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ジョグレス進化の編集履歴

2022-06-12 22:11:27 バージョン

ジョグレス進化

じょぐれすしんか

デジモン同士の合体進化

概要

「デジモンペンデュラム」にて初登場した進化システム。


デジモンシリーズにおける進化の形の一つで、2体のデジモンが合体することによって、進化段階が一段階上昇して(例・成熟期成熟期完全体となる)大幅にパワーアップする。合体後は基本精神も統一される(その上でアニメ版では合体元のCVが個別に話したり、同時に発声する仕様である)。語源はジョイントとプログレスの造語(『デジモンアドベンチャー02』では泉光子郎の考察という形で明言されている)。


カオスモンの記事にもあるように、ジョグレス時には、2体のデジモン同士のデジコアが完全に融合し、新たなデジモンに生まれ変わる。ジョグレス進化後のデジモンからしか進化できないデジモンも存在する。

ジョグレス体(オメガモン)が更に他のデジモン(インペリアルドラモン)と融合する場合もまた、「ジョグレス進化」として扱われる(2体のデジモンが融合するという条件を満たしているため)。


合体の条件としては「デジモン同士、デジモンテイマー同士の信頼度」が重要で、デジモンクロスウォーズにおけるデジクロスと類似点が多いが、別物である(後述)。


バンダイのモンモンメモではレベルの変化がない場合は合体だがデジモンペンデュラムでジョグレスで統一されていたのでジョグレス

デジモンウェブのデジモンプロファイルでは「2体の究極体が合体し1体の新たな究極体になること、レベルが異なる2体が合体することも「ジョグレス」と呼ぶ。そして特定のデジモン同士がジョグレスし、レベルが上がることを「ジョグレス進化」と呼ぶ。」(※)

とデジモンにおいては合体やほかの融合パターンもいくつか存在するがとりあえずはこれらのパターンもジョグレス扱いでいいようだ。


ジョグレス進化は育成ギアやゲーム作品などではあくまで進化手段や強化手段の一つでしかない為、以下のジョグレス態のようなジョグレス元の特性を強く受け継ぐデジモンが誕生するとは限らず、通常進化がデフォルトのデジモンに進化する事だってありうるし、設定を無視した組み合わせも多い(例えばエンジェモンデビモンの組み合わせでルーチェモンFMといった明らかに見た目だけで選んでるだろというパターンや、アロモンライズグレイモンインペリアルドラモンといった本来の合体元を明らかに無視してるパターンもザラにある)。しかし、ただ合体すればいいというわけではなく、特定の条件下でジョグレスをする事で別種に進化できるという点で言えば、通常進化と変わらない。


カードゲームでは明らかに通常進化で進化できるような種がジョグレス進化で誕生するというケースも往往にしてある。


(※)2015年の渡辺けんじ氏の見解によると「超究極体」はあくまでも究極体の中でも強い奴という意味合いで、世代としては存在しないとの事。よって厳密にはジョグレス進化とはいえないかもしれないとの事(参考元)。



その他の合体

この他にもジョグレス進化とは異なるあるいは明言されていない『合体』が複数存在している。


デジモンフロンティア』から登場した合体では同族性のヒューマン/ビーストスピリットを掛け合わせた進化は『ダブルスピリットエボリューション』、特定の属性(火/光)のスピリットを中心に4属性のスピリットを掛け合わせた進化は『ハイパースピリットエボリューション』、全てのスピリットを合わせた進化は『エンシェントスピリットエボリューション』と呼ばれる。ただし、こちらはジョグレスとは異なり、あくまでも必要となるのはスピリットエボリューションで進化したデジモン(アグニモンヴリトラモン)ではなく、その元となるスピリットであるのでジョグレスとは明確に区別される。


『デジモンクロスウォーズ』で新たに登場した形態は全てデジクロスという合体方式によって変化したものであるが、公式的にはこれも進化として扱っている模様(世代が変わらず、実質的に単なる武装やフォームチェンジのような扱いになっているものもある)。

