基礎データ
進化
タネボー → コノハナ(Lv.14) → ダーテング(「リーフのいし」を使用)
概要
コノハナにリーフのいしを使う事で進化。
名前の由来はダーク+天狗(堕天?)だと思われ、名前の通り天狗のような姿をしている。
人気のない森に生えている樹齢1000年を超える大木に住むと言われ、森の神と恐れられている。
両手の葉っぱのうちわを扇ぐと風速30メートルの強風や木枯らしを巻き起こす。自身も木枯らしに乗って現れる辺り、風乗りのような術を会得しているのだろう。また、人の心を読むと言った覚じみた能力を持つ。
『ポケモン全キャラ大事典』(小学館/2006年)によればコノハナ同様に鼻に触られる事を非常に嫌がるらしく、触った相手には『じんつうりき』でお仕置きするという。このことから、図鑑では風に関する技ばかり触れられがちだが、モチーフ同様にじんつうりきを使った怪異を起こせる事がうかがえるだろう。
風を操るが、ひこうタイプは入っておらず、逆に弱点を突かれる。
その代わり風に関する技を覚えられる。
性能面
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ |
---|---|---|---|---|---|
90 | 100 | 60 | 90 | 60 | 80 |
ステータスは平凡だがそこそこ高い攻撃と特攻を持ち、「リーフストーム」や「だいばくはつ」など威力の高い技を使える暴れん坊天狗。
ただし後者は第四世代でわざマシンが登場するまではタネボーの時に覚えさせる必要があった。ようりょくそや「おいかぜ」型と相性の良い技のレパートリーもあり、物理技だと「いわなだれ」や「ねこだまし」等のサブウェポンに、特殊技だと「ソーラービーム」や「あくのはどう」や「じんつうりき」等に適用される。
なかなか渋いデザインも魅力的だが、弱点が多くステータス面においても打たれ弱い。
第3世代では特性「ようりょくそ」を活かして晴れパ要員兼爆弾として活躍していたが、第4世代以降徐々に「だいばくはつ」が弱体化していったことで第一線から姿を消してしまった。
しかし第5世代で隠れ特性「わるいてぐせ」を獲得、相手の持ち物を奪うトリッキーな効果で、弱点が多い(=「きあいのタスキ」を持たせやすい)ダーテングとの相性が抜群によい。
同世代で強化された「おいかぜ」の始動要員としての芽が出ている。仕事が終わったらやっぱり「だいばくはつ」をお見舞いする。
第6世代ではフェアリータイプの登場で元々多かった弱点が7つに増え、ナッシーやバンギラスなどと同じく全ポケモン中最多となってしまった。
しかし『ORAS』ではコノハナの時に覚えられる「リーフブレード」や、モチーフに合った「ぼうふう」を習得した。
タイプ一致先制技「ふいうち」を第4世代で教え技として覚えられたが、同技の技教えが廃止された第5世代以降覚えさせる手段がなくなってしまった。このため現状レーティングでは使用できない。
また、同技教えはダーテング限定のため、上記「リーフブレード」(ORAS以降のコノハナ限定)とは両立できなかったりする。
ソード・シールドではダーテングの時点で「リーフブレード」と「ふいうち」を習得可能になり、さらに新たに「ねっぷう」と「ソーラーブレード」習得した。
「ねっぷう」はダイマックスでダイバーンとして放つことにより攻撃しながら晴れにすることができ、特性で素早くなるためかなり強化されたといえる。
同世代に同じタイプとしてノクタスが居る。こちらも攻撃面が強い。
使用トレーナー
ゲーム版
- カゲツ:四天王(ホウエン)
- モミ:ポケモントレーナー
- エリカ:ジムリーダー(カントー)
- ナタネ:ジムリーダー(シンオウ)
- N:ポケモントレーナー
- ヤロー:ジムリーダー(ガラル)※1
※1チャンピオンカップ再戦のみ。剣版限定。
アニメ版
漫画版
- アルファ(赤き情熱と藍き英知)
番外作品
『ポケモンGO』
2017年12月9日、第3世代本格実装と共に登場した。
初期形態のタネボーはかなり偏った出現区域を持つ(詳細は該当記事参照)ので、アメを集めるには手間がかかる。
一応、救済措置は何度か取られており、2017年の年末年始イベントの際には大量に出現していた他、2020年5月24日のコミュニティ・デイの対象にも選ばれている。
性能面では火力重視で、くさ・あく両方の優秀な攻撃技を覚えられる。特に「リーフブレード」は発生が早く1/3ゲージながら威力も70とかなり高い。他のゲージ技には風をモチーフにした「ぼうふう」、デパフ技である「グラスミキサー」、2ゲージ技のあく技「イカサマ」がある。
