ここは通さん、他をあたるんだな。
……どうしてもというなら、武田が相手だ。
プロフィール
真名 | 武田信玄(武田晴信) |
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クラス | ライダー |
性別 | 男性 |
身長 | 185cm |
体重 | 85kg |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 秩序・悪・人 |
好きなもの | 車、湯治(第1、2再臨)、出来の良い陣中食(第3再臨) |
嫌いなもの | 青虫(第1、2再臨)、嫌なことは先にした方が良い(第3再臨) |
設定担当 | 経験値 |
ILLUST | 経験値(太閤伝)、toi8(FGO) |
CV | 梅原裕一郎 |
「俺の騎馬隊で決着をつける!」
概要
『Fate/Grand Order』に登場するライダークラスのサーヴァント。レアリティは☆5。
期間限定イベント『ぐだぐだ超五稜郭』にて実装されたが、キャラクターとしての正確な初登場は『ぐだぐだ太閤伝ZIPANG』。
この時は実子の勝頼が自らの血と命を触媒に召喚した、信玄であって信玄でない「武田の神将」であり、武田の概念を具現化した究極至高の信玄(言うなればこの人にほぼ近い)と云えるクラス不明のサーヴァントとしての登場であった。
そのためか『FGO』の彼とは人物像に差があり「神将」の呼び名に相応しく超然とした物言いが目立っていた。
『ぐだぐだ超五稜郭』では元服時の名にあたる武田晴信の姿で登場する。当初は今川陣営と組んでいたが、主人公たちを見つけるとその場で今川を裏切りカルデアと同盟を組むことに。
なお、真名の名義は第1・第2霊基が元服時から名乗る「武田晴信」、第3霊基が出家により改名した「武田信玄」と分けられており、劇中においては基本的に晴信の方で通している。
真名
暴君だった父の信虎を追放して当主となった。戦国最強と謳われた騎馬軍団を率いて数々の戦いに勝利し、旗印に掲げた孫子の一節「風林火山」は、武田信玄の象徴の1つと言える程有名。
軍略家としてだけでなく為政者としても優秀な人物であり、諜報や外交でも上手く立ち回りを見せ、越後の龍こと上杉謙信のライバルとして創作物でも広く知られた傑物である。
人物
一人称は「俺」、第3再臨では「我」。
戦国武将の中でも知らない者はいないあの武田信玄なのだが、スーツ姿の上からコートを羽織るという現代に染まった出で立ちをしており、唯一手に握った軍配だけが元の武将像を残している。
自ら「戦国最強の男」と名乗るだけあり、生まれながらの強者として、恵まれたフィジカルと優れた知性を有する戦国界随一のサラブレッド。
しかしあまりにも優秀すぎたため、父の信虎も含め周りの人間が馬鹿に見えてしまうなど、ノッブや景虎ほどではないが良くない幼少期を過ごした。
それ故基本的にプライドが高い自信家で、己が敵に足ると認めた者以外は戦闘で両手を使わないなど傲慢さを見せるが、一方で挫折すらなかった自分を負かした宿敵に勝つためにはいかなる努力も惜しまない負けず嫌い(後に第3霊基では自分が負けた「砥石崩れ」に言及している)。
宝具ボイスの1つにもあるように「男の意地」の延長線上な「やると言ったら必ずやる」を流儀とし、それは宿敵である景虎でさえ一目置くところで、彼女はその部分に人間の一端を垣間見た。
第1霊基となる洋装を普段着とし戦う理由は2つある。1つは「武田」の為に生きた人生だった事に後悔は無く、召喚される奇縁に恵まれた事もあり、本人なりに現代を謳歌しているため。