意識はジョグレスとは異なり、基本的には基点となっているデジモンが中心だが、素材となったデジモン達は別個で意識を持っている扱いのようだ。


ジョグレスともデジクロスとも明言されていない変則的なパターンもある。

例えば『デジモンクロニクルX』では7体のディアボロモンXが七大魔王と融合、更に一体に統合する事で「オグドモンX」となっている。


キメラモン/マリンキメラモンの場合はデジモン達が2体以上合体しており、ジョグレスとは扱われにくい。ただし、カードゲームやペンデュラムにおけるグレイモン+ガルルモンなどの組み合わせで『ジョグレス進化』したのであれば、この限りではない。ムゲンドラモンのように特定のデジモンからパーツを持ってきた場合も『ジョグレス進化』としてはカウントされない。


アルティメットカオスモンの場合は4体合体であり、こちらはデジモンのパーツの融合ではなく、本体が4体融合したという扱いであるが、ジョグレス進化とは明言されていない(デジコアはカオスモンと同じく2つのまま)。


(※)公式のデジモン図鑑のマリンキメラモンの解説にも「キメラモンと同様の技術で生み出されたと思われるが、それ以外のことは全くの謎。」とあり、ジョグレスとは別枠として扱われている節がある(参考)


作品において


デジモンアドベンチャー02

D-3を持つ6人の選ばれし子供達が獲得した進化手段。

前作にて紋章が失われた事で単体での超進化が制限されていた事もあり、パートナーを完全体に進化させる貴重な手段となった。


後にテイルモンが物語開始前に無くした「ホーリーリング」をエネルギー源にしていたことが明かされ、リングはテイルモンに返却された。

これによりジョグレス進化は使用不能になった…とされているが、劇場版ではアーマゲモンを倒すために再びジョグレス進化の力が使われている。


02での合体時はアドベンチャーシリーズの挿入歌でお馴染みの宮崎歩氏が歌う『Beat Hit!』が挿入歌として流れる。


主な流れとしてはイントロの「デーン!デデン!」という音と共に色が変化したD-3(大輔の物は青と緑、ヒカリは赤と白、タケル伊織は黄色と白)からデータの束が伸びてスパーク、オーラ状に変化した二体のデジモンが合わさって進化完了となる。なお、パイルドラモンのみフルCGとなっており、進化完了時にドラムの連打と共にデスペラードブラスターを乱射するのが特徴。


ちなみにヒカリの想像でのみエクスブイモン+テイルモンエクスブイモン+エンジェモンエクスブイモン+アンキロモンエクスブイモン+アクィラモンの組み合わせが登場し、シルエットも描かれていたが、劇中で試される事は終ぞ来なかった。


『デジモンアドベンチャー20th メモリアルストーリー』ではピヨモンとパルモンがジョグレス進化を試みたが、失敗している。


ちなみに(インペリアルドラモンの物を含めた)この進化バンクは外部の人間視認できているらしく、『ディアボロモンの逆襲』では街中の大型ビジョンや子供達が視聴していたパソコンの画面にもはっきり写っている。



イラストでよくわかる進化バンク

パイルドラモン ジョグレス進化

パイルドラモン!!!

デン!デン!デン!デン!

デスペラードブラスター!!!

パイルドラモン


デジモンアドベンチャーVテイマー01

17話から登場した、デジヴァイス01を二基使用して行う合体進化。

その性質上デジヴァイス01を一基しか持たない(=ジョグレス相手がいない)タイチとゼロには使えず、敵テイマーであるネオ等が使用する。


手軽に完全体以上のデジモンを繰り出せるという事もさることながら、ネオは「(ジョグレスを含む)進化を行うとHPが回復する」というデジタルワールドの仕組みを利用し、合体前の2体で戦闘して相手の体力を消耗させてからジョグレスして回復、戦闘続行するといった搦め手も披露した。

