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渋谷駅の編集履歴

2023-01-05 01:36:41 バージョン

渋谷駅

しぶやえき

東京都渋谷区にあるJR東日本・東急電鉄・京王電鉄・東京メトロの駅。

概要

東京都渋谷区にある鉄道

いわゆる渋谷の街は駅の西側にあり、東急百貨店本店(かつて駅に直結していた東横店ではなくBunkamuraと隣接している方)は渋谷駅から離れた場所にある。



東京の市街地を迂回して、品川駅赤羽駅を連絡するために山手線ができた際に、東京から厚木御殿場方面へ向かう大山街道と交差するあたりに開業。郊外から都心への乗り換え地点として、新宿駅を追うように発展した。池袋駅はそんな意味では後輩。

周辺に「道玄坂」だの「宮益坂」だのあるとおり、駅は谷間にあるため、地下鉄(のちの銀座線)が開通した際には、高架線で駅の上部へ乗り入れた

尚、海老名や大和、湘南台からだと宮益坂方面はJR・相鉄直通線の方が便利だが、道玄坂方面は井の頭線方面の方が便利となっている。

又、小田急沿線でも道玄坂方面は井の頭線、宮益坂方面はJR、東急、メトロ(銀座線除く)の方が便利となっており、メトロ渋谷駅全路線の隣駅は小田急が乗り入れている千代田線の乗り換え駅である。


上記の例含めやたら小田急及び直通先の千代田線と交わる路線が多い。

小田急線

  • 新宿(山手線・埼京線・湘南新宿ライン&小田原小田原線)
  • 下北沢(京王井の頭線&小田原線)
  • 中央林間(東急田園都市線&小田急江ノ島線)
  • 藤沢(湘南新宿ライン&江ノ島線)
  • 小田原(湘南新宿ライン&小田原線)
  • 大和(相鉄・JR直通線&江ノ島線)
  • 海老名(相鉄・JR直通線&小田原線)

千代田線

  • 明治神宮前《原宿》(副都心線&千代田線。渋谷駅の隣駅。)
  • 表参道(半蔵門線・銀座線&千代田線。渋谷駅の隣駅。)
  • 大手町(半蔵門線&千代田線)
  • 西日暮里(山手線&千代田線)
  • 北千住(東武伊勢崎線《半蔵門線直通》&千代田線)

ダンジョン渋谷

元々は狭い地形に複数の運営者による鉄道がばらばらに入り込んでいたため、中級レベルのダンジョンであったが、地下鉄副都心線が開通した際に、東急東横線の移動も含めて難易度が上昇し、ダンジョン度では新宿駅を越えたとも言われている。


その渋谷駅の構造を新宿以上に複雑にしている最大の原因はJR駅舎の構内が狭い点にある。

池袋(と西口に限れば新宿も)は駅舎内のJR改札を中心に広がるコンコースから放射線状に各私鉄・地下鉄の改札があるため、「慣れれば」ある程度の位置関係もつかめてくるが、渋谷の場合JR駅舎そのものが狭い点や高架駅という特性上、駅舎の外にJRホームの上下両方から各私鉄・地下鉄が継ぎ接ぎで足されたような立体構造となり地下鉄や私鉄全体の改札を繋ぐコンコースというものが存在しない。

そのため高架駅なのにJR線から屋内乗り換えをするには高架ホームからさらに上の階段を昇った先の中央改札を潜る必要があるという他の都内の駅でも滅多にしない動作を強いられる(山手線内でも似たような例は高田馬場駅がJR⇔西武の中間改札で潜る位で、しかも地上にも中間改札はあるので無理に上がる必要もない)。

停車路線が多いとはいえ全てのJR路線を並列させている新宿やJR線と東武・西武線を同階層・同方向に統一している池袋と違い、渋谷は山手線・埼京線/湘南新宿ラインの三路線しか同じ方向を向いていないのもばらばらな印象を与える原因である。


地下鉄の東急とメトロ(銀座線以外)、高架の京王井の頭線と銀座線はほぼJR駅舎を境界線に切り離された施設の中にあると言っても等しく、乗り換え路線ごとにJR線の出る改札を厳選する必要があり、間違えると思わぬ遠回りを強要される羽目になる。

