駅データ
所在地 | 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目 |
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開業 | 1886年5月1日(JR東海)、1957年11月15日(名古屋市交通局)、2004年10月6日(名古屋臨海高速鉄道) |
事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海)/名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄)/名古屋臨海高速鉄道 |
路線 | 東海道本線(名古屋地区)・中央西線・関西本線・東海道新幹線(JR東海)/東山線・桜通線(名古屋市営地下鉄)/あおなみ線(名古屋臨海高速鉄道) |
駅構造 | 高架駅(JR東海・名古屋臨海高速鉄道)/地下駅(名古屋市営地下鉄) |
English | Nagoya station |
中文 | 名古屋站 |
한글 | 나고야 역 |
ホーム | 6面12線(JR在来線)/2面4線(JR新幹線)/2面4線(名古屋市営地下鉄)/1面2線(名古屋臨海高速鉄道) |
備考 | 名古屋鉄道は名鉄名古屋駅、近畿日本鉄道は近鉄名古屋駅を参照。 |
概要
愛知県名古屋市中村区にある東海旅客鉄道(JR東海)・名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄)・名古屋臨海高速鉄道の駅。
このほか、隣接して近鉄名古屋線近鉄名古屋駅、名鉄名古屋本線名鉄名古屋駅(2005年に新名古屋駅から改称)、名鉄バスセンター(名鉄バスと三重交通)、名古屋バスターミナル(名古屋市バスとJRバス。2017年にリニューアル)がある。
中山道沿いに計画された鉄道を港湾まで結ぶ路線として、武豊(現在の武豊線)から延びる路線の途中、名古屋の市街地の西側にできたのが名古屋駅だが、岐阜より東の路線を東海道経由に変更して、東海道本線の主要駅となる。のちに関西鉄道(現在の関西本線)と中央本線も乗り入れ、関西急行電鉄(のちの近鉄)も近くの地下駅に乗り入れた。名鉄の前身のうち、名岐鉄道は市有化前の名古屋市電を運営していた会社を前身に持つ関係で市電へ近くの柳橋まで乗り入れ、愛知電鉄は熱田神宮のそばの神宮前で市電に連絡していたが、合併後に連絡線のトンネル内に地下駅を開設した。
駅の構内は綺麗に施設が並んでいるか(JR+おまけのあおなみ線)コンパクトにまとまっているか(近鉄・地下鉄)で、狭い区域に乗降分離した改札とホームを詰め込んでいる名鉄の難易度がやや高いが、1つのホームに色々な種別と行先の電車が乗車位置ごとに少しずつずれて停車するのに比べればどうという事はなく、ダンジョンとしては初級レベルである。
……というのは、周辺(特に東側の広小路口・桜通口)の地下街が十分過ぎるほどダンジョンだからであり、栄(栄町)の碁盤の目状の地下街とは違い、ところどころが曲がっていたり(当駅近くにて小半径のカーブで90°向きを変える地下鉄東山線の「線路敷」というべきトンネルの上部空間に、地下街の一部が出来たため曲がってしまっている)、近くのビルの地下と融合していたり(元々地下街建設以前、歩道に人が溢れすぎ車道まではみ出るがゆえの交通死亡事故も多々あったのがこの地下街の建設理由の1つで、それゆえビルに直入可能なよう仕向けられた)で、よその地域の人にはわけがわからない状態であろう。慣れない旅行者は西側の太閤通口(新幹線の方)の地下街でレベル上げ、もとい経験を積もう。
JR駅の東側にある駅ビル「JRセントラルタワーズ」は地上54階建て、高さ245mで、1999年の竣工時は中部地方で一番高いビルであった。また「世界一売り場面積の広い駅ビル」としてギネスブックに登録されている。2014年に近鉄の大阪阿部野橋駅ビル「あべのハルカス」が開業し、こちらが高さでは日本一になる。隣にはJRゲートタワーが建築されて、名古屋バスターミナルはこちらに新設される。
セントラルタワーズの南には、名鉄と近鉄の駅の上に名鉄百貨店(名鉄バスセンターが同居)と近鉄百貨店が並んでいる。
なお名鉄・近鉄のビル近辺は再開発が予定されている。高さは160メートル前後と都心部のビルとしては今や並の高さ(30~40階ほど)であるが、名鉄・近鉄のビル躯体が繋がるのみならず、広小路通(正確には、境になる笹島交差点の西なので太閤通)をまたぎ越して約400メートルとやたら横に長いビルになる計画がある。
駅東側は超高層ビルが並び、伏見・栄へとオフィス街が続く。
西側は予備校や雑居ビルが多く、雑然とした雰囲気である。アニメイト・メロンブックス・とらのあな・らしんばんの名古屋店もこちら。メロンブックスとらしんばんは、1Km以内の範囲内に別館まである。
ビックカメラが元の店舗だけに留まらず、ゲートタワーの9Fと10Fにもオープンしている他、ビックカメラの建物内には移転してきたソフマップも入っている。
