概要
通常のサーヴァントよりも一段階上の器を持って顕現した英霊。
「グランドサーヴァント」や「冠位のサーヴァント」「冠位英霊」とも呼称される。
対の存在たる人類悪ことビースト共々、実質的に『Fate/Grand Order』から本格導入された設定である為、当然ながら以降の情報も同作やその関連書籍等に依るものが多い。
なおややこしいが、「冠位の資格持ち」「冠位英霊」「冠位に該当する霊基」は全て別の意味合いである。
これについては後述。
本編での描写・活躍
以下、特に『FGO』本編の内容を含むので、未プレイの方は注意
第1部
第4章『死界魔霧都市ロンドン』終盤、全体の黒幕としてソロモン(?)が登場。
そして彼とアンデルセンとの会話で、詳細が(シリーズ全般で)初めて明かされた。
時計塔の記述を確認したアンデルセンは
- 英霊召喚とは抑止力の召喚であり、抑止力とは人類存続を守る者
- 彼等は七つの器を以て現界し、『ただひとつ』の敵を討つ
と述べ、やや感情的な口調で上記の「敵」について「文明より生まれ文明を食らうもの、自業自得の死の要因(アポトーシス)に他ならない」等と解説、最後に
- これを倒すために喚ばれるものこそ、あらゆる英霊の頂点に立つモノ
と述べた。
そしてアンデルセンの推測を聞いたソロモンも肯定し、
- 七騎の英霊は、ある害悪を滅ぼすために遣わされる天の御使い
- 人理を護る、その時代最高峰の七騎。英霊の頂点に立つ始まりの七つ
と語った。
これについてロマニは
「グランドのクラス、だって……!?根源に選ばれた英霊とでも言うつもりか……!?」
と反応している。
第7章『絶対魔獣戦線バビロニア』では、賢王が通常霊基で召喚したマーリンが登場。
ロマニとの会話で、グランドキャスターの資格保有者は皆優れた千里眼の保持者であること、ソロモン、マーリン、ギルガメッシュ(※)がその資格を有していることが明かされた。
※後の章でアーチャークラスの本人は自身が冠位であることを否定している。
同章終盤には初代ハサン・サッバーハ"山の翁"が参戦。冠位の返上を宣言し、残った霊基を消費して冠位としての力を宿した一撃をティアマトに放っている。
第2部
第4章『創世滅亡輪廻ユガ・クシェートラ』中盤、クリプターの1人デイビット・ゼム・ヴォイドの契約サーヴァントが冠位(グランド)である事がダ・ヴィンチちゃんから言及された。
第5章前編『神代巨神海洋アトランティス』には、それまでと異なる姿でオリオンが登場。
終盤にグランドアーチャーであることを明かし、世界のためではなく「恋人のため」にその力を使うことを宣言。残った霊基をもって神を撃ち落とした。
続く後編『星間都市山脈オリュンポス』では、異聞帯の王たる主神へのカウンターとして、終盤にロムルス=クィリヌスが降臨。
第7章『黄金樹海紀行ナウイ・ミクトラン』序盤ではついに7騎が集合したが、カルデア一行と相対する前のU-オルガマリーに敗北。
そのメンバーはストーリー中では明言されていないが、オルガマリー本人の夢という形での戦闘パートでは(名前はクラス表記だが)オリオン、ロムルス、ハサン、詳細不明のバーサーカーに加えてセイバーがアルトリア・アヴァロン、ライダーには太公望、キャスターはマーリンが割り当てられていた。
そして前半の終盤、デイビットの召喚したテスカトリポカが登場した。
アーケード版
第7章『臨界繁栄都市バビロン』に登場したサーヴァントの1人は当初、あるサーヴァントが大人になった姿と思われていたが、その正体はノアであった。
終章『背徳果実都市リリムハーロット』ではビーストⅥ討伐のために別世界のマーリンが参戦、同行していたグランドアサシン"山の翁"も参戦している。
この折に"山の翁"から、このマーリンは己の冠位を放棄した「元冠位」なのだと明言された。
同章の最終盤にはノアも助っ人を連れて登場している。
解説
基準
シリーズ原作者の奈須きのこ氏曰く、
- 能力と逸話のどちらも高水準で、そのクラスの頂点に立つもの
- 候補となるサーヴァントは一騎だけでなく複数おり、その時代の「超克対象」によって最終決定される
- アサシンのみ山の翁だけがグランドとして限定されていたが、第1部7章を経て空席となった
