データ
初出 | 第4世代 |
---|---|
いりょく | 90→80(第6世代) |
めいちゅう | - |
PP | 20 |
タイプ | かくとう |
わざ分類 | 特殊 |
攻撃範囲 | 相手1体 |
直接攻撃 | × |
効果 | 必ず攻撃が命中する |
英語名 | Aura Sphere |
概要
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』(第4世代)から存在する技。
身体の奥から波導の力を撃ち放つ技。
ゲーム中では作品によって多少の差異はあれど、青白い光球のような形状で描写されることが多い。
かくとうタイプの技の中では珍しい特殊技。
さらに必中効果を持つ技の中ではトップクラスの威力を誇る。
漢字で書くと「波導弾」と考えられる。多分波動拳とは別物である。
注意点は特性「ぼうだん」で無効化される(後述の「きあいだま」も同様)。
厳密な初出は劇場版『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者 ルカリオ」(2005年)。
『ブラック・ホワイト』でゲーム内についに漢字表記が登場したが、このわざの説明文では「波導」、ルカリオの図鑑では「波動」の表記となっている。…あれ?(この点については×波動_○波導も参照のこと。)
なお、英語では"Aura Shpere"(オーラ(恐らく「波導」のこと)の球体)である。
他の「はどう」のわざ(「りゅうのはどう」など)は全て"XXXX Pulse"と訳されているが、恐らくは「波導」と「波動」を区別しているものと思われる。
この作品ではまだ『ダイヤモンド・パール』発売前という事もあり、レジロックのはかいこうせんを貫通するという活躍を見せた。
ルカリオの他にコジョンド系統がタイプ一致で習得できる。
コジョフーの名前の由来であるカンフーには「気の鍛錬」という修行法がある為、そこから習得に繋がったと考えられる。コイツの場合は気功拳か何かなのだろうか。
他にも特性「メガランチャー」関連のブロスター系統やカメックス系統(第6世代から)、伝説・幻枠ではミュウツー・ミュウ・ディアルガ・パルキア・ギラティナまで習得することが出来る。
ちなみに、何故かトゲキッスまで習得できる。
限定配信のみだが、リオル・ライコウも使える(現在は入手・使用不可)。
何と言うか安売りされている感じは強いものの、『ウルトラサン・ウルトラムーン』時点では、一応「はどうだん」で一番ダメージが狙えるのはメガルカリオであるため、元祖波導使いの面目は保っていると言える。
素のルカリオはブロスターやメガカメックスよりも火力を出せない事は内緒である。
第6世代では威力が下がったものの、それでも威力・安定性は非常に頼りになる…と思われていた。
第6,7世代では、対戦環境におけるルカリオの流行が度々「特殊>物理」になったことから「はどうだん」のニーズも上がったと思いきや、何と「はどうだん」の採用率は特殊・物理・補助合わせてもランキング外となってしまっている。
実のところ、「はどうだん」の威力80は大抵のガチ対戦において力不足もいいところであり、メガルカリオ自身、技の打ち合いが厳しいレベルで耐久力が低いことから相性が悪い。
事実第6世代後半から特殊型において命中率の差を考慮したうえで一撃重視の「きあいだま」が優先される傾向にあった。
よってこの世代の「はどうだん」は先述のメガカメックス、ブロスターにしか採用されてなかったと言っていい。
第8世代ではわざレコードに登録されたことで習得者がさらに増え、エルレイドやジャラランガも使用可能になった。因みにこれまで配信限定個体でしか習得できなかったライコウも通常の方法で使用可能になっている。
外伝作品
ポケモンGO
実装時点ではルカリオのみが習得可能で、その後、2023年4月のコミュニティ・デイにおいてトゲキッスも習得できるようになった(カメックスもコミュニティ・デイで習得できるチャンスがあったが、ビードル系統とゴース系統に投票で敗れ、残念ながら実現しなかった)。
ジムバトルにおける性能はゲージ消費1/2、威力90と、ゲーム上で表示される数値だけ見ればばくれつパンチと同性能に見えるが、性能はばくれつパンチの完全上位互換。発動からダメージ発生までが早く(ただ、この関係上はどうだん本体が相手に着弾するより前にダメージ判定が発生するというわけのわからないことになっている。同じことはシャドーボールにも言える)、更に発動後の硬直も短い。ばくれつパンチはおろか御三家専用のゲージ技にも全く劣らないほど高性能な技となっている。
その習得者であるルカリオは、今までは恵まれた種族値を持っていながらタイプ一致のゲージ技がイマイチ扱いづらいものばかりだったため使い勝手が良くなかったのだが、はどうだん習得によりその欠点を見事に克服。一転して「最強のかくとうタイプ」とまで言われるほどの大躍進を遂げることになった。
一方、トレーナーバトルにおける性能は威力100、特殊効果なし。「シャドーボール」「ストーンエッジ」のタイプ違いであり、優秀ではあるがジムバトルほど極端に強いわけでもない。
外部作品
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
『大乱闘スマッシュブラザーズX』より参戦したルカリオの通常必殺ワザとして実装されている。
モーションは『大乱闘スマッシュブラザーズDX』でミュウツーが使用していたシャドーボールのものを流用している。
波導補正の影響により、受けているダメージが大きいほど相手に大きなダメージを与えることができ、弾のサイズや吹っ飛ばし力も大きくなる。
チャージしている最中にも判定があり、接近してきた相手にダメージを与えることもできる。溜めの判定に引っ掛けてからキャンセルで上スマッシュに繋げるという撃墜コンボが存在する。
なお、カービィもルカリオをコピーすることで使用することができる(ただしカービィには波導補正はない)。
そして『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/ Wii U』からは波動拳との共演も実現することとなった。
発射ポーズ
ルカリオの場合
発射ポーズに関してはアニポケのルカリオの影響からか、両腕に形成した波動球を投げつけるというイメージが根強く、スマブラもこれを踏襲している。
一方で、第4世代ではルカリオのバトルグラフィックのせいか、片腕撃ちしているようにも見える。この影響なのか、第6世代以降は左腕を顔の前に持ってきて念じた後に、右手を突き出して発射するというモーションになっており、ゲームのルカリオに関してはこの撃ち方を貫いていくスタイルのようである。
実はこれ以外にも発射ポーズにはバリエーションがあり、『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』では襲ってきたヘルガー二体に至近距離の片腕撃ちを披露。最後の1匹には蝶番を作るように合わせて突き出した両腕から発射するポーズ(投げつける動作は行わない)を見せている。
新無印編第86話のオトスパス戦では右手にはどうだんを生成したまま、飛び込んで来たオトスパスの懐に突き出す型を、キョダイマックスカイリキー戦では天高く掲げた両手にはどうだんを発生させてサッカーのスローインよろしく両手で投擲する型、従来通りのチャージポーズからの右手投擲型など様々な型を披露している。
関連イラスト
関連タグ
他波導技
みずのはどう あくのはどう りゅうのはどう いやしのはどう だいちのはどう こんげんのはどう
他必中技
スピードスター でんげきは マジカルリーフ あてみなげ つばめがえし シャドーパンチ だましうち スマートホーン マグネットボム チャームボイス