基礎データ
全国図鑑 | No.0876 |
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ガラル図鑑 | No.337 (カンムリ雪原図鑑:No.171) |
パルデア図鑑 | No.241 |
ぶんるい | かんじょうポケモン |
タイプ | エスパー/ノーマル |
たかさ | 0.9m |
おもさ | 28.0kg |
とくせい | せいしんりょく(♂)orマイペース(♀)/シンクロ/サイコメイカー(隠れ特性) |
他言語版の名称
英語 | Indeedee |
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イタリア語 | Indeedee |
スペイン語 | Indeedee |
ドイツ語 | Servol |
フランス語 | Wimessir |
鳴き声
ふっふぅ♪ | ブラッシータウン |
イエー♪/にゃは | エンジンシティ |
ころろん♪ | ターフタウン |
ゆううぇる!/ふんふぅん♪/へーろ | バウタウン |
フィルーウ/イエエイ/さっさあ | ナックルシティ |
しるしる♪ | ラテラルタウン |
キノノ……? | アラベスクタウン |
ユーユー♪ | キルクスタウン |
ワルル……! | スパイクタウン |
ふぁっさー | シュートシティ |
概要
ポケモン剣盾から登場するポケモンの一種。
名前の由来は「yes sir」(了解しました)+「クロワッサン」だと思われる。
エスパータイプらしく、頭に生えたツノで相手の気持ちを感じ取り、また感情を集めて自身の力にできる。
また、これを使って仲間同士で情報を交換する事も可能。
ポケモンの中では人間に献身的な種のようで、フィールド上では全てのポケモンセンター内のカフェやホテルで接客などの手伝いをしている姿が見られる。なお、ポケセンでは町によってオスがいるかメスがいるかが違う。
オスとメスでは姿だけでなく、一部特性やステータスに差異がある(詳しくは後述)。
また、仕草にも違いが多く、オスは執事、メスはメイド(またはウェイター・ウエイトレス)を思わせる振る舞いとなっている上、色合いや模様も燕尾服やメイド服のそれを思わせる。ちなみに、一瞬なのでややわかりづらいが、オス・メス共にバトルでボールから出てくる際に相手へ向けてぺこっとお辞儀をする。かわいい。
鳴き声はファミレスなどの呼び鈴を思わせるもので、これまで性別ごとに姿が異なるポケモンは多かったが、鳴き声も異なるポケモンはイエッサンが初。
ちなみに、鳴き声はオスが「ピンポーン」というチャイムを思わせるもの、メスは「リンリ~ン」という昔からの呼び鈴を思わせるものになっている。
ゲーム内ストーリー上において、姿自体は2番目に訪れる町ブラッシータウンのポケセンで見ることが出来るが、野生で出現するのはずっと先のルミナスメイズの森であり、序盤に使ってくるトレーナーもおらず、且つ公式から事前の情報発信もなかったため、ゲーム中の情報だけではなかなか正体が分からないポケモン。
ヒヤリングポケモン・タブンネとは容姿や設定、人間との関係性まで似通っており、当初はタブンネのリージョンフォームだと勘違いした人もいた模様(ちなみに、イエッサンのデザインを担当したのは、タブンネのデザインを担当したつるたさや女史である。同じデザイナーが手掛けている以上、ある程度デザインが似ていくるのは必然であったとも言える)。
なお、野生で出現する性別はバージョンごとに決まっているが、タマゴからはどちらの性別のイエッサンも産まれるのでどちらのバージョンでも両方の性別を入手可能。
本作初登場ながら、♂♀共にその可愛らしい容姿や、それに見合わぬ強力なポテンシャルを秘めた戦闘能力から人気を博している。
オスのすがた
ツノが上向きに生えており、鼻のあたりに蝶ネクタイのようについた青い三角がチャームポイント。それは一見すると眼鏡の鼻パッドのようであり、ジト目も相まって知的な眼鏡キャラを思わせる。
従者のように、主人のそばで行動を予知しながら世話を焼く。エネルギー源は生物のポジティブな感情。
野生では攻撃的な種族値だけに、ソードバージョンのみに登場する。
メスのすがた
ツノは下向きに生えており、ツインテールのような形。ちなみにこのツノはなんと動きに応じて揺れる(オスはそのようなことがない)ため、ツノというよりも毛の房っぽさがある。まろ眉を思わせる赤紫の三角が眉間についている。気難し気な表情だったオスとは対照的に、常に微笑を浮かべており、優し気な印象。
オスより丸みを帯びた体型で、体の白い部分が広い(メイドのエプロンスカートを意識したデザインであるためと思われる)。
感謝の気持ちを集めるため、人やポケモンに尽くす。子守が得意。争いは嫌いで排除のためならば、実力行使も厭わない。
野生では守備よりな種族値だけに、シールドバージョンのみに登場する。
性能
性別 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 |
