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世界貴族の編集履歴

2023-08-01 17:58:51 バージョン

世界貴族

せかいきぞく

世界貴族とは、漫画『ONE PIECE』に登場する貴族である。天竜人と呼ばれることが多い。

パッパグ800年前に"世界政府"という一大組織を作り上げた20人の王達…その末裔が"天竜人"

長い年月が権力を暴走させてる事は間違いねエ…


概要

ONEPIECE』の世界で最も誇り高く気高き血族として、世界の頂点に君臨する者たち。

作中では天竜人と呼ばれることが多い。これは家紋が“天駆ける竜”であることに由来する。

800年前に世界政府を創設し、聖地マリージョアに移り住んだ20人の王たち(正確にはアラバスタ王国のネフェルタリ家のみ移住を拒否したので19人の王たち)の末裔の一族。


名前の表記や語尾が特徴的で、男性ならば名前の末尾に“聖”という敬称と「〜え」という語尾が付き、女性なら名前の末尾に“宮”という敬称と「〜アマス」という語尾が付く。マリージョア以外の土地では「下々民と同じ空気を吸いたくない」という思考のためにシャボンのマスクを付け、さながら宇宙服のような恰好をしており、髪を殿様の状に上に伸ばした独特な髪型をしている。なおシャボン越しに鼻をほじることも可能。


権力

作中の世界では絶対の存在に位置付けられており、その権力も絶大。中でも天竜人の最高位である五老星世界政府最高権力者である。


世界貴族が道を通る時には、一般人は土下座してでもやり過ごさなくてはいけない。更に世界各国から自分達の為の多額の税金である「天上金」を徴収させ、酷い場合は加盟国を飢餓で滅ぼしている。

彼らの強権の前には、王下七武海などの世界政府より一定の権力を与えられている者はもとより、世界政府加盟国の王族や指導層ですら人権は皆無に等しく、「奴隷にされてしまった元王族」というのも扱いの上では希少ではあるが、決して珍しいケースではない(一方でその権力から世に行動を示した際の影響力も大きく、彼らに納得や了承を得てもらい自分達の目的・立場をより良いものへと導くのに成功した者も居る他、中には天竜人になりたがる者も居る)。


また、海軍の中でも大将以上の階級に就く者は、必然的に天竜人の直属の部下として扱われる。


彼らとそのボディーガードは金色の銃を持っており、気に入らない相手に向かって発砲することもよくある。もちろん、その対象には失態を犯したボディーガードも含まれる。


歴史

政府を作った「20人の王」は、“世界政府トップの王位を独裁的に使用しない”よう、そして“各国の王達は皆平等であるべき”であるという理念から、円卓の騎士のようにマリージョアのパンゲア城中心に「誰も王位につかないこと」を意味する虚の玉座を設けて遺し自戒するほど強いノブレス・オブリージュを掲げていた。

しかし、長い年月の内に伝承・根拠が歪んで権力が暴走し、人を人とも思わないような「教育」により、世界中の全ての地域において殺傷行為や奴隷所有等の傍若無人の限りを尽くす極悪非道を当たり前のように行う外道集団となっていった。


所業と価値観

ある意味ではホーディ・ジョーンズワノ国の人々と類似した存在であり、自分達が至高の集団であると唱えられ続けた環境が生み出した怪物といえる存在。


被害者となった民衆達の弁によれば


  • 「横切ったと言う理由で、まだ5歳と2歳だった子供が銃撃され16発の弾丸を浴びて即死した」
  • 「奴隷にされた娘が憐れな姿で帰って来て一言も喋らずに3日後に自害した」
  • 「遊びで両目を奪われた」
  • 「妻を焼き殺された」

など、彼らの所業は凄惨を極めている。


彼らの所有する「奴隷」の扱いは奴隷を所有する文化が残っているシャボンディ諸島の奴隷所有者と比べても酷いものがある。

奴隷の扱いは千差万別で、ある者は「笑ったら殺す」と命令し、またある者は「笑わないなら殺す」と制限を掛け、数々のルールによって奴隷の人格を破壊している。奴隷も死ぬ事ばかり考えていた者殺されないよう常に笑顔を貼り付けて役に立とうとしていた者などおり、その境遇は様々なようだ。おまけにバーソロミュー・くまの様な奴隷の交換・レンタル等も行われており、その様な全く違うルールを毎回課されては、奴隷の心身がどうなるかは言わずもがな。


