基礎データ
全国図鑑 | No.0367 |
---|---|
ローマ字表記 | Huntail |
ぶんるい | しんかいポケモン |
タイプ | みず |
たかさ | 1.7m |
おもさ | 27.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
とくせい | すいすい |
隠れ特性 | みずのベール |
タマゴグループ | すいちゅう1 |
地方図鑑
ホウエン図鑑(RSE / ORAS) | No.177/No.186 |
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コーストカロス図鑑 | No.142 |
アローラ図鑑(USUM)
| No.141
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各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | ハンテール | |
英語・スペイン語・イタリア語・ポーランド語 | Huntail | 日本語に同じ |
ドイツ語 | Aalabyss | |
フランス語 | Serpang | Serpent(ヘビ)+Fang(牙) |
韓国語 | 헌테일 | |
中国語 | 猎斑鱼 |
進化
パールル ┬→ ハンテール(「しんかいのキバ」を持たせて通信交換)
概要
ポケットモンスター 第3世代『ルビー・サファイア』から登場するポケモンで、しんかいのキバをパールルに持たせて通信すると進化する。
名前の由来は斑点とtail(英:尻尾)。実にシンプルなネーミングである。また後述の設定から英語で狩りを意味するhuntもかかっていると思われる。
また、フランス語名の「Serpang」はシーサーペントとFang(英:牙)、ドイツ語名の「Aalabyss」はaal(独:鰻)+abyss(英:深淵)に由来する。
尻尾の部分が魚のような形になっており、それを使って獲物を引きつける習性がある。この尻尾部分の目は発光する。
また、深海での生活に適応するために背骨が頑丈になっており、暗い深海でも見通せる視力を手に入れた。そのためか全く人々に認知されて来なかった歴史があり、ハンテールが浜に打ち上がると凶事の前触れだと言われてきたほど。
見た目通り、頑丈な顎を持っているものの、基本的に獲物は丸呑みにしてしまうらしい。
軟体動物から魚に進化するというオクタンとは逆方向を行くトンデモ進化を遂げたポケモンであり、サクラビスは胸に貝殻の要素を残しているが、ハンテールは恐らく頭のホタテに似たヒレが貝殻の要素であると思われる。
軟体動物がたねポケモン枠ということでタマゴグループは魚類型の属する「すいちゅう2」との複合ではなく、「すいちゅう1」単体となっている(これはサクラビスも同様)。
ちなみに、「からをやぶる」と「からにこもる」、「てっぺき」を覚える(どちらもパールルから)が、何処に殻があるのかは謎(頭の部分か?)。
なお、深海魚であることは確かなのだが、モチーフははっきりしていない。
- 背びれで獲物をおびき出し、鋭い牙と細長い体を持つホウライエソ
尻尾で獲物を誘き寄せる魚だと言われている深海魚・フクロウナギ
などなど様々な説がある。
色違い
色違いは黄緑色っぽいカラーリングになる。
ゲームにおける特徴
当初はジムリーダーや四天王、一般トレーナーが誰も使用しないポケモンの1匹だったため図鑑に載せることすら情報なしでは一苦労だった。
カイナシティのクスノキにすてられぶねで拾えるたんちきとの交換で「しんかいのキバ」を入手する事ができる。
RSEから連れてこよう。
本作での「しんかいのキバ」は野生のキバニア・サメハダーが5%の確率で持っている。
「しんかいのキバ」は20ばんすいどうで拾える。
『ブラック』『ブラック2』限定で4ばんどうろの水面の影に釣りをすると出現する。
本作での「しんかいのキバ」は野生のキバニア・サメハダーが5%で持っている他、マボロシのばしょ(弓形の島・マボロシ洞窟)で拾う事ができる。
『USUM』でメレメレ島にある「メレメレ海」とウラウラ島の15ばんどうろにてパールルの仲間呼びでのみ出現する。
未登場。
本作では「しんかいのキバ」が地下大洞窟の「ちかすいみゃくのくうどう」で拾う事ができる。
未登場。
性能
比較 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
パールル | 35 | 64 | 85 | 74 | 55 | 32 | 345 |
★ハンテール | 55 | 104 | 105 | 94 | 75 | 52 | 485 |
