概要
王様戦隊キングオージャーの主人公・ギラと、ギラと共に孤児院で育ったコガネのNLカップリング。
2人は同じシュゴッダムの孤児院で育っており、(特殊事情を持つデボニカを除き)年長者である2人はブーンを始めとする子供達の親代わりのような存在である。そのため、2人は子供達を守ろうとする想いが強く、互いに信頼を寄せている。
特にコガネは周りがギラ以外年下しかおらず、悩みを打ち明けることが出来る存在がギラしかいないため、コガネのギラに対する信頼は厚い。
子供達はギラのことを「ギラ兄ちゃん」と呼んでいるが、年齢が他の子供達よりも近いこともあってか、コガネだけは「ギラ」と呼び捨てで呼んでおり、子供達より近しい関係性だと言える。
邪悪の王を演じながら無計画で猪突猛進に突き進む(主に第1部。第2部では国王として先を見据えた行動が出来ている)ギラをコガネが支えており、ギラの一番の理解者だと言える。
各話の主な動向
第1話
- 2000年の眠りを経て蘇った巨大なバグナラクに怯え、ギラの右腕にしがみつくコガネ。
- 巨大化したダンジームの攻撃によって街が破壊される中、自らが覆いかぶさりコガネを守るギラ。
- バグナラクからの攻撃から逃げるギラ・コガネ・ブーンだったが、巨大化したサナギムの攻撃で破壊された建物がコガネに当たり負傷してしまう。ギラは急いで駆け寄るも、コガネは「大丈夫…王様が…守って…」と言い、ギラの腕の中で気を失ってしまう。
第2話
- 第1話で反逆者として指名手配されたギラを連れ去ったンコソパ国王・ヤンマ・ガストに対してラクレスがギラの引渡しを要求した際に、ブーンと共に「早く帰ってきて!一緒にレインボージュルリラ食べようね!」と国際放送に乱入してまでギラを庇ったコガネ。
第5話
第6話
- 第5話でギラがラクレスの弟でありシュゴッダムの王子であることが判明し、指名手配が解除されてシュゴッダムに帰還した際に、いの一番にギラに駆け寄り、「みんな無事で良かった…」と言うギラに対して、「こっちの台詞だよ」と微笑むコガネ。
- 駆け寄った際にブーンのことは強く抱きしめたが流石にコガネは抱きしめないギラ。
- ラクレスに心酔するシュゴッダムの民がギラを「王子!」と崇め胴上げをするも、ギラが「王子なんて呼ばないでくれ!僕はラクレスを倒す!」と地雷発言をしたため、すぐさま「ストーップ!ややこしくなるから!」と制止するコガネ。
- バグナラクが力を蓄える巨大な繭を出現させ、デズナラク8世とカメジムが各国の民に向けてギラの身柄を開け渡すように迫った(シュゴッドをコントロールできる素質があり、ラクレスの実弟であるため)ことを受け、「何でギラなの?絶対おかしいよ!」と詳しい事情を把握していないのにも関わらず、鋭い直感でギラを擁護するコガネ。
- 「あのデカい繭、大丈夫かな?」と不安がるブーンに対して、「大丈夫、きっとギラがどうにかしてくれる!」と言い切ってブーンを勇気づけるも、ギラのことが心配そうなコガネ。
- 以前「民は道具」と言い放ったラクレスが「大切な国民は私が守る」と民の前で宣言したことを受け、カグラギがラクレスに渡そうとしたゴッドスコーピオンのシュゴッドソウルを奪い取り、民の前でいつもの邪悪の王ムーブをしてしまい、ラクレスから「シュゴッダムの敵だ!」とまで言われてしまうギラに対して、「もう…ギラ…」と熟年夫婦のような呆れたリアクションをするコガネ。
第7話
- 第6話でギラが搭乗したゴッドスコーピオンがラクレスのキングオージャーZEROを攻撃したことで、ギラがバグナラク側に寝返った反逆者と認定されたため、ゴッドスコーピオンから降りたギラに対して、必死に「ギラ!来て!隠れるよ!今ギラ、マジの極悪人なの!」とブーンと共に戸惑うギラの腕を引き、孤児院に身を隠させるコガネ。
- ギラを匿っていないか兵士が偵察に来た際に、「はぁ…『フハハハハッ!(棒読み)』とか笑って、『邪悪の王』とか言い出す訳分かんないやつ庇うわけないでしょ?」と孤児院を代表して嘘をつくコガネ。
- この流れの言い方も熟年夫婦の雰囲気を醸し出している。
