「お前が強く成れば、俺はもっと強く成れる この果ての無い競り合い───何処までお前に付き合えるのか 確かめたくなった」
概要
声:山路和弘
TVアニメ『ドラゴンボール超』の登場人物。「破壊神シャンパ編」から登場。
第6宇宙では名の通った凄腕の殺し屋で同宇宙最強の戦士。
殺し屋としての腕は高く第6宇宙では「第6宇宙の生きる伝説」として知られている。
また手堅く“仕事”をこなすことから「百発百中のヒット」と通称されている。
名前の由来は殺し屋という意味の英単語「hit man」から。
人物像
見た目や口調から壮年期ほどにもおもえるが、本人曰く年齢は1000歳を越えているとのことで、かなり長命な種族である模様。
肌は紫色で、顔は第一形態フリーザや完全体セル、貯金戦士キャッシュマンなど、鳥山明作品でよくみられる異星人風の風貌。ただし、前述の3名のような奇抜な頭部はしておらず、黒いロングコート風の衣装と合わさり、全体的にシンプルなデザインで統一されている。これに加えて顔立ちと高身長から、むしろクウラに近いかもしれない。
冷静沈着で寡黙な性格であり、普段は殺し屋という職業柄か、報酬さえもらえばどんな仕事も遂行するという冷徹な現実主義者としての側面が強いものの、仕事の後も殺害したターゲットの墓に手向けをするなど、一種の敬意を示す姿もみせている。また、己の成長する可能性を見出して以来悟空に対して特別な感情を抱くなど、格闘家らしい熱情も内に秘めている。「宇宙サバイバル編」では仲間意識も見せており、殺し屋稼業である以上は善人とは掛け離れているが、非道な冷血漢ではなく、良くも悪くも冷徹な人物であり、複雑で独特な趣を持っている。
戦闘力
アニメと漫画版ではその戦闘力は大きく設定が異なり戦い方も変化しているが、共通して「時飛ばし」なる固有の特殊能力を使用する。端的に言えば、自身以外の時間を約0.1秒ほど止める事が可能で、相手はその0.1秒間の過程が認識できず、時間が飛んだように感じる。この能力は生業である暗殺の際にも使用しており、ターゲットが布く如何なる厳格な警備にも発覚することなく突破している。その他、様々な応用法があるらしいが、職業柄その手の内を明かす機会は少ない。
本人は、試合における相手の殺害は反則行為であることは認識しているものの、同じく実力者であるベジータや悟空に対しては手加減が出来ず一歩間違えれば殺してしまうかもしれないという考えもあって降参を勧めていた。
以下、アニメ版・漫画版それぞれにおけるヒットの戦法を解説する。
アニメ
アニメでのヒットは超サイヤ人ブルー時のベジータすら翻弄するほどの超高速攻撃を行える実力者であるため、攻撃の瞬間に時間を止め、相手の急所を的確に撃ち抜くという戦法を使用している。その攻撃は、周囲から見れば不可視の未知の攻撃としか認識できない。
またフリーザなどと同じく元より強大な力を持って生まれてきた為、あまり修行などはしてきておらず、その身体には膨大な潜在能力を秘めており、気やフィジカルなどの基礎スペックは相当に高く、修行による成長スピードも悟空たちサイヤ人をも凌駕するほど早い。
第71話にて再登場した際に、ターゲットの背後に立ち、振り返った相手に正面から拳の一突きで心臓を止めて殺害するという暗殺技を披露した。このような方法を取るのは「人が簡単に背後を取られると死を覚悟する」「攻撃は正面から一発と決めている」など、彼なりのこだわりがあるらしい。この正拳突きは飛び道具としても機能し、その性質はヴァドス曰く「人体のみに影響する透明な気弾」とのことで暗殺技ではあるが手加減をすれば純粋な破壊力を持った通常攻撃としても使用可能。
