レッテル貼り

れってるばり

レッテル貼りとは、ある人や物事をなんらかの一言・名称であらわすことである。

概要

ここで述べられるレッテル( 蘭：letter )とは、商品に貼りつけるラベルのことをさす言葉であり、転じて自分や自分達と関わりのある人物や物事を、時には偏見に基づいてカテゴリーに分類し、わかりやすい名称でそれらを呼ぶことであり、特に批判の意味を持って用いられる場合このように呼ばれることが多い。

分類者とそのメリット

この分類に関しては特に専門家ではない個人、集団により貼る場合も貼られる場合も存在し、複雑な現実を敢えて一面化して一言でまとめることで、自らの抱いている世界観を他者に分かりやすく伝える行為となる。

この行為の可否

レッテル貼りをすること自体は悪と言うわけではないが、単純化の過程を経るため第三者がそれを行われた内容をステレオタイプな見方しかできなくなる、あるいは偏見や過誤により大多数の個人や集団から見ても正しくない決め付けが行われている事例が存在しており、例えばある個人や集団が、他者やある出来事にどのようなレッテルを貼り付けるかを観察することにより該当する個人や集団がどのような世界観を抱いているかがよくわかることがあるが、その世界観を一言で表すと該当に対するレッテル貼りになるという無限ループとなったり本来正当な批判や分類とみなされるものをこれとみなし、敵対勢力からの印象操作との決めつけを行うということも行われ、よそから見ると一体みんな誰と戦っているんだ状態となっている場合が存在する。