
「LEVEL5」と「LEVEL6」の中間に存在する、囚人達の「秘密の楽園」。
100年以上前に幽閉されていた穴掘りの能力者が獄内に空間を作り、そこにイワンコフがニューカマーランドを建国した。インペルダウンの様々な場所に入り口が存在しており、看守たちはその存在に気付いていないため、囚人が突然消えることを「鬼の袖引きに遭って“魔界の門”へ引きずり込まれた」と恐れていた。
「楽園の入口」はインペルダウンの至る場所に存在しており、LEVEL1の血の滴る針の山、LEVEL2の猛獣の巣の中、LEVEL4の燃え盛る業火の中、LEVEL5の軍隊ウルフの巣の有る林、死体置き場等からアクセスが可能。
オカマ王のイワンコフが仕切っている影響で、ここに辿り着いた迷える囚人は一人残らず性別を超えた“新人類(ニューカマー)”に変貌している。飲食物や衣類、新聞などの物資は囚人達の私物の保管場所や看守室から盗んで調達しており、何も不自由はないという(第56巻のSBSより)。
投獄されている時点で札付きなので、今更盗みに躊躇することもないということなのであろう。
後にエース救出のためにインペルダウンに侵入したルフィに住人総出で力を貸し、ルフィと共に脱獄した。
2年後の新世界編ではMr.2・ボン・クレーが新女王となっている。
B6F「LEVEL6」“無限地獄”
過去に起こした事件が残虐の度を超えていたり、政府に不都合な事件を起こしたりでその存在を揉み消された終身刑囚・死刑囚が幽閉されるフロア。
王下七武海クラス、或いはそれ以上の超大物や伝説級の危険人物が幽閉されているため、このフロアの存在は秘匿されている(バギーもこのフロアの事は囚人達からの噂に聞いた程度しか知らない)。
このフロアではLEVEL1〜5とは異なり、監獄が苛烈な状況に置かれている訳でも、拷問が行われる訳でもなく、囚人達には元看守長曰く「死にたくなるほどの無限の退屈」が与えられる。彼の言う通り、ただ暗いフロアに巨大な牢屋がまばらに広がるだけでそれ以外に何も無い。拘束されてただ幽閉されているだけで何もする事が無く、無限に同じ時を過ごすだけでも上層の拷問以上に堪えるということなのだろう。
黒ひげによって囚人達が“殺し合い”をさせられ、その中で生き残った者が脱走を図ったために甚大な被害を被った。しかし、その事実は「世界政府の信用に関わる」との命令により隠蔽された。
組織
インペルダウン全体のトップとして監獄署長、看守達のトップとして看守長が設置されており、各々に副官として副署長と副看守長がいる。この他にも、獄卒獣と呼ばれる覚醒した動物系能力者や看守以外の職員をまとめる獄卒長や牢番長などがいる。
原作での関わり
主人公のモンキー・D・ルフィは公開処刑の危機に陥っていた義兄エースを救い出すため、ボア・ハンコックの協力を得て公開処刑までの拘留場所となっていたインペルダウンに侵入する。ルフィはかつて敵対した者らを解放しながら地下へ向かっていくが、当時の監獄署長マゼランに大量の毒を浴びせられ敗北。収監されてしまう。しかしその後、ボン・クレーの決死の行動で牢屋から救い出され、同じく収監されていた革命軍の幹部エンポリオ・イワンコフの荒療治により驚異的な回復を見せて復活する。
復活後はLEVEL6の存在を聞かされ、イワンコフとイナズマと共にLEVEL6に急行するも間に合わず、エースは海軍本部があるマリンフォードに連行されてしまう。ルフィはエース救出の為に頂上戦争の勃発が予想されるマリンフォードへ向かうことを決意。LEVEL6に収監されていたジンベエとサー・クロコダイルを解放し、地上を目指す。