他の戦士達が必ずと言っていいほど使用する光・熱・爆発・雷などの破壊エネルギーを光弾・光波・光線として放射するタイプの気功波とは違い、ヒットの気功波は前途のようなエネルギーを帯びておらず、衝撃力に変換した気を不可視の波動として拳から発射する(所謂「衝撃波」)タイプである。
物質をすり抜けて対象のみに攻撃を当てることも可能。
漫画
漫画版でのヒットの実力は超サイヤ人ブルーに大きく劣る。ただし、超サイヤ人ブルーは燃費が悪く、連続で変身すると実力が10分の1程度まで落ちるため、ベジータに圧勝できた。
また、時飛ばしは実力差があるほど効果が薄れていくため、通常時の悟空になら0.1秒動きを止められるが、超サイヤ人ゴッドになった悟空にはほぼ無効化されてしまう。全力さえ出せば超サイヤ人ゴッドでも動きを止められるようになるが、あまりにも長い間全力を出した事がなかったため、全力を出せる時間はわずか1分足らずになっていた。
この一戦を転機として、以降は特殊能力に頼りきりになるのを止めて鈍りきっていた肉体を鍛え直した結果、超サイヤ人ブルーの完成形を知る悟空が驚くほどのパワーと格闘能力を獲得した。
さらに敵が予め置いておいた予測不能な攻撃には対応が遅れる「時とばし」の弱点を改良した新技「時ずらし」を修得。これは術をかけた対象者の時間の流れを切り離し、スローモーションとすることでリアルタイムで動作を確認しながらの攻防が可能となっている。
本編での活躍
『破壊神シャンパ編』
チームメイトの試合を観戦することなく目を瞑り静かに過ごしていたが、ベジータの気迫で飛び散ったバリアの欠片を目を瞑りながらも軽々と受け止めたり、報酬である神の乗り物「キューブ」をフロストに奪われそうになった際には彼を一瞬で倒すなど、試合前からかなりの実力者であることを示唆させ、悟空とベジータも、他の第6宇宙チームのメンバーとは格が違う事を見抜いていた。
試合では、超サイヤ人ブルーに変身したベジータを完封して勝利し、次の悟空との対戦でも彼を追い詰めるが、時飛ばしによる次の攻撃を予測する事で自身の攻撃を受け止め、反撃までしてみせた悟空の実力に興味を抱き、彼に対して本気で挑む。
ブルーに変身した悟空相手に善戦するが、ブルーの状態で更に界王拳を発動させた悟空によって徐々に翻弄され、ついには10倍界王拳を使用され、時飛ばしを力押しで無効化する戦闘力を発揮した彼に逆転されることになる。
しかし、ヒット自身も悟空との戦いの中で成長し、時飛ばしの時間を0.5秒に拡大、さらにかめはめ波の中を通って突っ込んできた悟空の攻撃をまたしても成長した時飛ばし(拡大した時間帯は不明)によって回避した。
本気で戦っていたとはいえ、それはあくまで「殺しの技」を使わない範囲内だという事を悟空が理解した後はルール無用の戦闘を提示されたが、そのルールを受け入れるか否かで二人の破壊神が口論を開始。
その間に、ブルーと界王拳の併用という無茶を敢行した反動が来たためか、ルールが変わらないうちに悟空は自ら場外に降り、ヒットの勝利が確定する。
その後、第7宇宙チーム最後の選手のモナカの実力を見切ったヒットは、悟空に借りを返すためにわざと負けてモナカに花を持たせた。
しかし、あっさり敗北を決めた事がシャンパの逆鱗に触れ、チームまとめて破壊を宣言する。
怒り狂うシャンパに恐怖で凍りつくキャベたちに対し、ヒットだけは覚悟を決めたような表情を浮かべるが、直後に12個全ての宇宙を統べる全王の登場によって破壊神二人は鎮静化。結果的に全員シャンパの制裁から免れ、お互いの健闘を讃えた上で会場をあとにした。
漫画版でも同様に悟空にはヒットのわずかな動きで次の攻撃を予測するという対処法で対抗されるが、その後にヒットも悟空の動きを先読みし先読み合戦となる。しかし、このままでは埒が明かないと判断した悟空がゴッド化したことにより時飛ばしが無効化され、圧倒される。ウイス曰く、時飛ばしのような特殊能力は戦闘力差が大きすぎると効かないとのこと。
