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今はGO!(GO!)GO!(GO!) どんなもんだ

やっつけろ アバターチェンジ

概要

特撮『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』での用語の1つ。ドンブラザーズメンバーが赤いアバタロウギアドンブラスター及び龍虎之戟のスロットへセットして変身する事。

ギアがスロットへセットされると、各戦士の「アバターデータ」=「アバタロウ」が読み込まれて、頭上からギアが被さり変身が完了する。

メンバーは基本形態への変身に使用する「ドンモモタロウ」「サルブラザー」「オニシスター」「イヌブラザー」「キジブラザー」「ドンドラゴクウ」「ドントラボルト」の各種アバタロウギア以外にも、他のスーパー戦隊の「レジェンド戦隊」のアバタロウギアが存在する。

レジェンド戦隊の赤いアバタロウギアを使って「アバターチェンジ」をすると、『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイチェンジと同様に、レジェンド戦士の姿へ変身可能。

この場合はゴーカイジャーの事例と異なり、アバタロウギアを収納可能な「ドンブラバックル」だけはレジェンド戦士への変身後もそのままと、仮面ライダーディケイドカメンライド能力と同じ現象が発生する。

  • 本編ではセンタイギアをドンブラザーズメンバーが手にすると、センタイギアがアバタロウギアへ変化して「アバターチェンジ」が使えるようになる。
  • 追加戦士・ドンドラゴクウ/ドントラボルトの場合は、アバタロウギアに描かれているレジェンド戦士のイラストが歴代追加戦士の物へ変化し、それらへの変身については虎的盾鑼を用いる。彼にはドンブラバックルが無い為、レジェンド戦士への変身後は「虎的盾鑼がそのまま」である現象が起こる。
  • 番外戦士ドンムラサメの場合は、アバタロウギアを使わずにニンジャークソードのみを用いてレジェンド戦士へとアバターチェンジすることが可能である。但し現時点ではドン21話のアバレキラーへの変身の際にしか使われていない為、変身できる戦士にどのような縛りがあるのかは不明である。また、変身後の姿は初期メンバー5人と同様に「バックルがそのまま」の状態になる。
  • ドンモモタロウがドンブラスターにオミコシフェニックスを装填した状態で他の戦隊にアバターチェンジした場合、歴代レッドのスーツの上からゴールドンモモタロウのアーマーを武装した姿となり、名称も「ゴールドン◯◯(戦士名)」となる。

なお、根性次第ではあらゆる怪我を治せる機能を持っている。

差別化

パッと見ではゴーカイチェンジと変わらないが、差違としては上記の通り「ドンブラバックル」はレジェンド戦士への変身後もそのまま装着されている事。

そして純粋な片手銃タイプの武器は召喚されず、ドンブラスターを引き続き使用する。

それ以外の剣タイプの武器は召喚され、銃タイプの武器でもトッキュウブラスターの様な変形式の物は召喚される。

オリジナルの変身者と同じ特性を得るが、同時に弱点も引き継ぐ欠点も持っているらしく、短編動画でドンモモタロウがレッドバスターにチェンジしてアノーニを蹴散らすが、ふと暑がり後ろを見ると風見鶏が目に入り、これを鶏と勘違いしたためにフリーズを起こしそうになった。

但し、スピンオフはどれも本編とリンクしているとは言い難い内容ばかりである為、本編も同じであるかは不明。

ゴーカイチェンジと違って、「スーツの性別や体形はオリジナル側に準ずる」仕様らしく、初の男性ピンクなキジブラザーが別のピンクへチェンジする際、容赦無く女性用スーツとなり恥ずかしい思いをするデメリットがついて回る。逆にサルブラザーやオニシスターが異性用スーツになってしまう可能性もあるが、本編ではサルブラザーだけ異性戦士へのチェンジは免れた。オニシスターの性転換も本編ではドン23話キリンレンジャーのみであった。一応、ドンドラゴクウも追加戦士繋がりで性転換する可能性がないとは言い切れない。

更にはアバターチェンジ後のスーツアクターを女性アクターが演じていたことから、スーツだけではなく肉体そのものもオリジナル側に準拠するようだ。コレは他のメンバーにも当てはまることで、使用するギアによっては異性仕様のスーツを着用することになり、歴代屈指の低頭身なイヌブラザーがチェンジすると、逆に普通の大人体型へ戻ることになる。

ただし、一様に動き難さの訴えはなく、身体能力等が落ちる訳でもないので、本人が気にしなければコレらのデメリットは皆無に等しい。実際に、ココで指摘されているデメリットは現在では全く問題になっていない

尚、ゴーカイチェンジではレンジャーキーの本来の持ち主の変身能力が代償として失われるが、アバターチェンジはセンタイギアやカメンライド同様データを基に変身するので、オリジナルの戦隊側に一切悪影響は無い。実際、スピンオフで対面したハリケンジャーアバレンジャーの面々は問題なく変身可能。

初期メンバー5人用のアバタロウギアは変身したい戦士の数だけ必要とするレンジャーキーと違い「センター戦士が描かれた1種類」しか存在せず、例え同じギアであっても原則使用者であるドンブラザーズメンバーと同じカラーのレジェンド戦士へ自動的に変身する事になる。乗り換えによりカラー変更が可能なトッキュウジャーも原則デフォルトカラーのみ。