新たにダズ・ボーネスなどの多くの囚人を解放しながら地上にたどり着き、ジンベエの策で軍艦の奪取に成功。そしてボン・クレーの決意によってマゼランの追跡は止まり、ルフィたち囚人241名はインペルダウンからの脱獄に成功した。一方、海軍本部に連行されたエースの処刑まであと4時間を切っていた…。
本編は麦わらの一味の仲間は一切登場せず、ルフィがエースの元へ向かう過程でかつてルフィたちが戦ったバギーやバロックワークスの面々と再会し、互いの目的のために共闘、脱獄する話である。更にジンベエが登場したことで王下七武海は全員詳細が判明する。また、ルフィたちが脱獄を開始した頃に七武海となった"黒ひげ"マーシャル・D・ティーチが現れ、ルフィと一触即発の状態になった。またこのときクロコダイルはティーチが手に入れた地位を捨てるような行動を取ることを疑問に感じていたが、彼の思惑は後に明らかになる。
ルフィ達の脱獄を許したインペルダウンは、その後黒ひげ海賊団の襲撃と看守長シリュウの裏切りによって壊滅級の被害を受け署長マゼランも瀕死の重傷を負う。さらに、LEVEL6の囚人の4名が黒ひげ海賊団に合流し、他の凶悪犯もそれぞれで脱獄。史上最悪の失態となったが、LEVEL6の一件は政府の意向により世間には伏せられた。
主要人物(看守)
職員(階級順)
監獄署長ハンニャバル(画像は副署長時代)
副署長マゼラン(画像は署長時代)
看守長ドミノ(画像は副看守長時代)
獄卒長サディちゃん(画像は2年前時点)
牢番長サルデス(画像は2年前時点)
元職員
シリュウ(前看守長/現黒ひげ海賊団2番船船長/通称“雨のシリュウ”)
主要人物(囚人)
現在の囚人
LEVEL5.5番地(ニューカマーランド)
プリンス・ベレット
→元々一国の王子であったが、15年前に王である父親がカマバッカ王国に足を踏み入れオカマとなったことで国も家庭も崩壊、海賊に身を落とした。
その敵討ちとしてイワンコフをバズーカで殺害しようと試みたが、“DEATH WINK”で砲弾をはじき返された挙句、“女ホルモン”を注入されたことで女性化。その時の格好が上半身裸であった事から、恥ずかしがって何処かへと逃走した。
LEVEL6
→元王下七武海及び世界貴族。
10年前に自身の海賊団と共にドレスローザを襲撃し、リク王一族を排斥して統治した。
そしてそれを隠れ蓑として、闇のブローカー"ジョーカー(JOKER)"として"新世界”で武器や人工悪魔の実「SMILE」を密売する新世界最大規模の犯罪シンジケートを展開していた。
アニメのみ登場した囚人(いずれも収監フロアは不明)
ミス・オリーブ
赤紫色のナポレオン帽と緑髪が特徴の、懸賞金5千万ベリーの女海賊。
職員からは「凶悪な犯罪者」と言われていたが、ハンニャバルはその容姿に見惚れていた。
男を単純な存在と考えており、劇中ではハンニャバルに対し、
「身体検査で服を脱ぐのは恥ずかしい」と色仕掛けを仕掛け、彼が背を向けた隙に木槌で殴り、着ていた制服をまんまと奪ったが、一部始終を見ていたマゼランの怒りに恐れを成して捕縛された(ついでに服が囚人服となっている)。
NEO海軍所属。詳しくは項目参照。
脱獄もしくは釈放された囚人
LEVEL1
バギー(通称“千両道化のバギー”)※脱獄
LEVEL2
ギャルディーノ(通称“Mr.3”)※脱獄
LEVEL3
ベンサム(通称“Mr.2・ボン・クレー”)※LEVEL5.5へ
LEVEL4
ダズ・ボーネス(通称“Mr.1”)※脱獄
LEVEL5
モンキー・D・ルフィ(通称“麦わらのルフィ”)※脱獄
エンポリオ・イワンコフ(通称“オカマ王”)※脱獄