フィッシャー・タイガーボア・ハンコックボア・サンダーソニアボア・マリーゴールドコアラ劇場版ギルド・テゾーロなど本編劇場版問わず、多くの者達の人生を狂わせている。奴隷となった者は天竜人の紋章を焼かれてしまい、元奴隷の中には「太陽」や「」などの別の紋章で上書きしている者もいる。


しかし彼等はこれと言って悪い事をしていたり、恨みを買ったりしているという自覚は全く無くとある世界貴族に至っては元奴隷達から命を狙われた際に「わちきは偉いのに…!?」と発言するなど、命を狙われる理由に心当たりがない様子を見せた(それゆえ万が一報復を恐れずに歯向かってくる者やその報復の危険自体発生しない状況に対してそれだけで命取りになるといえる)。


これは天竜人に限らず世界政府中枢付近全体の風習であるが奴隷は当たり前で、魚人族・人魚族に至っては人類ではなく魚類であるという考え方が、中枢付近では常識扱いされている。

リュウグウ王国の世界政府加盟などにより現代ではこの説は世界政府によって公式に改められているものの、中枢(マリージョア)付近ではそうした風習が大して是正されることなく今日にいたっており、『奴隷は世界政府非加盟国の住民や犯罪者に限る』といった条件が設けられている程度である(尤も実際はこの条件も「建前」に過ぎず、実際のところは加盟国の人間だろうとも、天竜人から目を付けられてしまえば、容赦なく奴隷にされてしまうのが実情となっている)。


しかも、そもそも人類であると見なしていない魚人族・人魚族に限っては、民間人や王族であろうとも捕獲してそのまま奴隷やペットにしてかまわないという認識が中枢では何の疑問も抱かれずにまかり通っている。

こういった悪しき風習が無くなった中枢以外の世間一般でどのように認識されているのかは不明だが、ジャルマック聖が奴隷を伴ってゴア王国を訪問しており、そしてタイガーが奴隷解放の英雄として評されている事から推測すると、少なくとも『天竜人が奴隷を持っている』というのは世界の常識ではある様だ。


彼らの傲慢さは究極的には「下々民も人間であることを理解していない」教育に起因したものということが想像でき、そのため天竜人同士であれば一般的な感覚とはかなりズレたものであっても、他者を思いやるということもできる者が多い。(とは言え、下記の通り天竜人同士による関係の思いやりには限界は存在する。)

反例として、また幼少時に父親のせいで世界貴族の権利を失った結果、(利己的で多少歪んだ形であるとはいえ)仲間想いかつ思慮のある性格となったドンキホーテ・ドフラミンゴや、天竜人と正面から向き合ったオトヒメ王妃のおかげで魚人・人魚への差別意識を改めたドンキホーテ・ミョスガルド聖など、『世界貴族の世界観ではない、市井の人々の世界観』に触れたことで人間に対して優しく接する事ができる様になった者もごく少数だがいる。


内部制度

横暴な振る舞いをしていても基本的に被害者から報復されないのは、海軍や世界政府上層部が関係しており、彼らが特権を行使する事で、海軍本部より大将率いる軍艦10隻が即座に派遣されたり、彼らの盾(実質的には暴力装置)として世界最強の諜報機関が控えている等、彼らに手を出せば当事者はもちろん、その周囲に偶々居合わせただけな無関係の人々はおろか、最悪の場合だと国が滅ぶ為である。世界を創造した「神」の末裔を敵に回すと加盟国の王族であっても無力でしかない。よってONEPIECEの世界では「天竜人には絶対に逆らうな(もしくは関わるな)」という絶対の不文律が敷かれている。


