音MAD
おとまっど
音MADの歴史は大変古く、「MAD」の語源である「NEW MAD TAPE SERIES」や、「タモリのオールナイトニッポン」内のコーナー「つぎはぎニュース」あたりまで遡る。コンピューターは使えない時代なので、アナログで気の遠くなるような作業をしていたようだ。
その後インターネット時代となり、初期フラッシュ動画を経て、2002年の「ムネオハウス」でその地位を確立すると、時の話題の映像が次々と題材にされていった。この時代は動画サイトは広まっていないので、2chガイドライン板やアップローダーなどを使用して情報交換が行われていた。
そして2006年よりニコニコ動画がサービスを開始すると、2chの音MAD勢が一気に流れ込み、空前の音MADブームが発生した。リズムだけでなく、歌詞なども再現して歌のように編集したものは、人力VOCALOID・暴歌ロイドという新ジャンルも登場した(ただし初音ミクのオリジナル曲などはMADでないので注意)。
令和時代に入る頃にはパソコン世代文化の宿命というべきか衰退に向かっているが、今なお音MAD界隈は健在である。また削除されやすい動画がbilibiliに亡命していたこともあり、中華圏にも広まっている。
基本的には音声編集ソフトと映像編集ソフトが必要になる。
より詳しい制作方法については音系MADwiki、頭がパーンwiki、youtubeやニコニコ動画の音MAD講座、マシュマロや質問箱等を開放している音MAD作者に質問するのもいいだろう。
詳しくは音系MADとは (オトケイマッドとは) [単語記事] - ニコニコ大百科を参照してほしい。
なお、素材によっては削除される可能性もあるので注意。
2000年代後半世代
この時代は音源さえあればとりあえずMADになる狂気の時代であったため、全ジャンル列挙はほとんど不可能に近い。
2010年代前半世代
ニコニコ動画がボカロ等を中心とした健全?商業娯楽路線にシフトしたため、MAD勢は自然と不健全路線の筆頭である例のアレ(別しては真夏の夜の淫夢)のヘゲモニーを受け入れることとなった。
その他
- アニメ各種
- 特撮各種
- ゲーム作品各種
- ファイナルファンタジー、ポケットモンスター、ロックマンXなど。
- 東方Projectは音楽がよく題材に使用されたものの、東方自体には映像作品が無いため東方自体単独でMADが作られることはそれほど多くなかった(一応パーフェクトさんすう教室や、SEやCV付きのゲームなどを素材にした音MADはある)。しかし…?(また、東方M-1ぐらんぷりのMADもいくつか存在する)
- CM・テレビ番組各種
- 膳など
- シュペランカー戦法
- ピッチ変更を用いず、素材の各音階に相当する部分を切り貼りして音合わせをする手法。
- 韃靼戦法
- シュペランカー戦法の派生系。「ピッチ変更を行わない」「素材を切る位置が自由」「タイムストレッチや逆再生を多用する」「16分音符~64分音符の細かい休符が入る」という特徴がある。
- おそうじ戦舗
- セリフを強引にメロディに合わせて連呼させる手法。大体ボーカルシフターが使われる。亀上的竜宮生活、sigsig、YOKAI_discoなどで用いられる。
- ○○テクニック
- RED_ZONE系でお馴染みの用語。鉄道系で多い。