プロフィール
概要
召喚時の外見は、全身に細かく傷が入った野生児めいた少年。
劇中や『FGO』で度々魔人アーチャーが語る彼女の生前の部下である「サル」。
元々魔人アーチャーの口から存在が匂わされていただけであったが、『コハエースこれくしょん』にてステータス付きで公開された。だが、特にストーリーと呼べるものは現状公開されていない。
……と思いきや、彼が主役の物語、『ぐだぐだ太閤伝ZIPANG』の連載開始が発表された。
真名
日本の戦国武将、『豊臣秀吉』。若かりし頃は「木下藤吉郎」、後に「羽柴秀吉」と称した。
織田信長、徳川家康と並び戦国三英傑と謳われた、日本史上屈指の知名度を誇る大英雄。
一介の庶民に生まれながら戦国の世で立身出世を果たし、ついには日本の統一を成し遂げた稀代の出世頭にして天下人。
織田信長の配下として頭角を現し、信長が本能寺の変で没した後はその仇を討ち、事実上の継承者として台頭。以後各地の平定を推し進め、遂には朝廷より関白の位を授かるなど、名実ともに日の本の支配者としての地位を確立した。
だが晩年には後継者問題で甥とその関係者を軒並み切腹・斬首せしめる、今日に至るまで様々な禍根を残す朝鮮出兵の実施など、暴政や無謀とも語られる逸話も残している。
辞世の句は、「露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことも 夢のまた夢」。
人物
一人称は「それがし」 → 「俺」 → 「わし」。
生前は信長にぞっこんで忠義を尽くし、「おいサル!」とか呼ばれる度に、嬉しくて必要以上に頑張っちゃっていた愛され武将。信長も秀吉を気に入っており、話の中でたびたび名前を出すことが多い。
また、端々の言動からすると結構なお調子者。
一方で希代の人たらしと称されるカリスマ性があり、上司や敵にさえ気に入られやすい性質。
どれくらいかと言うと「なんだよ、あんなサルにいいように言い包められてんじゃねーよ」とか言って殺しに向かった武将が次の日にはズッ友になって帰って来るレベルの傑物。
計略にも長け、柴田じゃどれだけ粘っても建てられない城を一夜で建て、水攻め、兵糧攻めで城を落とさせたら日本一。信長と同じくらい逸話に事欠かず、英霊の中でもチート・オブ・チート。
その人柄は、信長からは「天真爛漫にして計算ずく、情にも脆くて冷酷無比、あれほど裏表がありながらそれでいてキラキラと輝くまさに日輪のような男」と評された。一方その知略の中にしれっと味方が損する前提の策を含めるなど善意一辺倒と言う訳でもなく、周辺からは「都合よく顔を使い分けるずる賢い男」とも見られていたという。
その本質は茶々曰く「情深い面も残酷な面もどちらも本気」。喜怒哀楽といった感情表現、そして言動の全てにおいて本気で思い、本気で行動する。言わば言動全てが裏表無しのフルオープン状態。
ヒトとしての上も下も、善も悪も、その極み・限界ギリギリを体現するような人物という、信長とは違うベクトルで埒外の精神性を持つ人物だった模様。
秀吉自身「何をやっても許される」天下人として、何処までも危険な方向に助長していく自分を無意識では危ぶんでいた節があるが、その時点で止めきれる力を持った者は一人も居なかった(厳密を言えば森長可がいたのだが戦死してしまった)。
この点からも家臣の三成同様、自分がトップに立つのではなく、誰かの補佐として頑張る事で輝けた部類の天才だったと言えるだろう。
なお、惚れた女には弱いらしく、これは晩年まで変わらなかった模様。
草履を胸で温めるなどの美談も有名だが、『コハエース』の世界における信長が女性だと思うと途端に変態行為にしか見えなくなる。
というか実際はただ彼女の草履をぺろぺろしていただけで、美談でも何でもないらしい。
能力
ステータスやスキルの傾向は、正面から戦うよりもすばしっこく立ち回る持久戦型。
農民から天下人にまで至ったリアルチート武将であり、その逸話が反映された宝具『日輪の子』由来の非常に特異な能力を持つ。
