「これが新しいゲネシスドライバーの性能か・・・。」
概要
呉島貴虎がゲネシスドライバーとメロンエナジーロックシードを使用して変身するアーマードライダー。
他の新世代ライダー同様、ストローのようなパイプ型のモールドが目立つ。
下地スーツは体側面が黒くなっている。
ちなみに、他のゲネシスライダーとは違い、何故かアームズが回転し、果汁を撒き散らしながら変身者に被さる。
28話以降では呉島光実が貴虎のゲネシスドライバーを引き継ぎ、変身した。
詳細は仮面ライダー斬月・偽を参照。
データ
身長 | 206cm |
---|---|
体重 | 109kg |
パンチ力 | 14.2t |
キック力 | 18.2t |
ジャンプ力 | ひと跳び24m |
走力 | 100mを6.1秒 |
他の次世代ライダーとはスペック自体は大差ないが、貴虎が変身することを考えられてか、性能自体はかなり高く設計されている模様でソニックアローの装備のおかげで近遠距離相手にも以前に比べ攻撃的に攻めることが可能になり、一度、自分の攻めの流れに持ち込んでしまえば、デェムシュや(不意を突いたこともあり)極アームズ、バロンレモンエナジーアームズのタッグに優位に立てるなどポテンシャルは高い(どちらかと言えば変身者の技量次第)。反面、斬月時にあったメロンディフェンダーが失われたこともあり、防御面は低下する(本体の装甲強度はこちらが上)。また走力は旧・斬月と同等だがメロンディフェンダーがない分、こちらが機動力では優位にある。
上記の攻めに特化した武装故に完全に仮面ライダー斬月の上位互換というわけではなく、斬月戦では(変身者の実力の差もあり)攻守整った斬月には苦戦を強いられた。
とはいえ、総合戦闘力は後期型である斬月・真の方が優れている。
元々驚異的な強さを誇る貴虎が変身した際には、斬月にも増して凄まじい戦闘能力を発揮する。
具体的には、性能面では同格のシグルド・マリカの2人の奇襲を受けながらも、互角の戦いぶりを見せ、更には格上(かつ初登場補正全開)であるはずの鎧武・カチドキアームズを相手に互角以上に戦えていたりする。
鎧武・ジンバーレモンアームズに一度押されたことがあるが、その時の貴虎は鎧武をモニタールームに誘い出す為の行動だった為に手を抜いている状態だった(現に本人は余裕の態度を取っていた)。
反対に光実が変身した際には、貴虎よりも戦闘能力が低かった為に苦戦することも多かったが、迷いを完全に捨て去ったことで兄同様に高い戦闘能力を発揮するようになる。
以下ネタバレ注意!
機械生命体メガヘクスとの交戦で変身解除された貴虎が光実からメロンエナジーロックシードを託され、斬月との戦いで破壊されたメカ戦極凌馬の残骸の中から、無事だったゲネシスドライバーを使って変身する(ちなみにこの時、攻撃を喰らう寸前だった為か、通常はアームズと一緒に装着されるライドウェアが先に展開された)。極アームズを破ったメガヘクス相手に流石に優勢に立つことは出来なかったものの逆転の可能性を諦めずに持ち堪え、光実との連携で、メガヘクスから極ロックシードを奪い返し、光実と復活した紘汰と共に最終決戦に挑む。その時に極アームズが召喚したメロンディフェンダーでメロンアームズばりの二刀流の戦闘スタイルをとっていた。
また未使用だが、使われたドライバーが凌馬のドライバーの為に彼専用にチューニングされた機能、能力も使用可能だと考えられる。
変身ポーズ
斬月の時と異なり特徴的なポーズはとらない。
形態
複眼の色は夕張メロンをイメージしたオレンジ。変身時の音声はなくシンセサイザーに似た電子音が鳴る。
左右非対称のアーマーで剣としても使える弓「ソニックアロー」を武器に戦う。
ガンバライジングに登場。
必殺技
ソニックボレー
ソニックアローにメロンエナジーロックシードを装着して発動。
強化された矢を放ち相手を消滅させる。
斬撃攻撃(名称不明)
上記の技と同様にして発動。
強力な斬撃を放ち相手を倒す。
衝撃波(名称不明)
「メロンエナジースカッシュ」で発動。
エネルギーを貯めたソニックアローからメロン色の斬撃を衝撃波のように飛ばして相手を斬る。光実の変身した斬月・真が初使用。後に外伝で本人も使用した(時系列的にはこちらが先)。