また、停車する路線が非常に高い場所にある高架駅非常に深い場所にある地下駅ばかりというのも新宿や池袋にはない要素で、これにより上記二駅以上に立体的構造になり乗り換えだけで激しいアップダウン運動を強要されるのがほぼ当たり前のものとなっている。


このように暫定東京一のダンジョン駅と化したためか

東京都、渋谷駅にセーブポイント設置へ 全滅するパーティ増え対策

というエイプリルフール記事が登場する羽目になった。


もっとも、現在は銀座線駅移転を含む東急百貨店東横店跡の再開発に伴い、銀座線~JR~京王間の乗り換え動線については多少改善されつつある。高架駅と地下駅の相互移動の手間は現在はそこまで変わらないが、東口地下広場・地上広場の全面完成が待たれるところである。


駅周りは各方面から走ってくる東急バスのターミナルでもあり、ただでさえ繰り返される工事で狭くなっているスペースに大量のバスが停車するため、駅周辺のバス路線図は凄まじいことになっている。


JR東日本 渋谷駅

1885年3月1日開業。現在は山手線埼京線湘南新宿ライン(山手貨物線の線路を走行)が発着する。2020年5月29日までは山手線のホームと埼京線・湘南新宿ラインのホームは離れており、連絡通路で結ばれていた。新宿駅でも離れているがそれよりひどく、埼京線などがまるで離れ小島であるため、口の悪い人によると「南渋谷駅」だとか。


山手線との対面乗り換えを実現させるため、埼京線/湘南新宿ラインは旧東横線跡地を使って改良工事が長らく続けられたが、その影響で非常に不便な移動が強いられていた。

2020年6月1日ようやく山手線ホーム横に埼京線・湘南新宿ラインのホームが移動。この後山手線ホームを1つに再統合し、さらに南に隣接する桜ヶ丘地区の再開発で桜ヶ丘への出入口を新設予定で、現在暫定的に残している新南口も最終的に廃止が検討されている。


新南口にはJRが経営するホテルメッツ渋谷が改札と直結しているが、埼京線移設と新南口廃止でホテルメッツの最大の売りである「駅から近い」というメリットが消えてしまうため今後どうなるのかが気になるところ。


駅構造

共に高架駅で、山手線は島式・単式の複合2面2線、埼京線・湘南新宿ラインは島式1面2線構造をしている。

乗り場路線方向方面備考
1山手線外回り新宿池袋方面
2山手線内回り品川東京方面
3埼京線/湘南新宿ライン北行新宿・池袋・大宮川越宇都宮高崎方面
4埼京線/湘南新宿ライン/相鉄・JR直通線南行大崎横浜小田原逗子・(りんかい線)新木場・(相鉄本線)海老名方面

東急電鉄田園都市線/東横線東京メトロ半蔵門線/副都心線 渋谷駅

1927年8月28日開業。

地下3階に東急田園都市線東京メトロ半蔵門線と接続・相互直通運転)、地下5階に東急東横線(東京メトロ副都心線と接続・相互直通運転)がそれぞれ発着する。両路線とも本駅が起点となる。東横線は副都心線への直通にあたって2013年3月16日に地下化され改札内で繋がったが、それより前は高架線上…というか現在の埼京線ホームの場所にあり、田園都市線とは改札外の乗り換えになり完全に別の駅扱いだった。


渋谷、渋谷

東京急行電鉄時代・高架だった頃の東横線は山手線に平行するように位置し、「かまぼこ駅舎」の愛称で親しまれていた。ここ数年の渋谷駅の外観の変化は特に東横線の移設による影響が非常に大きい。

しかし埼京線の移設工事に伴い、旧東横線ホームから150m南の場所に新たな「かまぼこ駅舎」が再現されている。


なお、かつて存在した「玉電」こと東急玉川線の乗り場は1939年から1969年の廃止まで山手線1番線ホーム上の改札口(2020年9月廃止)のすぐ目の前に存在していた(同改札口の名称が玉川口となっていたのはこの名残)。現在の京王井の頭線への連絡通路にかつての駅施設の一部が転用されている。



田園都市線・半蔵門線

島式1面2線の地下駅。

乗り場路線方向方面備考
1東急田園都市線下り溝の口長津田中央林間方面急行準急停車。
2半蔵門線A線表参道大手町錦糸町押上・(伊勢崎線)久喜・(日光線)南栗橋方面当駅から押上まで全列車各停。