彼らは「証明チップ」なる身分証を持ち、それを世界政府に返還すれば世界貴族の地位を放棄して、一般人として生活できるようになるのだが、後述の例外を除けば権力を自ら放棄する者は先ず皆無である。当然世界貴族であることを放棄すれば、同胞からは「君が選んだ人生だろう、捨てた物は戻らない」と見捨てられ、後ろ盾である政府や海軍の庇護もなくなるので、素性が判明すると「殺しても海軍は動かない」という理屈から数百年分の憎悪を抱いても泣き寝入りするしかなかった者達の報復対象になってしまう。(民衆曰く『元』天竜人だ 殺しても海軍は動かねェ!!との事。)

また、海軍の目が届かないような僻地では、仮に天竜人を殺害したとしても、現地住民がその事を黙っていれば「ただの海難事故」として処理される可能性もある模様。


逆に、上記の下々民の思想に感化されて人間に対して優しく接する事が出来た状態で、「世界貴族の地位を捨てず、その権力を行使しマリージョア内部から制度の改革を進める」と言う思想や行動は、天竜人にとって最大の禁忌とされており、仮に同胞の邪魔や危害を加えたり、同胞による被害を受ける筈の者や同胞を殺すつもりで攻撃した犯人を庇い立てしたり、その犯人に同胞への攻撃の認可をする様な行動を取れば、「下々民を庇う者は下々民以下」「下々民に感化されて人の心を持った神など存在してはならない」と扱われ、最終的には神の騎士団の手で処刑され、排除されるという末路が待っている。


なぜこれほどの権力を有しているのかは不明だが、ドフラミンゴは「天竜人が秘密裏に持つ、存在自体が世界をひっくり返せるほどの国宝がある」と語っている。

作中世界の現在では殆ど有害無益でしかなくなっている彼らを野放しにしている世界政府にも事情はあるようだ。

海軍の中でも忌々しく思っているサカズキや、守るべき人間とは見做してないガープなど、彼らに反発する者がいるのは確かだが、この二人の様に多大な実績や名声を重ねてきた者以外は例え海軍であっても消されて来たらしい。


また、上記の非道な所業に比べると地味だが、悪魔の実や一部の科学兵器などといった、下手に扱えば事故や反逆のきっかけになり得る代物を、親から買い与えられた玩具のようにぞんざいに扱う、無警戒な振る舞いも見られる。

それらとは別に上記の19人の王達は移住の際に各々の国を新たな王族となった一族に委ねてそれぞれの国から去ったため、後世の該当国にはかつて国を捨てた一族と反感を抱く者もいる。


下記のように、天竜人の男性の多くは相当な不細工に描かれているが、これは作者の意向であり、80巻SBSによると「優しさの欠片もない様な奴らは変な顔にしてやる!」とのこと。「性格は顔に出る」と言ったところか。実際に、天竜人の中でも温和な性格なドンキホーテ・ホーミング聖や、改心して真人間になった後のミョスガルド聖は、他の天竜人の男性に比べても、顔貌が整っていたり、顔つきが精悍さが増して威厳があるものとなっている。


800年間の支配に対する恐怖は根強いものとなっており、劇場版ウタ四皇幹部を一蹴してみせたり、世界政府や海軍への敵対宣言をしても盛り上がっていた観客が、天竜人を一蹴して敵対宣言をした際には一気に戦慄している。


世界貴族の価値観について

庶民を殺すことは、世界貴族にとっては朝に顔を洗うのと同じように当たり前なことであり、人間を家畜として見るのは当然のことだと認識するようになってしまっている。


それ以前に馬代わりにしている奴隷を急いでいるのに遅いから急かすというより遅い事への八つ当たりに痛めつける、特に逆らってもいない者を、意味もなくわざわざ殴ったり刺す事で『悲鳴もあげたりしない』事を誇示して喜ぶ、奴隷を持っていない同胞は変人と見なすなど、むしろ奴隷を虐げなければならないと捉えている節がある。


神の騎士団によるミョスガルドの処刑と、ここから読み取れる神の騎士団の役割、そしてそこまで提示された情報を踏まえると、人々が天竜人に隷属しなければならないのと同じように、天竜人側にも「人々の上に君臨し、虐げなければならない」という基本概念が存在することが推測できる。


