マスターであれ、英霊であれ、あちきの前で不摂生は許しまちぇんのでそのつもりでいるように
お客様には丁寧に。仕える主人には厳格に。それが紅閻魔流ご奉仕術というものでち
プロフィール
真名 | 紅閻魔 |
---|---|
クラス | セイバー |
性別 | 女性 |
身長 | 130cm |
体重 | ??kg |
出典 | 日本民話、宇治拾遺物語等 |
地域 | 日本 |
属性 | 秩序・善・地 |
好きなもの | お米 |
嫌いなもの | 弱い者いじめ(嘘つきは情状酌量の余地を見る) |
設定作成 | 奈須きのこ |
ILLUST | 原田たけひと |
CV | 久野美咲 |
概要
『Fate/Grand Order』に登場するセイバークラスのサーヴァント。レアリティは☆5。
2019年お正月イベント『閻魔亭繁盛記』と共に期間限定キャラとして実装された。
正式登場は『FGO』が初だが、その存在は『Fate/EXTRAシリーズ』にてキャス狐から語られていた。
『雀の御宿』で知られる迷ひ家の旅館を経営する『舌切り雀』の女将。
「~でち」の語尾を始めとした、「さしすせそ」の発音が「ちゃちちゅちぇちょ」に置き換わった古風な丁寧語で話す。
原典の『舌切り雀』は「作中で」舌を切られたが、彼女の場合それは「人であった前世」の出来事。事情が複雑なので詳細は後述を参照。
真名
閻魔大王を後見人とする地獄の獄卒にして、『舌切り雀の紅閻魔』。
「山中にて人を助ける生き物」が民間伝承になったもの。鎌倉初期の物語集、宇治拾遺物語の中でもその原型は語られている。
Fate世界では元は人間であり、然る郭(まち)に売られた禿(かむろ)。
郭の凄惨な生活から逃げ出した先で迷ひ家に辿り着くが、欲もなく、ただ幸福と安寧の姿形を教示してくれた屋敷への感謝のみを捧げて果てた清廉さ、その果報をもって雀の鬼に転身し、地獄で沙汰を受けずに逗留することを許される。
最初は奪衣婆の養子にされてこき使われていたが、そのブラックさを知って親権を奪衣婆から取り上げた閻魔の養女となり、長年の働きを経て、幽境で迷ひ家を神々相手の旅館として開くことを任された。
しばらくして現世への外出を許され、その先での禍福が「舌切り雀」として語られることとなった。
英霊としての要素を100%死後に得ているという極めて稀有なケースであり、本来なら召喚されるべき存在ではないが、『子供達の願いを受け止める代表』としてサーヴァントとなった。
在り方としては童話の化身と類似している。
人物
一人称は「あちき」。マスターに対しては、周りに人の目がなければ「紅」。
性格は能動的で内向的。外見は愛らしい少女だが、生真面目で思慮深く、それ故何者にも卑下せず真摯に対応する、どこまでも公正でクールな裁判官気質の剣士。
一方で、受けた恩義を宝物のように受け止め、これを大切に思い続ける忠義の雀。
玉藻や清姫のように自分の都合で生きられる性格ではないが、だからといって自由奔放な人々を嫌う事もなく、また反発する事もない。
マスターに対しても面倒見が良く、戦闘指南から健康管理まで何かと世話を焼こうとする。とある側室を彷彿とさせるロリおかんぶり。
世界の裏側のような場所で『迷ひ家』を神霊や幻想種達相手の旅館として経営する傍ら、英霊の座に出張して日本妖怪系女子サーヴァント対象の料理教室も開いており、門下生達から鬼教官として恐れられつつも慕われている。
その料理への情熱は灼熱を越えて八大地獄級。
「いっぺん食われる身になってみろ」という獄卒出身の叩き上げ精神から、受講者はまず幻術で精神を(体感一ヶ月分の)密林サバイバル地獄に放り込まれ、料理の基礎以前である「食」への気構えから徹底的に叩き直される。
ここを突破できなければ、彼女から料理の教えを乞うことはできない。
本修業はさらに厳しく八大地獄になぞらえられたコースとなり、あのキャス狐さえ第五地獄で尻尾を撒いて退散したほど。
カルデアではエミヤ、ブーディカ、タマモキャット等と並ぶ料理担当サーヴァントの一人。
腕前は随一と言え、登場以降、料理関係の問題が生じると最も頼られる人物の一人。
未再臨では「閻魔大王」と「旅館の女将」のイメージをミックスした装いだが、再臨を進めると武器を刀に持ち替え、「剣士」のイメージを強くした服装になっていく。因みに、バトルキャラを観察すると分かるが、頭の雀は帽子ではなく実際に動いている。
能力
その所業、閻魔に代わってあちきが裁く!