具体的には、
日数経過により能力値が変動し、それに伴い外見や性格、真名まで変化。
若々しい少年に始まり、日輪そのものといえる大英雄を経て、最終的には老害モードなどと言われるような残念な状態になってしまう。
というもの。
時間の経過ごとにステータスどころか宝具・真名まで変化していき、最盛期は大英雄クラスのステータスと反則ものの宝具を使用可能だが、最高のステータスで戦える期間は限られている。
経験値曰く、全盛期の秀吉の強さは『戦国大戦』の全盛期の早雲の計略が士気3で打てるレベルだとか。
「自分固有の剣を持たない」という非常に珍しいセイバー(既存のセイバーの中にも適性がないのに無理矢理セイバーになったセイバーがいたり、最近でも剣の宝具を持たないセイバーは増えているので当時基準)。
他の三英傑である信長、家康とはほぼ同格の強さを持ち、その相性は三すくみのような関係にあるらしい。後述の宝具によって神性を獲得する都合上神性キラーのノッブとは分が悪い一方、家康に対しては『刀狩り』で宝具である武具を(彼のクラスがどれであれ)没収できてしまうので優位に立てるようである。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐力 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|---|
不明 | E~A | E~A | D~A+ | E~A | C~EX | E~EX |
保有スキル
対魔力(C~A) | セイバーのクラス特性。魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術を無効化し、それ以上のランクのものは削減する。召喚直後はセイバーとして低い対魔力だが、召喚日数と共に向上。 |
---|---|
騎乗(C) | セイバーのクラス特性。乗り物を乗りこなす能力。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、野獣ランクの獣は乗りこなせい。特筆するような騎乗の逸話を持たないため、これまたセイバーとして低いランク。 |
カリスマ(B~A+) | 希代の人たらしと呼ばれた秀吉の驚異のカリスマ。あのサルぶっ殺してやると乗り込んだ武将が次の日にはズッ友になって帰ってきた、とかいうレベルの問答無用のコミュ力。 おまけ効果で上司や敵に気に入られたり、敵の対応が甘くなったりする。7日目にはA+となりここまで来ると呪いじみた魅力となり、抗うには「対魔力(B)」以上を必要とする。 |
黄金律(A) | 人生においてどれほどお金が付いて回るかという宿命を指す。 日ノ本の全ての黄金を集めたと言われる程の超絶黄金成金。 |
中国大返し(C~A) | 絶対のピンチをチャンスに変える奇跡の逃走スキル。逃げ足メッチャ早い。仕切り直しと似た効果を持つが、判定成功時には必ず有利な状態で戦闘を再開できる。ノッブの仇を討つために備中高松から全軍を取って返した逸話がスキルとなったもの。 |
宝具
日輪の子(にちりんのこ)
- ランク:E~A
- 種別:神性宝具
- レンジ:−
- 最大捕捉:−
農民から天下人へと上り詰めた秀吉の生涯そのものを象徴する宝具。
召喚直後の7日間、能力値が上昇し続ける。1日経過するごとにステータス、スキル、宝具の性能が上昇し、7日目に最盛期に至る(この時のステータスはほとんどの項目がA以上であり、幸運と宝具に至ってはEXというヘラクレス並みのチートと化す)。更に4日目以降は神性を獲得、7日目には神性:Aとなる。
しかし、その後は7日かけて能力値が低下していき、最終的には14日目に消滅してしまう。これは元に戻っているわけではなく、晩年の無謀(と俗には呼ばれるものの彼の病状が悪化しなければ恐らく勝利出来ていた、とも考察されている)な出兵や、忠義を尽くした部下に言い掛かりをつけて処刑したといった逸話から来るもの。まさに「栄枯盛衰」な人生である。