- シュゴッダムの街でバグナラクが暴れていることを知り、追われている身でありながら助けに行くために孤児院を飛び出そうとするギラに対して、「ダメだよ!即捕まって今度こそ死罪だよ!?」と必死にギラを止めるコガネ。
第8話
- ラクレスが国家反逆の罪に問われているギラとの決闘裁判を申し込んだことで、ギラが無罪であることを手作りのプラカードを掲げてブーンら子供達と共に訴えるコガネ。
- ゴローゲが「いい加減、犯罪者の味方をするのはやめなさい!」と言いながらコガネのプラカードを奪おうとする際に、コガネが「ギラが本当の王様だ!」とギラを信じるコガネの強い想い伝わり、後の展開を予感させるような台詞を放った。
- ギラとラクレスの決闘裁判が始まる際に、涙を目に浮かべながら、中継画面を直視するのを躊躇っていたコガネ。
第9話
- ラクレスが決闘裁判で勝利し、崖から落ちたギラが死亡した(と見せかけている)ため、シュゴッダムの民が皆ラクレスに歓喜する中、「何負けてんの…?何死んじゃってんの…?」と、一緒に居たブーンの元から離れ、柱に顔を埋めて号泣するコガネ。
- 「忠誠と依存は紙一重。孤高は傲慢と表裏一体だ!僕は子供達と過ごしてそれを知った。ずっと僕一人で子供達を守ってると思ってた。でも…同じくらいに子供達に救われてた。守ってるつもりが守られてるし、一人で生きてるつもりでも誰かに支えられてるんだよ」と、コガネ達に支えられていることを明かしたギラ。
第10話
- ブーン達がキングオージャーごっこをして遊ぶ中、ギラとコガネだけが言い伝えられたキングオージャーの伝説の意味を考察しているため、より2人の存在が際立っている。
第11話
- カグラギがラクレスに提案して催されることとなったギラの国葬に行くかとブーンに尋ねられ、「俺は行って確かめる。あんなのウソだよね!? ギラ兄ちゃん、絶対帰ってくるよね?」と悲しそうな顔をするブーン対して、「早く寝な。夢の中なら(ギラに)会えるかもしれないから」と明るく振る舞いブーンを寝かしつけるコガネ。
- ギラの葬儀が始まり、ラクレスの「我が弟に最後の別れを!」という言葉と同時に兵士達が棺を開けようとすると、直視出来ずに顔を逸らすコガネ。
第15話
- ギラ不在の中、子供達のキングオージャーごっこの悪役をコガネが担当しているが、安定の棒読みであるために子供達も呆れている。その際にブーンが思わず「もっと悪そうに!ギラ兄ちゃん思い出して!」と言ってしまい、すぐに「それ禁句!」と声を荒らげるコガネ。
- ブーンのもとから離れ、「ギラ…」と寂しそうな声を漏らすコガネ。この時、横には偶然変装したギラがいたため、期せずして再会を果たしてしまう(コガネは気付いていないが)。
- しかし、カグラギの妹・スズメ・ディボウスキを救い出すためにヤンマが用意した潜入用の擬態スーツが「ンコソパのテクノロジー」「イシャバーナの職人の技術と美しさ」「ゴッカンの防寒」が詰め込まれたトンチキな衣装であり(スーツを来たギラが「重い…キツい…無駄に暑い!」と愚痴を吐くほど)、ギラを想うコガネと、それを察しているのに姿を見せることが出来ないギラの切ないシーンであるはずなのに、ギャグとシリアスが混雑した中々にシュールな画になっている。下記の画像を参照。
第17話
- 全国放送の最中にダイゴーグの一撃からヤンマを間一髪救い、ラクレスや各国民にギラが生存していることが発覚してしまう中、「ギラ!生きてた!」と久しぶりに満面の笑みを見せたコガネ。
- 対面したラクレスに向かって、「恐怖しろ!そしておののけ!一切の情け容赦なく、一木一草ことごとく!貴様を討ち滅ぼす者の名は…ギラ!邪悪の王となる男!」と決め台詞を放つギラ。それを見たシュゴッダムの民が怯える一方で、「行けー!ギラー!頑張れー!」と真逆の反応で応援するコガネや子供達。
第19話
- バグナラクに占領されたシュゴッダムでサナギムに襲われそうになったコガネとブーンのもとに間一髪で現れたギラ。
- 念願の再会を果たしたギラとコガネ。「怪我は?」と駆け寄った後、コガネに「園のみんなは?」と聞くギラと、「大丈夫。部屋に隠れてるから」と答えるコガネ。どんな時でも子供達のことを第一に考えている2人。