等活・黒縄・大叫喚! 阿鼻無間の渡し舟、地獄の底まで真っ逆さま!
鬼の強面も震えだす、刹那無影の雀の一刺し――――閻雀抜刀術、冥途の土産に味わっていけ!
一見武勇的な要素は一切見受けられないその風貌や伝承に反し、優良なステータスと(変質を含む)4種の(セイバーらしからぬ)クラススキルを高水準で併せ持つ、非常に高スペックなサーヴァント。
キャス狐をして「地獄の剣鬼」と言わしめる居合の達人。
剣の腕前は包丁捌きの延長で獲得したとのことだが、敏捷ランクが驚異のA++を誇り、あの但馬守やテングハサン、リーサルバラモンに匹敵する。雀の化身であるため、その飛翔能力を合わせた身のこなしは、常人の目で捉えられるものではない。
同時に閻魔亭の女将としての矜持からか、敵味方を問わずもてなす特殊スキルを獲得している。
生前に郭での虐待で喉と舌を潰されてしまい、転生後も舌足らずで喋りがおぼつかない。しかし当人の猛烈な努力で舌を使わず会話が可能となるスキルを身につけ、口を噤ませる類いの呪いを無視できる。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | D | E | A++ | B | B | B |
※ 本来の幸運値はCだが、過去の経験から「もっと自分は幸せだ」と考える本人の自己申告によってランクが上がっている。
保有スキル
対魔力(A) | セイバーのクラス特性。魔術に対する抵抗力。本質はアサシンクラスと言いつつも職業的にはセイバークラスのため、高い対魔力を持つ。 |
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気配遮断(A) | 本来はアサシンのクラス特性。自身の気配を消す能力。職業はセイバークラスと言いつつも本質はアサシンクラスのため、高い気配遮断を持つ。どっちだ。 |
単独行動(A) | 本来はアーチャーのクラス特性。マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。身につけた者の姿を隠し、世界からの強制力……現世からの退去……を緩和する『賢者の簑』の恩恵。紅閻魔はマスターに負担をかけず行動をすることができる。 |
心眼(偽)(A) | 所謂「第六感」「虫の知らせ」と呼ばれる、天性の才能による危険予知。視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。某剣士とまったく同じ技術、技量である事に因縁を感じるがあえて口には出さず、こんど出会ったらあのインチキ侍は斬り倒す。そんな思いを抱く紅閻魔であった。 |
星の籠(大)(EX) | 閻雀裁縫術、奥義の一。酬いの葛籠(つづら)。賢者の衣(ミノ)からサイコロほどの二つの葛籠(つづら)を取り出し、開封する。開封された葛籠は直径1メートルほどの大きな葛籠と、直径30センチほどの小さな葛籠として実体化する。酬いの葛籠は敵パーティに様々なバッドラック……マイナス効果を引き起こすが、同時に敵のHPを少しだけ回復させてあげる。どれほど相手に因縁をふっかけようと贈り物としての本質は見失わない。そんな紅閻魔であった。 |
星の籠(小)(EX) | 閻雀裁縫術、奥義の二。お礼の葛籠(つづら)。正直者のお爺さんに贈られた雀の祝福。自パーティに様々なグッドラック効果を引き起こし、またHPまで回復させる。なにそれ怖い。そしてなぜか敵側のHPもわずかに回復する。どれほど自軍に有利な展開を招こうと、それはそれとして贈り物としての体裁を整える。そんな紅閻魔であった。 |