その後、1分しかもたないフルパワーで、その状態では1回しか発動できない時飛ばしにかけ勝負に出るも悟空が突如ブルーに変身し、再び無効化され全力のかめはめ波を放たれる。そしてヒットはこれをかわし再び戦闘が始まるものと思われたが、悟空がヒットの「殺しの技を使える場所」での再戦、そしてモナカの実力を拝見する事を望み、自ら場外に降りた事で勝利した。
モナカとの試合ではビルスの嘘を見破り悟空への借りを返すためにモナカにわざと敗北、試合終了後は悟空と握手を交わし自分たちの宇宙へと帰っていった。
『第7宇宙襲来』
第71~72話にて再登場。悟空暗殺の依頼を受け第7宇宙の地球へと訪れる。
冒頭では、生業である殺し屋としてとある惑星にあるマフィア組織のボスを暗殺するシーンが描かれており、厳格な警備を「時飛ばし」により全く気づかれぬまま突破し、ターゲットであるボスと対面した際も“正面から”、“指すら触れることなく”、一撃で仕留めるという不可思議な芸当をみせている。
その後、とある人物からの依頼で“次のターゲット”である悟空を狙い、彼のいる第7宇宙の地球にやってくる。悟空も、彼が地球を訪れた頃からその気配を遠からず察知しており、結果的に悟空一人を誘い出し二人のみで対面することになる。
出会い頭に悟空の背後を取り、久方振りの再会の言葉と共に“仕事”として悟空を暗殺しに来たことを宣言する。格闘試合での経緯もあってか悟空とは比較的友好的な会話を交わしており、冗談か油断を誘うためかは定かでないが「殺した事にしてやるから姿を消せ。もしそう言ったら、お前はどうする?」と提案するが、悟空はこれを拒否し、予定通り仕事を遂行することとなる。
ヒットの時飛ばしを予見していた悟空であったが、超サイヤ人ブルーに変身しヒット目掛けてエネルギー弾を放とうとする彼を、先のボスのときと同じくいとも簡単に殺害する。「また来る。お前の墓が出来たらな。」と言い残し、悟飯たちが駆けつける間もなくその場から立ち去った。悟空が殺害されたことも然ることながら、あの悟空が反撃する間もなくたった一撃で倒されたという事実に、仲間たちだけでなく視聴者にも大きな衝撃を与えた。
しかし、悟空は咄嗟の機転で頭上に投げたエネルギー弾をそのまま落下させ、その衝撃で自己蘇生するという荒業で生き返る。心配する息子たちをなだめて戦いの続行を所望する悟空に対し、はじめは「(一度殺したから)既に仕事は終えている」と拒否したが、「すぐに生き返ったから3秒ルール」「このままじゃ気持ちがおさまらない」と尚も引き下がらず、更には先の一撃で「技を見切った」という悟空に答え、再び仕事の遂行のために姿を現す。
再開された戦いでも、悟空たちも察知できないように気を消したり、複数の気を発生させるなどで気配を掴ませず撹乱し、視覚で捉えられてからも、悟空の攻撃を素通りさせたり、ヒットが明後日の方向に向かって打ち出す拳圧が何故が悟空に目掛けて飛んでくるなど、不可解な技の数々で悟空を追い詰め、終始優勢に戦ってみせる。
戦況を影から見守っていたヴァドスによると、ヒットの「時飛ばし」の本来の能力は時間を「止める」のではなく文字通り「飛んでいる」とのことで、同時にその飛ばした時間を蓄積し、蓄積された時間から別の空間(パラレルワールド)を生成することが出来るというもので、ヒットは自ら作り出した空間を行き来しながら戦っていることが明かされた。
悟空は、ヒットと戦う内に自らそうした特性を掴んでいき、彼が攻撃の際に「何処か別の場所にいる」と指摘。最後は超高圧のエネルギー爆発でヒットの創り出した別次元を強引に打ち破り、続け様にかめはめ波を放ちこれを命中させる。同時に、気と体力を使い果たしてその場に倒れ込み、勝負は相打ちという結果で終わった。