ちなみに、日輪の子というのは自身を自称した表現である。
刀狩り(ブレイド・テイカー)
- ランク:E~EX
- 種別:対宝宝具
- レンジ:1
- 最大捕捉:1人
秀吉が発した「刀狩令」が宝具となったもの。日数の経過で性能が向上する。
1日目はランク:Eで幸運判定に失敗した相手の武装宝具を極短時間使用不能にする。4日目はランク:Bで判定に失敗した相手の武装宝具を自身のものにして使用可能になる。7日目には最大ランク:EXとなり自身が宝具判定に成功すると奪った宝具の一時的な真名開放が可能となる。
ちなみに、秀吉自身はそれほど武器の扱いが得意ではないため、奪ったとしても本来の所有者ほどには使いこなせない。固有の特徴的な武装を持たない秀吉がセイバークラスであるのは、この宝具のおかげ。
なお「刀狩令」というのは、あくまでも文字だけのもので本来は刀や脇差、弓、槍、鉄砲などの武器の所有を禁ずる令というものであり、その為相手によっては使用する武器が剣ではなく弓矢だったり槍になることもありうる。
一夜城 > 超絶絢爛日輪城 > 黄金魔境ZIPANG
- ランク:E~EX
- 種別:城塞宝具>不明
- レンジ:1~100
- 最大捕捉:1~不明
一夜城(スノマタ・キャッスル)
- ランク:E~B
- 種別:城塞宝具
- レンジ:不明
- 最大捕捉:不明
敵の攻撃を受け止める城塞を召喚する。性能は高く無く、ランクD以上の宝具であれば問題なく突破されてしまう程度。ランクごとに耐久力がやや上昇する。
超絶絢爛日輪城(ちょうぜつけんらんにちりんじょう)
- ランク:A
- 種別:不明
- レンジ:不明
- 最大捕捉:不明
6日目以降に召喚可能となる城塞宝具。固有結界ともいうべき天下人秀吉の黄金大魔術城塞。城塞中心にある黄金の魔力炉からのバックアップにより、自身はほぼ無限ともいえる魔力を行使できる。さらには豊臣恩顧の英霊を軍勢として召喚することも可能。
ただし、彼らの召喚は黄金炉の魔力によって賄われているため、城塞外では短時間しか戦う事ができない。ちなみに傘下の武将ではあっても徳川は来ない(幸村が怖くて来ないのかそれとも戦友を殺されたからあえて呼ばないのかは分からない)。
なお、妻の宝具のモーション担当者の発言が正しければ召喚出来る武将で判明しているのは
真田信繁(真田幸村)、後藤又兵衛、毛利勝永、長曾我部盛親、明石全登
の5名だがどれも個人としても十分に英霊として成り立つほどの武将である。
黄金魔境ZIPANG(おうごんまきょうジパング)
- ランク:EX
- 種別:不明
- レンジ:不明
- 最大捕捉:不明
「つゆと落ち つゆと消えにし わが身かな なにわのコトも 夢のまた夢……これこそが驚天動地の我が宝具!!『黄金魔境ZIPANG』!!」
詳細不明。名称的に、明との戦いに勝利したIFの可能性由来の宝具ではないかという予想がある。
『Fate/Grand Order』では妻が別バージョンを使用している。
登場作品
コハエース
ノッブの口から存在は言及されていたが、『コハエースこれくしょん』にてステータスつきで初登場。ちなみにきのこに許可はもらったとのことで、一応は公認ではある模様。
続編の『ぐだぐだエース』でも引き続き登場し1~3巻では相変わらずのお調子者としての面が強い印象だったが『ぐだぐだエースRE』では晩年の凶行の一端も描かれていた。
ぐだぐだ太閤伝ZIPANG
『ぐだぐだエース』から引き継ぐ形で秀吉が主役を務める。本作の秀吉は英霊では無く戦国時代の秀吉本人であり、召還したセイバーのマスターとしての活躍が描かれている。
なお、本作ではいくつか明らかになった設定があり、秀吉の首に巻いている「赤い布」は信長から賜った赤い外套の切れ端だったり、額の傷は(本人曰く)自分に向かって落ちてきた日輪に激突した際に付いた物だった事が判明した。
ちびちゅき!