お宿作成(B) | 陣地作成の変質スキル。「舌切り雀」の逸話から、迷ひ家を利用して旅館を召喚・経営することが可能。一流のサービスと経営で、どんな客でも大抵は満足させられる。 |
腹話術(EX) | 舌を斬られても会話できるように特訓した成果。自己にかけられる『スキル封印』を無効にする。 |
宝具
十王判決・葛籠の道行(じゅうおうはんけつ・つづらのみちゆき)
- ランク:A
- 種別:対人宝具
- レンジ:1
- 最大補足:1人
「折檻の時間でち!」
「閻雀裁縫抜刀術、奥義の三。罪科あればこれ必滅の裁きなり。『十王判決・葛籠の道行(じゅうおうはんけつ・つづらのみちゆき)』!!」(イエーイ!!)
閻雀裁縫(抜刀)術、奥義の三。
禍を呼ぶ葛籠を召喚し、これを開封。中から現れた雀達の扮する百鬼夜行で敵を混乱させ、葛籠の中に封印する。
その後、葛籠ごと雀のお宿に運ばれた敵は地獄の十王(死者を裁定する十人の王。閻魔大王はこのひとり)の名代たる雀達が集結したお座敷にて、紅閻魔の裁きの一刀を受ける。
詳細は該当記事を参照。
雀返し(すずめがえし)
- ランク:C
- 種別:対人宝具
- レンジ:1
- 最大捕捉:1人
閻雀裁縫(抜刀)術、奥義の零。
相手が息を乱して口を開いた瞬間を見定め、元の雀サイズに戻って高速で接近、その舌を切り裂く最短・最小・最深の居合い抜刀術。
戦闘用に型を変更したことで、突進しての六連回転切り(通称・雀六連)により相手に苦悶の声を上げさせ、その瞬間に口内めがけて舌斬り裁縫を行う魔のせっかん技に昇華されてしまった。
大ダメージに加えて3ターンのスキル封印効果を与える。
ゲーム上での性能
最大HP | 13960 |
---|---|
最大ATK | 11607 |
コマンドカード | Quick:1/Arts:2/Buster:2 |
宝具カード | Arts |
スキル1 | 心眼(偽)(A) / 自身に回避付与(1T)+クリティカル威力UP(3T) |
スキル2 | 星の籠(大)(EX) / 敵全体の防御力DOWN+クリティカル発生率DOWN(共に3T)+宝具封印(1T)+HPを回復〈デメリット〉 |
スキル3 | 星の籠(小)(EX) / 味方全体の攻撃力UP(3T)+強化解除耐性UP(1T)+NPを増やす(10~20%)+HPを回復+敵全体のHP回復〈デメリット〉 |
宝具 | Arts / 自身に〔混沌〕特効状態&〔悪〕特効状態付与(OCで効果UP)+敵単体に超強力な攻撃 |
ステータスは同レアリティのセイバーの中でも中間に位置するバランス型。
Aは3hitしクラススキルの「お宿作成」の効果も乗るためNP効率は悪くない。1枚しか無いQはなんと6hitする。「気配遮断」も持つためスター生成力はそれなり。
更に「腹話術」によるスキル封印完全耐性という独自の強みを持つ。
スキル2・スキル3によるサポート効果が優秀で、特に高難易度で強化解除を使ってくる敵への対抗手段として非常に重宝する。反面、どちらにも相手のHPを回復するというデメリット効果があるが、レベルに関係なく1000固定であるため、味方の攻撃力が極端に低くない限りは問題はない。
宝具の特効対象は実装済みサーヴァントの中でも150騎以上がどちらかに該当しており、両方を満たしかつクラス相性有利なランサーとバーサーカーならば、防御されない限りは大ダメージが保証されている。
