概要
五行は土、陰陽は陽とされ、これは戌および十干の戊と共通している。
漢字としては、音読みは「シン」、訓読みは「たつ」。
『説文解字』では「震」と関連付けられ、三月(十二支を月に充てるとちょいずれる)、大地が震え、天のドラゴン(中国ではサソリでなくて竜)の房宿からアストラルフォース(星のエネルギー)が落ちてくる、とする。
十二生肖としては、唯一想像上の動物である竜が割り当てられている。
現実ではタツノオトシゴを「竜の落とし子」と当てて、竜に見立てる場合がある他、コモドドラゴンやインドシナウォータードラゴンなど“ドラゴン”と名のつくトカゲ(けものフレンズでの例)や恐竜(2012年には福井県が恐竜年としてPRした)と結びつけられる例もある。
中東では竜ならぬワニ、トルコでは魚(通常通り龍を割り当てることも)、イランではクジラ、ネパールのグルン族ではワシ、東南アジアなどではヒンドゥー教などの影響からか、ナーガである事も。ナーガなら蛇が二回続いてることになるんじゃないの?と思われるが、インドネシア語では龍を「ナーガ」と呼んだり、ナーガの漢訳として竜が存在する例があるので問題はないだろう。
カザフスタンでは驚くべき事にカタツムリ年になっているという。
実際にアルマトイ市にある十二支を模した噴水では辰のポジションにカタツムリが収まっている。
また、文化大革命時代では皇帝の象徴かつ空想上の生き物である龍は相応しくないと言う事で新たに発見された動物であるパンダが選ばれた事も。しかし、なんやかんやあって元に戻ったと言う。(ちなみに南京町にある十二支像に紛れたパンダ像は猪を発注する筈が手違いで送られて来た物だと言う。)
関連イラスト
版権
- まんが日本昔ばなしのオープニング
関連タグ
辰年 2012年/2012 2024年/2024 年賀状2012 年賀状
甲辰/甲辰年 丙辰/丙辰年 戊辰/戊辰年 庚辰/庚辰年 壬辰/壬辰年