事が落ち着き、戦いを見ていたベジータから「誰が暗殺を依頼したか」と尋ねられるが、ウイスの助言でその依頼人が悟空本人であることが判明。ヒット自身もヴァドスを介して依頼を受けていたため、真の依頼人が悟空であると知らされ驚いていた。曰く「本気のヒットと戦ってみたかったが、直接言ってもやる気を出してくれないと思ったから」とのこと。
ヒットは「奥が深過ぎて理解出来ん」としつつも、悟空が仕事の期限を定めていないことから「のんびり殺すとする。常に背後に気を付けろ。」と言い残し、好敵手としての関係を一層深めて帰っていった。
『宇宙サバイバル編』
アニメ版
再びシャンパからの依頼を受け『力の大会』に第6宇宙代表として参加。
さらに試合前にはシャンパからの頼みでフロストのスカウトも行った。
力の大会では序盤多くの選手達を苦戦させた第3宇宙のナリラーマの回転攻撃を止めるという活躍を見せる。その後もナリラーマを攻撃し彼の両腕をもぎ取り自分から武舞台へ落ちるよう促すが、聞く耳を持たず攻撃態勢に移った為、時飛ばしを発動しバランスを崩させる。結果エネルギー波を放ったナリラーマの胴体は上を向き、その推進力により自滅する形となった。
ナリラーマ撃破後は暴走状態に変身したケールの風圧に押され場外になりそうだったカリフラを時飛ばしで救い、彼女と行動を共にする。ケールが対戦相手を殺害しないか懸念するが、ケールは第11宇宙のジレンにエネルギー弾にやられ気絶。その際、第6宇宙最強の戦士であるヒットと第11宇宙最強の戦士であるジレンとでにらみ合う形になるが、悟空がジレンに声をかけた隙にカリフラとケールを連れ場を離れた為戦う事はなかった。
カリフラ達がカーセラル達とぶつかった後、ヒットもディスポと対峙。彼の光速を超えた超スピードに翻弄される中、彼が攻撃するときに一瞬だけ体のスピードを速めていることと、時飛ばしの際、自身の僅かな筋肉の音を聞いて攻撃してくることを見抜き、彼の攻撃を「まるで時飛ばしを受けているかのよう」と評した。その間にディスポのスピードに慣れてきており、武舞台の端にまで追い詰められたと見せかけて、ディスポの攻撃を時飛ばしのパラレルワールドで回避し、逆にディスポを武舞台から落とす事に成功する。だがディスポは仲間のクンシーの気のロープに助けられ、復帰してしまう。そして今度はディスポとクンシー2人を相手することになり、クンシーとディスポのコンビプレーに押され、今度こそ万事休すかと思われたその時、超サイヤ人ゴッドに変身した悟空が参戦し窮地を救われる。
悟空に助けられた後は彼とタッグを組み、悟空にアドバイスをしつつ、自身も時飛ばしと同じ筋肉の動きを行い、相手を誘う撹乱作戦でディスポの超速を攻略し、彼を時飛ばしで圧倒した後、武舞台の外へ投げ飛ばしたが、再びクンシーの妨害により失敗。自身と悟空からディスポを逃がすために自身に向かってきた彼の攻撃を時飛ばしで回避し、「俺の代わりにこの痛みを連れて行け」と言い残し、クンシーを殴り落とした。ディスポを取り逃がした後は、助けて貰った礼として悟空を見逃し、お互いに「最後まで残っていたら本当の決着をつけよう」という約束を交わし、歩き去って行った。
その後ジレンと身勝手の極意を会得した悟空の戦いを観察し、人間の「止めを刺す瞬間こそ最大の隙が生まれる」という習性から悟空を吹き飛ばした直後のジレンに攻撃を仕掛けるも彼にはその隙さえなく失敗。そして再度対面した彼らは遂に拳を交えることになる。ジレンとの戦いでは最初から時とばしを破られ、パラレルワールドからの攻撃すら察知され追い込まれる。それでもあえて繰り返し続ける事でジレンが時飛ばしに反応するタイミングを体で覚え、そこをついて一撃を入れる事に成功。そして対象だけに時飛ばしを連続してかけ続ける奥の手「時間の牢獄」を発動し、ジレンの動きを封じて見せた。
