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横浜線の編集履歴

2023-03-05 16:41:51 バージョン

横浜線

よこはません

神奈川県と東京都を結ぶJR東日本の鉄道路線。

路線データ

路線延長42.6km
軌間1067mm
駅数20駅(東神奈川駅~八王子駅間)
起終点東神奈川駅~八王子駅
複線区間全線
電化区間全線直流電化(1500V)
閉塞方式複線自動閉塞式
保安装置ATS-P
運行管理システムJR東日本東京圏輸送管理システム (ATOS)
最高速度95km/h

区間

神奈川県横浜市神奈川区東神奈川駅から、東京都八王子市八王子駅を結ぶ42.6Kmの路線。

神奈川県内では横浜市と相模原市、東京都内では町田市と八王子市のみを通る。


後述するが、路線名は当路線を開業させた「横浜鉄道」に由来する(当路線に限らず、私鉄買収路線にはその被買収先の社名が付けられる事例が多い)。


終点は東神奈川駅であり、横浜駅は京浜東北線で一駅隣。過半の列車はさらに根岸線に入り桜木町駅、さらに一部は磯子駅大船駅まで直通し、駅の番号も根岸線からの通算になっているが、京浜東北線にはあまり余裕がないため、東神奈川止まりも多い。歴史的経緯を知らない人からは「横浜に行かない横浜線」に驚かれることも。

また、発車メロディのバリエーションが少ない路線でも知られ一部駅を除いて、上り(東神奈川方面)はWater Crown、下り(八王子方面)はVerde Rayoで統一されている。


嘗ては2号車に6扉車が設置された理由は菊名駅の改札がかつて1号車寄りであった為で、現在はそれが解消されたので1号車寄りの混雑は緩和されている。

一方、町田駅~八王子駅間は八王子駅が8号車に改札寄り階段がある影響で終日混雑する傾向もある。


歴史

八王子近辺で生産される生糸を輸送するために設立された私鉄・横浜鉄道が1908年に開業させたのが始まりである。しかし、経営状態が悪化したため当時の国鉄がこの路線を1910年に借り受け、その後1917年には正式に国有化されることとなった。国有化されるまで路線名は八浜線だった。


国有化直前には標準軌への改軌試験が行われたり、また国有化後の1925年には東海道本線電化のための試験として一部区間が電化されたりと、当時は半ば実験線的に使われていたようである。


電車の運行開始は1932年で、電化されていた東神奈川〜原町田間が電車化された。原町田以北はまだ沿線人口が少なかったために蒸機牽引の客車列車だったが、1933年には気動車での運行が開始された。なお貨物列車は全線に渡り蒸機牽引によるものであった。全線電化は1941年。


戦後、東海道新幹線が開通するとその交点上に新横浜駅が開設され、それと前後して横浜線も順次複線化が進んでいき、103系が完全に投入された1979年の時点で相原駅までが、さらに国鉄分割民営化後の1988年には全線が複線化した(但し八王子駅は1線だけであったが、1991年の相模線の電化で直通もするようになり、6番線を増設して2線となり完全に複線化が完了)。


1972年から1979年にかけては103系が投入された。当初は各線区から寄せ集めて編成を組んでいたため混色編成が見られたが、その後同線で運用される103系は黄緑6号(ウグイス)のカラーリングに変更され、これが横浜線のラインカラーとなった。現在運用されているE233系はこのウグイス色に緑15号(グリーン)の帯を追加している。乗り入れ車両である205系は異なる塗色(白地に青濃淡の帯が複数本)となっている。


1998年5月から、土休日朝に根岸線大船駅から先横須賀線逗子駅まで直通する列車が存在したが、各駅停車は2006年3月、快速は2008年3月にそれぞれ直通運転を廃止。


2015年7月12日にはATOS(東京圏輸送管理システム)が第18線区目として全駅に導入された(その前の5月には橋本駅がスタンドアローンとして、相模線ホームも含み稼働している)。


2022年3月11日までは、相模線の主に朝夕の電車が八王子駅まで乗り入れていた。これは旧相模鉄道(ちなみに神中線は現・相模鉄道に残存)時代からの伝統でもあったが、相模線のワンマン運転開始にともない、横浜線乗り入れを廃止した。


種別

快速

平日は日中、土休日は朝から夕方にかけて運転する。

平日と土休日の日中は20分間隔で桜木町駅 - 八王子駅間を運転している。土休日の朝は間隔が開く部分ある。快速運転区間は東神奈川駅 - 相模原駅間である。すべての電車が京浜東北線・根岸線に乗り入れている。東神奈川駅 - 八王子駅間の全区間で見ると、快速は全20駅のうち7駅を通過し、主要駅などの13駅に停車する。快速が連続して通過するのは古淵駅・淵野辺駅・矢部駅の3駅で、他はほぼ1駅おきに通過する。


日中の場合は、上りが橋本駅で同駅始発の各駅停車桜木町行きと、中山駅で快速の前を走る各駅停車東神奈川行きに、下りが東神奈川駅で同駅始発の各駅停車橋本行きと、町田駅で快速の前を走る各駅停車八王子行、橋本駅で快速の前を走る橋本止まりの各駅停車とそれぞれ連絡する(東神奈川駅下りや橋本駅上りでは、同じホームではなく隣のホームに移動する必要がある)。また、土休日の上りの一部は町田駅でのみ各駅停車に連絡する。


各駅停車

終日運転される。朝・夜間帯は横浜線内の折り返し運転が中心となる。


日中は毎時6本運行されるが、このうち3本が京浜東北線・根岸線経由で桜木町駅まで運転されており、毎時3本運転される快速とあわせ毎時6本が桜木町駅まで乗り入れる。朝・夜間帯には一部列車が磯子駅・大船駅まで直通する。

日中において、快速の前を走る各駅停車は上りが中山駅、下りが町田駅で待ち合わせをする。その他、上りが橋本駅、下りが東神奈川駅で始発の各駅停車が快速との待ち合わせを行う(東神奈川駅や橋本駅では同じホームではなく隣のホームに移動する。ただし、橋本駅ではなく、次の相模原駅で乗り換えれば同一ホームでの乗り換えができる)。


臨時特急「はまかいじ」

1996年4月27日から2019年1月3日まで、横浜と甲州や信州エリアの松本駅を結ぶ臨時特急「はまかいじ」が運転されていた。運転開始当初は横浜駅-甲府駅間の運転だったが、乗客増に合わせて小淵沢駅・上諏訪駅と徐々に区間が延長された。1998年からは横浜駅-松本駅間の運行となり、2往復体制に変更。2・3号は1999年からは磯子駅、2001年からは鎌倉駅発着となったが、2002年に2・3号は廃止され元の1往復体制に戻った。

しかし、使用車両の老朽化や、中央線の特急再編による運用見直し、また横浜駅京浜東北線ホームにホームドアの設置が決まった事で、2019年1月3日の運転をもって廃止された。


車両

現在の車両

E233系 6000番台

もしも横浜線に新型車両が導入されたら E233系編

現行の205系を置き換えるべく、E233系が導入された。2012年4月のプレスリリースで2014年度に8両28編成224両が投入されることが正式に発表となった。が前倒しされ、2014年2月から順次投入され8月23日に205系8連を置き換えた。


過去の車両

103系

1972年から1989年2月まで運用されていた。


当初は4両編成。1970年代は低運転台車のみであり、製造年も若番が多く古いのが多かった。

1980年に入ると先頭車がATC対応の高運転台だけとなり、7両固定編成となった。その際、低運転台車等は関西や中京圏や仙石線などに転出していった。

また、中間車の電動車や付随車に冷房がついておらず、先頭車だけが新しいという編成が多く、特に4号車にあたるサハはほとんどが初期車であったため、非冷房車が多かった。


当時の本数もそれほど多くはなかったが、沿線の発展により次第に増発し国鉄分割民営化の時点では22編成、複線化完了時には24編成体制となった。

1988年に205系が投入され、順次置き換えられ1989年と比較的早い段階での離脱となったが、当時の首都圏はまだ103系が幅を利かせていたため、205系に置き換えた当時の余剰廃車は初期車の付随車5両だけでとどまった程度であり、それ以外は103系が運用している各路線に転出していった。


205系0番台

1988年9月22日に103系の置き換えとして運用が開始。1989年3月までに全車が出揃った。

7両編成25本が投入された全車生え抜き車の新造車。後に3本が他の路線から転入して28本体制となった。

  • 1993年に京浜東北線からサハと電動車2両を抜き、6両編成で転属し第26編成に、この時に補充としてサハ205-232が新造された。
  • 1994年には6扉車のサハ204形100番台が2号車に組み込まれ、8両編成となった。
  • さらに2003年に山手線のヤテ30編成が転属しH27編成となり、唯一のサハ204形0番台が組み込まれた(サハ204-30)。
  • 2009年に増発のため、武蔵野線から中間の電動車を抜き6両と、予備となっていた京葉線のサハ2両を転属し、H28編成として投入した。H28編成は6扉車が組み込まれておらず、その位置にはサハ205が入る。元々は山手線のヤテ15編成であったが、組み込まれていた6扉車は既に埼京線へ回してしまっていたため。

2014年2月からE233系6000番台の運用が始まり、順次置き換わる形となった。2014年8月23日をもって205系は全車両運用が離脱し、その内22編成がインドネシアへ譲渡された。また、サハ204形はこれをもって形式消滅している。


205系500番台

相模線からの乗り入れ車両である500番台4両編成が、2022年まで相模線直通列車として八王子駅~橋本駅間のみ入線していた。


E131系500番台

相模線からの乗り入れ車両である500番台4両編成が、2021年11月18日〜2022年3月11日のわずかな期間のみ八王子駅~橋本駅間に入線。LCDや方向幕および放送はラインカラーや駅ナンバリングなど横浜線仕様のスタイルが使用されていた。


185系

大宮総合車両センター所属の200番台車7両編成が「はまかいじ」で使用されていた。保安機器の関係上特定の編成しか入線不可とされた。


183系・189系

長野総合車両センター所属のN101編成がATCを搭載していた為、2往復体制時の「はまかいじ2・3号」で使用された


駅一覧

●=停車 レ=通過

駅番号は「JH-○○」

駅名読み番号各停快速接続路線備考
根岸線へ直通運転
東神奈川ひがしかながわ13
  1. 京浜東北線
  2. 京急本線(京急東神奈川駅)
島式2面4線で京浜東北線と線路を共有。発車メロディが木もれ日の散歩道窓の花飾りである。
大口おおぐち14ユニー関東本部の最寄り駅。
菊名きくな15東急東横線
新横浜しんよこはま16
  1. 東海道新幹線(JR東海)
  2. 横浜市営地下鉄ブルーライン
  3. 相鉄東急新横浜線(2023年3月18日開業予定)
新幹線口が表口。
小机こづくえ172面3線。待避線あり。横浜F・マリノスの本拠地である日産スタジアムの最寄り駅で、発車メロディが横浜F・マリノスの応援歌We are F・Marinosとなっている。
鴨居かもい18
中山ながやま19横浜市営地下鉄グリーンライン2面3線。2面4線化は駅ビルで潰えた。
十日市場とおかいちば20
長津田ながつた21
  1. 東急田園都市線
  2. こどもの国線
↑横浜市/↓町田市
成瀬なるせ22
町田まちだ23小田急小田原線横浜線唯一の島式2面4線の駅。
↑町田市/↓相模原市
古淵こぶち24相対式ホーム
淵野辺ふちのべ25JAXA相模原キャンパスの最寄り駅で、発車メロディが銀河鉄道999となっている。
矢部やべ26
相模原さがみはら27相対式ホーム
橋本はしもと28
  1. 相模線
  2. 京王相模原線
2面3線。2番線は当駅始発用。
↑相模原市/↓町田市
相原あいはら29相対式ホーム。発車メロディが春待ち風 V2遠い青空である。
↑町田市/↓八王子市
八王子みなみ野はちおうじみなみの30
片倉かたくら31相対式ホームで横浜線唯一の高架駅。発車メロディがJR-SH2-1となっている。
八王子はちおうじ32
  1. 中央本線(中央線快速)
  2. 八高線
  3. 京王(京王八王子駅)
中央線直通は中央線ホーム。中村雨紅の出身地にちなみ、発車メロディーが夕焼け小焼けとなっている。

今後の予定

2020年の時点では新造車両による代替が検討されていたが、最終的に現行のE233系のワンマン化改造で対応する見込み。

  • 2023年3月に開業予定されている相鉄東急直通線の開業で最も影響を受ける可能性がある路線とされている。東急東横線沿線から新横浜方面へのアクセスが、菊名駅乗り換えからそちらへ流れるため。
    • 更に相鉄新横浜駅延伸によって小田急線の利用者が町田駅経由から相鉄線経由に変わることも影響している。

関連動画

快速 八王子駅→桜木町駅


関連項目

JR東日本 神奈川県 東京都 東京メガループ


外部リンク

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