くさメインで運用する場合は「リーフブレード」、あくメインで運用する場合は「イカサマ」がメインウェポンとなるだろう。
通常技は4つ(うち1つはイベント限定技)とかなり種類が多いが、基本的にはタイプ一致かつゲージ回収能力に優れた「バークアウト」がお勧め。コミュニティ・デイでは限定技として新たに「タネマシンガン」を覚えられるようになったので、くさ技重視で運用する場合はこちらを採用するのも悪くはない。
攻撃面は割と充実している反面、低耐久&弱点過多も原作からしっかり受け継いでしまっているで、防衛にはまるで向かない点には注意。
素直にアタッカーとして運用するのが望ましいだろう。
『ポケモンカードゲーム』
拡張パック「サイコドライブ」に入っていたダーテング(悪属性)のカードが一時期環境を荒らしまくった。
- ダーテングの特性「きょだいなうちわ」
- このカードへの進化が完了した直後にコインを投げ、表なら相手のポケモン1体とそれに付随しているカードをすべて山札にリターン
- スタジアム「巨大植物の森」
- お互いの草属性のカードにかかる進化関連の制約を全て破棄
- グッズ「退化スプレー」
- 自分の進化済みカード1枚を手札にリターン
以上の3枚を組み合わせることで、
タネボー(草属性)召喚⇒スタジアム「巨大植物の森」設置⇒タネボーをコノハナ(草属性)に進化⇒さらにコノハナをダーテング(悪属性)に進化⇒きょだいなうちわ発動⇒退化スプレーで退化⇒再びコノハナを進化…という無限ループが完成。きょだいなうちわの試行回数を増やし、相手の場のポケモンを瞬く間に全滅させる戦法が発生したのである(太字は本来不可能ながら巨大植物の森の効果で可能になったムーブ)。
結果、このダーテングは一時期使用禁止になってしまった。
現在は巨大植物の森が使用禁止になった関係で復活している。
アニメ版
- AG37話
- 野生ポケモンで登場。ポケモンセンターのジョーイさんを突然拉致したが病気のコノハナを治療してほしいという理由があり、実際は邪魔するものは容赦しないが仲間思いなポケモンであった。照れ屋なのか最後は遠くの巨木からサトシ達を見送っている。
- テツヤのダーテング
- AG130話から登場。サイユウ大会決勝トーナメント3回戦でサトシと対戦した時に2番手で登場。相性の悪いサトシのコータスを持ち前のスピードで攻撃をかわし、「メガトンキック」や「シャドーボール」で攻撃するも、コータスが予想以上のジャンプ力でダーテングの正面まで飛び、そこから「かえんほうしゃ」をもろに受けて倒される。
- イチコのダーテング
- AG156話でロケット団にピカチュウや生徒のポケモン達を奪われた時にイチコが出したポケモン。「つばめがえし」で迫り、ロケット団の凧を切り裂いて地上に落とした。その後ムサシと対決(…?)をした時はムサシ達のお粗末な「かげぶんしん」に対し本物の「かげぶんしん」をさせて核の違いを見せ付け、「かまいたち」でロケット団を攻撃している。
- ウコンのダーテング
- AG164話にて、サトシとのバトルで最初に登場。バトルフィールドからジャングルへと走り、サトシのジュカインと互角のスピードで走り抜ける。滝つぼにジュカインを落としたうえに「いわくだき」で岩を大量に落として押し潰したかに見えたが、滝の上に一瞬で登っていたジュカインに「はたく」と「リーフブレード」の連続攻撃を受けて倒される。
- オウのダーテング
- DP124話で登場したポケモンピンポンのチャンピオン・オウのパートナーで「時間差攻撃」というテクニックで数々の勝利をもたらせた実力者。ジュン&エンペルトのコンビをこの時間差攻撃で下す。準決勝で当たったヒカリもこの攻撃で苦戦し、ヒカリのラケットを折り窮地に追い込むが、エテボースが1人で相手をして1ゲームを取られてしまう。しかし結局実力の差でヒカリを破り、決勝もBブロックを制したタクゾウ&グライオンをストレートで破り優勝した。
その他
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
4章でセンリを襲った野生ポケモンで登場。葉っぱのうちわで突風を巻き起こしていた。
関連イラスト
関連タグ
ルンパッパ:対になるポケモン
同複合タイプ
リーフのいし繋がり
その他
似ていると言われることもあるとか。(場合によっては)頭領である部分も共通。