もう1つは「武田が戦うに値する者にしか鎧を纏わない」という信条によるもので、彼は自身のマスターにも相応の覚悟を求める。本人曰く、もし半端者なマスターならすぐ契約を切って退去するらしいが、その分相応しいマスターなら相応の義理堅さを見せる面もある。
戦国の世を生き抜いただけあって必要ならばその場での約定破りも他者と手を組むことも辞さず、「騙し騙されは戦国の常」と言い切る戦国武将メンタルながらも、色々とぶっ飛んでいたり人間離れしたりしているぐだぐだ組の中では常識的な思考回路を持つ方で、カオスなカルデアサーヴァントに困惑したり呆れる事がしばしば。特にライバルの景虎には振り回されまくっている。
面倒見が良く、自国の領民だけでなく車に関して意気投合したドライノッブ達からも「晴ノッブリーダー」と慕われていた。イベント劇中での行動も甲斐の領民を守ることに起因しており、それは現代に生きる民衆に対しても変わらない。
一方、約定を破ることについては生前から定評があったからか、景虎の厠で死んだ件並にネタにされがち。詳しくは歴史書を参照頂きたいが、甲陽軍鑑のイメージのせいでマスターにはあまり知られておらず、一応自覚もあるのか本人も反面教師に挙げている。
ただバレンタインにて「約定破りのレッテルなんざ、領民を食わすことに比べりゃなんてこともない」と当時そのような手段を取らざるを得なかったことについて言及している。
それほどまでに甲斐の領民を深く愛しておりそれは自分が道半ばで斃死した後も気に掛けるほど。現代では彼等が飢えにも水害にも悩まされず笑って暮らしていると知り、甲斐を豊かにしてくれたことについて礼を述べていた。
好きな色は赤。何でも武田を示す色として気に入ってるんだとか。特にスポーツカーを気に入ったようで、劇中でもノリノリで運転している(基になったのは愛馬の黒雲。デザイン元は跳ね馬のマークと赤が際立つフェラーリか。車のホイールにも家紋の武田菱が誂えてある)。
あの『Fate』シリーズおなじみ激辛麻婆も赤いからという理由で食べてしまい、味覚に大ダメージを負った。
第2霊基では若侍の様な出で立ちとなり、侍大将といった印象。
そして第3霊基以降は、「一般的に武田信玄と連想する姿」にアレンジを加えた姿へと変化し、軍配や肩の甲冑が近未来的かつ巨大なデザインに変わるが、イベントによれば未来の姿を前借りしたものらしい。この鎧は楯無の鎧らしいが、機械的な要素からプレイヤーからは「源氏の流れを汲んでいるのでは?=外宇宙由来の技術が源流」といった予想が挙がっている。実際の楯無の鎧は「源氏八領」の1つであり、源氏の要素として機械的なデザインに仕上げている可能性がある。
能力
無数の武器と技量が持ち味の景虎とは対照的に、シンプルなパワーと耐久力が並外れた豪傑で、人の身でありながら神の力を奮うライバルとは24時間タイマンで戦っても決着がつかない程である。
信長曰く「単純な戦闘力ならわしより上かもしれん」とのこと。
気性の荒い愛馬「黒雲」とは、生前殴り合いでお互いを認め合った仲らしい。
同時に景虎に勝つため、戦国武将では珍しく呪術もかじっていたという独自設定を持ち、宝具「風林火山」による四属性の現象を操る力も、これ由来だと思しい(少なくとも火に関しては確定)。
ヴラド三世同様、知名度補正から得られる力が強く、己が最も力を発揮する甲斐の地で召喚されれば、武田という概念の象徴としての現界を果たし、生前を遥かに凌ぐ武を振るうことが可能。
モーション中では、パンチ技主体の肉弾戦を得意としており、風を纏った手刀、炎で形どった巨大な拳による打撃、軍配を振って地面から魔力の柱を立ち昇らせる、背後に瞬間移動して頭を握り潰す、赤いスポーツカーを突進させて引き潰すなどの攻撃を披露している。
第2再臨では、パンチ技はそのままに、刀による剣術、刀身を地面に突き立てて炎の奔流を放つ、掌から白い波動を放射する、巨大な馬に騎乗して踏み潰すなど武将らしい攻撃に変化する。
