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編集者:ツカバーク
編集内容:第8世代時点の情報を反映しました。

ジジーロン

じじーろん

ジジーロンとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。

データ

全国図鑑No.780
分類ゆうゆうポケモン
タイプノーマル/ドラゴン
たかさ3.0m
おもさ185.0kg
特性ぎゃくじょう/そうしょく/ノーてんき(隠れ特性)

他言語版の名称

英語 Drampa
イタリア語Drampa
スペイン語Drampa
フランス語Draïeul
ドイツ語 Sen-Long
韓国語  할비롱
中国語 老翁龍 / 老翁龙

概要

初登場は第7世代。

老いたをモチーフにしているが、どことなく毛深いのような見た目が特徴。

名前の由来はジジイ(祖父)+龍(中国語読みでロン)か。英語名の由来はおそらくDragon(ドラゴン)+Grandpa(おじいさんを意味するGrand-papaの略)。

バクガメスと対の関係になっているため、「ムーン」バージョンのみで登場する。

種族値合計485は、バクガメスとクリムガンと共通し、すばやさの種族値もバクガメスと同じ。無進化の大型ドラゴン・特殊な見た目と能力という点でも共通し、互いに固有の特性/技も持つ。

標高3000mを越える山で群れを作らずに暮らしているが、食料のきのみ目当てに夜明けに麓に降りてくる。

普段はとても優しい子供好きで、子供の集まる公園や学校に出没するという生態を持つ。

希少性が高く見つけ辛いドラゴンタイプらしからぬ割とオープンなポケモンである(の割にゲーム内では出現率が低かったりするが)。

また、子供たちを危険な目から守ってくれるので、母親からも感謝されている。

しかし、仲のよい子供がひどい目にあったりすると激怒し、息吹で周囲はおろか、いじめた者の家を破壊し尽くすとの事。モンスターペアレントである。

イラストなどから高さは低そうと思いがちだが、3.0mとなかなかの大きさ。(同じ高さなのはキュレムボルトロス(れいじゅうフォルム)、ゼルネアスの三匹で全て伝説のポケモン)

ゲームでの性能

種族値

HP攻撃防御特攻特防素早さ
7860851359136

タイプは何気に初であるノーマルとドラゴンの複合。

そしてスペックだが、何と無進化ポケモンにも関わらず特攻の種族値が135もある。

この数値は禁止級&メガシンカ以外ではドラゴンタイプの中ではトップを誇り、ノーマルタイプでもポリゴンZと並びトップタイ。

耐久はまあまあだが、攻撃・素早さは低めのまさにおじいちゃん。

特に素早さはドラミドロよりも低く、最終進化形のドラゴンではバクガメスと並んで現在最鈍。

上記の通り合計種族値は高いとは言えないが、素早さと攻撃を削っている分無駄が少なく、配分は悪くない。

ノーマル・ドラゴン技の他、雲のような外見であるせいかひこう技にも恵まれている。

特殊技のレパートリーは幅広く、レベルアップでハイパーボイスじんつうりき、わざマシンとわざレコードでさわぐはかいこうせんれいとうビームふぶきソーラービーム10まんボルトかみなりシャドーボールかえんほうしゃだいもんじきあいだまエナジーボールなみのりハイドロポンプ(第8世代から)・バークアウトぼうふうと非常に多彩。

サブウェポンに困ることはまずないだろう。

何気にひこうタイプでも特性「ふゆう」でも無いのに「自力で」そらをとぶを習得できる

(ちなみにあのゴルーグ自力では覚えない)