この仕様は「1つのギアを全員が使い回して共有可能」な利点があるがレジェンド戦隊の中に使用者であるドンブラザーズメンバーと同色の戦士がその戦隊にいない場合はチェンジ自体ができない。ただし、ドンモモタロウがゼンカイジャーのギアを使用した場合、赤のゼンカイジュランではなく、1番手繫がりのあるゼンカイザーにチェンジする。また、ドンドラゴクウはゴーカイシルバー同様、追加戦士なら色に関わらずチェンジ可能。

その為、5人全員がチェンジ可能な戦隊は同色であるゴーグルファイブ・ダイナマン・マスクマン・ターボレンジャー・ファイブマン・ジュウレンジャー・メガレンジャー・ボウケンジャー・ゴセイジャーの9つのみと思われる。

キュウレンジャーも該当する事には該当するが、あくまでこの5色は部分集合である。

また、メンバーの一部がアバターチェンジすれば、サンバルカン、アバレンジャー、ルパンレンジャーの3戦隊は追加戦士含めて全メンバー実現可能。

なお、ゴーオンウイングスビートバスタースタッグバスター等のコンビ系の追加戦士にドンドラゴクウがどちらに変身するのか選択権があるのかは現時点で不明。もしかしたらアルターの様に任意の選択やもう1人の自分と一緒にするのかもしれない。

また、ゴーカイジャー最終回のごとくハイパーシンケンレッドスーパーゴセイジャー等の歴代の最強フォームに直接変身可能かも不明。

ゴーカイジャー以降の戦隊にアバターチェンジする際にはオリジナルの変身音を短縮した音声が流れるが、これはディケイド(ネオディケイドでは無く通常の方)のカメンライドと同様。ただし、リュウソウジャーやゼンカイジャーの様にほとんど短縮されていない場合もある。

変身時のエフェクトもそれぞれオリジナルを再現していたゴーカイチェンジやカメンライドとは異なり、基本的には頭上からギアが被さるドンブラザーズ自身と同じ物となっているが、ゴールドンモモタロウがアバターチェンジした場合のみ原点の変身エフェクトを再現したものとなる。

このように、今までの歴代アイテムの仕様全てを足して割った物となっており、しっかりゴーカイチェンジと差別化はされている。

…一見設定を見ると色の縛りが全くないゴーカイチェンジの劣化版なんじゃ?と思う人がいるかもしれないが、アバターチェンジのメリットはオリジナルの変身者が変身能力を失う必要がないことである。つまり一度手に入れた力の返却をする必要がないため、手に入れたギアは全てドンブラザーズの力になる。

変身に制限があるが常に力を持ち続ける事が出来るドンブラザーズ、変身に制限は無いが常に力を持ち続けることはできないゴーカイジャーと考えれば一長一短とも言えるだろう。

だが、決定的に特筆すべき部分がある。それはメンバーが歴代の戦士達のことを知らないで使っていること。

そのため、ドンブラザーズのメンバーもアバターチェンジをする際は「“コレ”を使ってみる?」や、「“コレ”の出番かな?」等のやりとりになり、フィーリングで歴代戦士の力を使っている様である。

但し、何故かタロウは8話で見られる様に十分にそれぞれの戦士の力を使い熟している。もしかして彼だけは歴代戦士について知っているのだろうか。実際、「お供達、アバターチェンジだ」と言い、お供達全員がアバターチェンジする事が可能であるファイブマンギアをしっかり選んで使っている事からもその可能性は高い。

異なる作品の戦士への変身については、前例と比較した場合、ゴーカイジャーは勿論ディケイド等も、実際にその戦士と対面していたり、少なくとも変身対象が存在しているという事実ぐらいは知っており、ドンブラザーズのアバターチェンジが如何に斬新なものかがわかる。

アバターチェンジ早見表

ほとんどの作品に登場している追加戦士や番外戦士にアバターチェンジ可能なドンドラゴクウ/ドントラボルトとドンムラサメは除外する。

  • ◯はそのまま/◇は性転換。
  • ここでの性転換はスーツだけでなく肉体の異性化も定義する
  • →誰が
  • ↓チェンジ可能か
モモサルオニイヌキジ
ゴレンジャー
ジャッカー電撃隊
バトルフィーバーJ(※1)
デンジマン
サンバルカン
ゴーグルファイブ
ダイナマン
バイオマン
チェンジマン
フラッシュマン
マスクマン
ライブマン
ターボレンジャー
ファイブマン
ジェットマン
ジュウレンジャー
ダイレンジャー
カクレンジャー
オーレンジャー
カーレンジャー
メガレンジャー
ギンガマン
ゴーゴーファイブ
タイムレンジャー
ガオレンジャー
ハリケンジャー
アバレンジャー(※2)
デカレンジャー
マジレンジャー
ボウケンジャー
ゲキレンジャー
ゴーオンジャー
シンケンジャー
ゴセイジャー
ゴーカイジャー
ゴーバスターズ
キョウリュウジャー
トッキュウジャー
ニンニンジャー
ジュウオウジャー(※3)
キュウレンジャー
ルパンレンジャー
パトレンジャー
リュウソウジャー
キラメイジャー
ゼンカイジャー(※4)
キングオージャー
アキバレンジャー(※5)
ハイスクールヒーローズ(※5)
純烈ジャー(※5)