総括すると2種のサポートスキルを駆使して戦うサポートも出来るアタッカー。タイプとしてはオジマンディアスに近く、あちらから火力を削った代わりにサポート面と防御面を伸ばした形になる。
器用万能なタイプではあるがスキルのCTが全部6~8ターンなので取り回しが悪いのと攻撃に関与するバフが「星の籠(小)」とクラススキルの「お宿作成」しかないため、特攻に引っかからない相手には火力を出しにくいのが欠点と言える。
「単独行動」と「心眼(偽)」という二つのクリティカルバフを持つためクリティカルダメージもそこそこ出せるが「心眼(偽)」のCTの長さに加え、自前でスター集中度を上げられない点が目につく。
よりクリティカル運用に特化したセイバーが複数存在することもあり、クリティカルにはあまり拘らないほうが無難。そういうこともできる、くらいの認識にとどめておくのがいいだろう。
なお勘違いされがちだが名前に反し『魔性』属性持ちではない。
関連人物
生前・死後
閻魔亭の雀たち
閻魔亭で丁稚として働く9羽の雀たち。
元は迷ひ家で暮らしており、彼女の悲愴な最期を知るが故に彼女の奉公人として尽くしている。
閻魔亭の全員で冥官十王の名代を承っており、紅閻魔は養父・閻魔王、他の9羽が他の十王に当たり、それぞれが名代の名で呼び合っている。
雀たちはみんな丸めにデフォルメされた可愛らしい姿をしており、
喋ることができるので会話での意思疎通ができる。
また、雀たちはみんなしゃべる時は「○○でチュン」という語尾がつく。
十王裁判の第五審を司り、十王の代表格として知られる天部。
極楽か地獄かの最終的な判決を下し、人の魂の転生先を定める。
奪衣婆に虐げられていた名もない雀鬼だった彼女を引き取り、自分の名代と迷ひ家を与えた。
義娘曰く「頑固オヤジ」とのこと。
燕雀裁縫術の原形と言える業の本来の使い手でもあり、型月世界では嘘つきの亡者の舌を獄卒に抜かせるのではなく、嘘をついた舌を自ら抜刀術で断つという居合の達人とのこと。
三途の川で死者から衣をはぎ取り、懸衣翁に渡して渡ってきた者の罪科を計る媼。
地獄で雀の鬼となった紅閻魔を養子として引き取るが、「子供なら給料を与えなくていい」というブラックすぎる理論で彼女を丁稚同然に働かせていた。
閻魔大王との夫婦説が存在し、型月ではこれを採用している。
なお代演のシルエットにどこぞの守銭奴女神を充てたことを考えると……
変わり者の翁
『舌切り雀』に登場する正直爺さんその人。
生前、現世への未練から外出を願い出た折、意地悪な媼に「真っ赤な雀」として捕まったところを逃がしてもらう。後に生活の困窮から山で命を絶とうとした彼を閻魔亭に招き、恩返しとして盛大に持て成した。
ところが村に帰った彼は紅閻魔の恩返しを「地蔵様のお慈悲」として村人に語り、持ち帰った葛籠にこもった「願望器」としての機能も、すべて話を聞きに来た村人に分け与えて孤独死を遂げる。
葬列と弔問は、村を越えて盛大に営まれたという(地蔵は日本の仏教において、閻魔大王の化身とされる)。
紅閻魔が幽境で閻魔亭を営むのは、彼へ「二度目の恩返し」のためでもある。
そのあり方はかつて自らを犠牲に正義の味方を目指した英霊に似た物となっている。
お夕
かつて閻魔亭に勤めていた女中で、「鶴の間」の管理を任されていた腕利きの機織り職人。
「月の光が呼んでいる」という言葉を残して閻魔亭から飛び去ってしまったのだという。
その正体は、おそらくだが『鶴の恩返し』の鶴。
後に、彼女と思しき人物が意外な形で登場することとなる。
