介人「チェンジ全開!」
45バーン!バンバン!バンバン!
ババン!ババン!ババン!ババン!ババババーン!
ゼーンカイザー!
「秘密のパワー!ゼンカイザー!」
概要
ゼンカイジャー唯一の人間メンバー。
五色田介人がギアトリンガーにゼンカイザーのセンタイギアをセットして変身する。
容姿
ボディカラーは白。瓢箪型の青いゴーグルやスーツのデザインは、秘密戦隊ゴレンジャーのアカレンジャーがモチーフ。名乗りの「秘密のパワー」もそこに由来すると思われる。額にはゼンカイジャーの作品番号を表す「45」が振られている。
アカレンジャーモチーフの為かサブカラーとして赤を中心とした多色も配されている(公式サイトやクレジットの文字は虹色を使用)。また、マントや4色のラインはビッグワンやバリドリーンをそれぞれ彷彿とさせる。
額からスーパー戦隊シリーズのマークを模したV字のアンテナが伸びており、何所と無く仮面ライダーにも見える独特のフォルムが特徴。
戦隊シリーズの元祖であるゴレンジャーは元々仮面ライダーストロンガーの没案の翻案である為、ある意味原点回帰と言えなくも無い。
スペック
身長 | 190cm |
---|---|
体重 | 90㎏ |
スピード | 100km/h |
パワー | 1500馬力 |
ゼンカイジャーのリーダー格であるだけあって、全体のスペックは平均的。
戦闘スタイル
キカイノイドのメンバーと違い特殊能力や固有武器は持たず、ギアトリンガーがメイン武器。持ち前の根性と機転で危機を乗り切る。
センタイギアの力によって各スーパー戦隊をイメージした能力を反映する。
ゼンカイジャーはメンバーがそのまま巨大化して巨大戦力を兼任出来る為、巨大戦導入以降のスーパー戦隊では珍しく、ゼンリョクイーグル登場まで固有のメカを持たなかった。
その代わり、ゼンカイオーの合体にはゼンカイザーのセンタイギアの力が必要で、合体時には機体の制御(及び、合体しているキカイノイド同士の仲裁)を担当する役割となっている。但し、中盤以降はゼンカイザーがゼンカイジュウオーに合体して戦っている時でもゼンカイオーへの合体が出来る様になっている。
パワーアップ
第19カイ!から登場。ゼンカイジュウギアを使用する強化形態。
第30カイ!から登場。強力かつ様々なパワーを秘めた専用武器。専用武器ではあるが意外と他のメンバーが使用する頻度は多目。
Vシネクスト『ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』に登場。キラメキゼンカイジュウギアを使用する強化形態。
Vシネクスト『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』に登場。ドンゼンカイブレードを使用する強化形態。
『スーパーヒーロー戦記』に登場。仮面ライダーセイバーと合体した状態であり、この時だけは介人は「ゼンカイザー」では無く「仮面ライダーセイバー」になる。
余談
- 初期メンバーとしては初めてのレッド以外のセンターキャラ。初期以外に限ればジャッカー電撃隊のビッグワン以来2人目。
- スーツアクターの高田氏は『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』のパトレン1号(こちらは2大戦隊レッドの片割れであるが)以来3年ぶりに主役戦士を担当する(もう1人の2大戦隊レッドの片割れであるルパンレッドを演じた浅井宏輔氏は仮面ライダーセイバーで主役ライダーを演じている為、浅井氏とは3月以降で主役を演じた者同士となり、ルパパト2大レッドのスーツアクターがスーパーヒーロータイムの主役を独占する形となった)。第21カイ!では介人を取り調べる刑事役で顔出し出演している。
- 男性のホワイト戦士が初期メンバーに含まれるのはシリーズ初。
- 戦隊ホワイトは初期メンバーであれば必ず女性戦士で、男性戦士の場合は追加戦士に限定されていたが、ゼンカイザーでそれが破られた事になる。
- レギュラーの男性ホワイトはゲキチョッパー以来、実に14年ぶり。初期メンバーの強化形態としては4作前にシシレッドオリオンが登場している。
- まれに「歴代初のホワイトリーダー」の様に紹介されている場合があるが、それは誤り。厳密にはニンジャホワイトが最初。
- レッド以外のリーダーは『天装戦隊ゴセイジャー』のゴセイブルー以来11年ぶりだが、同作(及び『烈車戦隊トッキュウジャー』)では明確なリーダーは不在という設定もなされており、厳密な意味での非レッドリーダーは14年前の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』のゲキイエロー以来とも言える。
- 上記のように、リーダーではないレッドも少なくないものの、ジャッカー含め主人公は一貫して赤が務めており、その伝統を破ったという意味ではこれだけでも歴代屈指の異質戦士である。