利用者数の割にホームが島式1面2線かつ激狭ということで、朝と夕方のラッシュでは特に大混雑している。スペースがないためか引き込み線もなく、田園都市線の渋谷止まりは半蔵門駅まで回送される。

(将来、上りホームを増設して2面3線化するという計画があるが、周りのビルの構造や敷地の関係もあり、改良に関する具体的な内容はまだ示されていない。 情報リニアの記事を参照

当駅から先の半蔵門線内は全列車が各駅に停車する。但し、押上から先の東武伊勢崎線内で急行or準急運転を行う場合、種別の表記はなされる。


東横線・副都心線

島式2面4線の地下駅。

田園都市線ホームよりさらに深い場所に位置している。

2008年(平成20年)6月に副都心線渋谷駅として開業、当初から管理は東急で、駅構造も直通準備が最初からなされていた。

2013年(平成25年)3月に東横線と副都心線が直結され、同じ駅扱いになったが安藤忠雄が手掛けたデザインの機能性の問題から顰蹙をかっている駅で、嫌いな駅1位の要因になった事も。


乗り場路線方向方面備考
3・4東急東横線下り自由が丘武蔵小杉横浜・(みなとみらい線)元町・中華街方面急行・通勤特急・(Fライナー)特急S-TRAIN停車。
5・6副都心線B線池袋和光市・(西武池袋線)所沢飯能・(東武東上線)川越市森林公園方面通勤急行・(Fライナー)急行・S-TRAIN停車。5番線発着の元町・中華街行きも存在。

東京メトロ銀座線 渋谷駅

1938年12月20日開業。

銀座線の駅は東京メトロの直接管理になっており、駅周辺が谷底にあるという地形の関係から、ホームが東急百貨店東横店3階に設けられたという経緯がある。それでも隣の表参道と海抜高度はあまり変わらないという。渋谷がその名の通り「谷」であることがわかる。

銀座線は島式1面2線の高架駅。移設前は相対式2面2線で、1番乗り場は降車専用、2番乗り場は乗車専用だった。


京王電鉄 渋谷駅

1933年8月1日開業。井の頭線の起点。渋谷マークシティの2階にホームが設けられている。

JRや東急・東京メトロの渋谷駅からやや離れている。別名、『京王渋谷駅』とも。

今は櫛形の2面2線だがかつては3面3線あり、線路もJRにやや近い位置まで伸びていた。ホーム延長や改札拡大のため線路を減らし、西にずらした経緯がある。


東京都電(東京市電) 渋谷駅

1911年から1969年までは都電/市電も駅前に走っていた。

当初は東口に停留所があり、西口まで延伸し、第二次大戦後の駅前広場整備で再度東口に移転した経緯がある。

また都電のうち恵比寿や天現寺橋方面へ向かう路線は元は玉電で玉電が上記の玉川口に駅を移転した際に切り離されて東京市に委託→都電に合流という複雑な変化をたどった。

東口に移動後、青山線(表参道方面への路線)と最後に残った天現寺橋線の停留所は現在は東口の都バス停留所などの場所にあった。

いずれの時代でも配線は複雑で終盤の西口時代には隣り合っている青山線と天現寺橋線の線路がつながっていない、青山線はループしているなどの特徴があった。


東京都トロリーバス 渋谷駅

西口と東口に1955年から1968年まで走っていた。

道玄坂方面は複線で池袋方面は山手線の東西で分かれて走っていた。


利用状況

JR東日本


東京メトロ銀座線

  • 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は220,399人である。
    • 2013年度以降駅舎改築で利用者が減少傾向にあり、それに代わって半蔵門線や副都心線の駅が増加傾向にある。

東京メトロ半蔵門線・副都心線

  • 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は843,136人である。
  • 但し、東急電鉄との直通人員含む。
  • 東京メトロの駅では第1位。

東急電鉄

  • 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は1,161,219人である。
  • 内東横線は472,709人、田園都市線は688,510人である。
  • 日本の私鉄駅では利用者が最多。但し、東京メトロ(副都心線・半蔵門線)との直通人員含む。

京王電鉄

  • 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は360,655人である。
  • 京王電鉄の駅では第2位。