ノッブ会いたさに登場し、坂田金時とイヌ、キジと共に鬼が島へ行こうとしたが、ライダーの巨大海賊船に追突して他のメンバー同様に海に沈んだ。
また、主君がザビーズの事をフランシスコ・ザビエルと勘違いして興味を持っていた時には「バテレンはお止め下さい!!」と焦って彼女に食い下がっていた。
Fate/Grand Order
公式サポート漫画の『Fate/ぐだぐだオーダー』第8話にて、新情報が発信できず漫画にするネタが無い為「情報がないなら勝手に配信すればいいじゃない!!」という理由で登場させられる。この時ノッブに"サル"と呼ばれていたため「サルって動物の英霊なんですか?」と聞いたアルトリアに「うわっ、このヒト人の気持ち分かんなそう!」と暴言を吐いていた。
第9話では自分を差し置いて『Grand Order』に参戦が決定した桜セイバーに怒り魔王化したノッブを一刀両断。ギャグかと思いきや本当にノッブが死んでしまい、実際にノッブは第20回まで出番がなくなってしまった(一応13話であの世に行ったノッブの様子は書かれているが)。このキャスティングといい両断っぷりといい、斬られた時のノッブの「へうげ!?」というリアクションといい、完全にへうげものの一シーンのパロディである。
現在、秀吉は『Grand Order』に実装されておらず、「ぐだぐだイベント」にて実装を期待しているプレイヤーもいる。
…だが『ぐだぐだ本能寺』の続編である『ぐだぐだ明治維新』の舞台は戦国時代から300年近く飛んで舞台は明治時代。しかも新規サーヴァントはまさかの自分の側室と新撰組の副長の2騎だったので実装のチャンスは遠のいてしまった。残念。
一応イベント内では終盤秀吉と名乗るある存在が登場したが、こちらは秀吉の名を騙っていただけであり本物ではなかった。詳しくはこちらのページにて。
その後も「ぐだぐだイベント」が毎年開催されているが秀吉は一向に登場せず代わりにかつての同僚達がNPCではあるものの信長と共に活躍したりと不憫さが高まった。
実装されてないのは前述した宝具『日輪の子』の「7日間強化され、また7日間かけて弱体化、最終的には消滅する」というピーキー過ぎる効果をゲーム内で再現するのが非常に難しいからではないかとも言われており、仮に実装されるとすれば彼の宝具や彼の宝具のように完全に発揮できない状態か没収されて使えない状態でないと無理ではないかと考えられている。
その場合だとステータスがずっと1日目の最弱の状態になるため、ステータスを予め一定のランクで固定する必要があるが。
なお、これはあくまで「セイバーとしての秀吉」であり山崎や賤ケ岳の戦いで見せた大返しからライダー、一夜城等の逸話からのアサシンやキャスター、長い槍を好み長短槍試合を制したエピソードからランサー、明智光秀への憎しみに燃えるアヴェンジャー、イベントで語られた信長を失った後の暴走や晩年における暴君としてバーサーカー等他クラスでの召喚なら呼び出せる可能性はある(特に大返しや一夜城の逸話ならセミラミスの様にダブルクラス持ちという可能性も考えられる)。
このようにこれまで一度も登場しなかった彼だが、2022年の『ぐだぐだ新邪馬台国』にてセリフのみではあるが、三成との生前の会話のやり取りで遂に登場した……が、このイベントの根幹は、史実の彼が晩年に起こした数々の非道であったことから、完全に元凶という扱いになり(主に史実に詳しくないプレイヤーから)ドン引きされてしまった。
このように登場しないまま数々の業を積み重ねる羽目になっており、実装がどんどん現実味を失っていくと考えるプレイヤーも多い。
だが、後述にもあるが『Zero』でのフィン・マックールや第三特異点でのイアソン、他にはアルジュナや女王メイヴ、パリス等、生前の逸話等で実装前の印象が最悪だった英霊は秀吉以外にも大勢おり、秀吉だけが特別悪印象だったというわけでは無い。
彼らと同じ様に何らかの形でひっくり返す可能性も十分あるという事を忘れてはいけない。
CVは数多の猿キャラや秀吉を演じてきた山口勝平になるのではとの声が多く、本人もそれを希望する旨のツイートをしている。
関連人物
生前
敬愛していた主君。
また、常人を超えた彼女の言動と思考を理解していた数少ない人物でもあった。