そうだとすれば、世界貴族はパッパグが言うように「800年の長い年月の間に当初の理念を失い、漫然と腐敗していった」結果生じた歪みではなく、「人々の上に君臨し、虐げる存在」との定義を与えられ、そうなる様システム的に作り上げられた集団であり組織であると考えられる。

要するに


『人々を虐げ、傲慢に君臨する存在こそが世界貴族である』


とする定義が先に在り、それに沿って現在の状況が作られている、という仮説が立てられる。


これが正しいのならば、ホーミング聖やミョスガルド聖のような「人間の価値観」を持った世界貴族は「集団システムとしての世界貴族」にとっては、その運用を狂わせる害悪でしかない。

ミョスガルドは自らを「人間にしてもらった」と語っていたが、世界貴族が「」であり、彼らが住まうマリージョアが「神々の地」である以上、悪の組織の中に正義のヒーローがいられないように、神々の地に「人間」が存在できる道理はこれっぽっちもない。


言い換えれば、彼らには「傲慢に、強欲に、下々民を虐げ、搾取し、神のごとく振舞う」以外の生き方は許されない。

そういう意味では世界貴族はまさに、『生まれながらにこの世の全てを許された、この世で最も不自由な存在』だと言える。

あるいは、後に明かされた世界の王の存在を考慮すると、一般人が持つ『世界政府への不満』を逸らさせるため、彼等にとって判り易い『憎悪の対象』として設置されている可能性も0ではないと考えられる。


別の見方としては、「世界の王」が影から実権を握るに当たり、子孫世代をどうするかと考えた結果が現状だとする説がある(少なくとも最初からの独裁体制ではなかったはずであり、「最初の20人」が健在の間は協議なり合議なりで政治を進めていた可能性は高い)。

「最初の20人」の存在は政府の権威の根拠であり、その子孫をあしざまに扱うことは世界政府としては自殺行為になる。

だが、彼らを政治に関わらせれば意見の対立が生じて実権が行使しづらくなる為、それならば「逆に好き放題暮らせるように計らい、何をしても許されるという仕組みを構築して飼い殺しにしてしまえ」という話である。

これに対して余計な事を考える「反乱分子」が出てくれば、神の騎士団に処分させて現状維持するわけである。


こうして飼い殺しにされた世界貴族たちは世代を重ねるごとに堕落し、自分たち自身に権力があると錯覚した結果、マリージョアの外でも好き放題に振る舞い人々の怒りを買っている……という現状に繋がってくる。

事実として一般の世界貴族は彼ら自身に権力があるわけではなく、海軍大将をバックとした武力面での庇護、天上金を始めとする制度面での庇護、これらから生じた「逆らうな」という暗黙の了解によって守られている状態であり、それを失えばどうなるかはホーミング聖の末路が示している。


「神々の地」に「人間」が存在できる理由はこれっぽっちもないが、逆に「人間の世界」で「」が生きられる道理もまた、これっぽっちもないのである。


主な世界貴族

五老星

天竜人の最高位。『世界最高権力』とも評され、合議制で意志決定を下す。

現在は五人の老人達(全員男性)が務める。


神の騎士団


ロズワード一家

ロズワード聖

チャルロス聖とシャルリア宮の父親。詳細はリンク先を参照。


チャルロス聖

天竜人・チャルロス聖

ロズワード聖の息子。シャルリア宮の兄。詳細はリンク先を参照。


シャルリア宮

天竜人 シャルリア宮

ロズワード聖の娘で、チャルロス聖の妹。詳細はリンク先を参照。


ドンキホーテ家

かつてドレスローザを統治していた王家の末裔。このうち、ホーミング聖とその一家は33年前に世界貴族としての地位を放棄し、マリージョアを去った。


マリージョアへ移住する前は、ドレスローザにて小人族奴隷として働かせ、苦しめていた。


ドンキホーテ・ミョスガルド

CV:後藤哲夫菊池正美

10年前、奴隷にしていた魚人をジンベエ王下七武海加盟により解放され、それを取り戻そうと魚人島に押しかけた。

当時は典型的な天竜人そのものであったが、オトヒメ王妃との出会いをきっかけに価値観が一変し、現在は思慮深く常識的な思考を持った真人間となっている(本人曰く「オトヒメ王妃に人間にしてもらった」)。