そして第3再臨では、肩の甲冑からの光弾の乱射、林を展開しての居合斬り、大岩ごと大槍で両断する、両手に纏わせた炎を虎に変化させる、自身が炎の球となって突進するなどの技を見せる。
ステータス
保有スキル
対魔力(D) | ライダーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。 |
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騎乗(A) | ライダーのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。 |
陣地作成(武田)(C) | 「陣地作成」の変種スキル。詳細不明。 |
甲斐の虎(A) | 巧みな軍略と外交を以て数々の戦を制し、乱世にその名を轟かせた信玄を称してこう呼んだ。ライバルの「越後の龍」とは対になる異名である。 |
赤き焔(A) | 信玄が纏う赤き魔力の奔流。己の血潮を燃やし咆哮を上げる魔術回路。その出力は圧倒的だが、燃費が悪い。モーションの炎はこれ由来と思しい。 |
楯無(B) | 新羅三郎義光伝来とされる武田の神器。楯を必要とする事がない程の強固な大鎧。並の攻撃では傷1つ付ける事すら出来ない。第3再臨において、これを装備した信玄は正に人であり城ともいうべき、圧倒的な防御力を誇る。 |
宝具
風林火山(ふうりんかざん)
- ランク:B
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1〜50
- 最大補足:500人
武田信玄が軍旗に掲げた「軍隊の理想的な行動」の例え「風林火山」の逸話がそのまま宝具になったもの。4つの属性の異なる魔力を操り、己の軍略として繰り出す事ができる。1つでも凄まじい力であるが、続けざまに放たれるその威力は推して知るべし。
ひとたび軍配を振るえば、戦場に嵐の如き風が吹きすさび、相手に気取られる事なく陣を敷き、炎に包まれた騎馬軍団の突撃、とどめの移山の法にて敵軍を粉砕する。
「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」
最大開放を行えば、なんと武田二十四将を召喚し在りし日の武田軍を展開する事も可能だが、こちらは使用後に信玄の霊基を著しく損ない、場合によっては消滅を伴うためかなりの諸刃の剣。
並のマスターでは耐えられない魔力消費も伴うため、よほどの事がなければ使用する事はないだろう。
ゲーム上の性能
期間限定☆5ライダーにして「赤」を好む性質がそのまま反映された、ライダー初のバスターゴリラ。スキルは攻防に必要な要素が一通り揃っており、欠点であるCTの長さも自前で補える。
宝具の各色カード耐性ダウンは自分以外にも効果があるため、宝具チェインの先頭に持って来ると良い。
関連人物
生前
生前、自分と対等に渡り合えた存在にして後世にまで宿敵として知られる越後の軍神。
その本質や実力や川中島で受けた被害から「金輪際関わりたくない」と発言しているが、唯一彼女に勝つ事を諦めなかった腐れ縁で、英霊になった後でもまた出会う事を確信していた永遠のライバル。
『ぐだぐだ太閤伝ZIPANG』では秀吉の宝具使用前の段階で共に脱落している。
お互い厄介な存在として警戒しており、直接対決はなるべく避けていた。
長可によると「大殿がビビりまくっていた」との事で、基本的にノッブの方が下手側。
しかし織田家に侵攻をかけた肝心なところで信玄が急死した結果ノッブは命拾いしており、その上長篠の戦いで三段打ちで壊滅的な被害を武田が受ける等、因縁ありまくりである。
