フィン・マックール(Fate)
ふぃんまっくーる
美しさなら私の勝ちだ――では、武勇ならばどうかな?
真名 | フィン・マックール(ディムナ) |
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クラス | ランサー |
性別 | 男性 |
身長 | 181cm |
体重 | 63kg |
出典 | ケルト神話 |
地域 | 欧州 |
属性 | 中立・中庸・天 |
好きなもの | 美女、正道・高潔・優美 |
嫌いなもの | 裏切り |
設定担当 | 桜井光 |
ILLUST | 森山大輔 |
CV | 楠見尚己(Zero)、三木眞一郎(FGO) |
ランサーとしては槍と癒しの力を宝具とする。
『Fate/Grand Order』に登場するランサークラスのサーヴァント。レアリティは☆4。
存在自体は以前から示唆されており、『Fate/Zero』においてディルムッド・オディナの回想に黒髪に黒髭の老年期の姿で登場していた。
『FGO』ではブリュンヒルデの体験クエストにてベオウルフらと共に初登場・先行実装した後、メインシナリオ第1部5章『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』でケルト軍のサーヴァントの1騎として生前の部下と共に主人公達と敵対する。
ケルトの戦神ヌァザの末裔にして、栄光のフィオナ騎士団の長、「フィン・マックール」。
本名は「ディムナ」といい、金髪で肌が白くて美しい容姿から金髪を意味する「フィン」と呼ばれるようになった。エリンの上王に仕え、栄光のフィオナ騎士団に於いても最も偉大な騎士にして長であると謳われるに相応しい功績を得た男である。眠りと炎を操る邪悪な神霊を倒して都を救い、エリン(アイルランド)の守護者として侵略者や魔物を倒して数多の武勇を打ち立てた大英雄。零落した神霊アレーン、魔猪、冥界の馬、遂には神祖たる戦神ヌァザを戦いにて打ち負かした。
魔術と叡智を修め、本来であれば多くの能力や宝具を有する。
平時にあっては騎士団の部下と狩猟などを行いながら穏やかに暮らした大人物であったという。
大英雄として申し分ない道程を進んでいた彼にはしかし、女難の運命があった。美しい姉妹に惚れ込まれ、呪いを受けたことが第一の難である。その後も災難は続き、第一の妻を巡って妖精と敵対して7年の歳月を奪われ、何より老いに伴う心身の凋落が彼を澱ませていった。
そして晩年、第三の妻・グラニアが、信頼していた部下・ディルムッドに惚れた挙句ゲッシュ(ケルトにおける制約)を強要し駆け落ちしたことに怒り、ディルムッドを殺そうとする。後に騎士団への復帰を許すも恨みは残り、魔猪によって深手を負った彼を見殺しにしてしまった。
その結果、多数の部下達と孫からは「無理やり妻を奪うために部下を誅殺した」と強い怒り・失望を招いて求心力を失い、栄光の騎士団は2つに分かれて戦争を起こす形で瓦解。自身もその最中で戦死することとなった。女性問題で失脚というのは古今東西世の常だが、女たちに問題があるのではなく、自分にこそ問題があるのではないか――最後まで、フィン・マックールはそう考えなかった。一体何を誤ったのか。英霊と化し、サーヴァントとして現界した今でも、彼には分からない。
なお『Fate』シリーズファンの間では先に登場しているディルムッド以上にマイナーな存在かもしれないが、ケルト神話でのフィオナ騎士団の物語では本来フィンが主役であり、ディルムッドは脇役扱い。フィンにまつわる物語は『フィニアンサイクル』と呼ばれ、世界的には『アルスターサイクル』の主役であるクー・フーリンに次ぐ知名度である。
ちなみに、ケルト神話におけるディルムッド・グラーニア・フィンの三角関係は、アーサー王伝説におけるアーサー王・ランスロット・グィネヴィアの三角関係の元ネタという説がある。
一人称は「私(わたし)」。
長い金髪の美丈夫で、公平にして正道を重んじる高潔な騎士。
全盛期の年若い姿で現界しているが故か、晩年よりも精神の方向性が「若い」(記憶は晩年に至るまでのものを有している)。生前よりアイルランド上王のために働いていたこともあり、誰かの下で活動することについての抵抗感は一切ない。英雄として人々のために闘うことを彼は望む。
一方で、なかなかのプレイボーイであり、ナルシストでもある。容貌と同じく、所作も優美だが考え方は割合に大胆。己の美貌や実力に絶対の自信を持っており、何かと自慢じみた発言も多いが、過大でも過小でもなく正確なレベルを捉えた自己評価である為、どこか憎めない。