(2020年8月の週刊ファミ通に掲載されたインタビュー「FGO一問一答」より)
とのこと。
ただし「既存の」冠位クラスの資格・条件についての質問及び回答だったため、配信時期から見て第2部第5章後編以降は、大小なりの例外やイレギュラーが登場する可能性があるのかもしれない。
現に2023年の第7章後半に合わせて実装されたテスカトリポカは、マイルームボイスにて「"山の翁"から襲名した」と語っており、上記のインタビューとは内実が変更されているようにも思える。
条件
だが、グランドには単純に能力や逸話さえ伴っているだけで選定されるわけではないということが示唆されている。
まず、ロムルス=クィリヌスのプロフィールにおいて、神たる神霊がグランドになる事は有り得ないと明言されている。
だが同時に「半神かつ"人間"の側に立った在り方の者は、例外的に"ヒトの英霊"として扱われ資格を得る」可能性が仄めかされており、現に後の第2部7章では紛れもない神霊クラスであるテスカトリポカが新たな冠位として登場している。
他にもグランド全体の条件ではないが、グランドキャスターに関してロマニが『バビロニア』で
- 冠位の資格を持つ魔術師はみな優れた千里眼を保有する
- 例えばソロモンは過去と未来を見渡す眼。ギルガメッシュ王は未来を見渡す眼。マーリンは現在すべてを見渡す眼を持つ
- それぞれに精度・距離の違いはあるが、いずれも『監視者』としての力を持つ
と、選定される条件(と思わしき内容)を言及している。
そのため他のグランドクラスにおいても、何かしらクラス特有の能力や条件、クラスとしての役割が要求されるのではないかと予想されているが、現状では公式情報として明かされているものはない。
一応、テスカトリポカがマイルームボイスにて「("山の翁"から)山繋がりで襲名した」と述べているため、「山に関連している事がグランドアサシンの資格を持つ条件なのでは?」という考察もある。
能力
『ロンドン』における前述のシーンでは
- 通常のサーヴァントを『個人に対する英霊(へいき)』とするならば、彼ら(グランドクラス)は『世界に対する英霊(へいき)』である
と述べられており、現に作中における描写では通常のサーヴァントとは桁違いの力を誇っている。
作中では通常のサーヴァントの攻撃がグランドに通用しない描写があるが、これは英霊としての純粋な力量差というより、霊基の出力自体の「格」が異なるため。
なお「霊基の格」と「英霊の格」は別の概念である。
例えばマシュの中の英霊は聖杯に選ばれた者ということから、英霊としてはソロモンに引けを取らないとロマニに言われていたが、霊基出力の違いからサーヴァントとしての戦闘では惨敗している。
冠位の返上
グランドサーヴァントとしての活動自体は個々の裁量に委ねられていると思われ、時には自らの意思で資格を返上(放棄)することができる。
奈須きのこ氏曰く「人類全体を救うために存在する資格であるため、誰か個人の為に力を使う場合は、その資格を捨てる必要がある」との事(※引用元の追記をお願いします)。
資格を捨てた場合具体的にどうなるかの説明はされておらず不明だが、上述の通り『バビロニア』を経てアサシンの座は”空席”になったとされていた。
ただし実際の描写から推測すると「資格を失っても、連続して現界している間はすぐに霊基の強さが落ちるわけではなく、その位に相応しい力を支えるエネルギーが回復しなくなる」という説明が正しい模様("山の翁"、超人オリオンの描写)。
故に放棄後もその霊基に蓄えられた分は冠位相当の力を行使でき、使用後は通常のサーヴァントたちと同じ出力になるようだ。
意味合いの違い
まず結論から述べると「冠位の資格持ち」「冠位英霊」「冠位に該当する霊基」は全て別の意味合いである。
言葉の意味合いがややこしく勘違いされることもあるが、「冠位の資格を持つ英霊」(=「冠位の資格持ち」)が常に「冠位の霊基を持った英霊」(=「冠位英霊」)として現界しているわけではない。
あくまで(アサシン以外は)複数存在する資格保有者の中から「超克対象」に合わせてグランドクラスを選定しているだけで、冠位霊基を持たない冠位資格持ちの英霊は作中でも多数登場しており、「冠位の資格持ち」であることと「冠位英霊として召喚されている」ことは作中で明確に区別されている(全編通してグランドの霊基を保ち続けている者は、現状1騎もいない)。