この周辺ビルのうち、高層の高いビルのいくつかには屋上にヘリポートまで設置されている。
ちなみに現在の所在地の地名自体が、本駅の略称「名駅」になっている(所属区は中村区と西区。駅長室の位置から一応駅の所在地としては「中村区」とされるが、中央線ホームの一部など、地図で確認すると西区の地籍になっている)。名鉄(名古屋鉄道)・名城(名古屋城)・名港(名古屋港)と同じく、地元では「名駅」と呼ぶのが普通である。
当駅に乗り入れる路線
JR東海
名古屋市営地下鉄
名古屋鉄道
- 名鉄名古屋駅を参照
近畿日本鉄道
- 近鉄名古屋駅を参照
駅構造
JR東海
在来線、新幹線ともに高架ホームになっている。
在来線は、島式6面12線を使用し、9番線はホームのない中線である。
東海道本線と中央本線はどちらも金山駅までいく事が出来る。
新幹線は島式2面4線で全ての定期列車が停車する。
在来線
乗り場 | 路線 | 方向 | 方面 | 備考 |
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1・2 | 東海道本線 | 上り | 刈谷・岡崎・豊橋方面 | 1番乗り場は待避線。稀に武豊線方面の車両がくる。 |
3・4 | 武豊線 | 下り | 大府・半田・武豊方面 | 武豊線の列車の大部分はこちら。 |
3・4 | 東海道本線 | 下り | 岐阜・大垣・米原方面 | しらさぎとホームライナー。(しらさぎは4番乗り場。) |
5・6 | 東海道本線 | 下り | 岐阜・大垣・米原方面 | 5番乗り場は待避線。 |
7・8 | 中央西線 | 下り | 大曽根・高蔵寺・多治見・中津川方面 | 普通・快速はこのホーム。 |
10 | 中央西線 | 下り | 大曽根・高蔵寺・多治見・中津川方面 | 特急しなの乗り場。一部、ホームライナーもあり。 |
11 | 東海道本線 | 下り | 岐阜・大垣・米原方面 | 特急ひだのみ。 |
中央西線 | 下り | 大曽根・高蔵寺・多治見・中津川方面 | 一部列車。 | |
関西本線 | 下り | 桑名・四日市・亀山・津・伊勢市方面 | 一部列車。 | |
12・13 | 関西本線 | 下り | 桑名・四日市・亀山・津・伊勢市方面 | 特急「南紀」は12番乗り場。 |
新幹線
名古屋市営地下鉄
東山線・桜通線ともに島式1面2線の地下駅。
注:番線としては連続しているが地理的に東山線乗り場と桜通線乗り場は離れており、東山線はJR名古屋駅東側地下でJR線に並行している(南北方向;栄・藤が丘方面が南寄り、但し先述の通り当駅南で90°向きを変え、次の伏見駅から先は東にある)が、桜通線はJRのツインタワーの下を概ね東西方向(今池・徳重方面が東)に貫いていてホームはJRビル敷地の下にあり、東山線とも直交している。両者は改札内連絡通路で連絡している。
桜通線の案内はややわかりにくく、改札口の「JR線乗り換え」で最短経路になっているのは新幹線の場合だけで、在来線に関しては「近鉄・名鉄乗り換え」の案内に従った出口のほうが近かったりする。
名古屋臨海鉄道
島式1面2線の高架駅。
利用状況
近況
JR東海
名古屋市営地下鉄
- 2018年(平成30年)度の1日平均乗降人員は399,764人である。
- 名古屋市営地下鉄の駅では1位。
あおなみ線
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は37,718人である。
名古屋鉄道(名鉄名古屋駅)
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は301,998人である。
- 名古屋鉄道の駅では最も利用者が多い。
近畿日本鉄道(近鉄名古屋駅)
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は125,997人である。
- 近鉄名古屋線の駅では最も利用者が多い。
利用状況比較表
事業者名 | JR東海 | 名古屋市営地下鉄 | |
---|---|---|---|
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 191,558人 | 383,116人 | 336,304人 |
2009年(平成21年)度 | 185,387人 | 370,774人 | 327,830人 |
2010年(平成22年)度 | 187,624人 | 375,248人 | 330,596人 |
2011年(平成23年)度 | 189,123人 | 378,246人 | 337,438人 |
2012年(平成24年)度 | 193,260人 | 386,520人 | 347,407人 |
2013年(平成25年)度 | 199,146人 | 398,292人 | 359,496人 |