ただ、生前ではそれが原因で女難を招いたことを憂いており、聖杯への望みは「女難を直す」事である。しかし女性関係には少々だらしがなく、気に入った女性を見つけると求婚(ナンパ)に奔る辺り、本人の気質の問題も見られ単純に女難と片付けられない点も見受けられる。
ちなみに「冗談はよしこさん」が口癖である。
驚くべきことに、幕間だろうが本編だろうがお構いなしに口にする。本人には悪意は無いのだが、こうした寒いシャレを連発したり、微妙に笑えないブラックジョークを言ったりと、若干空気が読めないところがある。また、皮肉屋で怨み深い一面も(無自覚か否かはさておき)ある。
このように残念なイケメン的な言動が多い男だが、時折伝説に名高い英雄らしさも見せてくれる。
いざ戦いとなると秘められた高潔な精神や、己が自賛を裏切らない洗練された華麗な戦闘や頭脳を惜しみなく披露するため、軽口をたたく優男……と甘く見ると命を落とすことになる。
また、努力して勝ち取った訳では無いものは誇るものではなく、道具や手段として利用できるものであるという持論を有しており、生まれ持った己の美貌や偶然で得てしまった下記の宝具などは、事実として自覚していても積極的にひけらかす事はしないよう心掛けている模様。
メインキャラの1人として出演したイベント『閻魔亭繁盛記』では、宝具「親指かむかむ知恵もりもり」とあわせて現状を冷静に分析、最善の対策を立てるなどで活躍した。とある事情でカルデアとの通信が満足にできなかったという状況もあり、味方陣営で最も頼りになるキャラであった。
水を操る能力を持つ他、癒しの力や知恵の力を駆使した頭脳戦が得意。
モーション中では、水流を纏わせた槍術を主体として戦っており、水球を散弾のように発射したり、地面に槍を突き立てて渦潮を巻き起こしたり、槍を多角的に投擲したりもする。
漫画『−truth realta−』では水を用いた幻術も披露した。
保有スキル
対魔力(B) | ランサーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷付けるのは難しい。 |
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神性(D) | 神霊適性を持つかどうか。ランクが高い程、より物質的な神霊との混血とされる。ヌァザの末裔とされる彼は低レベルながらも適性を所有している。 |
千里眼(B) | 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。ランクが高くなると、透視、未来視さえ可能になるが、Bランクではそのレベルにまでは達しない。 |
千里眼(麗)(B++) | 「千里眼(B)」が変化したスキル。詳細不明。麗ってどういう事ですか団長! |
女難の美(A) | 見目の麗しさが原因で女難に遭いやすい――という自覚が呪いのレベルまで達したもの。臣下の「愛の黒子」とは違って魔術的な効果では無い模様。 |
華麗奔放(A) | 「女難の美(A)」が変化したスキル。詳細不明。 |
魔術(B) | フィネガスから教わったドルイドの魔術を修めている。攻撃、補助、回復など戦闘に使えるものは多いが、直接戦闘に作用するものには長けていない。 |
無敗の紫靫草(マク・ア・ルイン)
- ランク:A→A+
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1〜100
- 最大補足:300人
「さあ、栄光と勝利の時!」
「目覚めよ、我が槍。そろそろ派手に行くとしよう!『無敗の紫靫草(マク・ア・ルイン)』!!」
邪悪な妖精アレーンを倒したとされる魔法の槍。全長は2mを超える。
自動攻撃機能、精神干渉無効などの効果を持つ。真名解放すれば、戦神ヌアザの司る「水」の激しい奔流を伴う一撃を放つ。真名は本来は愛剣とされる銘から来ている。この剣はしばしば槍と同一視されており、宝具として成立するにあたり神霊アレーン殺しの槍と同化した。
詳細は該当記事を参照。
この手で掬う命たちよ(ウシュク・ベーハー)
- ランク:C
- 種別:対人宝具
- レンジ:0
- 最大補足:1人
フィンの手で掬った水は、尽く癒やしの力を得る――という逸話そのものが宝具となったもの。
泉の水、湧き水、果ては水道水だろうが「両手で掬えば」たちまち回復効果のある水となりえる。