例としては、
- 星3のロムルスとロムルス=クィリヌス、オリオンと超人オリオンといった、同一人物であるが「冠位としては現界できない霊基」と「冠位として現界したことのある霊基」が別霊基として扱われている者(既存サーヴァントの派生・ifの可能性や、既存であっても登場後長らく経って資格持ちと明かされたパターンだと言えるだろう)
- ストーリー中で冠位を返上してからカルデアに召喚された元資格持ち達("山の翁"、超人オリオン)
- 冠位だと言及された後、自身で冠位霊基である事を否定したマーリンやギルガメッシュ
等が挙げられる(それぞれについては後述)。
また逆パターンだが『リリムハーロット』にて、"山の翁"が「冠位資格持ちどころか冠位英霊そのもの」と玉藻に驚かれている描写がある。
そして「冠位に該当する霊基」として挙げられるのは、第2部第3章にて登場した人間態(真人)の始皇帝。
彼については初登場シーンにおけるホームズのモノローグで
「驚くべきところは他にもある。彼の霊基は『強い』というより『高い』……」
「汎人類史であれば冠位に該当する霊基だろう」
と述べられているが、これは直後に始皇帝自身が虞美人の霊基を分析して培養した結果(=己の技術力によって人工的に作り上げた肉体)だと語っている。
つまり、抑止力によって召喚されたグランドクラスのサーヴァントそのものではないことが明言されているので注意。
一覧
それぞれ上記の順。括弧内はCV。
※ここでは「実際に冠位霊基で現界した描写がある者」や「総合的に判断して冠位の資格持ちだと断言できる者」を記載する。
※ストーリー中とプレイアブル状態で状況が異なるサーヴァントも複数いる。詳しくはそれぞれを参照。
※『ミクトラン』における前述の戦闘パートはあくまで夢の中であり、やや穿った見方をすれば「既にプレイアブル化している」「作品内外において冠位の資格持ちだと明言されている」メンバーを当てはめただけ、という演出上の都合(メタ的な可能性)も否定しきれないため、除外。
実際に冠位として現界
『バビロニア』にて正体を現した際、マーリンから
「彼はキミ(主人公)に礼を返すためにその冠位を捨てると言った」
と言及され、本人がティアマトに一撃を食らわせた前と後でも、
「冠位など我には不要なれど、今この一刀に最強の証を宿さん」
「冠位の銘は原初の海への手向けとしたが、我が暗殺術に些かの衰えもなし」
と発言している。
なお、1つ前の第6章では、その力を見たロマニが「グラ……」と言いかけていたので、この時点で既に冠位として登場していたと思われる。
「俺が今、ここにいるのは……冠位(グランド)であったからか?」
「我、月の女神アルテミスを真に撃ち落とすため、己が冠位をここに返上する!」
と発言。
「冠位を以て罷り越した。我が光の腕に人理が与えし霊基は、槍の冠位」
「我が真名こそは――グランドランサー、ロムルス=クィリヌスである」
と発言。更にマイルームでの絆5ボイスでは
「この霊基にあって、私は冠位を捨てた。グランドランサーのままではお前のいるカルデアには現界し得ぬようだったからな」
とも述べている。
※ストーリー中における言及や証言等を追記できるお方がいればお願い致します。
資格持ち
先んじて発表されたドラマCD『Garden of Avalon』にて、彼が千里眼を保有すること、千里眼は最高位の魔術師の証であること、どれほど魔術に優れていようと千里眼を保有していなければ最高位の座に呼ばれないこと、が明かされたが、この時点ではグランドクラスの設定説明が無かったため、これらの詳細な意味は不明だった。
『バビロニア』にてロマニから
「世界の終わりまで死ねない筈の冠位(グランド)の魔術師が!?」
と言われ、本人も、
「私はグランドキャスター・マーリンお兄さん、魔術師の中の魔術師だ!」
「いやまあ、実際のところグランドの資格があるだけで霊基は普通だから、ただのキャスターなんだけどね?」
と発言しており、その他設定面からの言及が多々見受けられる。