見た目故か「へびにらみ」や「はねやすめ」を覚えたり、補助技の引き出しも意外と多い。

おじいちゃんの長年の経験の賜物といったところか。

通常特性は「そうしょく」と、第7世代で初登場となる専用特性「ぎゃくじょう」といういかにもおじいちゃんらしいもの。

第8世代ではガラルファイヤーの登場で唯一ではなくなった。

ちなみに隠れ特性は雲からの連想であろう「ノーてんき」。

「ぎゃくじょう」はただでさえ高い火力を更に強化できる上に、鈍足ゆえに一発食らってからの攻撃が多くなるジジーロンにマッチしている。

ダイマックスすることで耐久も上がり、「じゃくてんほけん」が発動すればさらなる火力強化が狙える。

「そうしょく」は厄介な「やどりぎのタネ」やカプ・ブルルの「ウッドハンマー」等を無力化できたりと、こちらも優秀。

ただしライバルとしてヌメルゴンの存在が気がかり。

ノーてんき」は天候変化を止めるだけでなく、自身が天候変化特性持ちの弱点を突く技を多数揃えられ、かつ火力が高いことから天候アンチにうってつけの性能を持つ。

ちなみに何といばる」を覚えられない

さすがおじいちゃん。温厚である。

『USUM』では教え技で、「ねっぷう」、「こごえるかぜ」、「シグナルビーム」、「でんげきは」、「みずのはどう」など大量に習得した。

『剣盾』では「おいかぜ」「はねやすめ」などの有能な補助技、前述の教え技の殆どが習得できなくなってしまった。

仲間呼び(助けを呼ぶ)に関して

第7世代からの要素の一つである、野生ポケモンの「助けを呼ぶ」。

この呼び出しを何度も連鎖していくことで、高個体値持ち・隠れ特性持ちのポケモンが出てくるようになる。

勿論ジジーロンも前述のとおり、「ノーてんき」の特性を持っている(隠れ特性が現れるのは大体10体目以降である)。

天候パーティーへの対策として有用なこの特性を持つジジーロンを捕まえるために、いざ連鎖を始めると…

中々助けを呼ばない。

もっと具体的には、「助けを呼んでも新しい個体が現れない」「Lv45で覚えるそらをとぶを覚えているせいで(リアルタイムで)戦闘時間が長引く」ということもあり、

5連鎖するだけでも大体30分は掛かることもザラである(この辺りは運に左右されることもあるかもしれないが…)。

上述のとおり最低10連鎖しないことには隠れ特性持ちが出て来ないため、根気が必要である(なお10連鎖時でも出てくる確率は5%程度、「ノーてんき」の特性は出現時にアナウンスが出るので、出てきたら即座に分かるのが救いか)。

結果的に時間が長引きすぎて集中力が欠けがちになり、誤って倒してしまったり逃げるボタンを押してしまわないようにしたいところ。

さらに特攻135からのタイプ一致「りゅうのはどう」(しかも「みねうち」でHPを赤ゲージにしようとすると、「ぎゃくじょう」の特性持ちの場合さらに特攻を1.5倍にしてくる)が痛いので、出来ればみねうち持ちが倒された時に回復して体勢を立て直す壁役、いわばドラゴン技を半減or無効に出来るはがねタイプフェアリータイプは持っていきたい。

徹底するならば、連鎖確率が少し増す「いかく」の特性とみねうちを両立出来る唯一の存在・クチートは用意したいところ(みねうち無しの場合はグランブル、「いかく」無しの場合はカプ・コケコで代用可)。

連鎖を始める前に大量の回復アイテム、PPもかなり消費するためヒメリのみ辺りも量産しておきたいところ。

そして何より、連鎖する個体は常に新しく呼ばれた側に取っ替え取っ替えしていった方がいい。最悪の場合、ジジーロンが全ての技のPPを0にしてわるあがき」をしてきてもなお呼ばれないかもしれないからである。

第8世代はシールド限定だがマックスレイドバトルで出現することがあり、DLC『冠の雪原』ではとくせいパッチが新たに登場したことによって隠れ特性持ちの入手難易度は下がっている。

アニメ「サン&ムーン」第59話に登場。

メレメレ島の森に住んでおり、森のおじいちゃんと呼ばれている。幼い頃森で迷子になったマオスイレンを助け一緒に遊んだ。二人はジジーロンの姿をよく覚えていなかったが、ロトム図鑑にデータを見せてもらい思い出した。苦くて甘いハバンの実が好物。

子供好きだがロケット団の園児コスプレにはサトシたち同様ドン引きし、自分を捕らえようとしたロケット団をたつまきで追い払った。

その後もプリンに眠らされて顔を落書きされたり、121話ではヤレユータンのカフェを訪れるも、巨体故に首しか店に入れなかったものの、接客していたマオからハバンの実の特製ドリンクを貰っている。

ちなみに空を飛ぶときは特に力を入れることなくごく自然に浮かぶ。そらをとぶを覚えることは知られていたが、翼がないジジーロンがどのように飛ぶのかいまいちイメージしにくかったため、多くの視聴者からジジーロンはそういう風に空を飛ぶのかと驚かれた。

主な使用トレーナー

余談

ジジーロンという名前だがメスもおり、ツらとは異なり、キングドラと同じくオスメス共通の名前である。

よってババーロンというポケモンは存在しない。

更にタマゴから孵化しても名前ジジーロンである。

生まれた時から既に老人みたいな姿と名前なのだ。

アニメではスイレンが、「メスのジジーロンは『ババーロン』と言います」という嘘ネタを披露した。

公開された当初はノコッチの進化形という説があった。

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