だが、その余りにも強大な力を試合終了時間まで抑え込む事は出来ないと判断したヒットは第6宇宙を優勝させるという仕事を遂行させるため、キャベ達を遠ざけさせ、自身は捨て身の技を放つ賭けに出る。しかしジレンは動きを封じられたまま眼力だけでそれを防ぎ、さらには時空をも超越した圧倒的な戦闘力で時間の牢獄までも破り再び動き出してしまう。そしてジレンのラッシュ技を受け膝をついた所に、さらに連続してエネルギー弾二発を放たれ遂に脱落してしまった。観客席転送後はシャンパから「ご苦労だったな」と労いの言葉をかけられ、ヒットの思いはキャベ達の第6宇宙選手達に受け継がれる。
その後ヒットの思いを受け継ぎキャベ達は奮闘するも力敵わず敗れてしまい、第6宇宙と共に消滅する事となってしまった。だが大会終了後、MVPとなった17号の「消えてしまった全ての宇宙を復活させる」という願いでシャンパの宮殿で他の宇宙の戦士達と共に復活を果たした。
漫画版
ジレンに場外負けにされかけている悟空を救出後、時飛ばしがジレンに効かないため、時ずらしでジレンに善戦するも、実はジレンはわざとやられているふりをしながら場外スレスレにまで後退しており、ギリギリのところで「時ずらし敗れたり!」と言わんばかりのアッパーカットをされ、一撃で場外負けになった。
ゲームでの活躍
ドラゴンボールゼノバース2
隠しキャラクターとして参戦。神龍への願い事で「使えるキャラクターを増やしたい(1回目)」を選択すると使用可能になる。また、同じく神龍への願い事で「新しい究極技を覚えたい(1回目)」を選択すると、彼の究極技である「時とばし・煉殺」を習得する。
第一弾DLCにおいて、新たに先生キャラとして登場。課題をクリアする先の無料DLCで追加された新たな技を習得できる。第二弾DLCでは追加シナリオに登場。キャベやフロストと共に時空改変の影響により洗脳されるが二人とは違い洗脳の影響による暴走をすることはなかった。しかしパワーアップによって容易くベジータを倒してしまう。続けて主人公&悟空と戦うことに。
主人公によってヒットの洗脳は解かれ、本来の実力に戻って悟空と戦うところでこのストーリーは終わる。
ドラゴンボールヒーローズ
ゴッドミッション8弾から登場。専用アビリティは「第6宇宙の実力者」。
必殺技は得意の「時とばし」。
使い続けて友情を深めれば、ヒーローアバターのヒーロータイプに時飛ばしを教えてくれる。
ドラゴンボールZドッカンバトル
2019年4月現在、ヒットのカードはドッカン覚醒前のカードを含め6種類のカードが実装されている。
最初に実装されたのは知属性版で確率で行動抑制するスキルと必殺技を持っていたが、それだけだったので「あまり使えない」という評価に。
後にドッカン覚醒が実装され、限界突破URとなったことで攻撃力が増加し、属性相性を無視したダメージを与えられるようになりかなり強化された。とは言え、インフレが進んだ今では強いカードとは一概に言えなくなった。
ちなみにどのガシャでも登場するのはこのヒットのみ。
次に実装されたのは力属性版で力属性キャラクターのみ排出する「力属性ガシャ」限定のSSRで、味方の極力属性を強化するスキルを持っているサポート型。
同じ属性のキャラならば無条件で強化できるため、サポートキャラとして優秀。
知属性版と同じく必殺技には確率で行動抑制する効果がある。
イベント産として体属性のヒットも登場。