本人の器量は認めているが第六天魔王を堂々と名乗った事に対し「普通そんな馬鹿みたいな名前を記して返答するとは思わぬだろう」と呆れ、水着版のセンスにもちょっと引き気味。
上記のノッブの家臣。彼からも脅威として恐れられていた。
なお『ぐだぐだ太閤伝ZIPANG』では約定破りの件から「嘘つき」と評価されていた。
ライバルの1人。甲相駿三国同盟にて娘(黄梅院)を彼の息子(氏政)に嫁がせている。
マイルームや後日談イベントにて言及しており、次は謙信抜きで酒を酌み交わしたいとのこと。
氏康の末息子(七男)の北条三郎は、後に謙信の元へ養子に入り上杉景虎と名乗っている。
ライバルの1人。甲相駿三国同盟にて彼の娘(嶺松院)が嫡男の義信に嫁いでいる。
『ぐだぐだ超五稜郭』では再び覇を巡って争う事に。ちなみに義元自身にも信玄の同母姉が嫁いでおり、実は嶺松院や氏真は信玄の甥と姪に当たる存在だったりもする。義元の死後に同盟を破棄して今川を攻め敵対したが、一方で追放したとは言え父親を匿ってくれた事には恩義を感じていた。
松平元康(徳川家康)
「三河の小僧」と呼び、彼が後に天下を統一したことについては感慨深そうにしている。
義元亡き後、三河を統一した彼の軍を三方ヶ原の戦いにて完膚なきまでにフルボッコにし、彼にトラウマを植え付けた(あまりの恐ろしさに家康は失禁を通り越して脱糞してしまいそれを描いた絵もある)。しかしそれと同時に、その強さから逆に信玄に憧れを抱く様になった。また、武田家滅亡後に彼の家臣の井伊直政が生き残った武田の兵士を配下として迎え入れている。
実の父親。暴君だったため晴信に国外追放され、元々仲も良くなかった。
しかし、それでも息子よりも長生きしている(晴信の死の翌年まで生きた)。
後日談イベントのエピローグでは義元の口から、追放されたが父として息子である晴信の事を気にかけていた事が語られており、晴信もそれに感慨深さを感じていた。
実の息子で四男。義信に代わり家督を継いだが、活躍虚しく最終的に彼の代で武田は滅亡してしまったが、信玄自身は「勝頼の武田は勝頼のものだ」と責めるつもりはない模様である。
また『ぐだぐだ太閤伝ZIPANG』では自身の影武者と召喚者を務めていた。
現在言及はないが、彼女も夫共々武田家臣団の1人である。
彼女が率いるくノ一集団「歩き巫女」を全国へ飛ばし、情報収集担当の忍びとして重用した。
信長の家臣として自身を苦しめた森可成を評価しており、その息子の実力も気になっている。
彼(と謎の蘭丸X)の事は歳の差が大きい事から「森家のガキ」呼ばわりしている。
長可自身は生前戦えずに終わったことから晴信と戦えることについては喜んでいた。
上述の千代女同様現時点では言及は無いが、武田家に仕官しに来て技を披露したところ、信玄に危険視され命を狙われ家臣によって殺されたという話がある。また、一時期仕えていたともされる。
段蔵本人曰く「武田家には多少の縁がございまする」とのこと。
Fate/Grand Order
契約したマスター。
イベントでは永倉伝いに彼/彼女の話を聞きつけた事から、今川を早々に裏切りカルデア……強いては主人公側についた。主従について頭を抱えた共通点から愚痴を聞くつもりでおり、自身の隣に立てる存在として気に入り愛車によるドライブにも誘う(ちなみに主人公は大型免許取得済)。
また、何故か彼/彼女に動画配信について指南を受ける事になった。
バレンタインシナリオでは、主人公から信玄に渡すチョコだけはいつもの赤い包装&黄色いリボンではなく、薄紅色の包装紙に赤いリボンを巻いた明らかに特別仕様と分かる包装となっている。
『ぐだぐだ超五稜郭』で共闘した相手で「新八」と呼んでいる。