人間に使用すれば傷は癒えるし、英霊も同様。毒も消える。普段は掬った水を水袋に入れている。
親指かむかむ智慧もりもり(フィンタン・フィネガス)
- ランク:B
- 種別:対智宝具
- レンジ:0
- 最大補足:1人
知恵の鮭の脂が染み付いた自身の親指を口に含むことで、あらゆる謎を解き明かす知慧を得ることができる。残念ながら(?)本作では、イベント以外で使用されない。千里眼スキルと魔術スキル発動時に、この宝具を使用していると思われる動きがある。戦闘時にやられるとシュールである。
フィネガスとはこの逸話に登場するドルイド僧で、フィンの師。
本人が知り得ない知識を無条件に与えてくれるわけではなく、現在の状況に様々な情報や過去の記憶を照らし合わせることで「最善の答え」を導き出すというもの。因みに宝具発動時には常識を遥かに超えた量のDHAが分泌され、フィンの脳を尋常ならざる勢いでフル回転させている……という、何とも神秘もへったくれもない分析が、スカサハによってなされている。
本人は上記のとんでもない表記で呼んでいたが、当然誰1人正式な名称だとは信じておらず、事実本当の真名は他にあるらしい(ただしルビは同一で、ディルムッドもこの読みで呼んでいた)。また前述の宝具「この手で掬う命たちよ」の由来もこの宝具の逸話に寄るものとされる。
上記のイベントではこの宝具を得るに至った際の師フィネガスとの話が本人の口から語られている。その際の出来事から「料理もできるが他人にはあまり披露したくない」とも語っている。
同格のランサーとしては完全にHPに寄ったステータスの耐久型。
後に実装された鬼将ヴラド三世がそれ以上に耐久型となったものの、ATKがフォウくん頼みでも10,000を超えることがない。カードもランサーには珍しい《Quick:2/Arts:2/Buster:1》のアーチャータイプ。しかしどの攻撃も2hitが限度のため、そこまでNP獲得量も多くはない。
保有スキルは、3ターンスター発生率をUPする「千里眼(B)」、自身に1ターン“確率”で回避状態と“確定”でターゲット状態を付与する代わりに魅了耐性が低下する「女難の美(A)」、Arts性能を強化する「魔術(B)」の3つとなっている。「魔術」以外のスキルが判断力を問う代物が多い。「千里眼」は攻撃のヒット数の関係から“気持ち分”スターを増産できるぐらい程度にしかならず、「女難の美」は回避さえ発動すれば強力な防衛スキルとなるものの、発動し損ねると12ターン(スキルLv10でも10ターン)という長いクールタイムを挟むことになるうえ、袋叩きが確定してしまう。一応、スキルLvをMAXである10まで上げれば回避は確定で発動するので、そこが救いとはいえる。
宝具「無敗の紫靫草」は、カードの種類はArtsで効果は【敵全体に強力なダメージ&攻撃力ダウン+自身に3ターン精神異常無効を付与】というもの。「魔術」による威力の底上げ、さらに〔宝具(Arts)+AA→EX〕Arts&BraveチェインによるNPの即行回収も可能と、ランサーとしてはなかなかの回転効率を有している。味方やマスターからのバフ支援次第では、即100%チャージも可能になる。加えて精神異常無効が付加されるため、「女難の美」の魅了耐性ダウンも無視できる。
2017年8月7日、2周年記念で実施された「サーヴァント強化クエスト」第7弾のトリで待望のスキル強化が追加された。「千里眼」が「千里眼(麗)」へと変化し、スター発生率が上昇した上で味方全体付与へと変貌。さらに味方全体へNP獲得量アップ(3ターン)が追加された。これによりイマイチ効果の薄かった自己強化スキルがサポートスキルへと一新。
カード構成からArts型パーティーと組む機会が多い為、NP獲得量アップはArtsパにとって貴重なスキル。またスター発生率アップもヒット数の多い味方と組ませれば強力なのでArtsやBusterのヒット数が多いサーヴァントやQuick型と組ませる価値も十分にある。特にArtsクリティカルパに対しての恩恵が大きく、サポート兼サブアタッカーとしての役割が持てるようになった。
