ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

イタリア料理

いたりありょうり

「イタリア料理」は、イタリアを発祥とする料理法で、世界の多くで好まれ多くの地域で料理されている。

解説

イタリアで発展した料理を指す。イタリアはフランススペインなどと並ぶ欧州きっての美食の国として知られる。

フランス料理と比べると手軽な大衆料理としてのイメージが強く、料理初心者でも挑戦しやすい。レストランや家庭ではスパゲッティをはじめとするパスタピザなど一品料理として供されることが多く、欧米や日本など世界各地で冷凍食品としても常食される。

一方でフランス料理の雛型という側面も持っており欧州料理全般の家元に当たる。実際、本格的なイタリア料理は【アペリティーヴォ(食前酒、軽いつまみがつくこともある)→アンティパスト(前菜)→プリモ・ピアット(パスタ、リゾットまたはスープ料理)→セコンド・ピアット(魚料理または肉料理)→コントルノ(野菜料理)→フォルマッジィ(チーズ盛り合わせ)→ドルチェ(デザート)→エスプレッソ】と、かなりのボリュームである。いわゆるコース料理の形式であり、その源流と言える。

トマトクミンなどが共通し、意外にも中国料理とも接点を持つ。

台湾出身で日本で活動していた作家・実業家で中国料理に関する著作も多数有る邱永漢も、著書で「フランス料理よりもイタリア料理の方が中国人の嗜好に合っている」「中国料理といずれが兄たり難く弟たり難い」と評している。

一口にイタリア料理といっても地域性豊かであり、地方によってそれぞれ趣が異なる。北イタリアではリゾットドリアのような米料理が好まれ、バターチーズを使った濃厚なソースを多用する。南イタリアではオリーブオイルトマトを多用したさっぱり・はっきりした味わいに特色があり、地中海で採れる魚介類や様々な野菜を扱う。南北を通してハーブ燻製ワインを多用する傾向にあり、風味豊かで濃厚な旨みを持つ料理が多い。また地中海に面しているだけに、海沿いでは海鮮も積極的に取り入れている。イタリアの地方では曜日によって食べるメニューを決める風習が残っている。

日本におけるイタリア料理

日本では明治時代から作られていた記録があり、最古のイタリア料理店は1880年に新潟県に開業した「イタリア軒」である。

本格的な普及は第二次世界大戦後で、日本に定住したイタリア人の元軍人や軍属によって行われた。特にラム2世に乗っていたシェフであるアントニオ・カンチェーミ氏が有名で、氏が初めて本格的なイタリア料理を提供した。そして氏は日本で初めてとなる本格的なイタリアンレストランである「アントニオ」を開業している。

バブル期に『イタメシ』(イタ飯)と呼ばれ一大ブームとなり定着した。フランス料理よりカジュアルで、しかもお洒落なイメージがあるため、デートの時の食事として好まれる傾向にある。

イタリア料理の一覧

関わりのある著名人(キャラクター)

丸井善男ミスター味っ子

トニオ・トラサルディー第5部の登場人物…一部のキャラクターの名前がイタリア料理に由来する。(ジョジョの奇妙な冒険

タクミ・アルディーニイサミ・アルディーニ食戟のソーマ

竹原慎二…プロボクサー引退後の一時期、イタリア料理店のオーナーをしていた。