ライダーレボリューションではなぎ払い、振り下ろしの順に発射する技となっている(ただし発動方法はソニックボレーのそれ)。
無刃キック
「メロンエナジースカッシュ」で発動。「ムジンキック」と読む。
プレミアムバンダイの「カプセルロックシード アーマードライダーセット(鎧武、バロン、龍玄、斬月)」の商品紹介ページに記載されていた斬月のキック技。
斬月・真の状態ではMOVIE大戦フルスロットルで使用。黄緑色のエネルギーをまとった飛び蹴りを放つ。
その他、放送当時のゲネシスドライバーのCMでも使用している。
ゲーム
ガンバライジング
ガンバライジングでは3弾から参戦。4人のゲネシスライダーの中で唯一劇中の必殺技持ち「ソニックボレー」という優遇を受けており、LRは、アビリティのおかげでバーストもしやすいものとなっている。主任の強さを思う存分発揮できたが・・・。
次弾の4弾で登場したSRデュークに注意しないと、アビリティが封印されてしまい28話の再現となってしまう事に注意。
ガンバライジング5弾ではガンバシリーズでも初の変身者違いのカードが登場した。
バッチリカイガン4弾では久しぶりにSRに昇格した。
バトライド・ウォーシリーズ
『2』よりDLC専用キャラ、『創生』より通常プレイアブルキャラとなる。原作同様、ソニックアローを駆使し遠近両方に対応できるキャラ。『創生』のストーリーモードで各作品の2号ライダーが救援に現れるシーンに登場する。なお斬月は登場しない。
斬月とは別のライダーかどうか
斬月とは別のライダーなのか、斬月のフォームチェンジなのか、意見が分かれるところである。
当時
『鎧武/ガイム』における近い事例では、
の2例があるが、斬月・真はこれらのように変身者が一人に振り切っていないため、解釈の違いが発生しているものだと思われる。
公式の扱いでは、どちらと解釈することも可能である。
OPクレジットでは差別化されており、小学館から刊行された『仮面ライダー鎧武 超全集』でも斬月とは項目が分けられている。
『MOVIE大戦フルスロットル』ではキービジュアルに写っているのが斬月である一方、クライマックスにてドライブと『鎧武/ガイム』の主要4ライダーが並ぶシーンで登場しているのは斬月・真であり、同じ枠に位置するライダーとして扱われている。
書籍等でも媒体によって扱いが異なる。
数年後の扱い
仮面ライダー図鑑では似たような立ち位置の超デッドヒートドライブ、レーザーターボ、2019オーマジオウ、ゼロツー・001・アークワンなどが元のライダーのフォームの一つとして扱われる中、斬月・真は斬月と独立したライダーとして掲載されている。
黒影・真の扱いに合わせたものと思われる。
一方で、全仮面ライダー大投票では投票枠が存在せず、斬月のフォームの一つとして扱われているようである。
関連タグ
関連・類似キャラクター
- 仮面ライダーシグルド、仮面ライダーマリカ、仮面ライダーデューク:ユグドラシル・コーポレーションのメンバーがゲネシスドライバーで変身するアーマードライダー。
- 仮面ライダー黒影・真:名前に「・真」がつく、ゲネシスドライバーを使用するアーマードライダー。
- 仮面ライダーエターナル、白い魔法使い:スーツアクターが同じで敵組織のトップが変身し驚異的な強さを持つ白いサブライダー。前者とは外伝作品では主役である点が、後者とは4号ライダーである点が一致。
- デンジャラスゾンビ:二本目の変身ベルトを使用した、サブライダーの強化形態。カラーリングも一致。
- 仮面ライダーローグ:組織の(元)トップが次世代の変身ベルトと次世代のキーアイテムを使用して変身する4号ライダーで、変身ベルトを動作したり武器にキーアイテムを挿入し必殺技を放つ点やスーツアクターも同じ。
- バーニングファルコン:4号ライダーの強化形態繋がり、悪徳大企業が開発した次世代の赤い変身ベルトと次世代のキーアイテムを使用する、旧世代の基本形態の発展型である、登場して以降はメイン形態として使用される、旧世代の基本形態よりも出番が多い等の点が共通。
- 仮面ライダーリバイス・真:兄弟ライダーの兄が変身する「・真」がつくライダー。
斬月・真 メロンエナジーアームズ/カチドキアームズ → レーザーターボ バイクゲーマーレベル0/レーザーX
○号ライダー