Fate/Grand Order
料理の教え子その1。同時にメル友。彼女を「けんぼちゃん」とも呼ぶとか。
腕自体はもう一流と認めているが、愛情のこめ過ぎで主人を肥えさせてしまうと忠告している。
料理の教え子その2。同時にメル友その2。
見栄を気にして手順を歪めてしまいがちと叱るが、火加減の上達については評価している。
料理の教え子その3。
本人は真面目かつ几帳面なのだが、鬼との混血故の斜め上を行く大雑把には頭を痛めている。
義仲に料理と称して生の大根を齧らせようとしていた事に関しては完全にドン引きしており、義仲に同情していた。
料理の教え子その4。
味や栄養は合格ではあるが、見栄えの方は性格的に全く向いていないと評している(食欲を無くす方面ではなく所謂映えない方面、なので家庭料理ならあまり気にしなくても構わないというニュアンス)。
後は旦那様を見つけるだけ、と事実上の卒業判定も出している。
料理の教え子その5。同時にメル友その3。
自身をもってしても、もはや矯正するには一度殺してゼロから生まれ直させるしかないと考えさせるレベルな模様。
その際正確には「一度殺してから異世界に転生させてゼロからやり直すしかない」と言っているので異世界転生に付き物であるチート特典を与えてやっとどうにかなるという意味になる……
契約したマスター。「ご主人」と呼ぶ。
(半ば不可抗力だが)ブラックな職場による生活環境の乱れを気にして健康を管理しており、「もし地獄に落ちても法廷で切った張ったの大立ち回りを見せる」と言っている。
閻魔亭に一時期逗留したお客様……なのだが、その時に色々やらかしたらしく、目出度く出禁扱いになっている剣豪。それどころか、残(留思)念な呪詛(?)が温泉に居座る等、完全に厄ネタ扱いされている。
なお、詳細が『Fate/Grand Order material IX』の水着の彼女の項で明かされており、それによると紅閻魔自身、彼女の事情を察していたようで、灸を据える際かけた言葉は「次やったら出禁でち。温泉にはいれまちぇんよ」だったとのこと。結局追い払うことにはなったものの、根負けしていた部分もあったらしく、一発アウトにしなかった(ととれる)発言内容も含めて、紅閻魔の人情が垣間見える(もっとも前述の事情から、温泉については紅閻魔の許可如何に関わらず・そして何人たりとも入れない状況だったわけだが)。
妙に気に食わない神域のエセ侍。「燕を斬る」その為だけに次元屈折の絶技まで至ってしまった事実に変態とドン引きしている。
昔から時折閻魔亭を訪れていた人外仲間で、良き友人関係を築いている。
雀の丁稚達から「ぐっちゃん」と親しまれている一方で、彼女も気を許せる数少ない相手として「えんまちゃん」と呼んでいる。
イベント繋がりから自身の幕間でも共演。
『閻魔帳』を盗まれたことによるカルデア食中毒騒動の収束を手伝う。
日本有数の武勇と慈悲の心を持った英雄。
"聖杯でさえ彼の米俵には及ばない"と非常に尊敬しており、その矢を閻魔亭に破魔矢として飾りたいと頼んでいる。
自身の幕間で念願の共演を果たすも、最初は(向こうが配慮のためにあえて隠していた事もあるが)三河屋の人と盛大に勘違いして主人公にツッコまれかけていた。
その後茨木童子の口から正体をバラされた時は激しく狼狽している。
上記の経緯からシンパシーを抱き、仲良くなりたいと考えている。
一方で、彼女の内に秘めた残虐性については少し怖いらしい。
マイルームでの会話で彼女に対し言及がある。その内容は何気に重い。
