ギガインパクト

ぎがいんぱくと

ギガインパクトとは、ポケモンの技の1つ。

データ

第4世代よりから登場。

全ての力を込めて突撃する大技。その威力は凄まじく、受けた相手は閃光と爆発が発生する。

アニポケでは使用時にオーラを纏っている様子が確認可能。「はかいこうせん」と同じく連発して来るのも御馴染みであるが、そちらに比べて使用頻度は少なめである。

この初代より突進技イメージが強いケンタロスの他には、ブリガロンのようにゴツい最終進化ポケモンや、レジギガスやゼルネアスといった伝説ポケモンがレベルアップで習得する。

ヨーテリーやキバゴのような初期ポケモン達が覚えたのに驚いたプレイヤーもいるのでは。

第4世代で「はかいこうせん」が特殊技となったため、第3世代までの「はかいこうせん」の性能が引継がれることとになった。

数少ない直接攻撃ロマン砲である。

しかし、既に登場していたおんがえしやのしかかり、すてみタックルなど他のノーマルタイプの物理攻撃技の存在が大きかった。

第2世代時点で【「はかいこうせん」1発＜上記の三技2発】であったため、代替技が登場した所で同じ様な使い勝手に収まってしまうのであった。その上第4世代は様々な高威力技が誕生した世代。

やはり高威力技を2発撃った方がダメージの期待値が高くなる上に、ノーマルタイプが故に弱点も付けないため、サブに置くのも辛い状態であった。

一方「はかいこうせん」が特殊化したことに伴い、ケッキングの新たなメインウェポンとなった。

とはいえ、ポケモンバトルでは技を撃てるのが後1度だけに追い込まれることのも良くある話である。そういった状況では等倍ダメージを2回撃っている暇などないため、瞬間火力の高いロマン砲に頼るべきな場合も多かったりする。

このように反動で動けないのを覚悟で相手を押し切るか、ラスト1体へのトドメとして用いるか、プレイヤーの判断が求められる。

はかいこうせんにもいえるが、スキン特性持ちポケモンがこの技を用いることで1.2倍（XYでは1.3倍）にして弱点を突けるようになるので極限まで威力を高められるのも魅力。

第7世代ではZワザで威力200を出せるため、この技の採用も増えて行った。

地味に「はかいこうせん」を覚えず、「ギガインパクト」の方は覚えるポケモンが急増した世代でもある。理由は謎。

第8世代だと威力は150と変わらないがダイマックス技「ダイアタック」で無反動で放つことが可能。

高威力に加えて追加効果で素早さを下げられるため、タイプ一致でなくても採用される場合がある。

「おんがえし」廃止もあって少しでも火力を求めるために採用されることも増えた。

第9世代では「おんがえし」を覚えられなくなったアルセウスの主力技として抜擢。

「しんそく」2発分に匹敵する威力があり、「つるぎのまい」と合わせて物理受けを問答無用で突破することが可能。

スーパーコンテストショー!においては、多くのポケモンが覚えられる上、市販わざマシンなので扱いやすい技である。

ポケモンGOではレジギガスとゼルネアスの習得技として実装されている。

スペシャルアタック（ゲージ技）として扱われており、威力はZワザの時と同じく200という破格の数値。天候ブーストが掛かれば、240にまで威力がアップする。なお、現状、ブースト効果なしで200台に到達している唯一の技となっている。

フルゲージ技なので、ゲージを溜めるまでには時間が掛かるものの、発動に成功すれば、あの「はかいこうせん」を上回る圧倒的なダメージを叩き出すことが可能で、生半可な耐久力のポケモンであれば問答無用で粉砕してしまうほど。特にレジギガスはタイプ一致補正が乗るため、さらに破壊力が上昇する。

ポケモンカードゲームでは、Dpシーズンのエレキブルに搭載されたのが初出。

この時は、「望むなら、自分の雷エネルギーを全てトラッシュする代わりに基本ダメージを倍とする」という仕様であった。

B Wシーズンのムーランドに搭載されて以降は内容が変更され、「大ダメージを与える代わりに、使用したポケモンは次の番に技が使えない」仕様となり、原作をそのまま再現する形に修正。エネルギー加速による連射はできなくなった。

上述したようにノーマルタイプ技ではあるが、この技を初報のスクリーンショットで使っていたのは何故かエレキブルであった。自力で覚えられるけど。

そのため、この技をでんきタイプ技と勘違いした人も少なからずいた模様。