イナズマ※脱獄
LEVEL6
ポートガス・D・エース(通称“火拳のエース”)※海軍本部に連行
ジンベエ(通称“海侠のジンベエ”)※脱獄
クロコダイル(通称“Mr.0”)※脱獄
シリュウ(通称“雨のシリュウ”)※脱獄
シキ(通称“金獅子のシキ”)※22年前に脱獄
サンファン・ウルフ(通称“巨大戦艦”/黒ひげ海賊団7番船船長)※脱獄
バスコ・ショット(通称“大酒飲み”/黒ひげ海賊団8番船船長)※脱獄
カタリーナ・デボン(通称“若月狩り”/黒ひげ海賊団6番船船長)※脱獄
アバロ・ピサロ(通称“悪政王”/黒ひげ海賊団4番船船長)※脱獄
パトリック・レッドフィールド(通称“赤の伯爵”)(ゲームオリジナル)
バーンディ・ワールド(通称“世界の破壊者ワールド”)(アニメSP『3D2Y』オリジナル)
ダグラス・バレット(通称“鬼の跡目”)(映画『STAMPEDE』オリジナル)
収監フロア不明
アーロン(通称“ノコギリのアーロン”)
→12年前、フィッシャー・タイガーの弔い合戦として黄猿を襲撃して捕縛され投獄される。その後ジンベエの七武海加盟に伴い釈放された。麦わらの一味に倒された後は別の監獄に移送された模様。
→革命軍西軍軍隊長。
凶悪な海賊として100年以上前に投獄された巨人族。超人系悪魔の実オシオシの実の能力者。
能力を使って穴を掘り人知れず脱獄した後、この空間にイワンコフがニューカマーランドを建国した。
余談
このインペルダウンには凶悪犯ばかり収監されているため、わざわざ収監せず、さっさと死刑にしてしまえば良いのではないかと考えるファンも多かった。
実際、もしそうしておけば本編のような大量脱獄を許す事はなかった筈である。
だが、ワノ国編の過去回想にて黒炭ひぐらし(マネマネの実)、黒炭せみ丸(バリバリの実)と言う現在の時制では別のキャラが持っている、極めて凶悪な能力の所有者が登場した事により、迂闊に死刑にすると、悪魔の実が別の場所に出現してしまうと言う問題への対策ではないか、と言う説がファンの間で語られるようになった。
例えばクロコダイルを死刑にすれば、どこかの海賊がスナスナの能力を得て大規模な被害を発生させてしまう可能性がある。だが、クロコダイルを殺さず収監しておけば、新たなスナスナの能力者が現れる事はない。
だったら能力者以外は死刑にしても良いのでは、と思われるかもしれないが、もし仮に「能力者は収監、能力者以外は死刑」と言う事にすると、悪魔の実に「死刑にならない」と言う付加価値を与える事になってしまい、それはそれで新たな混乱を招く事になりかねないので、良い方法とは言い難い。
結果的には脱獄された事によって裏目に出てしまったが、そもそも本編の脱獄自体が(シキを除けば)前例の無い事であり、元の狙いとしては決して悪くはなかったと思われる。
シキ、パトリック、ワールド、バレットなど映画やゲームのオリジナルキャラクターがたびたび登場しており、もしかしたらLEVEL6に収監された凶悪犯はまだまだ存在しているかもしれない…。
関連項目
本編の流れ
女ヶ島編→インペルダウン編→マリンフォード頂上戦争
タルタロス(僕のヒーローアカデミア):同じジャンプ連載作品における海に建てられた監獄つながり。ただしこちらは中の人繋がり(大塚明夫)のキャラクターに襲撃されるまでは一人の脱獄も許さなかった鉄壁の監獄である。また、施設の利用目的にも似通った点がある。
アズカバン(ハリーポッター):同じく海に建てられた監獄。ただし、こちらは厳しいようで意外とザルな警備態勢により、わりと多くの囚人がホイホイ脱獄に成功している。