ショットライザー!
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ショットライズ!
概要
A.I.M.S.が所有する拳銃型の変身ツール。製作した会社はZAIAエンタープライズジャパンだが、劇中での台詞からこれ自体の開発者は刃唯阿である様子。
単体での運用の他、ホルスターベースに装着する事で変身ベルトとしても機能する。
仮面ライダーバルカン及び仮面ライダーバルキリーが使用する。
ディエンドライバーのような「変身に使用する銃」とは異なり、変身ベルトとしても機能するためイクサナックルのような「武器としても使える変身ツール」に近い。
バックルはTVではドライブドライバー(他媒体も含めるとネオアマゾンズドライバー)以来となるベルト部分を手動で巻きつける方式となっている。
本来使用にはA.I.M.S.技術顧問の刃唯阿の許可が必要だったが、不破諫が勝手に持ちだして仮面ライダーバルカンへの変身に使用。その後2機目を使い刃唯阿が仮面ライダーバルキリーへ変身した。
第8話ではA.I.M.S.の研究所に量産型と思われる銀色のショットライザーが確認出来るが使用されず終いだった。
第37話では不破のショットライザーを奪った仮面ライダーアークゼロが使用した。この際にデータを入手しており、後に自身の能力で複数生成し使用している。
後に仮面ライダー滅・アークスコーピオンも生成している(未使用)。
機能
装填したプログライズキーをオーソライズ(認証)し、保存された「ライダモデル」を対ヒューマギア戦用強化アーマー「ライズベースアクター」のデータに付加。成形した各種装備を圧縮カプセル「SRダンガー」に封入して射出する「ショットライズ」を行う事で、仮面ライダーバルカン及び仮面ライダーバルキリーの各形態に変身する。
変身シークエンスの関係上、他者が変身者にショットライザーを撃つ事で本人の意図と関係無く変身させる事も可能であり、第32話では刃がランペイジバルカンに変身しようとした不破のショットライザーを奪ってアサルトウルフに強制変身させた。
バルカンはこじ開けて展開したプログライズキーをショットライザーへ挿入し、手にしたショットライザーから放たれた弾丸を殴りつけることでアーマーが展開・装着される。
変身プロセス上バックルは関係ないが、プログライズキーをこじ開ける際に両手が塞がるためバックルを装着して変身している。
バルキリーはバックルにセットしたショットライザーへプログライズキーを挿入した後に展開し、そのままトリガーを引いて放たれた弾丸からアーマーが展開・装着される。
超人的な力を引き出すパワードスーツをまとうゼロワンとは対照的に、こちらは基本装備となる白色のアーマーの「ライズベースアクター」によって身体能力を強化する強化アーマーを装着した姿となっている。
また、ライダモデルの能力を付加した武装の一部は、「ZIA209-03」と呼ばれる超硬鋼によって構成されている。
また、50口径対ヒューマギア徹甲弾を生成し射出する武器としても運用が可能。
高初速・長射程を得るための光子被膜「フォトンSコート」により反動軽減もされているが、それでも生身で使う場合はかなり反動が強い模様。
その分威力は高く、トリロバイトマギアを頭部への一発で沈黙させている。
装填されたプログライズキーのスイッチを押してからトリガーを引く事で必殺技を発動でき、銃単体では射撃の「(アビリティ名)」「~ブラスト」、バックルにセットした状態ではライダーキックやパンチを放つ「(アビリティ名)」「~ブラストフィーバー」で統一される。
またスピンオフのネットムービーでは装填したヒューマギアプログライズキーを「ドリームライズ」し、ヒューマギアの素体に放つことで対応したヒューマギアに「転身」させられることが明らかになった。
補足・余談
- 発音こそ英語だが変身待機音で「仮面ライダー」を連呼するという地味に自己主張が激しいアイテムである。
- 変身ベルトというくくりでは敵が使用するゼツメライザーと並んでかなり久々に「ドライバー」とつかない変身アイテムである(仮面ライダーキバのライダー達のベルト以来約11年振り)。
立体物
2019年8月31日にDX玩具が発売。
主役ライダーの変身ベルトと同時発売という、サブライダーの変身ツールとしてはこれまでにない商品展開となった。
仮面ライダーバルキリー用のプログライズキーはホルダーに付属し、単品またはベルトセットの購入で入手できる。