更に2019年の元旦に更なる強化クエストが実装され「女難の美」が「華麗奔放」へと変化。最大のネックであったCTが−3ターンされ、さらにNPチャージまで追加された。チャージ値は20%〜30%でスキルレベルを上げなくても未凸カレスコ、レベルを上げれば凸虚数魔術からの宝具発動ができるようになったのは全体宝具持ちとしては非常に大きく、周回でも活躍できるようになった。再使用が現実的になったので初手に使って「千里眼(麗)」と合わせて被弾でNPを稼ぐという動きも強い。玉藻の前との相性も良くなり高難易度のArtsパ適性も向上。タゲ集中&回避で敵の単体宝具やクリティカル被害を1ターン完全に無効化できる強みはアキレウスや始皇帝が既に証明済みである。
2020年2月26日にはモーション改修が実施。槍を使った動きの他、水術を利用した派手なバトルスタイルも追加される。宝具演出に至っては誰が言ったかケルトのハイドロポンプ。
本領発揮には幕間の物語に2つの強化クエストをこなした上で「千里眼(麗)」及び「華麗奔走」のスキルレベルをがっつり上げてやる必要があり、そのスキル強化でもLV4→6という最初の大台で狂骨を36本も持っていく。育成にはかなりの手間がかかる方ではあるものの、それに見合うリターンは得られるようになったと言える。劣悪なカード性能という難点は残っている(カード性能が低いからこそのスキルの盛りっぷりだろう)がかつての低評価からは完全に脱したと断言していい。
Fate/Apocrypha
アニメ版にて、ダーニックが第三次聖杯戦争で召喚したサーヴァントであることが判明。アインツベルン&間桐陣営との三つ巴決戦にまで持ち込んだらしい事が窺える。ファンからも、第三次なら頭脳に長けるフィンが勝ち残るのは妥当と良い意味で納得される。恐らく、親指かむかむを使って真っ向勝負を避け、大聖杯の場所を割り出したのだと推測される。おまけにフィンは武力自体も高いので、仮に正面衝突してもそうそう苦戦する事は無かったと思われる。
これにより冬木聖杯戦争のランサーは第三次がフィン、第四次がディルムッド、第五次がクー・フーリン……と、ケルト神話出身者が三連続登板となった。フィン自身は冬木ランサーの伝統には当てはまらなかったようだが、ルーマニアの後任者がある意味それより悲惨な目に遭う事となる。
また、世界線が分岐しているとはいえ、第五次聖杯戦争の面子が歴代最高クラスとされている為、第三次聖杯戦争の中ではトップクラスに強かったサーヴァントなのではという評価もある。一神話の騎士団長の名は伊達では無いのだ。そして『FGO』における天草四郎のマイルームボイスから、現在の公式設定でもフィンが第三次聖杯戦争を戦ったという事になっている。
Fate/EXTRA CCC FoxTail
JKセイバーの過去編で登場している。彼女たちの3回戦の対戦相手だが、マスターは不明(本人曰く権謀術数に長けた者)。敵でありながら、独断でエネミーに襲われていた坂神達の窮地を颯爽と救うと自ら真名を名乗った。これは残り日数の関係から直接対決に至ることは無いだろうという判断からで、事実その時点で力を使い果たしていた坂神達は暗号鍵を集められず本戦に臨めなかった。
生前
生前における部下にして忠心、そして互いに裏切り合ってしまった英雄。『FGO』では若い姿で召喚されているためか、そのようなあからさまな遺恨はなく、共に戦えることを互いに喜んでいる。
老いた後の自身の記憶自体はあるため、普段は生前ネタの冗談や皮肉で的確に彼のトラウマを抉りにいくスタイルを貫き、困らせて楽しんでいる節もある。しかしそれらの言動は、彼の誠実さ・実力の高さをフィンが一番知っているが故の愛嬌で、戦場で背中を預けるほど頼りにしている。
また英霊となった今では、彼にしてしまった仕打ちを内心かなり気に病んでおり、自分からネタにすることで気まずさを緩和しているつもりなのかもしれない。ちなみに彼がセイバークラスで現界した場合は、自分以上の脳筋&天然ボケ寄りな性格になってしまうため、逆にこちらの方が頭を抱えてしまう羽目になるそうな……事実『閻魔亭繁盛記』では猪突猛進ぶりに振り回されていた。
老年期に結婚した三番目の妻。
老年のフィンとの結婚を拒みディルムッドに惚れてしまったことで2人の関係に溝が出来てしまった。グラニアと再婚したという説もあるが、騎士団から白い目で見られたのは言うまでもない。
フィネガス
師匠であるドルイド僧で、知恵の鮭を譲ってくれた人物。器の大きな人物であり、ジョークも交えて心の負担を減らしてくれたその気遣いは、フィンの人物像に影響を与えている可能性もある。
Fate/Grand Order
契約したマスター。
フィオナ騎士団の番外メンバーとみなしている模様。賢くなるので鮭を食べるように言ったり、良からぬ夢魔によって聖槍の騎士王の夢に閉じ込められた時に真っ先に助けに来たりと世話を焼いている。彼/彼女の側もケルト神話のメンバーの中では最も信頼している様子である。