- なお五色田介人役の駒木根氏は、オーディションの際「赤を演じられる」とワクワクしてキャラクターボードを見たら「白」だった上、他のキャストがまさかのロボットである事に驚いたと言う(⇒出典)。
- ちなみに後年の歴代アイテムでもこの戦隊を代表してジュランではなく、ゼンカイザーが描かれていることから、完全に代表とみなされている。
- オープニング映像やテレビ朝日サイトではゼンカイザーと介人の文字の色は虹が用いられている為、虹の戦士してもカウントされており、次回作でも彼に似たゼンカイザーブラックが登場している(違いは虹色の部分がモノクロになっている)。
- ゼンカイザーはこのようにカラーが白でありながら、従来のレッドの役割を担っていて、なおかつ派生戦士が存在する為、歴代の1番手でも極めて特殊な戦士と言える。
- 企画段階では従来通りレッドだったのだが、同じ戦隊に2人のレッド(ゼンカイザーとゼンカイジュラン)が並び立つ事に対し、脚本担当の香村純子氏が「納得できない」と意見したため、白をベースに赤をサブカラーとして配した現在の形になった。ゼンカイザーをレッドにした場合、ジュランはグリーンにする案も挙げられていたが、それが却下された経緯はゼンカイジュランの記事を参照の事。
- ゼンカイザーは5にまつわる要素が多い。
- 変身する者は五色田介人。
- ボディカラーに5色のライン(ラインとは無関係にメインカラーは白として扱われる)
- 容姿でV字が付いているが、Vはローマ数字で「5」を表している。
- 同時期に放送されてた作品は仮面ライダーシリーズ50周年記念作品だったりする。(よって作中も50に関することが多い)
- ゼンカイジャー初期メンバーの中で唯一、変身後に変身者の名前が引き継がれていない。一応、介人に対してゼンカイザーと韻は踏んでいる。
- 韓国版ではzの音がないためチーム名の"젠카이저"とはどう区別をつけるのかと疑問視されていたが…何のひねくれもなくゼンカイザー=젠카이저だった。これにより、リーダ名とチーム名が同音と言うややこしい現象が起こった。
関連タグ
- ハカイザー:プロトタイプ。
- ゼンカイザーブラック:次回作に登場するそっくりさん。
- 戦隊メギド:スーパーヒーロー戦記に登場するゼンカイザーをベースにしたメギド。
- スーパーヒーロー戦記:上記と同じ映画に登場するセイバーの劇場版限定フォーム。ゼンカイザーが新たなライドブックに取り込み合体する。
- アカレンジャー:デザイン上のモチーフ。
- バリブルーン、バリドリーン:モチーフであるアカレンジャーのチームのマシン。前者は白と赤、後者は白をベースに赤青黄桃緑による虹の繫がりも見られる。
- ビッグワン:正確には司令官であるもスーパー戦隊初のホワイトリーダーであり、桃色の有無はあれど赤青黄緑による虹色や裏地が赤の大きなマントを纏っていることも酷似。
- バトルジャパン:レッド戦士だが日の丸を意識している為、白と赤の戦士でもある。
- バトルフランス、バトルケニア:バトルジャパンのチームメイトで初期メンバーでは2つ以上のイメージカラーを持つレンジャーであることも同じ。
- ニンジャホワイト:初期メンバー内での最初のホワイトリーダー。
- メガブラック、タイムピンク、アバレブラック、デカブルー、マジグリーン、ゲキイエロー:レッドとホワイト以外の戦隊リーダー(1人は司令官でもあるが)たち。黒以外の四色はゼンカイザーの虹色に用いられており、後に黒も用いられた。
- アバレキラー:こちらもホワイトリーダーだがスーパー戦隊としてではなく、敵勢力の首領だった頃の話。
- デカブレイク、マジマザー:司令官としてのホワイトリーダー。ただし、前者は続編Vシネマでの地球署署長代行で、後者は離脱期間が長かった。
- 虹のトッキュウ1号:基本形態がレッドの戦士が変身したレインボー戦士。また、初期メンバー1人1人が赤と青と黄色と緑と桃色である。
- シシレッドオリオン:レッドが変身した白い強化フォームでマントも装備(形状は裏地無しの一対型)している。
- 仮面ライダーマッハ:白いボディと水色の複眼や中央の赤いラインから、こちらに似ているという声も多い。
- 仮面ライダーエターナル:白いボディと大きなマントを持ち、形態の1つに白と赤の組み合わせがある。
- 仮面ライダービルド:こちらも形態の1つに白と赤の組み合わせと白と虹の組み合わせがあることに加え、並行世界に関する話もある。
- 仮面ライダーセイバー:同期の主人公ヒーロー。
- キュアサマー:同期のプリキュアの主人公で、同じくメインカラーは白。双方、戦隊の主人公は赤、プリキュアの1番手は桃色系という古くからの法則を打ち破っている。
- キュアスカイ:2年後のプリキュアの主人公。こちらのメインカラーは青。
- ウルトラマンコスモス:赤色の入った形態があるとはいえ、歴代主人公で唯一基本形態には赤色が一切入っておらず、加えて本編では他の赤い戦士が一切登場しないウルトラ戦士。
戦隊主人公