「弥勒として当然の行動をしたまで!」
「フッ。挨拶がわりに私のブロマイドをあげる。安心して、ちゃんとサイン付きよ」
凛とした雰囲気を持つ、赤嶺の戦友。自身と弥勒家への強い誇りを胸に秘めている。
(『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』キャラクター紹介)
概要
初出は『結城友奈は勇者である 勇者の章』に登場した英霊之碑にて確認できる名前のひとつ。その後『花結いの章』第23話「誤解を解く」にて、赤嶺友奈の口から弥勒夕海子の先祖として存在が語られた。
赤嶺友奈と同じ時代を生きていたこと以外は不明な点が多い。赤嶺友奈からは「レンち」という愛称で呼ばれており、容姿は夕海子とはあまり似ていないらしく「どっちかっていうと黒髪が綺麗なタイプ」とのこと。
また子孫である弥勒夕海子の発言からすると武勇に事欠かない人物であった模様。
初登場から長らく容姿が不明であったが、2019年6月3日のゆゆゆい2周年生放送にてデザイン画で容姿が初公開され、同時に新章である「きらめきの章」にて登場する新キャラクターである事が判明し、そして2019年8月27日の電撃ゲーム生放送ゆゆゆいパートにてキャストが発表された。
2019年11月26日から配信された『赤嶺友奈の章』で先行登場。
『きらめきの章』第4話から正式登場。2020年2月からはイベントシナリオにも登場している。
プロフィール
人物像
赤嶺家と弥勒家は神世紀72年、天の神の圧倒的な力に魅せられた一部の人間達が四国全土で大規模なテロ事件を引き起こした際に、反乱を鎮圧して四国を救った(このテロ事件は大赦の情報操作によって隠蔽され、カルトの集団自殺事件として後世に語り継がれている)とされており、蓮華は実際、赤嶺友奈の相棒としてこのテロ事件を鎮圧していた。
一人称は「弥勒」で、よく「フッ」と得意げに笑う癖がある。
プライドが高く常に自信と余裕を崩さず、初対面の相手には自分のサイン入りブロマイドを渡し、好きな人も尊敬する人も自分自身、運命は自分に味方すると信じてやまない俺様少女。一見すると傲岸不遜にも見えるがそれに違わぬ器用さの持ち主で、人のためになる事も義務として進んでこなす面倒見の良さもある。象頭中学では学級委員を務め、寮では家事全般を自ら引き受けそつなくこなし、身体能力も人並み以上でダンスもこなせる。そしてスタイル抜群。早い話が完璧超人。
観察眼も鋭く、夕海子が自分の子孫である事や、乃木園子が乃木家の人間である事を一目で見抜いた(御役目の関係上、名前と顔をすぐに覚える必要があるという事情もあるが)。
他にも趣味は自伝を書く事だったり、弥勒という名字からか56億7千万という数字に妙なこだわりを持っていたり、必要ならダジャレを言うお茶目な面も見せたりもする、いろいろ濃ゆい人。『結城友奈は勇者であるちゅるっと!』10話では画面下に流れていた宣伝テロップを掴んで投げつけるというメタな能力も披露(これはテレビ放送でしか見られず、Huluを除くネット配信ではテロップが流れないため、何を投げているのかわからない事態になっている)。
しかしそんな彼女でも、弥勒家が没落するという未来にはさすがに戸惑っていた(「弘法すら筆を誤る」とすぐに割り切ったが)。
このような性格のため他者に対し敬語は基本的に使わない(本人曰く「大赦であろうと誰であろうと指示する事はできない」)が、桐生静にだけはゲーム対決で負けたペナルティとして敬語を使うよう言われたため敬語を使う律儀な面も。
桐生静曰く「どの能力もずば抜けて高いんよ?ただ、すさまじい変人てだけや」。
ファンからは他の友奈2人に対する東郷美森や郡千景に相当する立ち位置なのではないかと推測されているが、他の2人と違ってこちらの方から友奈を引っ張っている節がある。
本人は友奈をライバルと見ているが、“友奈には完璧でいてもらわなきゃ困る”らしく、ベストな体調でいてもらうために彼女のための料理を進んで作り栄養管理をし、わずかな怪我を見つけてもすぐ手当てする(本人曰く「引き上げておいて、それを踏み越える」「友奈を倒すのはこの自分!他の者に手出しはさせない」)。バレンタインイベントでは、何と歯磨きの仕上げをしてあげている事も判明した。
この辺りは子孫にも通じる所がある。
こんな性格であるが、赤嶺友奈曰く「ここ一番の御役目で私情が混ざって失敗した」ために赤嶺家との地位が開いたらしい。
すなわち、蓮華こそが弥勒家衰退のきっかけを作ってしまった訳だが、彼女が失敗した御役目とは一体…?