奴隷を一人も持たない異端の天竜人」とされ、他の世界貴族から奇人扱いされており、最終的には世界会議終了後に神の騎士団に粛清される事となった。


ドンキホーテ・ミョスガルド聖の父

CV:岸野一彦

本名不明、息子にジンベエ王下七武海に加盟したことで元奴隷が恩赦を受け魚人島に帰ったことを伝えた。


ドンキホーテ・ホーミング

CV:村治学

ドフラミンゴとロシナンテ兄弟の父親で33年前に天竜人の地位を捨てた。人間に成り下がるという暴挙を止めようと多くの天竜人が説得しに来たが、ホーミングは「人間ですよ昔から」と返したことが天竜人全体への侮辱と受け取られ、「裏切り者」、「昔から異端だった」と見放された。地位を捨てた後、世界政府からは不自由のない住まいと財産は用意されたが、下界の人々から天竜人がどれほど憎まれているかを知らなかったことが後述の悲劇を招くことになる。


天竜人の位を放棄し、北の果てにある世界政府の非加盟国に家族を連れて移住した。一家で慎ましく暮らそうと思い、息子達には一から教えねばと考えていた。だが出自がバレた(アニメ版では自ら素性を明かした)ことで天竜人に憎悪を抱く人々から報復を兼ねた迫害を受け、天竜人に「妻と子供達だけでも帰らせてくれ」と助けを請うが、かつての同胞たちは「人間」の頼みなど聞き入れてはくれなかった。極貧と暴力の嵐の中で、妻を病気で失い、民衆から一家総出で拷問を受けた。最期はドフラミンゴに「自分を惨めな境遇に追い落とした元凶」と見なされ殺害される。最後まで家族を守れない自分のふがいなさを責めることはあっても、家族を初め、人々を恨んだりはしなかった。


ドンキホーテ・ドフラミンゴ

センシティブな作品

CV:田中秀幸半場友恵(幼少期)

ホーミング聖の長男。「人間らしい生活」を望んだ父に連れられ33年前に母や弟と共にマリージョアを出たが、奴隷を買いに行こうと言うなど選民意識を捨てきれず(それが当たり前の生活だったのだからいきなり変われと言われても難しいだろうが)天竜人に恨みを持つ民衆達に一家共々地獄のような迫害を受け続け、母も失いゴミをあさって生き延びた凄惨な過去を持つ。

そのような事態の原因となった父を憎み10歳の時に殺害。父の首を聖地マリージョアに持ち帰り世界貴族に復帰しようとしたが、拒絶され、聖地マリージョアへの復帰は叶わなかった。

以来、ドフラミンゴは世界貴族どころか今の世界全てを見限り、それらを破壊してしまおうと凶悪な海賊(ドンキホーテ海賊団船長)となり、各国の「天上金」に手を付けて世界政府を脅し王下七武海に名を連ねるまでになった。

その破滅的な性格の一方、苦楽を共にした仲間を家族同然に思う二面性を持つ。


ドンキホーテ・ロシナンテ

CORAZON

CV:山寺宏一広橋涼(幼少期)

ホーミング聖の二男。兄ドフラミンゴと同様の凄惨な過去を持つが、兄とは異なり父を憎むことはなかった。

父ホーミングの死後はセンゴク(当時の階級は中将)に保護され、彼のもとで成長した。海軍本部においてもセンゴクの直属の部下(階級は中佐)となり、兄ドフラミンゴの暴走を食い止めるべく、身分を偽りドフラミンゴ率いる海賊団に最高幹部コラソンとして潜入する。しかし、とある出来事が原因で10年以上前に死亡している。