利用状況比較表

事業者名JR東日本
  • 東京メトロ
  • 銀座線
  • 東京メトロ
  • 半蔵門線・副都心線
年度乗車人員乗降人員乗降人員乗降人員
2008年(平成20年)度426,317人852,634人238,537人557,432人
2009年(平成21年)度412,241人824,482人225,471人577,915人
2010年(平成22年)度403,277人806,554人219,748人584,127人
2011年(平成23年)度402,766人805,532人217,117人580,367人
2012年(平成24年)度412,009人824,018人226,644人612,821人
2013年(平成25年)度378,539人757,078人212,136人731,184人
2014年(平成26年)度371,789人743,578人212,534人753,571人
2015年(平成27年)度372,234人744,468人216,687人786,932人
2016年(平成28年)度371,336人742,672人219,936人810,170人
2017年(平成29年)度370,669人741,338人224,784人829,947人
2018年(平成30年)度370,856人741,712人224,896人843,344人
2019年(令和元年)度366,128人732,256人220,399人843,136人

事業者名東急電鉄京王電鉄
路線名東横線田園都市線合計井の頭線
年度乗降人員乗降人員乗降人員乗降人員
2008年(平成20年)度428,085人660,278人1,088,363人343,494人
2009年(平成21年)度426,469人652,850人1,079,319人340,627人
2010年(平成22年)度419,482人647,331人1,066,813人336,926人
2011年(平成23年)度420,163人641,781人1,061,944人335,475人
2012年(平成24年)度435,994人656,867人1,092,861人344,972人
2013年(平成25年)度441,266人665,645人1,106,911人336,957人
2014年(平成26年)度445,673人662,870人1,108,543人336,805人
2015年(平成27年)度454,398人680,096人1,134,494人350,831人
2016年(平成28年)度461,241人688,093人1,149,334人357,444人
2017年(平成29年)度468,033人695,436人1,163,469人360,845人
2018年(平成30年)度472,797人695,920人1,168,717人362,481人
2019年(令和元年)度472,709人688,510人1,161,219人360,655人

隣の駅

JR東日本

山手線

種別前の駅当駅次の駅備考
各駅停車原宿駅渋谷駅恵比寿駅

埼京線・湘南新宿ライン

種別前の駅当駅次の駅備考
特別快速新宿駅渋谷駅大崎駅
  • 特別快速
  • 快速
  • 普通
  • 各駅停車
新宿駅渋谷駅恵比寿駅

東京メトロ

銀座線

種別当駅次の駅備考
各駅停車渋谷駅表参道駅

東急電鉄・東京メトロ

田園都市線・半蔵門線

種別前の駅当駅次の駅備考
急行表参道駅渋谷駅三軒茶屋駅
準急・各駅停車表参道駅渋谷駅池尻大橋駅

東横線・副都心線

種別前の駅当駅次の駅備考
S-TRAIN新宿三丁目駅渋谷駅自由が丘駅
  • 特急(一部Fライナー)
  • 通勤特急
  • 東横線急行
  • メトロ線急行(一部Fライナー)
  • メトロ線各停
明治神宮前《原宿》駅渋谷駅中目黒駅東横線内優等列車
  • 通勤特急
  • 東横線急行
  • 通勤急行
新宿三丁目駅渋谷駅中目黒駅メトロ線内通勤急行
東横・メトロ線各停明治神宮前《原宿》駅渋谷駅代官山駅東横線内・メトロ線内共に各停

京王電鉄

井の頭線

種別前の駅当駅次の駅備考
急行渋谷駅下北沢駅
各駅停車渋谷駅神泉駅


関連イラスト

エクストリーム渋谷駅(練習) 東急旧渋谷駅を新海誠さんっぽく描いてみた


関連タグ

JR東日本 東急電鉄東急京王電鉄京王東京メトロ

東京23区の駅一覧


原宿 - 渋谷 - 恵比寿


東京駅 新宿駅 上野駅

忠犬ハチ公 渋谷 渋谷凛

ダンジョン

ペルソナ5 主人公が渋谷駅を訪れる機会が多く、一部のみだが内部が精巧に再現されている(現在は改築により無くなったハチ公前から銀座線改札への階段や、改札から井の頭線方面への直通通路も再現されているため、歴史的史料としての価値もある)。また、あるダンジョンの入り口が渋谷駅にあるという設定も。

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