実際、負けず嫌いなところが祟って見栄を張りたがる節があり、小食なのにも関わらず大食い大会に参加するほど(結果はお察しください)。SSR「綺羅星を見つめて 犬吠埼風」のイラストでは、テントを組み立てている中でなぜか静かに正座しながらペグを上下逆に立てようとして土居球子に唖然とされている。
そのため追い詰められるとメッキが剝がれて言動がポンコツ化するという子孫と変わらぬ一面も。そのため加賀城雀には「果てしなく弥勒家の人って感じ」と言われている。
ちなみに蓮華がいた当時の弥勒家に使用人自体はいたのだが、それについて語った際はやはり見栄を張って持っていたテディベアの名前を使って人数を水増ししていた。
『赤嶺友奈の章』配信からおよそ二か月後の2020年1月09日、蓮華参戦ログインボーナスにてプレイアブル化。彼女がうどんを調理すると、海老天ぶっかけうどんというなかなか豪華なものを作ってくれる。ちなみに樹の「スペシャルうどん」には「この色合いを出すとは圧巻」、千景のカップうどんには「塩分の過剰摂取は注意」と評していたりする。
勇者として
ゲーム中では範囲型の勇者。
友奈とは対照的に白を基調とした勇者服を纏い、髪型は低めのサイドテールとなる。モチーフはカサブランカ。
武器は精霊の力で刃を形成する「精霊刀」(ちなみに名付けたのは蓮華自身)。エネルギーの刃を形成するため作中では「人気映画の武器」に例えられたが、実際には蛇腹剣のようになっている。
精霊は金霊。子孫の精霊・座敷童と同じく訪れた家を栄えさせると言われている。
元の時代では勇者システムが封印されていたため、蓮華の勇者服と武器もまた神樹によって用意されたものと思われる(鏑矢として使っていた武器は何だったのかは実は今なおわかっていない)。
どんな敵にも臆する事無く突撃していく様は、楠芽吹に「(夕海子に)確実に遺伝している」と評された。
また、伊予島杏に「太刀筋が若葉に似ている」とも評されているが…?
余談
愛称はレンちだが、間違ってもレンチではない(実際に本人も「工具みたい」と指摘している)。
※容姿が判明する前に投稿されたイラスト
後に同時代の仲間と思われる桐生静の存在が明かされると、彼女の担当声優の愛称が「カッター」である事から「赤嶺ちゃんの仲間はレンチとカッター」とネタにする声も。
そうこうしていたら、バレンタインイベント4年目で友奈にレンチ型のチョコを渡してしまったよ!
そして、「勇者部びより」では訪問先の幼稚園児達にも知られてレンチ呼ばわりされてしまい、困り果てて頭を抱える、そんな所に空気を読まずに結城友奈がレンちゃんと呼んでさらにややこしくしてしまった事にブチ切れる、という普段の彼女らしからぬ一面を見せている。
声を担当する伊藤美来は、勇者であるシリーズ声優に多い傾向にあったアイマスガールズである(実際、ブロマイドを渡す際アイドルなのかと問われる場面が何度かある)他、近年『BanG_Dream!』『五等分の花嫁』などの人気作に出演して注目されている声優である事もあり(前者では犬吠埼樹役の黒沢ともよとチームメイト役で共演しており、東郷美森役の三森すずこや乃木若葉役の大橋彩香も出演している他、後者では乃木園子役の花澤香菜と姉妹役で共演している)、キャスト発表の際には思いがけない人気声優の起用に驚いたファンも多かった。
ちなみに彼女は大の特撮好き(そして本当に特撮への出演を果たした)声優としても知られているが、蓮華の発言や特徴にはどういう訳か何かと特撮を連想させるものが多い。
- 私服が白い上に、2019年11月28日に行われた電撃ゲーム生放送の生アフレコパートにて「祝え!新たなるゆゆゆい生放送の始まりを!」と言う(本人の台詞ではないが2021年の誕生日にも「祝え!弥勒の中の弥勒、神世紀の鏑矢・弥勒蓮華の生誕を!」という通知文が出た)
- 料理を始め、何でもそつなくこなす完璧超人
- 「56億7千万の特技がある」と自称
- 「満を持して」「降臨」「頭が高い」
- 自分の行いを「伝説」と自画自賛
- 「転べばまた立ち上がれば良い」
- 「限界はない!」
- 「付き合ってあげる。3時間だけね」
- 3周年イベントでした仮装がパインのドレス
- ラジオの誕生日記念プチ朗読劇にて「物語の結末は弥勒が決めるわ」と発言
- 「ジャイアントステップ」
- 「唱和するのよ」
- 「弥勒家サイコー!」
- 絢爛大輪祭で登場したバスケ姿のSSRボイスが「その確率は1000%!!」「高速のヴィジョンをしっかり見ておきなさい。もしついて来れるならね」
- 石紡ぎの章63話『異聞・弥勒家桃太郎』
もっとも、勇者であるシリーズの特撮ネタは今に始まった事ではないが…
特にゆゆゆいシナリオ内ではパロディと思われるセリフがよく散見される。これも全てタカヒロって奴のry
偶然か否か、蓮華は東郷の誕生日である4月8日の誕生花である。
関連人物
上述したようにライバルとして万全でいてもらうために世話を焼いている人。蓮華本人は彼女の態度を「なつかれている」という満更でもない認識のようで、彼女の様子を微笑ましく見守る場面もある。また誕生日イベントでは「特別な存在」と発言している。
元の時代でも面識があったと思われる人物。太刀筋が似ていたり、面と向かって対面した時に少し動揺した様子を見せたり(本人は「美しかったからつい見惚れた」と言っている)と、何か関わりがあった事を匂わせる描写があるが…?
慕われている子孫。年上から慕われるという少し変わった形となっているが、子孫にからかわれる事も多い若葉と比べれば、真っ当な子孫と先祖の信頼を築けている。ただ彼女がうどん調理で出すカツオのたたきにはさすがに「全くカツオをどこから持ってきたのか」と少し呆れている。