彼の情報により主人公(カルデア)側に寝返りを決めた件等から事件後でも互いの信頼は厚く、マイルームでは「老いてより気力が増している」と評している。
『ぐだぐだ超五稜郭』にて今川の依頼によって銃撃されるも、マスターが孫一を再雇用したことで和解。先代である孫市に死の間際蛍に渡すよう頼まれていたものを託した。
同じく、大の赤好きで有名な為政者サーヴァント。
ローマ帝国の皇帝であると聞き「並の者にあの赤は出せん」と評価している。
ライダーの征服者繋がり。「いい赤を身に纏っている」「豪壮な戦車」などと褒め、機会があれば一献交えたいらしい。どちらも精強な軍を持つ事で有名でありこの発言に興奮した人もいる。
なお、彼の生前の宿敵は『ぐだぐだ本能寺』で「武田」を名乗っていた。
同じく、自動車で敵を轢き潰すライダー。
その車は元々の武装が変化したものである点も共通する。
赤色主体のライダー繋がり。
名馬であるのは認めているが、自分の事を呂布だと思っているUMAは理解の外にあるようだ。
生前治水に携わった為、関連ボイスあり。
宝具が巨大ロボになるのは予想外過ぎて「10枚上手だった」と笑っている。
信勝も生前は「東に最強の武田あり」と警戒していた模様。
第一印象は戦国武将らしからぬ雰囲気もあって「土筆みたいな男」と評していたが、彼の経歴を聞いて考えを改め自身にも兄思いな弟がいたことと重ねている節がある。
カルデアにいると知り詩の指南を願うも、パリピに染まりまくった彼女に困惑。
ギャル語で「オケまる」と言われても伝わりにくいようだ。
その気迫に感心しつつ、「戦国の世に生まれておれば一角の武将として名を揚げただろう」と彼が戦国時代に生まれなかったことを惜しんだ。
武田家は源義光を祖とする甲斐源氏の嫡流で、義光は頼光の弟である源頼信の孫に当たり、彼を祖とする河内源氏から分離した一門である。そのため頼光から見れば信玄は弟の遠い子孫ということになる。
直接の絡みはないが、カルデア入りした直後に彼が作り上げた「赤」の洗礼を受けた。
神話級の激辛にも撃沈せず耐えていたが、顔と口元が赤くなり大量の汗を流すという、激辛リアクション用らしき表情差分を披露する羽目に。しかも2種類。明らかに痩せ我慢である。
敵対者には問答無用な態度の彼を「話の通じなそうな色男」と称した。
晴信と同じで、生前のあるやらかしによりある女戦士に狙われてしまうという共通点がある。なお、彼の知人である女狩人は過去の『ぐだぐだイベント』で「武田」を名乗っていた。
戦乱が治まった後の江戸初期における軍学者。
実は『慶安太平記』では、母が正雪を身籠っていた際に、正雪は信玄の生まれ変わりであると予言される霊夢を見たという。Fate世界では、彼女が普通の人間ではないこともあり信憑性は怪しい。
その他
作中では絡みはないが、「冬木の虎」の異名を持つ人物。
史実において
景虎の家臣。史実では晴信に二度までも苦杯を舐めさせる格好となった人物。
まあ、型月世界の彼は「人間の男性」だったのかどうかは不明。彼は正攻法で陥落することはついぞ無かった(つまり晴信個人は最終的には勝てなかった)、傘下の真田幸隆による村上方の調略により、最終的にこれを討ち破って義清らを越後へと追いやった。義清は景虎を頼り、川中島の戦いを展開することとなる後の戦いで、義清が晴信の弟である信繁を討ち取ったとする説もある。
実の母親。史実では結構な教育ママであったらしい。
晴信が敗戦後も陣を敷いていた際には帰還を促したと言われる。
実の弟。史実通り大切にしていた。
向こうからも支持されていたが「あいつ自身が甲斐を継ぐというなら、俺はあいつに討たれてやっても良かった。だが、信繁はそうはしなかったし、そうはならなかった。俺が甲斐を継ぎ、あいつは俺のために生きてしまった。ありがとうよ、俺の一番の弟」と語る。