必殺技には相手を確率で気絶させる効果があり、また気玉を知から虹に変えることができる。所謂気玉変換の能力を持っているキャラはかなり少ないため、イベント産の気玉変換キャラは希少とも言える。が、他のステータスはとても低く、他のヒットの技上げ素材としての面が強いだろう。
他のヒットを持っていない時であれば第6宇宙カテゴリの代替キャラとして使用も想定出来るかもしれないが、そもそも同カテゴリは基本的にカリフラやケールと言った女サイヤ人主体の編成が基本となるケースが多く、やはり技上げ素材としての役割の域を出ない。
そして2019年4月。遂にフェス限定産のヒットが実装された。
このヒットは海外版のフェス限定キャラを選ぶアンケートにより実装されたもので、海外版よりも4ヶ月遅れ日本版に実装された。
属性は技属性でリーダースキルは「第6宇宙」カテゴリと「宇宙サバイバル編」カテゴリの強化するスキル。
リーダースキルだけならジレンよりも強い。
他2枚と同じく必殺技には確率で行動抑制する効果がある。
パッシブスキルには相手のATKとDEFを低下させられたり高確率で敵を気絶させることができる効果がある。また、相手が気絶してる状態だとATKが大きく上昇し、全属性効果抜群が発動し属性相性を無視しての攻撃も可能。
しかしDEFは低く自身のDEFを上げるスキルもない上、ATK,DEF低下や気絶が通らない敵を相手にする場合、なんと「必殺技発動時に自身のATK120%アップ」以外のパッシブスキルが発動しないのである。
熱闘悟空伝やドラゴンヒストリーなどのデバフ無効が基本となる高難易度イベならば言うに及ばず、デバフや気絶が通るバトルロードではこのヒットに対応するバトルロードは多対多の戦いが多く、敵の攻撃が少ないところに飛び込んで殴るという戦法が通じないパターンがほとんどなのだ。結果、防御補正がないことが仇となりチームの足を引っ張るハメになってしまっている。
2019年発のフェス限定産カードにあるまじき性能であり、フェス限カードという括りの中ではハッキリと弱いと断言できてしまう性能だった。
とはいえ必殺技モーションがとてもカッコよく、そのモーションのためだけにガシャを回したユーザーもかなり多い。
とにかく特殊効果頼りで防御補正が全くなく、かといって火力があるかと言われたらそうでもなく、後から登場した高難易度イベでもこのヒットが活躍する余地は当然ゼロ。長らくフェス限の面汚し筆頭とユーザーから笑い者にされ続けてきた技ヒットであったが2021年10月中旬、事件は起きた。技ヒットの極限Z覚醒実装である。
2019年上半期実装という所謂カテゴリ世代のフェス限としては後発組に属し、カテゴリ世代初期に実装されたフェス限の極限がいよいよ始まるかという矢先に実に25体もの順番待ちフェス限カード達をすっ飛ばしての極限実装は、6周年の知属性身勝手極限と同等或いはそれ以上の衝撃をユーザー達に与えた。
防御補正が全く無く紙っぺら同然だった防御にも無事補正がつき、必殺発動時にATK共々160%上昇するようになった。また、攻撃参加中の第6宇宙カテゴリの味方一体につきATK,DEFが上昇する他、攻撃参加中の味方全員が第6宇宙カテゴリだった場合には敵全体を30%の確率で気絶させる。極限前からの特徴であった気絶してる敵に対する全属性効果抜群攻撃を存分に活かせる形となり、育成次第ではパッシブ条件が揃った際は実質1000万の火力を叩き出せる。
当然防御力も高く、行動後ならば最低でも20万クラスに届くくらいにはレベルアップしており、紙防御だった頃の面影は微塵もない。
パッシブスキルの条件を満たした上での強さは本当に凄まじいが、第6宇宙の面々と組まなくともリンクスキルの相性が良い相手とさえ組めばやはり十分すぎるほどの実力を発揮できるし、気絶やデバフがなくともさして問題にならない基礎戦闘力を手に入れるなど、とにかく極限前なんかとは比較にならない猛烈な強化を受けた。『第6宇宙の生きる伝説』の名に恥じぬ強さをようやく手に入れた瞬間である。