一方現界については、そもそも彼は「本来、英霊として召喚されない。どのような未来においても死亡していない為だ」とゲーム内プロフィールに明記されている。
つまり(本編のような例外はあるが)そもそもサーヴァントとして召喚されること自体が無いとされている。
前述の通り『バビロニア』にて一例として挙げられた。
なおゲーム内マテリアルでは記載はないが、アプリ立ち上げからトップ画に移行するまでの(フォウ君が"Now Loading"の表示と共に走っている)間にランダムで表示されるプロフィールには「クラス:グランドキャスター」と明記されていたりする。
ストーリー内では本当にグランドとして現界していたのかは意見が分かれる。詳細は個別記事を参照。
一方、マイルームボイスでは
「翁さんよぅ、山繋がりでグランドを襲名したが~」
と発言。
本人の台詞でしか言及されていないという点では後述の太公望と同じなのだが、「"山の翁"が冠位を捨てたことでアサシンが空席になった」事が明言されている点、ダ・ヴィンチちゃんの分析、さすがにハッタリとして襲名したなどとは言わないであろう点から、ここでは資格持ちとする。
なおクラスについては(ほぼ)確定のアサシンに加え、本人が「本来はルーラーかバーサーカーだ」と述べており、実際にオルガマリーの夢では彼らしきシャドウサーヴァントがバーサーカー枠で登場しているので、グランドバーサーカーとしての資格も持っているのではと考察されている。
『リリムハーロット』にて"山の翁"から「冠位を捨て置いて気ままに振るう妖精もどき」と称されているため、冠位を捨てた=元は冠位の資格持ちだったと言える。
有資格者か曖昧
前述の通り『バビロニア』にて、ソロモンやマーリンと並びグランドキャスターの一例として挙げられたが、『ソロモン』ではアーチャーの彼本人が
「正直な話、我はビーストの内情などよく知らぬ。冠位などではないからな」
と発言。これらから
・キャスターとしての冠位の資格は持っているが、アーチャーとして or キャスター以外の6クラスでは持っていない
・ギルガメッシュという「サーヴァント自体」がどの冠位の資格も持っていない
等が考えられるが、現状は不明。
- アルトリア・アヴァロン(川澄綾子)
2022年夏のコミックマーケットにて奈須氏と武内氏から頒布された『Avalon le Fae Synopsys』に掲載されている第2部第6章の初期案では「グランドセイバー、アルトリア・アヴァロン」と明記されている。
だが、実際に配信された当該章ではアルトリア・アヴァロンになった後も一貫してキャスタークラスであり、作中で「冠位相当の霊基、出力」等と言及されたこともない。
オルガマリーの夢ではグランドセイバーとして登場したが、彼女の場合は特にファンサービス的な意味合いが大きいと考察されている。
第6章と7章の間にあたるイベント『非霊長生存圏ツングースカ・サンクチュアリ』にライダー|として登場。この時に
「本来の僕はですね?なんとですね?グランドキャスターの霊基での現界でも、おかしくないんですよォ」
「グランドキャスター、グランドライダーってことも有り得るのかなァ」
「ともかく、冠位でも本来おかしくない存在です」
「グラ友」(ノアについて。おそらく「グランドクラスとしての友達」の略)
と発言。マイルームボイスでも
「キャスター霊基ならグランドキャスターにも成り得る」
と言及している。
グランドキャスターの資格(と思われる)千里眼を所持している旨は無いが、一応「ライダーとして召喚されていたため持ってこれなかったのであり、キャスターでの召喚なら所持できる」と解釈することも可能であり、いずれにせよ可能性は高い。
考察
『ロンドン』における前述のシーンでは
- もともと降霊儀式・英霊召喚とは、霊長の世を救う為の決戦魔術だった
- それを人間の都合で使えるよう格落ちさせたものが、おまえたちの使う召喚システム――聖杯戦争である
ともソロモンが述べていた。
シリーズ第1作『Fate/stay night』の時点で
- 聖杯戦争のシステムは抑止の守護者を参考に作られた