メイヴにとっては最悪に嫌いなタイプの男であるらしい。
嫉妬深い・自身になびかない・他の女のことばかりべらべらと語るなど、受け付けない要素はかなり多く「生理的に無理」とまで言い切られている。第1部5章でも彼の発言だけは無視していた。
当然ながら神話上では接点がないものの、ブリュンヒルデの体験クエストにて霧のロンドンに召喚され、怪異相手に共闘することに。また、第1部5章では共にケルト陣営に召喚されている。
第1部5章で敵対した際、彼女の可憐さと健気な戦いぶりに惚れこみ求婚。
決戦で敗北し退場するまで諦めなかった辺り、割と真剣に惚れていたようである。
カルデアに召喚されてからも、自身の幕間などで時々コナを掛けては困惑されている。
金髪碧眼のランサーの王族繋がりで、彼女の幕間で共演。
生前に人間に害をなす神と戦ってきたためか、初見から警戒しており「親指かむかむも辞さない」と言っていたが、彼女が主人公に害意はないと分かって素直に去っていった。
同じケルト神話で有名な戦士の1人でランサー仲間。ゲーム『Fate/unlimited codes』では、ディルムッドと戦ったときに彼の腕は誉めていたが、見殺しにしたフィンを批判する台詞があった。
同じく自身が原因で起きた戦争の原因を自覚していないサーヴァント。
ただし、内心では薄々だが自分の問題点に感づいている点も共通。
自身の祖父である戦神ヌァザの銀の腕を宝具として所持しているサーヴァント。
銀の腕を持っていることに驚くと同時に、その銀の腕が本物なのか疑っている。
イベント『閻魔亭繁盛記』繋がりから幕間でも共演している。
彼女の持つ「えんま帳」と、それに絡んだカルデア食中毒騒動の収集を手伝う。
お供の雀たちからは「フィンマ」というなんとも言いがたい略名で呼ばれている。
普段脳天気な態度のフィンがガチトーンで警戒している異聞帯サーヴァント。最終的にはいつもの如く紹介してほしいと発言しているが、警戒心MAXの状態で言っている為、妖精の危険性を理解している事が窺える。その危険性が加速し過ぎた妖精國の顛末を知れば、どんな反応をするのか。
妖精の親戚の精霊であり、フィンの後をトコトコ付いてくる模様。
一切関わりはないはずなのだが、水属性繋がりで気を引かれたのだろうか?
その他
上述する様に、第三次聖杯戦争で彼に召喚されたということが明らかになった。
ダーニックとどのようなやり取りを行い、聖杯戦争を勝ち抜いたのかは不明。
同じく老いて老害化し、欠点が悪化してしまった英雄。
臣下を殺したことが原因で全てを崩壊させてしまった部分も共通している。
『Zero』時点では、ディルムッドを見捨てたという部分しか見られなかった為、ファンからの印象は最悪で「老害」「昔の栄光に縋りつく見苦しい男」「女とプライドの為に全てを破滅させた」と散々な言われようだった。フィン自身も「老いていく中で、英雄とは程遠い欲や未練が積み重なり、私は薄汚れていった」と独白しており、己を客観視できた彼の後悔のほどが分かる。
それ故『FGO』リリース当初は歪んだ意味で実装を望む声もあったが、実装後そこにいたのはディルムッドと和解したフィンであり、ギャグキャラとしてのポジションも見せ、ようやく「ケルト神話の大英雄」としての正しい評価がされるようになった。なお、第1部5章にはアルジュナも登場しており、揃って実装前のマイナスイメージをひっくり返している。加えて『Apocrypha』でのゲスト出演や閻魔亭イベントでの活躍も相まって、よりファンにも親しまれるようになった。
なお、フィン・マックールは神話においてはビルガを始めとする槍を複数持っていたという逸話が残っているものの、本作では宝具であるマク・ア・ルインしか持ってきていない模様。
また、TVアニメ版『Zero』の18話には同作でフィンを演じた楠見氏の娘である楠見藍子女史もモブの女性役として出演している(惜しくも親子共演とはならなかったが)。
実は『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』にも、初期構造の時点ではディルムッドと共に参加予定だったらしいが、シナリオ改変によりボツになった模様。同人誌『Avalon le Fae Synopsys』に書かれたラフ内容によると、その場合両者ともに悲惨な退場となる展開だった事が窺える。