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♂ | 60 | 65 | 55 | 105 | 95 | 95 |
♀ | 70 | 55 | 65 | 95 | 105 | 85 |
全体的に特殊に偏った種族値。ニャオニクス同様、特性の1つが性別により異なるのが特徴だが、イエッサンは種族値までも違ってくる点が特筆される。すなわち、♂は攻撃面に、♀は防御面に秀でている。
性別によって種族値まで異なるのはニドラン以来であり、♂が攻撃的で♀が守備的な点も似通っている。
特性は特に理由がない限りサイコメイカーで運用するのが基本。2020年3月にマックスレイドバトルのピックアップで隠れ特性持ちイエッサン(しかも★5は個体値5V以上確定)の出現率がアップしていたので、その時に精力的にレイドを周回していた方なら孵化厳選には今後苦労しないことだろう。
エスパー技はサイコキネシス、ワイドフォース、ノーマル技はハイパーボイス、トライアタック、その他の補助技はシャドーボール等が候補に上がる。他にもドレインキッスやマジカルフレイムと独特な技を覚える。
とくこうが105と95なので一貫して火力はカプ・テテフほどは無い様に見えるが、実際にはワイドフォースを覚えられるのでエスパー技の火力はあまり変わらない。しかしエスパー技以外は火力不足なので「めいそう」などの積み技を使うのが良いかもしれない。
カプ・テテフと違い変化技も充実しているため、特にメスの場合はアタッカー一辺倒でないサポーターとしての役割を持たせてみるのもいいだろう。オスもトリックルームを覚えられるので、トリパの始動要員として使ってみるのも面白い。
第8世代のランクバトル(通信対人対戦)では、シングルバトルよりかはダブルバトルで使用されがちで、また、ダブルで需要が高い「このゆびとまれ」が使える関係からメスの方が使用率が高い。
2020年6月、『剣盾』のDLC「鎧の孤島」が配信されると、教え技として「ワイドフォース」が習得可能に。技の使用者がサイコフィールド上にいると威力が上がるこの技は、特性サイコメイカーのイエッサンと非常に相性がよく、そのせいか、シングルバトルでのオスの使用率は5月シーズン6では138位だったのが、6月シーズン7では57位と、プレイヤーたちの新しいもの見たさの一時的な上昇とは言え大躍進し、ダブルではメスが5位をマークした(使用率のデータはポケモンホームの統計による)。
ただし、元よりダブルで人気が高かったことに加え、サイコメイカーと新技のワイドフォースの組み合わせが猛威を振るいまくったせいか、ランクバトルのシリーズ6ルールでは、「ポケモンホーム」のバトルデータでランキング10位圏内に入ってしまった(=対戦環境で好んで使用される傾向にあると判断されてしまった)ために♂♀共に使用することができなくなってしまった。
冠の雪原配信と共にシリーズ7ルールにて禁止解除。大量参入した準伝説たちを前にさすがに使用率10位圏内からは漏れるようになったが、同じサイコメイカー使いのカプ・テテフより大きく差をつけている。
第9世代
第9世代では☆5のテラレイドバトル限定でトリックルームを覚えたイエッサン♀が入手できる。わざマシンでは覚えない。
「レイドで入手できる」「わざマシンで覚えない」のどちらが仕様でどちらがバグなのかは不明だが、ゲーム上で入手可能なため公式大会にて使用でき、♀もサイコメイカーとトリックルームを両立できる。
ただし厳選難易度は高い。トリックルームを使う以上素早さはなるべく下げたいが、☆5レイドでは個体値さいこう(V)の数に4個の最低保証があるため、その分逆に素早さ個体値が低い個体は入手しづらいのである。
この世代ではワイドフォースとマジカルフレイムは取り上げられ、決定力は下がってしまった。
一方、相方としてはグレンアルマを獲得しており、シリーズ1早々ダブルバトルではグレンアルマとのコンビが主流の組み合わせの1つとなった。中にはグレンアルマの「くだけるよろい」による素早さ上昇を「ものまねハーブ」でコピーする型まで使われる。
使用トレーナー
アニメ版
アニメ版
『アニポケ』
- トキオのイエッサン
- 性別は♀️。
- 新無印102話でフリーザーのトライアル・ミッションでトキオが手持ちにしている事が判明。
その他
新無印 | 115話 |
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『薄明の翼』
第3話においてゲーム内同様にカフェで従事するメスの個体が一瞬登場。
関連イラスト
関連タグ
0875.コオリッポ→0876.イエッサン→0877.モルペコ
- ソーナノ/ソーナンス:名前がほぼ返事になる繋がり。こちらは日本語である。
- キルリア・エムリット:同分類
- コクラン:執事であり、フロンティアブレーンであるポケモントレーナー。
- ミルタンク:ある意味メイド繋がり
性別で見た目が違う繋がり
パフュートン(鳴き声も違う繋がり)