- 「(ギラが不在の間は)ずっとコガネがみんなを守ってくれてたんだろ?ありがとう。よく頑張ったね」と労いながらコガネの頭を撫でるギラ。その言葉と同時に、今までギラが不在の時に、最年長として子供達を守るために弱音を吐けずにずっと堪えていた涙が溢れ出すコガネ。
- ギラの腕を叩き、「もう、どこにも行かないで」と泣きながら訴えるコガネ。それに対して優しく「うん」と頷くギラ。
- 「もうずっと最悪だよ。みんなギラを悪者にしてラクレス万歳ってさ。気付いたら街中バグナラクだらけになってんの。どうにかしてよ!」と、ようやく本音を吐き出してギラに訴えることが出来たコガネ。
- 大量のサナギムを一人で薙ぎ払っていくギラを見て「なんだかギラ、本当の王様みたい」と微笑むコガネ。
第20話
- 以前の決闘裁判では中継画面を直視するのを躊躇っていたが、今回はしっかりと画面を見てギラの勝利を祈るコガネ。
- シュゴッダムがバグナラクに占領された時に民を守って戦っていた所を目撃していた民がギラを応援したことで、以前の決闘裁判でも使用したプラカードを再び掲げギラを応援するコガネ達。
第23話
- 民の協力を得てコーカサスカブト城をキングコーカサスカブトに変形させることが出来たのだが、「歯車が一つでも欠けたら城は動かなかった」つまり「民が誰一人欠けてもシュゴッダムは守れなかった」と民に感謝を伝えたいだけなのに、邪悪の王ムーブで「貴様ら民は歯車だ!」と行間を端折りまくって伝えてしまったために総スカンを食らうギラに対して、「あれじゃラクレスじゃん…」とまたもや熟年夫婦のような呆れたリアクションをするコガネ。
第24話
- 戴冠式を終え、正式にシュゴッダムの王となったギラだったが、民(特に孤児院の子供達)にフレンドリー過ぎるギラに対して側近・ドゥーガが「王であることをお忘れなく」と忠告されると、その言葉を素直に受け入れて子供達にも常に邪悪の王ムーブをしてしまう。そんな中、猛暑対策のために催されたチキュー祭りでブーンは思わず「ギラ兄ちゃん!」と呼びかけるも、ギラの立場を察しているコガネは「ギラ"様"…でしょ?」と少し寂しそうな目で訂正する。
- 屋台を楽しむコガネとブーンを細い柱の後ろから自分も入りたそうな表情をしながらこっそり覗くギラ。
- しかし、王達から「王=邪悪の王」に拘る必要はないことを気付かされ、いつも通りのギラで民と接するようになり、ブーンからは「ギラ兄ちゃん」、コガネからは「ギラ」と再び呼ばれるようになった。
第25話
- ゴッドキングオージャーのパイロットの適合者としてブーンが選ばれたことに気付いたギラが、ブーンに対して「(戦いに)一緒に来て欲しい。僕が必ず守る。一緒に必ず帰る。絶対だ。」と断言したため、「だったら私も行く。"絶対"大丈夫なんでしょ?」とブーンと共にパイロットとして搭乗することを決意したコガネ。
第34話
- ダグデド・ドゥジャルダンの能力で飛ばされた地球から帰還するために、宇宙船になったコーカサスカブト城を使って"1週間"でチキューに帰還したはずが、相対性理論により"半年"かけて帰還していた事実が明らかになる。そのため、バグナラクを含めた六王国の王が不在の中、ダグデドがチキューを支配していた。シュゴッダムも例外ではなく、ギラ不在の間にシュゴ仮面と名乗る謎の人物がシュゴッダムの新たな国王として君臨していた。ダグデドやシュゴ仮面によってイシャバーナの財宝やンコソパのテクノロジー(ゲーム)、トウフの高級食材を民を無料で配り贅沢三昧をさせていたため、ブーンでさえギラの帰還よりもゲームに夢中になっている始末だった。そんな中、ギラに廃れたシュゴッダムの状況を詳細かつ冷静に伝えるコガネ。
- ギラの王としての自覚を再確認させるコガネ。
コガネ「ギラがいなくなってから、嘘みたいに平和になって…」
ギラ「でも…平和になったなら良かったよ」
コガネ「はぁ…?」
コガネ「みんなダグデドを崇めて、『今まで辛かったのはギラのせい』なんて言うやつもいてさ…おかしいよ…」
ギラ「僕は…みんなに楽させてあげられなかった。みんなが幸せならそれでいい。シュゴ仮面様は凄い人なんだね」
コガネ「こんなの…幸せだなんて思わない…」
ギラ「…」
コガネ「しっかりしてよ!ギラがシュゴッダムの王様でしょ!?」