「やってみるさ…俺に、何が出来るか分からないけど…」
「変身!」
『Standing by』
『Complete』
CV:藤田玲、原田篤、村上幸平、半田健人、河西りえ、村井克行、芳賀優里亜
スーツアクター:押川善文、蜂須賀祐一(仮面ライダーアウトサイダーズ)
変身者
・三原修二
・徳本恭輔
・新井賢
・河内勇樹
・木村沙耶
・北崎
・草加雅人
・乾巧
・阿部里奈
・村上峡児
概要
主な装着者は北崎、三原修二。デルタフォンに変身コード「ヘンシン」を音声入力し、デルタドライバーの右部に装備されたデルタムーバーにセットすることで変身する。
デルタギアの各アイテムに付された、ライダーを示す形式番号は「333」。デルタフォンはストレート型、音声入力式。
ギリシア文字の「Δ(デルタ)」を模した頭部が特徴で、流動経路はブライトストリーム。
フォトンブラッドは銀色で、アクセルフォームと同等の出力である。
作中において主役ライダーであるファイズと2号ライダーであるカイザに続いて三番目に登場した、所謂3号ライダーである。
本作において最初に作られた仮面ライダーでもある。
装備の少なさに加えて専用のライダーマシンを所持していない。唯一使用しているのは各ライダーズギアで「3821」のキーコードを入力して呼び出す大型ビークル「ジェットスライガー」。
最終的な正規装着者となった三原修二は、参戦時期が遅い上、ラッキークローバーや村上お抱えの刺客などの強敵と戦うことが殆どの為、単独での活躍よりも、集団戦でのアシストがメインとなっている。
もっとも、印象的な名アシスト率は高い方で彼なりに十分活躍していたといえる。
他にデルタに変身したのは木村沙耶、徳本恭輔、新井賢、河内勇樹、草加雅人、乾巧、阿部里奈、村上峡児。地味に巧、草加、三原のメイン変身者全員に変身経験がある。
但し、新井賢、河内勇樹は「変身経験がある」の説明のみで、劇中での変身シーンはなかった。
ライオトルーパーや『ウィザード』の仮面ライダーメイジ、『鎧武/ガイム』の黒影トルーパーの様な、ベルトそのものが大量生産されていた例を除けば平成ライダーで最も多くの人が変身したライダーであり主人公以外の人物が仮面ライダーに変身することもあるという要素が本作の特徴の1つだが、デルタは特にベルトをたらい回しにされた印象が強いライダーである。
因みに銃で変身するライダーの中では珍しく、変身前からベルトが存在する。
公式人気投票 | 75位(122票) |
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スペック
身長 | 190cm |
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体重 | 96kg |
パンチ力 | 3.5t |
キック力 | 8t |
ジャンプ力 | 一跳び38m |
走力 | 100mを5.7秒 |
視力 | アルティメットファインダーの働きにより夜間でも180度の視界を確保、X線カメラも内蔵 |
ファイズ、カイザと比べると拡張性は劣り装備の数も少ないが、出力は最も高い。その為、装着者の格闘能力が戦闘力にほぼ直結する。草加雅人はカイザでは歯が立たなかったライノセラスビートルオルフェノクを、デルタに変身して瞬殺した。
なお、デルタラングに備わった酸素タンクには3時間分の酸素を蓄えているが、同じく酸素タンクを内蔵したファイズとは異なり、こちらは明確な残量が示されている。
胸部には装着者を闘争心を刺激し、凶暴化させる「デモンズ・イデア」を発生させる部位である「デモンズスレート」があるが、この「デモンズ・イデア」の一番恐ろしい所は額の「レシーバースレート」から伸びる毛細ケーブルによって脳に直接送り込まれる点である。実際、変身直後「うおおおおお!」と憤慨する様に叫びながら敵に向かって行くシーンが時折ある。
詳細はデルタギアの記事を参照して欲しいが、こんな恐ろしい物質を直に受け続けても尚、健常な精神を保ち続けていた三原たちの方が怖いのかもしれない(効果には個人差がある様だが、三原に関してはヘタレ過ぎてデモンズイデアを受けてもあんまり効果がなかったから等様々な説がある)。
あまりにも危険と見做された為か、その後のライダーには搭載されていない機能となっている。
設定では肩のショルダースウォードにフォトンブラッドを集中させて体当たりする技がある様だが、劇中では未使用(ショルダータックル持ちにはよくある扱いである)。
必殺技
デルタムーバーからポインターを撃ち、キックを放つ。ファイズやカイザと違って、倒されたオルフェノクは青ではなく赤い炎を出して消える。
草加雅人が使用した時は両足、三原の場合は右足、???の場合は左足でキックした。 威力は24t。
テーマ曲
オルフェノクの支配
後半に登場するライダーであるため専用の劇伴は作曲されておらず、戦闘シーンでは主に劇場版の劇伴が使用される。
北崎デルタ、三原デルタの両方の戦闘シーンで使用される「オルフェノクの支配」が事実上のデルタのテーマ曲であり、CSMデルタギアにも収録されている。
DELTA STRIP〜White Ring
イメージソング。劇中未使用。
客演
仮面ライダーディケイド
「クウガの世界」では、シルエットのみ登場した。
「アギトの世界」では、ディエンドによって仮面ライダードレイクと共に召喚され、一斉射撃でメ・ギノガ・デを撃破した。
さらには、生身の状態の門矢士にルシファーズハンマーを炸裂させようとしたが、こちらは小野寺ユウスケが割って入ったで未遂に終わった。