彼女の見立てによると手癖の悪さを何とかすれば地獄のお役所仕事に順応できそう、とのこと。
自身の幕間では閻魔王秘伝の書『閻魔帳』を盗まれて大騒動を起こされてしまう。
イベント『救え!アマゾネス・ドットコム』ではカルデアの厨房仲間として交流。サンタサーヴァントのノリに戸惑う紅閻魔にエミヤは「カルデアでは『クリスマスとハロウィン、そしてユニヴァースという単語に理屈は通用しない』と思っておいたほうがいい」とアドバイスした。
幕間の物語によれば、彼女がキッチンに加わった際、彼女によって閻魔亭から霊体にも滋養ある素材を提供されたことにより、食事が更に華やいで食堂に立ち寄るサーヴァントも増えたという。
メインストーリー第2部に登場するヴィランの1人にして、料理の教え子の一人のそっくりさん。
マイルーム会話で「一途・純粋・騙されやすい、好きなものでしか構成されていない」と宣いながら抱きついてキスまでしてくるなど半ばキャラ崩壊レベルでメロメロになっている。
好意自体は裏のない純粋なものだがスキンシップの激しさに辟易しているらしく絡まれても撃退せず逃亡している。
契約したマスターである藤丸立香の死後についていずれ揉めるだろう相手。それぞれがマスターを死後自分達の領域に連れていこうと画策している。→終身後雇用
余談
実は清姫、刑部姫共々『Fate/EXTRAシリーズ』の時点で玉藻がメル友の一人として名を挙げており、料理上手な事と剣術に優れた配下を持っている事が明かされていた(配下の通り名は"怪異・舌斬り抜刀斎"。ただ、本人の剣術の腕前を見る限り、紅閻魔自身の通り名の可能性も高い)。
声優は「天使のロリボイス」で知られる久野美咲氏。正月早々、彼女の声と人格者ぶりにやられたマスターは数知れず。『FGO冬祭り 2018-2019』のトークステージに出演した赤羽根健治氏は、紅閻魔に久野さんをキャスティングした人は天才、あの語尾をあざとくなく言えるのは久野さんくらい。と語っていた。
『FGO』に実装されているサーヴァントは様々な服装をしているが、セイントグラフで割烹着(のようなもの)を着ているサーヴァントは彼女だけ。
他の例では再臨でエプロンになるタマモキャットぐらいで、後は礼装に稀にエプロン姿が一部のサーヴァントで描かれているくらいである。
また、宝具演出をよく見ると、お座敷にいる雀の数が閻魔王を担当する紅閻魔を除いてもまだ十羽いるという矛盾がある。
本来であれば紅閻魔が十王の五である閻魔王なのだからそれ以外の十王を担当する残りの雀たちは九羽でなければいけないのに、何故か一羽余計に居る。
閻魔亭で働き、閻魔王以外の十王の名代を承っている丁稚の雀も九羽だけしかいないはずなのにどう勘定しても(帽子に乗っかっている雀が外れて代わりにお座敷に座っているわけでもない)数が合わない。
関連イラスト
関連タグ
Fate/GrandOrder サーヴァント セイバー(Fate)
舌切り雀 閻魔 女将 居合 ロリ スパルタ教育 バブみ 恩返し
伊58/でち公:語尾に「でち」をつけることに加え、『FGO』が周回メインのゲームであることも相まって、少し前に出た騎士共々その関連でよくネタにされる。
両ゲームを兼務するマスターからはその愛称を捻って「でち紅(こう)」と言われる事も。
鬼灯(鬼灯の冷徹):こちらも閻魔大王がゴッドファーザーな地獄の獄卒。同様に孤児から鬼へ転身し、大王の片腕まで上り詰めた究極の叩き上げ。なお中の人はアグラヴェインである。