必殺技音声はプログライズキー側から出る構造になっているため、変身遊び後バックルにセットしたままトリガーを引くと「フィーバー」の音声だけ鳴ってしまう(これはザイアスラッシュライザーも同様)。
関連タグ
A.I.M.S. 仮面ライダーバルカン 仮面ライダーバルキリー
ショットアバドライザー:とある人物によって横流しされたショットライザーのデータを基にシンクネットが大量生産した違法コピー版。
ザイアスラッシュライザー:迅が所有する、ショットライザーの短剣版のような変身ベルト兼武器。製造元が同じであり、恐らくショットライザーを下敷きに設計されたと思われる。
デルタギア、ドレイクゼクター、ディエンドライバー、ブレイクガンナー、トランスチームガン、:歴代の銃型変身デバイス(非ライダー含む)。デルタギアとドレイクゼクターは3号ライダーが使用し、ディエンドライバーは2号ライダーが使用する青い銃という点も同じ。
音銃剣錫音(銃奏モード)、ツーサイドライバー(ライブガン)、レーザーレイズライザー:後年に登場した銃型変身デバイス。変形機構を搭載しているものも多い。
仮面ライダーゼロワンに登場する変身ベルト一覧
飛電ゼロワンドライバー | 飛電ゼロツードライバー | サイクロンライザー |
フォースライザー | エイムズショットライザー | 滅亡迅雷フォースライザー |
絶滅ドライバー | 滅亡迅雷ドライバー | ザイアサウザンドライバー |
ザイアスラッシュライザー | アークドライバーゼロ | アークドライバーワン |
エデンドライバー | ショットアバドライザー | スラッシュアバドライザー |
ゼツメライザー | レイドライザー |
ジクウドライバー←エイムズショットライザー→聖剣ソードライバー
ビヨンドライバー←エイムズショットライザー→聖剣ソードライバー
2号ライダー武器
ジカンザックス←エイムズショットライザー/アタッシュショットガン→水勢剣流水
3号ライダー武器
ジカンデスピア←エイムズショットライザー/アタッシュショットガン→雷鳴剣黄雷
【警告】この先、ある衝撃的な情報及び本編終了後の情報が記載されているため閲覧に注意されたし
第28話にて、エイムズショットライザーを使用して変身するためには人工知能を搭載したチップを変身者の脳内に埋め込むことが必要である、という驚愕の事実が判明した。
つまり、これを用いて仮面ライダーに変身する不破諌、刃唯阿の二人はいわゆる改造人間ということになる。
また、ショットライザーを開発したZAIAがわざわざこれとは別にレイドライザーを開発していたのは、チップを必要とする「質を重視した兵器」と異なる、より扱いやすい「数を重視した兵器」を世に出そうとしたためとも考えられる。
尚このチップ、やろうと思えばハッキングも可能であるらしく…。
また、43話ではバルカン・バルキリーとも仮面ライダーアークワンにチップのデータを削除されてしまった為、変身が不可能となってしまった。
しかし44話では上述のチップの仕組みを逆手にとり、ゼツメライズキーを装填し脳内チップにそのデータを強引に上書きすることで再び変身できるようになることが判明している。とはいえ言うまでもなく想定外の使用法であり、変身者はもちろんショットライザーそれ自体にも破損のリスクが伴うほどの強大な負荷がかかるため、余程の事態かつ余程覚悟を決めた変身者でもなければまず使わない方法である。実際にその方法で変身したオルトロスバルカンは必殺技発動で出力がオーバーロードしてしまい爆発、大破している。
その後「ファイナルステージ」にてゼロツープログライズキーによって2名共にチップのデータが回帰し、変身可能となった。不破のショットライザーは修理ないし再生産された模様。
しかし「ゼロワン Others バルカン&バルキリー」にて仮面ライダー滅亡迅雷との交戦時、バルカンがショットライザーを直接攻撃され変身不能となってしまう。この為終盤ではとあるベルトを使用し最終決戦に向かう。
また、中盤バルキリーが滅亡迅雷と交戦する際にゼツメライズキーを用いた新形態に変身し、オルトロスバルカン同様ショットライザーが爆発し大破、レギュラーキャラクターの変身ベルトにもかかわらず全滅してしまうという結果を迎えてしまった。
その後バルキリーが客演した「ガールズリミックス」までには修理もしくは再生産された模様。製造元のZAIAは倒産してしまったのだが、どのように補填したのだろうか?(この時点でショットライザーのデータを持つのがこいつのみであり、これ共々天津垓によって復元されたそいつを介して再製造した可能性があるが、詳細は不明。)