※1:バトルケニアがブラックとして扱われた場合はチェンジ可能、グリーンとして扱われた場合はチェンジ不可能となる(現時点ではどちらになるか不明)。

※2:ゴーカイのようにアバレピンクになる可能性あり。

※3:ジュウオウヒューマンになる可能性あり。

※4:チェンジ先はゼンカイザー

※5:現時点ではギアは登場していないが、玩具版ドンブラスターに音声が収録されている為に記載。

使用状況(ここ重要)

脚本の都合か、やはりゴーカイチェンジとの差別化、さらにスーツの劣化というメタ的な事情もあってかドンブラザーズ最大の特徴でありながらまったくといっていいほど使われていない(…もっとも、そもそも使用しなくともメンバーそれぞれ技や姿に個性が強いので使う必要がないともいえるが)

本編

ギア名使用者変身した戦士変身した回
ファイブマンモモファイブレッドドン22話
サルファイブブルー
イヌファイブブラック
キジファイブピンク
オニファイブイエロー
ジュウレンジャードラドラゴンレンジャードン17話
ダイレンジャーモモリュウレンジャードン23話
サルテンマレンジャー
オニキリンレンジャー
キジホウオウレンジャー
トラキバレンジャードン21話
カクレンジャーイヌニンジャブラックドン41話
アバレンジャー(※)サメアバレキラードン21話
キョウリュウジャードラキョウリュウゴールドドン22話
トッキュウジャーモモトッキュウ1号ドン8、35話
サルトッキュウ2号ドン3話
オニトッキュウ3号
キジトッキュウ5号
ニンニンジャーモモアカニンジャードン42話
ジュウオウジャーモモジュウオウイーグルドン8、36話
ルパンレンジャーモモルパンレッドドン8話
サルルパンブルードン4話
オニルパンイエロー
パトレンジャーモモパトレン1号ドン8話
キジパトレン3号ドン6話
リュウソウジャーモモリュウソウレッドドン39話
サルリュウソウブルードン5話
キジリュウソウピンクドン2、4、5話
イヌリュウソウブラック
ドラリュウソウゴールドドン39話
ゼンカイジャーモモゼンカイザードン1話

※:ドンムラサメの為、アバタロウギアは不使用

本編外での使用

ネット配信『ドンブラザーズmeetsセンパイジャー

ギア名使用者変身した戦士
ゴーカイジャードンモモタロウゴーカイレッド
ゴーバスターズレッドバスター
キョウリュウジャーキョウリュウレッド
トッキュウジャートッキュウ1号
ニンニンジャーアカニンジャー
ジュウオウジャージュウオウイーグル
キュウレンジャーシシレッド
ルパンレンジャールパンレッド
パトレンジャーパトレン1号
リュウソウジャーリュウソウレッド
キラメイジャーキラメイレッド
ゼンカイジャーゼンカイザー

Wヒーロー夏祭り2022 「あなたが見たい!!アバターチェンジ」

ギア名使用者変身した戦士登場期間
ゴーカイジャーキジゴーカイピンクPart3
ゴーバスターズサルブルーバスターPart2
トッキュウジャーサルトッキュウ2号Part1
キジトッキュウ5号Part2
キョウリュウジャーイヌキョウリュウブラックPart1
ニンニンジャーオニキニンジャーPart3
ジュウオウジャーオニジュウオウライオンPart1
キュウレンジャーイヌオウシブラックPart2│
ルパンレンジャーサルルパンブルーPart3
リュウソウジャーイヌリュウソウブラックPart3│
キラメイジャーオニキラメイイエローPart2
キジキラメイピンクPart1

強化型アバターチェンジ

ゴールドンモモタロウ

詳しくは個別記事参照。

余談

  • ゴーカイチェンジと実質同じ変身方法であるため、撮影現場のスタッフは本作のアバターチェンジの事を「ゴーカイチェンジと呼んでいる」と言及している。
  • アバターチェンジにより、変身後の容姿がゴーカイジャーと違ってオリジナルの性別に合わせた仕様のままなのは恐らく、「アバターの中身はそのままで外見だけ本物そっくりになれる」アバターならではの性質から来ていると思われる。
    • 視聴者に身近な例としては、ゲームプレイヤーがゲーム内で異性キャラクターを使う事や、バ美肉などが近いだろうか。
    • 切っ掛けはキジブラザー役の高田将司が女性用スーツを着れなかったからとの事。

…色の特性から考えると桃井タロウのシンケンレッドや猿原真一のゴーカイブルー、雉野つよしのプテラレンジャー、ゼンカイマジーヌ以外は不可能だと思われるが、今後可能になる事はありえるのだろうか(一応事前に「色に縛られなくて良い」と言われての回答)?