キャタピー
きゃたぴー
基礎データ
全国図鑑 | No.0010 |
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ジョウト図鑑 | No.024 |
セントラルカロス図鑑 | No.023 |
アローラ図鑑 | No.017(メレメレ:017・アーカラ:008) |
ガラル図鑑 | No.013 |
英語名 | Caterpie |
ぶんるい | いもむしポケモン |
タイプ | むし |
たかさ | 0.3m |
おもさ | 2.9kg |
とくせい | りんぷん/にげあし(隠れ特性) |
タマゴグループ | むし |
※りんぷん:わざの追加効果を受けない。
※にげあし:野生のポケモンから必ず逃げられる。
概要
『ポケットモンスター 赤・緑』(初代)から大半の作品に登場し続けているポケモン。名前の由来は、英語で「イモムシ」を意味する「キャタピラー(caterpillar)」からだと思われる。
体よりも大きな葉っぱを食べつくすほどに食欲旺盛なポケモンで、1日に100枚も食べるらしい。足は短いが、どんなところにも吸い付く吸盤になっており、坂でも壁でも、くたびれることなく進める。
角から強烈な臭気を出して鳥ポケモンなどの天敵を追い払うとあるが、残念ながら、そういった技は(ゲーム的には)習得しない。
「捕まえやすく成長も早いので新米トレーナーにオススメのポケモン」とお墨付きがしてある一方で、「自然界では常に餌として狙われる運命」とも説明されており、自然界の厳しさを体現しているポケモンでもある。
アゲハチョウの幼虫に似ているが、最終進化系のバタフリーはモンシロチョウに似ている。ここら辺はモルフォンとのグラフィック入れ違い疑惑が出ているが、真相は不明である。
容姿
緑色の体色をしたイモムシポケモン。大きな眼と頭部の赤い触角が特徴的である。その容姿やアニメでの活躍から、結構かわいいとする愛好家も存在する。この体色にはカモフラージュ効果があり、同色の葉っぱの中に潜り込み身を潜めることができる。
ちなみにくりくりとした愛らしく大きな目は「よく見ると体の模様」という記述もあったが、「そのまま目になっている」という記述もあり、真相は定かではない。おそらく、書き手にゆだねられている。
アニポケでは涙目になったりしている。ゲームでは一切変化しないことが殆どだが、『クリスタル』では瞬きしている。
色違いは緑色の体色が一変し、明るい黄色となる。
ゲーム上の特徴
種族値 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
キャタピー | 40 | 30 | 35 | 20 | 20 | 45 | 195 |
ポッポ | 40 | 45 | 40 | 35 | 35 | 56 | 251 |
オニスズメ | 40 | 60 | 30 | 31 | 31 | 70 | 262 |
幼虫だけあって戦う力は弱く、図鑑で(明言はされていないが)天敵とされる鳥ポケモン達より一回り小さい能力を持つ。
自力習得できる技は「たいあたり」「いとをはく」「むしくい」の三つのみ。進化系のバタフリーは物理攻撃が苦手なので、覚えさせても活かせるとは言えない。進化条件を満たしたら、すぐトランセルにしてしまおう。
一応、教え技で「いびき」を覚える。ウスタビガの幼虫など鳴くイモムシがいるからかもしれない。……が、『剣盾』でなぜか没収された。
他には「エレキネット」も覚えられる。どこから電気を出しているかは永遠の謎。
番外作品
ピカチュウげんきでちゅう
トキワのもりでバタフリーから5匹のキャタピーの子守りを頼まれるイベントが起きる。
キャタピーがお腹をすかせると体の色が青くなってしまい、時間が経つと赤くなってしまう(流石に死なないので安心してほしい)。
その前にピカチュウに「ベニつぼみ」を採ってキャタピー達に食べさせ、バタフリーが帰ってきたときにお腹をすかせているキャタピーが1匹もいないと子守りが成功。バタフリーからお礼として「ルビー」をもらえる。
ポケモン不思議のダンジョン
『救助隊』で主人公たちの救助隊に憧れを抱いているバタフリーの息子として登場。始めは臆病な描写もあったが、心根は真っ直ぐで主人公達と触れ合う内に芯の強さを身につけていく。救出後は、同じく主人公とパートナーに助け出されたトランセルと共にナマズンの池で遊んでいる。主人公達を慕っており、濡れ衣を着せられても最後まで無実である事を信じぬいたり、救助隊基地の建築に協力した。
ポケパーク