と語られており、(設定がそのまま引き継がれているかは曖昧だが)この「守護者」とアンデルセンの述べた「人類にとっての悪を討つ」役割に共通点や類似点を見出すファンもいる。
なお人類悪が顕現しても、幼体の状態や抑止力対策などの理由で抑止力に判定されない場合、グランドは遣わされないことがビーストⅢの件で明らかとなっている。
この事は、成体に育つ事を拒んでいたビーストⅣが物語の最初からいた時点で証明されていたのかもしれない。
逆に幼体だとしても一定以上成長していたらグランドが遣わされる事がある(※引用元の追記をお願いします)。
またティアマトの状況から、時系列的にアーケード版の第7章『バビロン』はアプリ版第7章『バビロニア』の後、つまり"山の翁"が冠位資格を返上した後の出来事のはずだが、再びグランドアサシンとして登場しているため、冠位資格の有無や状態については1つ1つの並行世界単位で判定されている可能性がある。
(上記の別世界のマーリンもその一例かもしれない)
注意
誤解釈、誤用はファンの間でも混乱の元となる可能性があり、正当な区分や適性者候補を巡っての解釈論争も起こりやすいと言われている。
ファン同士のトラブルを防ぐ為にも、作中における言葉の意味や描写を正確に理解することを推奨されたい。
また、そうしたトラブルや誤解釈を防止するためにも引用元を併記したり、ゲーム内や関連書籍等で明かされた「事実」ではなく、ユーザー個人の「印象」や「想像」、「脚色」等を当記事に書き込む場合は、文を「~と思われる」「~と考えられる」等、「事実」と「主観」が区別できるような表現にするのが望ましい。
余談
ゲーム内性能
プレイアブル実装された冠位適性持ち達は
- スキルを使うだけで味方全体に1ターン無敵を付与できるという安全性を持ち、クラススキルによりアヴェンジャーでないにもかかわらず毎ターン終了時にNPが自動で増え続けるマーリン
- アサシンにしては異例のBuster3枚構成、かつクラススキルによって常時即死無効、回復やガッツスキルに加えて優秀な性能のカードも併せ持つため殿ですら強い山の翁
- (良い意味で)アーチャークラスにあるまじきBuster3枚構成、かつ爆発的なクリティカル威力アップと無敵貫通によりHP10万越えの等倍相手だろうと通常攻撃で捻じ伏せる超人オリオン
- 敵にも味方にもこれでもかとローマ特性を付与し、更にはローマ特性を宝具威力アップと味方支援に活用するロムルス=クィリヌス
- その場でチャージを減らすのではなく、「敵全体にターン毎のチャージ量が1減る状態」を付与する稀少なスキルを持ち、クラススキルにより礼装やアペンドスキル無しでもNPを20チャージした状態で戦闘開始となるレディ・アヴァロン
- アサシンでは稀少な全体Arts宝具に加えNP配布もでき、実装時点では史上初となる「フィールドの陽射しを打ち消すスキル」と「マスタースキルの倍率をアップさせるスキル」を持つテスカトリポカ
等、該当クラスのイメージに縛られない独自の強みを持っていたり、強烈な個性を突き詰めたり、実装時点では唯一無二のスキルを持つサーヴァントが揃ってきた印象がある。
TYPE-MOON作品全体における表現
「冠位」という表現はグランドクラスに限らず、他の団体等においても使用されている。
以上のような例において、何かしらの属性や設定面における共通点は(おそらく)見い出せないため、単純に作中における"最高位の存在"であることを示す共通ワードとして使われているだけの可能性も高い。
男女比率での対
これまでFGO内に顕現したビースト達は人類愛が根底にあるからか、女性の比率が高い。
2023年2月時点では、実質性別無しが1、雄(?)が1、女性:5(アーケードで登場したソドムズビーストも含めれば6)となっている。
対してグランドクラスは男性7:女性1(ギルガメッシュ、太公望、アルトリア・アヴァロンも含めれば男性9:女性2)となっており、男性の方が多い。
偶然かもしれないが、こういった男女比でも対であることが強調されているのかもしれない。
関連イラスト
関連タグ
Fateシリーズ サーヴァント ビースト(Fate) グラ友
もしかして → グランクラス
???:第2部7章の重大なネタバレ注意。例外中の例外。絶対にあってはならない冠位。