ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

機動戦士ガンダム逆襲のシャアの編集履歴

2022-06-16 21:33:09 バージョン

機動戦士ガンダム逆襲のシャア

きどうせんしがんだむぎゃくしゅうのしゃあ

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』とは、1988年に劇場公開されたアニメーション映画。機動戦士ガンダムシリーズの第四作にあたる。

宇宙世紀0093 君はいま、終局の涙を見る…

作品解説

1988年に公開された、シリーズ第一作である「機動戦士ガンダム」から13年後(宇宙世紀0093年)の世界を舞台に、アムロ・レイシャア・アズナブルの最終決戦を描いた映画作品。

ガンダムシリーズとしてはテレビシリーズの映像の再編集ではない、初の劇場用オリジナル作品であり、監督・脚本をガンダムの生みの親である富野由悠季が手がけている。

略称は「逆シャア」、または英題(Char's Counter Attack)の頭文字を取った「CCA」などと呼ばれる事が多い。同時上映作品は機動戦士SDガンダム


機動戦士ガンダム」、「機動戦士Ζガンダム」、「機動戦士ガンダムΖΖ」から続く一連の因縁に決着を付けた完結編であり、その事もあって本作に次いで制作された機動戦士ガンダムF91は本作の約30年後の時間軸を描いた作品となっている。


in U.C.0093


キャラクターデザインは機動戦士ガンダムΖΖに引き続き、北爪宏幸が担当し、

MSデザインは出渕裕を初め多数のメカデザイナーによるコンペ形式で行われ、Z/ZZで複雑化したデザインから一転し、ファーストガンダムに原点回帰したかのようなシンプルなものになった。

MS以外の艦船や小道具等のメカニックデザインはガイナックスが制作した。


音楽は機動戦士Ζガンダムと同じく三枝成章。主題歌はTM Networkが手がけたことも当時話題になった。



CCA-MSV

過去作と同じように本編を補完するモビルスーツ・バリエーションを紹介するCCA-MSVがある。

公開時に発売された旧キット説明書初出の機体やMSV大全集のMSを中心に構成されているが、

明確な定義はない。

詳細はCCA-MSVを参照。


小説版

二つの小説版が存在する。著者は両方とも富野由悠季

映画用シナリオ第1稿をベースにした『ベルトーチカ・チルドレン』と、アニメ雑誌「アニメージュ」に連載された『ハイ・ストリーマー』をベースにした通称『徳間版/逆襲のシャア』に分かれる。

ベルトーチカ・チルドレンはその名が示す通りメインヒロインとしてベルトーチカ・イルマが登場する事が特徴。初期プロットを基にしているため、キャラクターの名前が異なっていたり、映画のキャラクターの一部は登場せず、富野由悠季が思い描いた構想に最も近い内容になっている。また出渕裕が手がけた挿絵に登場したモビルスーツ群は、アレンジされているか、全く別の機体も登場しており、独自の人気を博した。のちにリファインされ、アニメに登場する機体とは別のキャラクターとして成立されている。

同じく富野執筆による閃光のハサウェイの原作小説及び漫画版はこのベルトーチカ・チルドレンの直接の続編である。

詳細はベルトーチカ・チルドレンを参照。


徳間版/逆襲のシャアは、雑誌連載時はハイ・ストリーマーの作品名で掲載。本作の前日談的内容を描いたオリジナル描写が特徴で、概ねアニメに則った物語が展開される。また、SF作家の星野之宣によってオリジナルデザイン/アレンジされたモビルスーツも話題を呼んだ。


あらすじ

宇宙世紀0093年。

先のグリプス戦役以降、消息不明だった元ジオン公国軍エースパイロットにしてジオン共和国創始者ジオン・ズム・ダイクンの息子であるシャア・アズナブルが、ネオ・ジオン総帥として再び人々の前に姿を現し、幾多の戦いを経ても旧態依然としてスペースノイド(宇宙居住民)に圧政を敷き続ける地球連邦政府に対して宣戦を布告した。


手始めにネオ・ジオンは小惑星5thルナを質量兵器として地球連邦政府があるチベットのラサに衝突させようと画策、連邦政府のネオ・ジオンに対する危機感の欠如の隙を突いて電撃的に5thルナを占拠し落下作戦を決行する。唯一、ネオ・ジオンを警戒していたアムロ・レイら連邦軍の外郭部隊ロンド・ベルの奮闘も空しく、5thルナ落下を阻止することはかなわなかった。


この事態に慌てた連邦政府は、スペースコロニー・ロンデニオンにてシャアと密かに小惑星アクシズを引き換えとした和平交渉に踏み切った。停戦に安堵する連邦政府だったが、その思惑と裏腹にシャアは核弾頭を積載させたアクシズを地球に衝突させることを目論んでいた…。


ガンダムを描いてみた


登場キャラクター

地球連邦(ロンドベル)


地球連邦政府


ネオ・ジオン


その他


登場メカニック

地球連邦



ネオ・ジオン



メインスタッフ


主題歌

作詞:小室みつ子 作曲・編曲:小室哲哉 歌:TM NETWORK



ゲーム

  • 本作から10年後の1998年12月17日に「ガンダム20周年記念」として本作を題材にした3Dシューティングゲーム、PS専用ソフト「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」がバンダイから発売された。内容は原作(劇場版)と一年戦争の一部をベースしている。中には隠し要素として機動戦士Ζガンダムから百式クワトロ・バジーナやシャア専用リック・ドム等までも収録されている。
  • ゲームと同時展開としてコミックボンボンにて漫画版逆襲のシャアがときた洸一により連載された。これは単行本も発売されている。
  • 劇場版がベースなのにも係らず何故かハサウェイ・ノアは登場しない。そのためなのか、一部シーンが映画本編と異なる。
    • 一方で今作のために新しく作られたムービーはクオリティが高く、更に原作ではギュネイの口でしか語られなかった「寝言でララァの名前を呼ぶシャア」のシーンが映像化されていたりもする。
    • また「講談社8誌連合企画」として応募企画で当選した方のみに配布された特別版が存在し、こちらではパイロットの顔グラアイコンが新規、バトルモード2PVSで機体がSD化、そして外伝作品「THE BLUE DESTINY」からジム・ブルーディスティニー1号機が本版に限りプレイアブルとして使用可能という点が一般販売版と異なる。

余談

  • 本作はガンダムシリーズでは珍しくタイトルロゴの「GUNDAM」が筆文字になっている。
  • 同時上映は『機動戦士SDガンダム』。
    • 作中で映画本編に先駆けてνガンダムが登場しており、シャア(仮面の頃)がクワトロに変装してサザビーを建造しつつ、「次は劇場で仕返ししてやるぞ」と言うシーンで幕を下ろしている。
  • アムロとシャアの決着を通して「人類への絶望と希望」という難しいテーマを描ききった物語や、戦闘シーンでの緻密で高度な空間演出といった要素から、本作はガンダムファンのみならず当時のアニメ業界人からも非常に高く評価された。特に庵野秀明押井守が絶賛したことは有名で、押井が後年に製作した『機動警察パトレイバー2theMovie』は押井なりの『逆シャア』への回答作としている。

関連イラスト

νガンダム私、シャア・アズナブルが粛正しようと云うのだ、アムロ!

in U.C.0093メビウス、宇宙


関連項目

ガンダム 宇宙世紀 アクシズ落とし

アムロ・レイ シャア・アズナブル ララァ・スン

ベルトーチカ・チルドレン CCA CCA-MSV

閃光のハサウェイ 機動戦士ガンダムF91


宇宙世紀

機動戦士ガンダムΖΖ←  →機動戦士ガンダムUC

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました