歴代の担当声優
デジモンアドベンチャー
| 風間勇刀 |
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デジモンアドベンチャーtri. | 細谷佳正/橋本祥平(舞台版) |
デジモンアドベンチャーLAST EVOLUTION絆 | 細谷佳正 |
デジモンアドベンチャー: | 浪川大輔 |
概要
アニメ『デジモンアドベンチャー』、『デジモンアドベンチャー02』、『デジモンアドベンチャーtri.』の登場人物。『tri』の第1・4部のヒーロー。
パートナーデジモンはガブモン。心の特性を表す紋章は『友情』。
両親は離婚しており、ヤマトは父の石田裕明との2人暮らし。同シリーズに登場する弟の高石タケルは母の高石奈津子と暮らしている。
母方の祖父がフランス人で、ヤマトはフランス人のクォーターとなる。
劇場版『ぼくらのウォーゲーム!』では、島根県(県東部・出雲地方の三刀屋町・木次町=現在の雲南市付近とされる)にある祖母キヌ宅で弟と共に春休みを過ごす様子が描かれているが、ドラマCD「千年の封印を解け」で「ヤマトとタケルは父と島根に里帰りする途中」とアナウンスされていたため、島根は裕明の実家と思われる。
目玉焼きにはマヨネーズ派。父と二人暮らしをしているためか、料理に慣れていると思われる描写が作中に複数出てくる(激辛カレーが作れるらしく、『02』では8月1日にタケルに振る舞っている)。
ファンからの人気が非常に高く、公式サイトの「選ばれし子供たちの中で1番好きなキャラは?」というアンケートでは、3回連続で1位となった。
「ヤマト」「タケル」という兄弟の名前は、日本神話に登場する『ヤマトタケル』から採られたと思われるが、公式での言及はされていない(これは一乗寺兄弟の宮沢賢治が元ネタ説と同様)。
劇中でもイケメンに該当するらしく、02作中では大輔の姉であるジュンを始め、複数の女性ファンがいる辺り、かなりモテモテである。
ただし、無印ではそういった描写が描かれておらず、ドラマCDでは
『どうして俺には浮いた話が一つもないんだ。一番、二枚目なのに』と嘆いていた。
とは言いつつも、年上ウケはするようで東京でヒッチハイクした際には光子郎や太一が誰一人捕まえる事ができなかったのに対し、オープンカーに乗ったボディコンのグラサンお姉さんを捕まえるという伝説を打ち立てる(結局、乗れる人数の関係やヤマトが恥ずかしがった事から断念した)。
ちなみにこのシーン、公式サイトのデジモンランキング第5回にて31票を獲得した(順位はなんと3位!!)ほどの名シーンである(出典)。
特技はハーモニカ。アドベンチャーでは作中のBGMでもある『Run With The Wind〜ヤマトのテーマ〜』を度々演奏している。
このハーモニカは『02』ではどうなったのかは不明だが、『デジモンアドベンチャー02 ベストパートナー2 石田ヤマト&ガブモン』のジャケットで持っている姿が確認でき、舞台『デジモンアドベンチャー tri.〜8月1日の冒険〜』でも演奏する姿が描かれており、今でも大事に持っている模様。
デジモンアドベンチャー
東京都港区在住。お台場小学校5年生(本作の時代設定は1999年であるため、ヤマトは八神太一と武之内空と同じく1988年度生まれである)。
緑色のノースリーブと両腕に装着したワイルドなファッションが特徴。
一見するとクールで大人びているが、その態度は「自分の内面を他人に知られたくない」という気持ちから来るもので、本来はかなり熱く感情的な性格。真面目で責任感が強く、周囲の人間を思いやるだけの気持ちもあるが、やや短慮で、視界が狭くなりがち。
また、一人で考えすぎる傾向があり、そこをピコデビモンやジュレイモンにつけこまれ、利用された事もある。
