概要
その名の通り、剣や武器を手にし戦う戦士や兵士、拳士などが多く所属する種族。
ヒューマノイド型モンスターのうち、魔法使い族ではなさそうなものが
自動的に放り込まれる雑多種族的な側面もあり、上述のようないかにも戦士然とした
カード以外にも、忍者、盗賊、スポーツ選手、武器そのもの、キノコ、ハンバーガー、人形、ぬいぐるみなど
様々なものが「戦士族」扱いされている。戦士とは一体・・・。
そのため、魔法使い族・ドラゴン族よりも総数が多く、遊戯王OCGにおける最多種族となっている。
最初期からコンスタントに戦士族のカードは登場しているが、
この頃は下級モンスターの層が厚い事が特徴で、有用な上級モンスターは少なかった為に
種族全体としては打点が低かった。その後、強力な効果を持ったモンスターや
戦士族をサーチ・サルベージする専用のサポートカード(「増援」や「戦士の生還」など)が
多数登場し、打点は低いが展開力と除去能力に優れる種族となった。
特に多くのデュエリストがこぞって採用していたのが高速展開をサポートし、
同カード2枚で敵の攻撃を容易にロック出来る「切り込み隊長」や、
優先権の概念があった為に確実に1:1交換が成立していた「ならず者傭兵部隊」等
(現在はルール改正により優先権という概念は消失した)。
後にボード・ハンドアドバンテージを重視する構築が流行するようになると、
戦士族にはサーチか除去効果を選んで使えるE・HEROエアーマンというとんでもないカードが誕生。
攻撃力も1800と低くない上、デッキ圧縮・ドローブーストなんでもござれの
汎用性に長けた効果だった為、様々なデッキに3積みされるというまさに大旋風を巻き起こした。
これに対するメタとして、徹底的なハンデスや除去が流行、エアーマンの
制限入りなどでこの大ブーム自体は収束したものの、第6期になると
新システムとしてシンクロ召喚・エクシーズ召喚が導入。
戦士族エクシーズモンスターに至っては枚数トップとなった事で
今まで乏しいままだった高打点のモンスターが一気に補われ、
得意の下級モンスター展開→強力なシンクロ・エクシーズモンスターを召喚という流れを可能にした。
なお、この時代には戦士族のゴヨウ・ガーディアンが緩い召喚条件から
繰り出される攻撃力2800という凄まじいパワーで環境を席巻しており、
ゴヨウ・ガーディアンに戦闘破壊される=コントロールを奪われるため、「ゴヨウライン」という一種の基準を打ち立てている。
これ以後は流石に慎重になったのか、単体でぶっ壊れて強い戦士族カードというのは
(あまり)登場していないが、新テーマ・新弾では必ずと言っていいほど
戦士族カードが入っており、効果も強力・有用な物が多いという点は変わっていない。
同種族間のみならず、人間が多いことからか魔法使い族と垣根を超えてシナジーがあったり、
使い回せるサポートカードが少なからずあることも大きな特徴の一つ。
OCGと同じく、原作でも多くのデュエリストが使用している。
城之内克也のデッキには多数の戦士族が投入されていたほか、
「GX」で遊城十代が使うHEROデッキのカードは大半が戦士族、
「5D's」では不動遊星がジャンク・ウォリアー等の戦士族カードを使用、
「ZEXAL」では九十九遊馬の主力カードとして使用されるなど、
メインキャラクターのデッキにも多数投入されており何かと出番が多い。
主なモンスター
通常モンスター
効果モンスター
ユニオンモンスター
儀式モンスター
融合モンスター
シンクロモンスター
エクシーズモンスター
レベルアップモンスター
リンクモンスター
制限・禁止カード
E・HEROエアーマン(2019年、制限解除)
カオス・ソルジャー-開闢の使者-(現在(2017年以降)無制限)
ゴヨウ・ガーディアン(エラッタ後、無制限化)
種族サポート
キリビ・レディ
戦士族存在時に自身を手札から特殊召喚できる他、自身をコストに手札から別の戦士族を展開できる。
アド損気味ではあるが、特殊召喚をトリガーとする効果を適用可能。
リンク召喚するだけで戦士族をデッキサーチできる他、装備魔法をコストに戦士族をリクルート可能。
関連カテゴリー
戦士族モンスターのみで含まれるカテゴリー
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