けれど芸術面では合わなかったようで、『ぐだぐだ明治維新』では、秀吉の趣味に関し、「わびさびからほど遠い」とディスられた。
当の秀吉はこのイベントに出演してないのに。
秀吉自体も主君の死により心に大穴が空き、そこから壊れていってしまった。
ねね
正室。当時としては珍しい恋愛結婚であり、その夫婦仲は終生良好だったという。
一方秀吉の浮気癖には悩まされたらしく、ある時その事を信長に愚痴った結果、めっちゃ気の使われた内容の書状を「天下布武」の印付きで送られたという逸話(史実)がある。
側室。彼女には頭が上がらなかった模様。
一方、晩年における数々の蛮行が、妻である茶々の無辜の怪物の原因の1つとなっている。
同僚。彼からは「殿下」と呼ばれている。長可は「言う事なんでも聞いてくれてホントよくしてもらった」と高評価だが、秀吉本人はその悪意なき暴走特急ぶりに半ば諦めモードだった。
一方でそんな彼を「この世が自分の思い通りにならない証」と期待していたらしく、死の報を聞いた際は爆笑し「やはりこの世は自分の思うままか」と考えるに至っ(てしまっ)た模様。
秀吉と長可は「同じ主君の元で苦楽を共にした戦友」であり、その死が精神へのトドメとなってしまったと言える。
同僚。一説では「羽柴」の一字は彼から取られたとも言われている。
信長の没後に対立が激化し「賤ヶ岳の戦い」で激突するも敗れ、最終的に自刃した。本人は「信長を失った事で暴走した秀吉を止められなかった事」を後悔している。
一方秀吉からは『ぐだぐだ太閤伝ZIPANG』において「なんやかんやと面倒見がいい人」と評されている(作中で信長が存命での評価であり、死後どうなったかは不明)。
主君を討った事で怨敵へと変わった同僚。向こうも秀吉を嫌っている意図の発言をしている。
前述の通り「秀吉は光秀への憎しみでアヴェンジャーへの適性を持っているのではないか」とも考察されている(実質、「光秀への復讐心に駆られる秀吉」という構図は創作で多く書かれている)。
ちなみに光秀による秀吉への蔑称は「禿ネズミ」。
スカウトし重用した軍師。彼からは策の手際の良さを評価されていた。『ぐだぐだ太閤伝』では秀吉の部下になる経緯が描かれた。
関白となる以前から世話になっていた茶人。
表と裏双方で懇意にしていたが、最後はあっさり切り捨てて死に追いやったため深く怨まれている。なお、利休曰く「秀吉は人の持つ善意と悪意の両方を極めた存在だった」とのこと。
サーヴァントとしての生前とも似ても似つかぬ姿には、豊臣が抱えるさらなる因果が絡んでおり……
部下。幼い頃から面倒を見ており、我が子のように可愛がったという。
成長後は天下人となった自身の右腕として重宝していたが、自分を尊敬する余り他の全てを見下す彼を「友達出来ないだろうな~」とも評していた。
奇しくもその懸念は、自身の没後に現実となってしまう。
姫路城を建設するために、彼女の社を町外れに移動させたという逸話が残っている。
Fate/Grand Order
秀吉同様老いて老害化したサーヴァント。
部下を殺しその結果全てを崩壊させてしまった件も共通している。
ちなみにフィンはメイヴ曰く「生理的に無理」との事だが、秀吉も同様であると思われる。
やっぱり出ていないのにディスられている。
秀吉同様立派な人物であったが、敬愛する主の死を境に堕ちてしまった者繋がり。
こちらはそれぞれの面が異なるサーヴァントとして召喚されている。
同じく「困難や抑え役がある事で光り輝き、そうでなければ腐ってしまう」タイプの英雄。
時代や環境が違いすぎるゆえ単純な比較はできないが、晩年の凋落は通じる点がある。
嘘や欺瞞を見抜く能力を持った彼らが、あまりに正直すぎる秀吉を見たらどのような反応を示すかが気になるところ。
第2部6章に登場した女性型の妖精。『ぐだぐだ新邪馬台国』での秀吉の行為を見て真っ先に彼女を思い浮かんでしまったプレイヤーも少なくなかった。だが、「後先を全く考えない」彼女と「大局を見据える」秀吉とでは正反対の関係と言える。
なお、彼女を慕っていた存在曰く「誰にでも優しく、誰にでも残酷」と評しており、奇しくも茶々と利休から見た秀吉の評価と似ている。
第2部3章で初登場した英霊。型月では実は人間では無く、未来予知に匹敵する高速演算能力を持った人造人間だった。逸脱した思考能力を持つという点では近い存在といえる。