信玄(晴信)の継室。彼女との間に義信、黄梅院、信親、信之、見性院を授かる。
実の息子で嫡男。家督を継ぐはずだったが、謀反の疑いで廃嫡され、二年後に東光寺で死去。
病死説と自害説があったが、新史料の発掘により病死と判明した。
実の娘にして、景虎の養子である上杉景勝の妻。甲越同盟の証として景勝に嫁いだ。
上杉家中から甲斐御寮人と呼ばれ、質素倹約を奨励した才色兼備の賢夫人として敬愛された。
実の息子で七男(六男とも)。元々は信玄の命により出家して僧となっていたが、勝頼の代になると彼の命で還俗し、武将として彼に仕えた。その後は甲斐武田家が滅亡するも生き残り、菊姫の伝手で上杉家に保護され上杉景勝に仕えて戦国の世を戦い抜き、江戸幕府が開かれてからは米沢藩の米沢武田家の始祖となり、米沢武田家は明治維新を迎えるまで続くこととなる。
武田二十四将にして五名臣の一人である信玄を支えた隻眼の名軍師。
紙マテリアルでは「助けて勘助」と言われるほど信頼されている。
『ぐだぐだ超五稜郭』の最終決戦では、彼が考案したことで有名な戦法が戦況の打開策となった。
また「風林火山」が武田の代名詞となったのは、彼が主役の大河ドラマがきっかけである。
信玄を支えた「攻め弾正」の異名で呼ばれた稀代の策略家。息子三人と共に武田二十四将にも数えられる。景虎とも面識があり、『ぐだぐだファイナル本能寺』において彼について話している。
実は、上述した信玄の父・信虎の後ろ盾を得た村上義清により海野平の戦いが起きてしまい、故郷を侵略され奪われたことがある。その後に信虎が追放され信玄が当主となると信玄に請われる形で武田家に仕え、信濃攻めに参加して村上家から故郷を奪還したという経緯があり、そのため信玄の信濃攻めは、景虎や義清にとっては侵略行為でも、幸隆からすると奪われた故郷を取り返すのに協力してくれたことになり、彼にとって信玄は恩人ということになる。
飯富虎昌、原虎胤、馬場信春、山県昌景、高坂昌信、内藤昌秀、他武田二十四将
栄えある武田家臣団。彼らの存在が武田氏を戦国最強へと築き上げた。ちなみに高坂昌信は、例の他の男との浮気を長々と弁解する手紙を送った相手であるとされてきたが、実際に送った相手は春日源助である。この手紙が本物なのか偽物なのか定かではないとする説もある(文章の一部に後から書き足されたと思われる形跡が指摘されたり、筆跡が違うのではないかという意見がある)。
武藤喜兵衛(真田昌幸)
真田幸隆の息子で、信玄に才能を見いだされた奥近習六人衆の一人。
同じ六人衆の曽根昌世と共に信玄から自身の「両眼の如き者」と称された策謀家で、後に真田家が諸事情により独立してからの経緯から何度も徳川家康を大いに恐れさせた逸話で知られており、豊臣秀吉より『表裏比興の者』と称された。何度も言及されるだけの人物であったが、型月世界の彼は客観的にどのような人物で実際はどうだったかは不明である。
余談
中の人は偶然にも配下の息子(史実では武田信玄没当時の真田信繁(幸村)は六歳にも満たない年齢、幸村は信玄に仕えておらず、信玄と実際に関わりがあったのは昌幸である、幸村自身が仕えたのは寧ろ上杉景勝であった)の愛槍の付喪神と同じ梅原裕一郎である。梅原氏は他にも『イケメン戦国』、『ワールドチェイン』など複数の作品で信玄(晴信)を演じている。
マスター及び経験値公式からの呼び名はイベントに登場した「晴ノッブ」であるが、外車を颯爽と乗りこなすインパクトから『戦国BASARA』の武田信玄を連想した方も多く、千代女からの呼称や声優ネタにもあやかって「お館様(御館様)」という呼称も定着している。さらにそこから派生して、同じ声帯を持った英霊を触媒に駆り出すマスターもいたとか……