概要
Windows版の発売は『DA』以来となる。PS4版・switch版の早期購入特典として、『モノアイガンダムズ』移植版のダウンロードコードが封入されていた。
PS4版・switch版限定の『プレミアムGサウンドエディション』には原作作品の主題歌や挿入歌が収録されている。
Steam版限定の『デジタルデラックスエディション』には未来世紀、アフターウォー、正暦、アドバンスド・ジェネレーションという残りのアナザー作品、そして宇宙世紀とリギルド・センチュリーからも一部機体やキャラクターが追加される有料ダウンロードコンテンツのシーズンパスが同梱されている。
この為、実質的には『主人公に限ってならばアナザーガンダム総出演』という非常に豪華な物となっている(実際にはライバルもいるのだがヒロインはアドバンスド・ジェネレーションとリギルドセンチュリーでは非戦闘員の為、不在)。
PS4版・switch版限定の『プラチナムエディション』には難易度・ステージなどが追加された『エキスパンション・パック』やシーズンパスを含めた各種ダウンロードコンテンツが全て同梱されている。
キャッチコピーは「創世期を経て、4つの新世界が交錯する――」で、ゲームシステムは前作『GENESIS』のものを踏襲しながらも、ゲームコンセプトは『WARS』をベースとしており、ボイスやカットインなどキャラクターの演出に重きを置いている。
本作のシナリオはシリーズで初めて宇宙世紀作品のシナリオが存在せず、アフターコロニー、コズミック・イラ、西暦、ポスト・ディザスターといった4つの世界観の作品のみで構成されている(機体だけなら宇宙世紀の機体もいる)。
シナリオ面では、『00F』『鉄血のオルフェンズ』『月鋼』が新たに収録されているほか、『ASTRAY』『X ASTRAY』『STARGAZER』『00』のセカンドシーズン、『劇場版00』がシリーズ初の本格的な原作再現となる。
また、それ以外の作品では『ガンダムビルドファイターズ』『ガンダムビルドダイバーズ』、『SDガンダム外伝』などから一部の機体やキャラクターが登場する(おかげで「頑張ったご褒美が彼女の機体だった」という珍現象が発生する事に。ちなみに某機体は残念ながら不在)。
ちなみに最終ステージの隠し機体を見るに
がそれぞれ対となっていると思われる。
また、今作では宇宙世紀のシナリオが存在しないため、クラップ級もしくはスペース・アーク級に分類されていたプレイヤー軍の初期艦であるキャリー・ベースが異なるデザインに変更になっている。
部隊編成ではこれまでのシリーズに存在した「戦艦グループ」に加えて、戦艦不要の「遊撃グループ」が新たに登場した。特定の敵キャラクター「アビリティホルダー」を倒してアビリティを入手する「アビリティGETシステム」、直接操作できないが一定時間経過後に派遣部隊に応じた作戦報酬を持ち帰ることのできる「グループ派遣」など、数々の新機軸が盛り込まれている(グループ派遣にはネットワーク接続必須だが、有料サービスへの加入は不要)。
なお、『OVERWORLD』以来となるカスタムサウンドトラック機能が復活している(switch版は仕様上非対応)。PS4版はリモートプレイにも対応している。また、switch版では通常版と『プレミアムGサウンドエディション』間でセーブデータを共有できない。
仕様変更
- サブフライトシステム(SFS)の配置と出撃に関する仕様が『PORTABLE』に近いものに変更された。グループ編成画面において各ユニット個別のSFSスロットに配置することで、SFSが配置されたユニットは出撃時にSFSに搭乗するようになった。
- ACEポイントが廃止された。キャピタルを支払うことでステータスを上昇、各ユニット・キャラクターで使用した強化ポイントを初期化できるように変更された。
- GETゲージが継続する様になった。これにより複数回プレイで強力な機体を入手しやすくなった。
- 当然、資金が無いと作れないので注意。
- 専用機が設計できなくなった。その代わり、対応する機体にパイロットを乗せると専用機に変化する。
- 元々かなり早期に作れる一部を除きGETゲージを使わずに作れる頃には力不足となる機体が多い為、この仕様は妥当と言える。
- 最終ステージをクリアすると難易度「HELL」が解禁。一部を除いたキャラクター固有アビリティ(『SEED』の「SEED」や、『00』の「イノベイター」など)を入手できるようになる。
- ネタとして『アイン・ダルトンが酷い目に遭っている画像』がある。いくらMSの部品になったと言っても流石にそんな扱いは…。
登場声優の扱い
基本的に主要キャラのボイスは新録がなされているが、一部はジェネシスやオーバーワールドの流用となっている。そのため、サトーを始めとする一部キャラの声優が代役のまま。
また、今までのGジェネでボイス無しだったミゲル・アイマンやハイネ・ヴェステンフルスに初めて西川貴教の声がつくようになった。
DLC組のボイスは、一部のキャラを除いて基本的に『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』シリーズの流用だが、ゴッドフィンガーに関する特殊台詞はほとんどが新録。
コイツらが血涙を流しながら鉄血組の方を見ていそうだが気にしない。
原作での担当声優が死去もしくは引退しているキャラクターの声の扱いについて一部変更がなされた。
セルゲイ・スミルノフ/マクマード・バリストンは、石塚運昇が生前に収録を済ませているため、ストーリーでのボイスは新録となっている(これはアリー・アル・サーシェスも同様)。
カガリ・ユラ・アスハは引き続き進藤尚美が演じているのだが、他のゲームの例に漏れずボイスの新録が行われていない。それどころか、SEEDのシチュエーションツアー1面における彼女の台詞が、TVアニメ版第1話の音声をそのまま使用している。
最も、声優公開が劇場版の情報公開と同時の為しょうがないのだが…。
余談
今作ではネタでガンダム・フレーム扱いされている機体が全て参戦している(ガンダムヴァサーゴのみDLC)。
また阿頼耶識システム対応のオプションパーツがある為、やろうと思えば
『鉄華団の戦闘メンバー全員を別々のガンダム・フレームに乗せる』という凄い光景を作る事が出来る。
『宇宙世紀が無い』と言われているがシスクードとシグ・ウェドナーがおり、リギルド・センチュリーも厳密には宇宙世紀の延長なので実際は
『リギルド・センチュリー等の一部を除いて宇宙世紀作品が参戦しない』という方が正しい。
関連タグ
メイン:機動戦士ガンダムSEED(機動戦士ガンダムSEEDDESTINY) 新機動戦記ガンダムW 機動戦士ガンダム00 機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ
DLC:機動戦士ガンダムAGE 機動武闘伝Gガンダム 機動新世紀ガンダムX ∀ガンダム ガンダム Gのレコンギスタ