サクラビス | 55 | 84 | 105 | 114 | 75 | 52 | 485 |
ステータスはこうげきとぼうぎょが高めで、とくこうもそこそこだがそれ以外は低め。取り立て弱いというわけではないが、なにぶん分岐進化の方がステータスに優れていた上にみず単タイプなのが災いしこれといった個性もなかった。さらに入手する上で色々と面倒な手順を踏まなければならないため、対戦では不遇な立ち位置だった。
しかし、第5世代で「からをやぶる」を習得し、明確な個性を持てるようになった。「バトンタッチ」で引き継げるという点でサクラビスと競合するが、最大の違いは高めのこうげきととくこうによる両刀が可能であること。物理技では「たきのぼり」「かみくだく」「ふいうち(「からをやぶる」との同時習得は『ORAS』から可能)」などを揃えられる(アクアテールは威力が高い分、命中は期待できない)。防御を上げる有用な手段としては進化前から引き継がれる「てっぺき」や自力習得技の「とぐろをまく」の二つがある(バリアーは第8世代で廃止された)。
対となるサクラビスがエスパータイプの技を覚えるのに対して、こちらはあくタイプの物理技を多く習得する傾向にあるが、それでもタイプはみず単体である。
更に、同時期に獲得した隠れ特性「みずのベール」で物理型には致命的な「やけど」を一切気にせずに戦えるようになった。「いかりのまえば」→「しおみず」のコンボもでき、以前に比べると戦いやすくなったといえる。ただし、こおりタイプの習得技は特殊技がほとんどであり、物理技は威力が低めのこおりのキバ一つ。
それ以外のタイプの物理技で目ぼしいものは相手の素早さを下げるがんせきふうじやのしかかり(タマゴ技)ぐらい。この他にも第7世代ではおしえわざとしてとびはねるを覚えたりする。
みずタイプの特殊技に目を向ければねっとうやなみのりといった基本的な技は勿論、だくりゅうを覚えるという意外な特徴を持っている。深海に住むポケモンなのに。
デバフ技としてはいやなおとやこわいかおといった2段階ダウン技を覚えるが、素早さが低いため、採用されることはあまりないかも。
使用トレーナー
ゲーム版
✳BW2
✳BDSP強化後
アニメ版
- キクマ(AG95話)
漫画版
番外作品
ポケモンレンジャー
本家であくのはどうを覚えないくせに何故か、攻撃に使用してくる(ブラウザにもはっきりと「あくのはどう」の記載がある)。
グループがみず単体であるにも拘らず、発動するポケアシストは「あく」となっているので注意。
- ポケモンレンジャー光の軌跡
- 流石に使用技がうずしお、かみつくと本編準拠になったが、ポケアシストでは泡を放つというそこだけ原作を無視したものになっている(これはサクラビスにも言える事だが)。
アニメ版
アニポケ・第1-7シリーズ
- AG95話『ハンテールとサクラビス! 進化の謎!』
ハの島の水にはしんかいのキバの成分が溶け込んでいるため島に生息するパールルはハンテールに進化する…のだが、ロの島の水にはしんかいのウロコの成分が溶け込んでいるためサクラビスに進化する。それが原因でロの島民とハの島民は仲が悪かった。
サクラビスにしか進化しないロの島に住む少年キクマはサトシ達やハの島の少女ナミヨの協力によりイの島のポケモンセンターで自分のパールルを憧れのハンテールに進化させた。これがきっかけで島民同士が和解する。
- 新無印63話
CV.浪川大輔
ポケモンマリンアスレチックの競技中にゴウのジュゴンがサクラビスを助けようとした所を反撃し、コハルのイーブイにやられる。しかし、実際はサクラビスとは恋人同士であった。
その他
XY | 22話 |
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SM | 71話 |
新無印 | 88話 |
めざポケ | 2話 |
劇場版 | 蒼海の王子 |
アニポケ・第8シリーズ
- 33話:冒頭で登場。
漫画版
4章でハギ老人の大漁丸にある水槽に入れられていたが、ルビーのコメントからして、彼の目には美しく映らなかったようだ…。
14章ではザオボー配下のエーテル財団員のポケモンで登場。
ポケモンローカルActs
静岡県沼津市にサクラビス・ジーランスと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。
沼津は日本一の深海である駿河湾に面しており沼津港深海水族館がある。
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0366.パールル→0367.ハンテール→0368.サクラビス
関連ポケモン等・グループタグ
その他