その後に現れたバッファローロードの放射したプラズマ弾を受け、ドレイク共々消滅した。
なお、ドレイクとは、
1:3号ライダー
2:銃使い
3:井上脚本で初登場した
4:正装着者は人間だが、怪人が変身した事もある
5:変身アイテムが主人公の手に渡った事もある
6:スーツアクターが押川善文氏
などの共通点がある。
仮面ライダーアウトサイダーズ
13年ぶりに再登場。
幻夢無双ガシャットを回収するために、スマートブレイン社長秘書兼イメージガールのスマートクイーンが変身し、仮面ライダーゲンム 無双ゲーマーと対峙した。しかし、必殺技のルシファーズハンマーを命中させ、キックを放つ寸前に無双ゲーマーが発動した「ポーズ」により一時停止され、ゲンムクリティカルフィナーレを喰らい、敗北。青い炎を上げ、灰化してしまった。
アーケードゲーム
ガンバライド
未参戦。サポートカードでのみ登場。
1ターンごとにボウギョが100ずつ下がり、コウゲキがその分上がる能力であり、作中のデモンズスレートの特性を再現したかの様な危険な効果を持つ。
しかし、このゲームは最長でも5ターンで決着が着く上に、最後のターンは強制決着であり、またサポートカードが使えるのは2ターン目からであった。このため、最大でも300しか変動しないという、何とも中途半端な存在になってしまった。
レアリティのみは☆4つ(最大で5つ)のスーパーレアだった。
ガンバライジング
プレイアブルキャラとしてナイスドライブ6弾より参戦。
劇中技であるルシファーズハンマーも実装。
ナイスドライブ6弾ではLR枠の一つとして登場。パッションタイプで表面では必殺技を発動した時にテクニカルゲージアップと仲間のコウゲキ、ボウギョをアップさせる。バースト後はひっさつ値を大幅増加に加え、相手のライジングパワーを削り、更に相手チーム全体のライジングコストを増やす等の相手からの必殺の被害を抑える事に特化した一枚となっている。
尚、デルタが参戦したことによりTVシリーズでのメインライダー(あとは量産型や劇場版ライダーも控えているが)が出揃い、これにより他の2人ともチームを組むことが可能となった。
バッチリカイガン1弾ではSR、Rを通り越してルシファーズハンマーがいきなりN落ちしてしまった…(同弾参戦のバースもそうだが)
と思いきやバッチリカイガン3弾にて2弾越しでSR再昇格。初のチェインタイプに加え、ガンバライジング史上初となるバーストアビリティである相手のスロットのAPのリセットを持つ(LR(EX)ディケイド等のスロットのAPを増やすアビやゲキレツアイコンAP+100等を無効化できる)。
カイザとチームを組むとチームボーナス「流星塾の生徒」、ファイズ、カイザとチームを組むとチームボーナス「王の守護者」が発動する。
余談
- 変身時にフォトンブラッドが伸びる演出において、序盤は変身後と同じ銀だったが、途中(特に三原が変身するようになって以降)から青白い光になった。
- その為、イラストやグッズ等でのデルタのイメージカラーには銀やグレーの他にも青が多く見受けられる。
- 三原がヘタレ過ぎてデモンズスレートがあまり効かなかった、と言う説は本人の項を参照。
- 3号ライダーで男性ライダー且つ女性ライダーであり更に0号ライダーと言う、色んな括りに入れられる稀有なライダー。
- しかし、作品的にも基本的には3号ライダーとして扱われる事で統一されているが。
- ファイズこと巧やカイザこと草加がそれなりに客演回数に恵まれている反面、デルタはあまり恵まれない。
- ディケイド以降も1回のみである。…と思われたが「仮面ライダーアウトサイダー」の予告編にてディケイド以来約13年ぶりに再登場。
- CSMデルタギアで、劇中同様の音声認識システムが当時より高精度に実装された……が、かなりシビアであるのはやや有名な話。
関連イラスト
関連タグ
仮面ライダー555 デルタギア デルタ 333 ルシファーズハンマー ジェットスライガー
サブライダー 銃ライダー 女性ライダー 社長ライダー 怪人ライダー
関連・類似キャラクター
- 仮面ライダーサガ:脚本家が同じ作品の3号ライダー、「カラーリングが白」「変身ベルトが武器と連動する」「武器は敵を拘束する事もできる」「怪人の為に開発された」「最初に開発された初期型」「装備が少ない」「主役ライダーと2号ライダーよりも出力が高く、主役ライダーと2号ライダーを圧倒した事がある」など共通点が多い。
- 仮面ライダースカル:カラーリングが黒と白の銃使いのサブライダー、最初期に開発されたシステム、拡張性が低い上に装備も少ない、巨大マシンを持つという共通点がある。
- 仮面ライダーナックル:2号ライダーのクラスメイト(チームメイト)が変身する黒いサブライダー、「敵対する大企業によって開発された変身ベルトを使用する」「装備が少ない」「設定上では誰でも変身できる」「2号ライダーから与えられた戦力である」「2号ライダーと共闘する事が多い」「主役ライダーや2号ライダーと共闘する際には抜群のコンビネーションを発揮する」「初変身した時の戦闘では2号ライダーのサポートを受けながら奮闘する」「物語が進むにつれて主役ライダーとも打ち解け合い、共闘するようになる」「2号ライダーに反発してまで主役ライダーの味方についた事がある」といった多くの共通点がある。
- ゴーグリーン:三原を演じた原田篤氏が演じる変身ヒーローで、劇中では敵に一方的に痛めつけられて苦しめられる描写が目立つ点も同じ。
クウガ・プロトタイプ → デルタ → ダークカブト
○号ライダー