他人と付き合う事がうまくないせいか、他人から真心を向けられると激しく心を動かされる事が多い。
その分、非常に仲間思いで丈がお代を払えず、デジタマモンの店でバイトしていた際には一緒に働いて返そうとし、そこまでヴァンデモンの人間界侵攻に乗り気ではなかったパンプモンとゴツモンがヴァンデモンに粛清された際には激昂していた。
この一匹狼な側面と仲間意識の強さは正しくガルルモンのパートナーに相応しい。
弟の高石タケルに対しては、幼い頃より離れて暮らしていたせいか、非常に過保護。メンバー最年少であるタケルを気遣い、安全策をとりたがる傾向があり、突っ走りがちな太一とはたびたび対立する。
しかし、弟が冒険を通して成長し、兄である自分から次第に自立していくのを目の当たりにすると、それを認めることができず、激しく動揺するようになる。
そこから、「自分だけが成長できていない」と思い悩むようになり、太一たちメンバーと一時別行動をとるが、やがて葛藤を乗り越え、ふたたび仲間と手を携える。
なお、野球部に所属しているという公式設定があるが、作中ではまったく触れられていない。
劇場版『ぼくらのウォーゲーム』では、父親の実家の島根県に帰省中だったところに太一からの連絡を受ける。
始めは祖母に電話を切られてしまった(太一は『切りやがった』と愚痴った)が、察しの良さと非常用伝言ダイヤルを利用する事でどうにか連絡をつける。
祖母の家にインターネットに繋がるパソコン自体がなかったため、パソコンを求めて奔走することに。その際の叫びはある意味有名である。
「やっぱ島根にパソコンなんてあるわけないじゃん!」
デジモンアドベンチャー02
前作から3年が経ち、お台場中学校の2年生に進級している。
髪を伸ばしており、「TEEN-AGE WOLVES」(和訳すると「10代の狼たち」)というバンドのベース兼ボーカルをつとめている。
中学生バンドにもかかわらずライブ会場にかなりの人が入っており、相当人気が高いと思われる描写がある。バンドを始めた影響からか、その手の知識にも詳しくなった模様。
また、実際にこのバンド名義で「扉 DOOR」というシングルも販売された(「扉 DOOR」と「ひとりぼっちのシーソー」の2曲が収録されている)。
物語前半では、やや小学生時代を彷彿とさせる短慮・短気な面がみられたが、本宮大輔とタケルの衝突を見て「俺と太一もそうだった」と理解を示したり、落ち込む井ノ上京にフォローを入れるなど、徐々に年上として頼れる姿も見せはじめる。
一方、タケルに対しては相変わらず甘い上に過剰に構う癖が抜けておらず(もっとも、ヤマトの心配はデジモンカイザーとの決戦で形を変えて的中する事になる。)、激しく憤っている最中でもタケルになだめられるとコロッと落ち着いたり、自分とタケルを「織姫と彦星」に例えたり、ドラマCDではボルトモンが立て籠もっているデパートに潜入して注意を引く為とはいえ、タップダンスを踊った挙句に愛の告白をした為、空にドン引かれたりとツッコミどころの多い言動を見せる。
ちなみにスペイン語は全くできない為、現地の警官に威嚇として銃を向けられた際には必死に片言の英語で応対するなどコミカル化も進んだ。
終盤で、空からの告白をきっかけに男女交際を始めてからは(TVシリーズでは)かなり落ち着き、感情的になることはほとんど無くなった。
空とは結婚し、一男一女をもうけている(恋人としての馴れ初めはクリスマスイブらしい)。
劇場版ではディアボロモンに個人情報をばら撒かれ、「近海産最高品980円」という変な価格を付けられて全国各地のスーパーに出回ってしまう。賞味期限は2003年3月25日、保存温度10度以下と書かれている。
ドラマCD『石田ヤマト 手紙-Letter-』では主人公を務めた。
デジモンアドベンチャーtri.
