東の海
いーすとぶるー
概要
主人公モンキー・D・ルフィの故郷がある海域で、ルフィが麦わらの一味を旗揚げしたのもこの海域である。
世界を構成する東西南北と偉大なる航路の5海域の中で最も治安が安定しており「平和の象徴」と言われている。平均賞金額は300万ベリー(目安としては前科56犯の殺人犯が800万)。
その反面、他の海の海賊や海軍からは「軟弱な海賊しかいない海」として舐められている。だが、過去に“海賊王”ゴール・D・ロジャーや“海軍の英雄”モンキー・D・ガープ、そして最近では“五番目の皇帝”モンキー・D・ルフィなどを輩出しており、平均値は低いが時に超大物を産む海でもある。
平和の象徴と言われているものの、治安維持部隊である海軍の兵力も世界最弱で、懸賞金1000万クラスの海賊はほぼ野放し状態である。本部と離れているゆえか部隊ごとの士気も温度差があり、さらに僻地に配属されている将校の中には海賊並に悪質な人物が多数登場している。
物語上では、海賊の楽園と評されていた偉大なる航路に入ってからの方が逆に治安の良い町が多数登場するようになった。これは偉大なる航路においては海軍本部や強力な海賊が勢力圏を有しているためでもある(事実、白ひげが戦死した直後に縄張りはハイエナどもに食い荒らされている)。
原作での関わり
物語の主人公モンキー・D・ルフィが海賊赤髪のシャンクスから大事な麦わら帽子を預かってから10年後、ルフィは故郷のフーシャ村から海賊王を目指して出航する。
いきなり大渦に巻き込まれるも運良くアルビダ海賊団の雑用コビーに救われる。コビーの海兵になりたい意志を聞いたルフィはアルビダを倒し、コビーと共に海軍支部があるシェルズタウンに向かう。そこには自身の階級を盾に暴挙の限りを尽くすモーガン大佐とその息子ヘルメッポ、そしてヘルメッポの狼を斬ったことで捕縛された“海賊狩り”ロロノア・ゾロがいた。ゾロをいいやつだと見抜き仲間に加えることを決めたルフィはゾロを解放、共にモーガンを撃破する。コビーはモーガンの圧政から解放された海軍支部に入隊し、ルフィはゾロと共に出航する。
以降も偉大なる航路を目指しながらオレンジの町、珍獣島、シロップ村、海上レストランバラティエを冒険し、バギー海賊団、クロネコ海賊団、クリーク海賊団を次々撃破。航海士ナミ、狙撃手ウソップ、コックサンジを仲間に加えていく。だがバラティエでの戦いの際、ナミが突如離脱。ナミの故郷ココヤシ村は魚人の海賊アーロン一味に支配されており、ココヤシ村を1億ベリーで買い取るためにナミは海で活動していた。しかし船長アーロンは約束を守るつもりは一切無くナミは絶望するが、駆けつけたルフィに助けを懇願。あたりまえだと承諾したルフィは仲間と共にアーロン一味を撃破、ナミは正式に一味に加わった。
はじまりの町ローグタウンでルフィへの復讐に燃えるバギーとアルビダ、そしてローグタウンを取り仕切る海軍本部大佐スモーカーの追跡からなんとか逃れ、ルフィたち麦わらの一味は遂に偉大なる航路へ入る。
偉大なる航路突入後も世界情勢回や東の海出身者の回想で東の海の人々が登場している。
主要な土地
シモツキ村
どことなく和風な文化を持つ島。ロロノア・ゾロの生まれ故郷であり、師のコウシロウの道場もここにある。
ちなみにシモツキとはワノ国の「白舞」大名家の一族「霜月家」と同じ綴り。
☆出身者
★関連人物
霜月コウ三郎(生まれはワノ国)