2014年(平成26年)度 | 198,504人 | 397,009人 | 360,136人 |
2015年(平成27年)度 | 204,509人 | 409,019人 | 369,108人 |
2016年(平成28年)度 | 208,911人 | 417,822人 | 379,212人 |
2017年(平成29年)度 | 216,040人 | 432,080人 | 392,734人 |
2018年(平成30年)度 | 219,917人 | 439,834人 | 399,764人 |
2019年(令和元年)度 | 215,714人 | 431,428人 |
事業者名 | あおなみ線 | 名古屋鉄道 | 近畿日本鉄道 |
---|---|---|---|
年度 | 乗降人員 | 乗降人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 23,008人 | 276,032人 | 127,479人 |
2009年(平成21年)度 | 23,678人 | 267,442人 | 122,352人 |
2010年(平成22年)度 | 24,600人 | 266,884人 | 122,123人 |
2011年(平成23年)度 | 26,238人 | 267,372人 | 121,328人 |
2012年(平成24年)度 | 26,754人 | 273,729人 | 121,784人 |
2013年(平成25年)度 | 27,517人 | 280,861人 | 125,684人 |
2014年(平成26年)度 | 28,597人 | 277,292人 | 119,985人 |
2015年(平成27年)度 | 29,634人 | 283,356人 | 123,495人 |
2016年(平成28年)度 | 30,646人 | 286,931人 | 125,620人 |
2017年(平成29年)度 | 36,481人 | 298,467人 | 126,826人 |
2018年(平成30年)度 | 37,653人 | 303,556人 | 126,343人 |
2019年(令和元年)度 | 37,718人 | 301,998人 | 125,997人 |
隣の駅
※新幹線「ひかり」や特急「しなの」、「しらさぎ」、「ひだ」、「南紀」、「ホームライナー中津川、瑞浪、多治見、大垣」については該当記事を参照。
JR東海 | ||||
---|---|---|---|---|
東海道新幹線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
のぞみ | 新横浜駅 | 名古屋駅 | 京都駅 | |
こだま | 三河安城駅 | 名古屋駅 | 岐阜羽島駅 | |
東海道本線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
| 金山駅 | 名古屋駅 | 尾張一宮駅 | |
快速 | 金山駅 | 名古屋駅 | (-稲沢駅)尾張一宮駅 | 一部稲沢駅停車。 |
普通 | 尾頭橋駅 | 名古屋駅 | 枇杷島駅 | |
中央西線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
| 名古屋駅 | 金山駅 | ||
関西本線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
| 名古屋駅 | 桑名駅 | ||
区間快速 | 名古屋駅 | 蟹江駅 | ||
普通 | 名古屋駅 | 八田駅 | ||
名古屋臨海高速鉄道 | ||||
あおなみ線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
普通 | 名古屋駅 | ささしまライブ駅 | ||
名古屋市営地下鉄 | ||||
東山線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
普通 | 亀島駅 | 名古屋駅 | 伏見駅 | |
桜通線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
普通 | 中村区役所駅 | 名古屋駅 | 国際センター駅 |
関連イラスト
関連タグ
君の名は。 ←一瞬だけホーム下の通路が登場(映画本編0:47:13前後)。新幹線乗り場との位置関係が逆に見える移動をしてるが(ホームへの階段の表示は10番線が画面奥に、手前側が11番線となり、さらにはその階段を素通りするなど、8番線乗り場より奥から新幹線乗り場に向かう形になっている)、仕様と思われる。
ミッドランドスクエア:風立ちぬ(宮﨑駿) 昭和9(1934)年時点での名古屋駅の所在地。
今の駅ビルは20世紀末竣工であるが、プラットホームは基本的に昭和12(1937)年の移転以来のものである。移転前はミッドランドスクエア近辺が駅舎、今の駅前の広場~大通りはそれまでの線路があった場所である。