「ポケパークWii」ではグリーンゾーンにある木にぶつかると落ちてくる。おにごっこで捕まえればともだちになれるがあまりの遅さにびっくりする。
『2』ではフローラエリアでバトルするとともだちになってくれる。
アニメ版
サトシのキャタピー
無印2話終盤でキャタピーを見つけたサトシが、ダメージも与えずいきなりモンスターボールを投げ、そのまま3話でゲット。サトシが始めて自力で捕まえたポケモンにして、初のむしタイプである。
ピカチュウとは割りと早く打ち解けており、トキワの森での夜、ピカチュウに「いつか綺麗なバタフリーになる」と夢を語っている。カスミのことを気に入っているが、カスミが虫ポケモンを嫌いであるのを理由に毛嫌いされていた。
野生のピジョンを相手に苦戦するも、ロケット団のアーボやドガース相手に「いとをはく」で撃退し、トランセルに進化する。
映画『キミにきめた!』でもゲットしており、こちらではキャタピーの期間が長くなっている。
- 無印88話:ピンカン島のピンクの個体がいる。
- 無印100話:マンダリン島・ヤンベラの町に住むラルフとエミリの手持ちの2匹が登場している。
- 無144話:バトルでは使用していないが、恐らくツクシのポケモンとして登場。
- 無印191話:キイチという少年がキャタピーを手持ちにしており、最後にキャタピーを使ってノコッチをゲットしている。
- ゼンキチのキャタピー
- AG142話にて、ポケモンの能力を道具化して発明している発明家ゴードンの研究所でポケモントレーナーの勉強をしている男の子ゼンキチが連れている個体が登場。研究所に忍び込もうとする者を取り締まったりもしている。床に落ちた「かなりふしぎなアメ」を食べてしまった事で巨大化してしまうが、バタフリーに進化してロケット団に拐われたゴードンを救出し、ロケット団を撃退した。なお、10歳にならないとポケモントレーナーになれないアニポケにおいてゼンキチはまだ10歳にも満たない為、モンスターボールに入れていない。
ゴウのキャタピー
『新無印』の6話で草を食べていたところをゴウにゲットされる。ゴウがヒバニーの次にゲットし、初のむしタイプでカントー地方のポケモン。
カイロスとビードルはゲット前からの友人関係。ポケモンフーズがなくなった事件ではビードル共々、ベトベターに疑われた。また、他のポケモンたちとは違い、ポケモン同士の喧嘩には加勢していなかった。
第46話では糸を吐いてゴウとサトシのための綱渡りを、第102話では糸でゴウたちが降りるためのロープを作った。
- めざせポケモンマスター6話
- オニスズメ達の「かぜおこし」によって飛ばされてしまったサトシの帽子を見かけた事でサトシのピカチュウとロケット団のニャースと共に同行。木々に連続で「いとをはく」を使ったアクロバティックな移動ができる。
- 共に月を見るシーンがあるが、無印におけるサトシの個体のオマージュと思われる。
その他
- 『オーキド博士のポケモン講座』によればキャタピーだけでポケモンリーグを勝ち進んだトレーナーがいるらしい。
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
- カントーの離島のキャタピー達
- ロイが住む島にいる野生のポケモンで4話から登場。ホゲータが食料であるきのみを食べてしまった事で怒って興奮し、ホゲータを追っていたリコとニャオハを襲撃。一時はロイの投石に引き付けられて見失うが、リコとロイを見つけてビードル達と共に「いとをはく」で拘束。駆けつけたフリード博士とキャプテンピカチュウの連携で糸で雁字搦めになり、その隙に「ラムのみ」を与えられた事で落ち着く。その後、リコ達がきのみを集めた事でホゲータを許した。
- 5話ではロイの説得を受け、ストライク・ビードル達と共にライジングボルテッカーズを助けに向かい、「いとをはく」でブレイブアサギ号の修理を行った。
漫画版
イエローのピーすけ
性別♂・特性:りんぷん
性格:ゆうかん 個性:おっちょこちょい
タマムシシティで助けてくれたイエローを慕ってグリーンとの特訓場所まで追いかけて来た。しかし、捕獲の苦手なイエローは1人で1日かけても捕獲できず、グリーンの指導の下、さらに朝から夜までかかってようやく捕獲。
キャタピー時代は糸がギプスや浮き輪にと非常に重宝したが、ワタルとの決戦で2段階連続進化する。
関連タグ
0009.カメックス/メガカメックス/キョダイマックスカメックス→0010.キャタピー→0011.トランセル
同むし単タイプ
ポケモン関連
その他
- キャタピラー(DQ):国民的RPGの芋虫モンスター繋がり。