極悪非道な兄と異なり、心優しい父と母の性格を受け継いでいる。


ホーミングの妻

CV:浦和めぐみ

本名不明、ドフラミンゴとロシナンテの母。

夫と同じく心優しい性格で天竜人の地位の放棄にも賛同していた。

一家共々民衆から迫害を受けた後、不衛生な廃屋での生活が原因で病に冒されて死亡した。


その他

ジャルマック聖

CV:増谷康紀

12年前に主人公ルフィの故郷ゴア王国を視察した世界貴族。誕生日は11月9日

「目の前を横切った」というだけで、ルフィの義兄の1人サボの乗る船を攻撃し撃沈した。


因みに攻撃理由として「海賊旗を掲げた者は何者であろうとも海賊」と、ある意味正しいことを言ってはいるものの、「下々民が自分の前を横切った」ことの方が彼にとっては赦されないことであったらしい。

とは言え、サボの行動は現実世界で例えると「親善のために来日した外国国王の車列の前に暴走族が乱入してきた」並の暴挙で、自爆テロの可能性などを考慮しても射殺されてもおかしくはない状況ではあるためこの行動についてはジャルマック聖を擁護する読者も一定数存在する


ちなみにシャボンはシャボンディ諸島魚人島でしか維持できないため、ここではシャボンの代わりに四角い透明のプラスチックのような物を着用している。


カマエル聖

CV:三村マサカズさまぁ〜ず


映画『ONE PIECE FILM GOLD』に登場した世界貴族。

丸眼鏡と顎鬚が特徴で、顔を小刻みに左右に動かす癖がある。


ギルド・テゾーロから天上金を受け取りにやって来たが、ナミ達がテゾーロらを欺くために利用できると衣服を盗まれた。

終盤のルフィとテゾーロの決戦で救助要請をルッチに電伝虫をかけるも、途中で切られてしまった(救出自体はちゃんとされた模様)。


カマエル聖の夫人

ツリ目が特徴的なカマエル聖の夫人。

夫と共にテゾーロの船に訪れるも、彼女もまたナミ達の襲撃で衣服を奪われてしまう。


居住地「聖地マリージョア」

「赤い土の大陸」の頂に位置する世界貴族が住む町兼世界政府の中枢となっている。

未だに全貌は明らかになってないが、一際大きい城「パンゲア城」がある。

4年に1度、政府加盟国の王たちがマリージョアに集結して世界会議を開催しており、2年後にあたる新世界編では丁度その世界会議が開催される年。


ちなみにマリージョアのほぼ真下に魚人島がある。

偉大なる航路前半から新世界に行くにはマリージョアを通過するルート、海底の魚人島に通過するルートがある。

前者は手続きが必要、向こうで船を乗り換えと時間とお金はかかるが安全。

後者は、海中の航路は危険だが海賊行為自体が犯罪なので海賊たちは、この魚人島経由の手段しかない。


また護衛は海軍ではなく、神の騎士団なる直属の部隊がおり、彼らが神々の地の治安維持を務めている模様。

詳細はリンク先を参照。


ゴッドバレー島

かつてロックス海賊団が、海軍&ロジャー海賊団と交戦したとされる伝説の島。

現在は跡形も無く消滅しており、地図にも記されていない。

詳細はリンク先を参照。


16

16発の銃弾を撃ち込む、ドフラミンゴの最後の技が「16発の聖なる凶弾」、とある国を滅ぼした16の光の柱など、彼らには16がついて回っている。


関連項目

ONEPIECE 世界政府 五老星 天竜人 ???


外道 人間のクズ エゴイスト 暴君 卑劣漢 悪女 上級国民 特権階級 選民思想 胸糞


天竜人

ドンキホーテ・ホーミング ホーミングの妻 ドンキホーテ・ドフラミンゴ ドンキホーテ・ロシナンテ

ドンキホーテ・ミョスガルド

シャルリア宮 チャルロス聖


奴隷とされた者

フィッシャー・タイガー ジャンバール ボア・ハンコック ボア・サンダーソニア ボア・マリーゴールド コアラ アラディン ギルド・テゾーロ バーソロミュー・くま

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