月島総合高校の2年生に進級しており、音楽性の違いから「TEEN-AGE WOLVES」を解散し、現在は新しいバンド「KNIFE OF DAY」でボーカルを務めている。
これまでのようなブラコンぶりは鳴りを潜め、今度はガブモンを可愛がるようになった。
ガブモンが文化祭の「キモカワキャラコンテスト」に飛び入り参加した際には順位をかなり気にしていた(ガブモンが出場を認められた=「キモカワ枠」として認められた事に関してはどう思ったのだろうか…)。
今回は「デジモンアドベンチャー」時代の太一のポジションで戦うことに対して迷いは一切なく、戦うことに悩む太一と衝突する。
LASTEVOLUTION絆
理工学部に進学。音楽活動は趣味と割り切り、バンドを休止している。
バンドに代わる新たな趣味としてバイクを購入しており、劇中でも颯爽と乗りこなすほど気に入っている様子。
なお、この趣味が作中であるデジモンの意匠に反映されるようになる。
デジモンアドベンチャー:
上着が半袖付き、色も緑から紫に変わっている。
アニメでは一話ラストにセリフ無しで登場。
既にガルルモンを連れており、ED「悔しさは種」をほぼ独占しているなど、三回連続1位の貫禄を見せつけた。
元祖と違って太一や光子郎とは初対面になっており、仲間の選ばれし子供たちを名字で読んでいるがタケルとは両親が離婚して離ればなれなのは共通している模様。
クールに見えて感情的な性格だった元祖と違い、本作では戦いの時も沈黙且つ冷静沈着で感情をあまり表に出さない性格となっている。
2話でもアルゴモン成長期と戦うが、太一とあまり連携や意志疎通を取っておらず、再会した時も空達を足手まとい扱いするなど、コミュ症気味に見えたがその実、相手を冷たく突き放している様でいて本当は相手を思いやっており、ガブモンには裏でその事を茶化されている。
スコピオモンに怯えるネーモン達を、一度は自分達の使命とタケルの安否を理由に見捨てるも、やはり放っておけなくなり、空と丈の危機に颯爽と登場し、ガルルモンをワーガルルモンに超進化できた。
その後は空と丈に自分の家族関係と、使命を果たそうと躍起になっている理由を空と丈に明かし、少しだが心を開いた。
17話で出現したオロチモンが、その存在自体で現実の東京に影響を与える、という解析を受けて焦りに駆られ、即座にワーガルルモンに再攻撃の意向を伝えるが撤退を余儀なくされる。その後、潜んでいる最中に東京の代官山で弟が暮らしていることを初めて太一に明かした。
暫くしてタケルと再会してから少しずつではあるが態度が柔らかくなっている。
余談
彼はなぜ宇宙飛行士になったのか?
『TVアニメ&劇場版アニメデジモン公式超図鑑』(集英社刊)によれば、02の最終回から25年後に全人類がパートナーデジモンを持つ時代になったものの、それまでの間にデジモンの進化を妨げる宇宙からの敵が出現したらしく、その調査を兼ねて彼は宇宙飛行士となったと語られている。
角銅博之氏は同インタビューにて『デジモンアドベンチャー03』があるならば、その宇宙からの敵との戦いを描く内容になっていたとの事。一方で、tri.ではでは太一の進路変更を受けて「(ならば)自分は宇宙を目指す」という理由になっている。
ちなみに、2021年現在、宇宙との噂が囁かれているデジモンはイーバモン(エリア51と関連する設定がある)、トゲモンX、ガンマモンなど様々な種が増え続けている。
関連タグ
デジモンアドベンチャー デジモンアドベンチャー02 デジモンアドベンチャーtri.
パートナー
プニモン ツノモン ガブモン ガルルモン ワーガルルモン メタルガルルモン
家族・血縁
コンビ・グループタグ
カップリングタグ
BL … ヤマ太 / 太ヤマ ヤマ丈 / 丈ヤマ ヤマタケ / タケヤマ
他言語
他作品
- クラウド・ストライフ…外の人繋がり。
- 綿谷新:中の人(ヤマトはtri.版とLAST EVOLUTION版)、クールな性格、他の男を差し置いてヒロインの恋愛対象になる等の点が共通している。
- 源輝二:デジモンアニメシリーズ4作目『デジモンフロンティア』の登場人物で主人公・神原拓也の仲間(選ばれし子供達)。クールな二番手ポジションかつガルルモン系統(輝二が使う光のスピリットはエンシェントガルルモンが遺したもの)のテイマーとしてヤマトの後輩的な存在といえる。また幼少期に両親が離婚して自身は父親に引き取られたが、母親に引き取られた生き別れの兄弟がいる点もヤマトと共通している。ただしヤマトとは違い、輝二は料理下手である(ハンバーガー対決事件も参照)。
- トーマ・H・ノルシュタイン:同じくヨーロッパ系と日本人の血を引く獣型デジモンのテイマー。こちらには妹がいる。
- 東雲カイト:肉親にかなり甘い性格、激昂しやすい性格などから共通点が指摘されている。
- 乾青宗:弟の中の人(ただし、tri.版とLAST EVOLUTION版の方)が演じたキャラクターで、パートナーのガブモンとある意味共通する部分がある。