さらには「パーティション」でジョグレス前のデジモンに分離する事もでき、分離と合体を繰り返す事で何度もHP回復を行う「無限ジョグレス」でタイチとゼロを苦しめた。


しかし「合体するとHPが回復するが分離時には回復しない」「合体時にHPを一定量消費するので、HPが減りすぎていると合体出来ない」「二体の中心の位置で合体する」といった弱点が無いわけではなく、そういった点を突くことでタイチ達はジョグレスデジモンを撃破している。



ゲーム作品において

進化の幅が広がるためか、頻繁に採用されるシステム。

「デジモンワールド2」では、デジモン2体を合体させ、その組み合わせに応じた一段階下のレベルのデジモンに変化させてレベル上限等を上げるシステム。ドラクエモンスターズの配合に近いが、システム的にジョグレス退化になってしまっている。

「デジモンワールド3」ではフィールドに出ているデジモンを控えと交代させる時に選択出来る特殊攻撃。ジョグレス可能な組み合わせで交代しなければいけない。

基本的には後に手に入る進化形の先行登場だが、アグニモン等ジョグレス限定のデジモンもいる。

なお、進化バンクは『02』のオマージュであり、パイルドラモンの進化バンクのような下半身が霊体状になっているものではなく、シルフィーモンシャッコウモンのような進化元に下半身があるタイプとなっている(背景文字は「デジモン」表記)。


「デジモンストーリー」シリーズではパイルドラモン等一部のデジモンへの進化条件に指定されている。片方のステータス条件を満たせば使用出来るが合体相手デジモンが完全に消えてしまい、退化させても戻ってこないのが難点。

『超クロスウォーズ』では進化の概念がないが、ジョグレスの概念は存在し、複数のデジモンを合成して強化を行う事を「ジョグレスアップ」という。なお、従来のジョグレス進化に当たるものはデジフュージョンと呼ばれるが、そもそも2体が原則のジョグレスとは異なり、デジクロスの一種なので3体以上が合体する事も。


代表的なジョグレスデジモン


オメガモン(ウォーグレイモン+メタルガルルモン)

オメガモン

ぼくらのウォーゲーム及びデジモンクロスウォーズではただの合体と言う設定。デジモンアドベンチャーVテイマー01の別個体のオメガモンはジョグレスにより進化した。

オメガモンAlter-S(ブリッツグレイモン+クーレスガルルモン)

オメガモンズワルト(ブラックウォーグレイモン+ブラックメタルガルルモン)※本来はウィルス種ではないので原種のパワーアップ版だが、『デジモンリアライズ』など彼らの合体である事が示唆されているメディアもある。

パイルドラモン(エクスブイモン+スティングモン)

ディノビーモン(スティングモン+エクスブイモン)

シルフィーモン(アクィラモン+テイルモン)

シャッコウモン(アンキロモン+エンジェモン)

マスティモン(エンジェウーモン+レディーデビモン)

ボルトバウタモン(ヴァンデモン+ピエモン)

オグドモン(ベルフェモン+デーモン)

アルファモン王竜剣(アルファモン+オウリュウモン)

オルディネモン(ラグエルモン+オファニモンFM)

ラグナロードモン(ブリウエルドラモン+デュランダモン)

ラフレシモン(ロゼモン+ロトスモン)

カオスモン(バンチョーレオモン+ダークドラモン)

カオスモン:ヴァロドゥルアーム(カオスモン+ヴァロドゥルモン)

ミレニアモン(ムゲンドラモン+キメラモン)

エグザモン(スレイヤードラモン+ブレイクドラモン)※ジョグレス進化以外での進化ルートもいくつか存在する。

グレイスノヴァモン(アポロモン+ディアナモン)

ブラックセラフィモン(メルキューレモン+セラフィモン)※デジモンフロンティアやカードゲームではこの扱いである。


余談

pixivではフュージョンミキシマックスのような2体のキャラクターが合体し、両者の特徴を受け継いだ姿に変化したイラストにも付けられるタグとなっている。


関連タグ

デジクロス 合体 変化 変形 融合 合成 結合

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