概要
創作なども含めて、元々の潜入先の敵勢力に調略されてそちら側に寝返ってしまうというケースも多い(孫子の兵法でいう「反間」)。
そこから転じて、相手側を欺くために味方を裏切る演技をする場合でも用いられている模様。
ちなみにフィクションによくある『三重スパイ(本国→敵国A→敵国B)』は現実ではありえないものらしい。
現実の二重・三重スパイの例
- リヒャルト・ゾルゲ⋯ソ連スパイ。中国で実績を挙げ、続く日本でナチス党員を偽り、日本の機密情報をナチスとソ連に横流しした。
- マタ・ハリ⋯オランダ出身のダンサー。ドイツとフランスを渡り歩いた二重スパイ。
- ドゥシャン・ポポヴ⋯セルビア出身のスパイ。ユーゴスラビア・イギリス・ドイツを渡り歩いた三重スパイ。007のモデルで、007の作者ジェームズ・フレミングとも親交があった。
該当するキャラクター(※いずれもネタバレ注意⚠︎)
- メタナイト卿、ナックルジョー(『星のカービィ』)
- イザヤール(『ドラゴンクエストⅨ』)
- 栗坊(『トリコ』)
- うちはイタチ、薬師カブト(『NARUTO』)
- セブルス・スネイプ(『ハリー・ポッターシリーズ』)
- EVA(『MGS3』)
- 加持リョウジ(『新世紀エヴァンゲリオン』)⋯正確には日本政府とゼーレとNERVの三重スパイ
- ホークス(『僕のヒーローアカデミア』)
- ガジル・レッドフォックス(『FAIRY TAIL』)
- あさぎりゲン(『Dr.STONE』)
- 八千代命(『RELEASE_THE_SPYCE』)
- 立原道造(『文豪ストレイドッグス』)※猟犬部隊の潜入捜査官であり、自身の能力も封じて、ポート・マフィアに潜入していた。真の黒幕を倒すために森鴎外の命によりポート・マフィアの二重スパイとなる。
- 宰相カメジム(『王様戦隊キングオージャー』)
- ラクレス・ハスティー(同上)
- ミハル・ラトキエ(『機動戦士ガンダム』)
- ラウ・ル・クルーゼ(『機動戦士ガンダムSEED』)
- 有古一等卒(『ゴールデンカムイ』)
- 安室透/バーボン(『名探偵コナン』)
- 志摩廉造(『青の祓魔師』)
- 九条貴利矢(『仮面ライダーエグゼイド』)
- スペースパンチ/カウンターパンチ、ダブルクラウダー、ダブルフェイス(『トランスフォーマーシリーズ』)
- アレクサンド龍(『夜桜さんちの大作戦』)
- ケット・シー(『ファイナルファンタジー7』)
- エドガー・サクソン(ズール)(『エースコンバット7』)