ドラゴンボールファイターズ
初期から使えるプレイアブルキャラクターの1人。
高速で端から端までとどく超必殺技や、カウンター技、投げ系遠距離技、「構え」から派生する技などテクニカルな技が多い。
技も通常攻撃も全体的に発生が早いため、ヒットと戦う場合タイミングが悪いと裏を取ったつもりが迎撃されてしまうこともある。
ワールドミッション
ゴクウブラックと人造人間13号たちに蹂躙された滅びの未来世界にて登場。意図的に作り出された歴史のため本編に登場するヒットとは別人である。シーラスからゴクウブラック暗殺の依頼を受け戦っていたが、実はこれは、ゴクウブラックを追い詰めて超サイヤ人ロゼに覚醒させるための作戦だった。主人公たちと協力したヒットはゴクウブラックを疲弊させるも、自身も動けないほどのダメージを追ってしまう。直後、シーラスが従えるアムズによってゴクウブラック諸共吸収されてしまった。
エクストラシナリオではこのイベントの直後、現れたザマスがポタラを用いてアムズからゴクウブラックを引き剥がしたため、その影響でヒットも解放された。
スーパードラゴンボールヒーローズ
第6宇宙にて、コアエリアの戦士達の襲撃を受ける。
寄生生命体カミンとオレン、加えて復活した合体ザマスに彼らのリーダー格ハーツ達を、援護に駆け付けたベジータとトランクス達と共に迎え撃つ。
しかし、彼らとの戦いのエネルギーを回収され、さらには戦いの最中に心の中をハーツに読まれており、彼らを第11宇宙へと向かわせてしまう。
その後は、第7宇宙にてジレンと共に参戦。合体ザマスや超ハーツと渡り合うも、完成した宇宙の種を取り込みパワーアップを果たした究極ハーツを前に苦戦。しかし孫悟空達を援護する事で、ゴジータを誕生させ、彼らと共にハーツ撃破の一端を担った。
数多の時空から選定された戦士達が覇を競い合う格闘大会超時空トーナメントに参加。
孫悟空やジレン達と同チームであり、第1回戦時では乱入者であるヒルデガーンを相手取っていた。
ベジータと共に立ち向かう。
実力差で瞬く間に彼女を鎮圧し亡き者にしようとするが、「何も殺す事は無い」とヤムチャに繰気弾で妨害される。
チームメイトからの裏切りとも取れる行為にヤムチャを排除しようとするも、この行為によってヤムチャに惚れた黒衣の女戦士に妨害され彼女のヤムチャへの「ダーリン」発言を聞き、普段あまり表情を変えないヒットが珍しくギャク調で驚きの表情を見せた。
その後、暗黒王ドミグラの介入で現れたフィンと戦い、エキシビションマッチではハーツやカンバー達と相まみえた。
大会後は、ヤムチャと黒衣の女戦士の実質不可能な結婚計画に種族の違いを実感していた。
関連動画
ドラゴンボール超 第38話予告 「第6宇宙最強の戦士!殺し屋ヒット見参!!」(2016年4月4日公開)
ドラゴンボール超 第111話予告 「異次元の極致バトル!ヒットVSジレン!!」(2017年10月7日公開)
※東映アニメーション公式YouTubeチャンネルより転載
PS4/ Xbox One「ドラゴンボール ファイターズ」ヒット/キャラクターPV
※バンダイナムコエンターテインメント 公式YouTubeチャンネル『876TV』より転載
関連イラスト
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桃白白:『超』や『Z』よりさらに前、悟空が少年の頃に登場したアサシン。ヒットと異なり、その時の気分次第でターゲット以外の無関係な者にも手に掛けたり、任務遂行の為には卑怯な方法も厭わない点が異なる。
ドラゴンボール超章ごとのボス